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「Microlino」は2015年に製作がスタートし、2016年には世界5大モーターショーの一つとなるジュネーヴ・モーターショーにも出展している。スイスとドイツ限定でプレオーダーを受け付けており、すでに4,500台以上の注文が入っているという。
正式な価格はまだ未決定だが、1台あたり12,000ユーロ(約160万円)ほどに落ち着く見込みだ。スイス・ドイツ以外の国外の注文も、順次受け付けていくとしているが、日本が含まれるかはわかっていない。2018年の春〜夏にかけて初の出荷が行われる予定となっている。
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「Microlino」は、1950年代のイタリアのレトロカー「イセッタ(バブルカー)」を現代に復刻したデザインの電気自動車。イセッタと同様に、フロントドアから乗り込むユニークな設計で、左右のドアは存在しない。
コンパクトな車体ながら2人乗りが可能で、最高時速は90km。街乗りに最適な、小回りの効く運転を可能にしてくれるだろう。通常のクルマ一台分のスペースに、3台の「Microlino」が収まるほどコンパクトだが、ルーフを開けられるので窮屈さはさほど感じないかもしれない。
「Microlino」の充電は、家庭用のプラグに対応しているのもポイントのひとつ。専用の充電スタンドがなくても、スマホのようにプラグさえあればどこでも充電可能だ。充電時間はプラグの出力によって異なるが、0%から80%までを最短で1時間でチャージできるとのこと。
半世紀以上前のレトロデザインながら、電動モーターを搭載した最新車の「Microlino」。おしゃれでキュートなマイクロカーで、エコなドライブを楽しんでみては?
Micro Mobility Systems AG