cat_3_issue_oa-baseballking oa-baseballking_0_6912d9b4709d_高校球界で加速する投手分業 広陵と徳栄の象徴的な決勝戦 6912d9b4709d 6912d9b4709d 高校球界で加速する投手分業 広陵と徳栄の象徴的な決勝戦 oa-baseballking 0

高校球界で加速する投手分業 広陵と徳栄の象徴的な決勝戦

2017年8月25日 12:54 ベースボールキング

打者の活躍が目立った大会で…

 8月8日に開幕した『第99回全国高校野球選手権大会』が23日に閉幕。決勝戦は広陵(広島)と花咲徳栄(埼玉)という顔合わせとなり、花咲徳栄が悲願の初優勝を掴んだ。

 今大会は広陵の中村奨成が1大会最多の6本塁打を記録するなど、大会全体でも過去最多を更新する合計68本もの本塁打が飛び交う打撃戦に。「ボールを変えたのでは…?」という声まで挙がるほど、打者のパワーが目立った大会となった。

 その一方、投手で気になったのが「背番号1以外の投手がマウンドにいるシーンが多い」ということ。プロ野球では投手分業制が当たり前になった現代。高校球界でも球数制限の導入やタイブレークの導入といった新ルールの必要性が議論に挙がる中、投手分業制の波が徐々に押し寄せてきている。


 たとえば、昨年は初戦突破24校のうち、先発投手の完投勝利で勝ち上がった学校が半数以下の10校しかなかったことが話題に。高校野球新時代の象徴的な出来事として報じられた。

 それが今大会を見てみると、初戦を突破した25校のうち、完投勝利で勝ち上がったのは9校。少ないと話題になった昨年よりも1校減っている。

 さらに3投手以上の継投で勝ち上がったチームも、昨年の4校から1校増えて5校に。大会を通しての投手の登板人数も、昨年は119人だったのが今年は130人に増加。一人のスーパーエースで勝ち切る時代から、2枚ないし3枚の看板を立てて戦っていくというチームが着実に増えているのだ。

【2017甲子園・各校初戦の完投勝利】

増居翔太(彦根東)      1回戦(vs.波佐見)
平松竜也(盛岡大付)     1回戦(vs.作新学院)
青柳真珠(松商学園)     1回戦(vs.土浦日大)
斎藤郁也(聖光学院)     1回戦(vs.おかやま山陽) ☆完封
戸郷翔征(聖心ウルスラ学園) 1回戦(vs.早稲田佐賀)
坂根佑真(天理)       2回戦(vs.大垣日大) ☆完封
佐藤圭悟(三本松)      2回戦(vs.下関国際)
松本健吾(東海大菅生)    2回戦(vs.高岡商)
斉藤勇太(青森山田)     2回戦(vs.彦根東)

継投が当たり前の時代に…?

 思い返してみると昨年の優勝校・作新学院(栃木)には今井達也という大エースがおり、準優勝の北海(南北海道)にも大西健斗という大黒柱がいた。全試合完投はなかったとはいえ、ほとんどを背番号1が投げて勝ち上がってきた2チームの対戦だった。

 ところが、今年の決勝戦は平元銀次郎と山本雅也のW左腕で勝ち上がってきた広陵と、綱脇慧から清水達也という方程式で勝ち上がってきた花咲徳栄という対戦に。決勝戦で両チームとも継投策を採った(どちらも先発が完投しなかった)のは、2005年の駒大苫小牧-京都外大西以来で実に12年ぶりのことだ。

 もっと言えば、広陵も花咲徳栄もともに今大会の完投が0。大会を通して完投ゼロでの優勝は2004年の駒大苫小牧以来で13年ぶり。完投ゼロ同士の決勝戦となると、2000年以降では初のことであった。

 過酷な夏を一人で投げ抜く背番号1が礼賛される時代から、複数の投手を駆使した“投手陣”で戦う時代へ…。来年で100回の節目を迎える夏の甲子園。『投手起用』から見える時代の移り変わりに注目だ。

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cat_3_issue_oa-baseballking oa-baseballking_0_9defee7b8d2a_優勝旗の“荒川越え”…優勝未経験の県はあといくつ? 9defee7b8d2a 9defee7b8d2a 優勝旗の“荒川越え”…優勝未経験の県はあといくつ? oa-baseballking 0

優勝旗の“荒川越え”…優勝未経験の県はあといくつ?

2017年8月25日 12:52 ベースボールキング

埼玉の初優勝は47都道府県中28番目

 8月8日に開幕した『第99回全国高校野球選手権大会』が23日に閉幕。決勝戦では花咲徳栄(埼玉)が広陵(広島)を下し、春夏通じて甲子園初優勝。埼玉県勢として悲願の夏制覇を成し遂げた。

 センバツでは大宮工と浦和学院が優勝を果たしており、夏は初優勝と聞いて意外に思う人も多かったことだろう。過去には1951年に熊谷が、1993年には春日部共栄が決勝まで登りつめるも、あと一歩優勝には手が届かず。今回は県勢3度目の決勝にして、ようやく掴んだ悲願の初優勝だった。

 埼玉の初優勝は、47都道府県でみると28番目。ということは、まだ夏の甲子園で優勝していない県が19箇所あるということ。残る優勝未経験の地域は以下の通り。

▼ 夏の甲子園・優勝未経験の県

青森
岩手
秋田
山形
宮城
福島
新潟
山梨
富山
石川
福井
滋賀
岡山
鳥取
島根
長崎
熊本
宮崎
鹿児島

 有名なのは東北勢。毎年ベスト8くらいまで勝ち残ると「今年こそ優勝旗の“白河の関越え”を…」という声がどこからか聞こえてくるように、東北6県は未だに夏の甲子園での優勝がないのだ。

 ちなみに、東北の向こう側・北海道は夏に2度の優勝があるものの、『白河の関』はあくまで東北の入り口を指すことばであることから未だに成し遂げられていないという考え方が定説となっている。なので駒大苫小牧が道勢初優勝を果たした時には、代わりに“津軽海峡越え”というフレーズが用いられた。

 また、それに関連して(?)今回の埼玉の初優勝では「優勝旗の“荒川越え”」という表現がSNS上などで話題に。これから初優勝の県が出てきた際には、言い換えの表現方法にも注目してみたい。

▼ 夏の甲子園・都道府県別優勝回数ランキング

12回 大阪
8回 愛知
7回 東京(東東京2:西東京4:分離前1)
7回 神奈川
7回 兵庫
7回 和歌山
7回 広島
6回 愛媛
4回 京都
4回 福岡
3回 千葉
2回 北海道(北北海道0:南北海道2)
2回 茨城
2回 栃木
2回 群馬
2回 奈良
2回 香川
2回 高知
2回 佐賀
1回 埼玉
1回 長野
1回 静岡
1回 岐阜
1回 三重
1回 山口
1回 徳島
1回 大分
1回 沖縄

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『パワプロ』のeスポーツ大会が“NPB公認”で開催

2017年8月25日 12:48 ベースボールキング

野球ファンの拡大・活性化へ

 日本野球機構は24日、株式会社コナミデジタルエンタテインメント(以下、コナミ)が開催するeスポーツの大会「パワプロチャンピオンシップス2017」をNPBの公認大会とすることを発表した。

 『eスポーツ』とは、“エレクトロニック・スポーツ”の略称。コンピューターゲームで行われる競技(=スポーツ)を指し、イベント会場に大勢の人を集めて競い合う大会も多く開催されている。

 今回NPBが公認した「パワプロチャンピオンシップス2017」は、コナミの国民的野球ゲーム『実況パワフルプロ野球』と『プロ野球スピリッツ』シリーズを舞台に戦うeスポーツの大会。プレーヤーはオンライン予選から大阪、札幌、福岡、東京の4会場で行われる地区大会を勝ち抜き、全国大会への出場を目指す。

 NPBの熊崎勝彦コミッショナーは「コナミ様との野球コンテンツeスポーツへの取り組みを通じて、プロ野球のより一層の盛り上がりに繋げていくとともに、野球ファンをさらに拡大・活性化していくことに、期待をしております」とコメント。プロ野球ファンの拡大をテーマに、新たな分野に進出していく。

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cat_3_issue_oa-baseballking oa-baseballking_0_c2e69ecf6c2e_メジャー最強打者が危険球にブチギレ!3度の乱闘で8人退場 c2e69ecf6c2e c2e69ecf6c2e メジャー最強打者が危険球にブチギレ!3度の乱闘で8人退場 oa-baseballking 0

メジャー最強打者が危険球にブチギレ!3度の乱闘で8人退場

2017年8月25日 12:46 ベースボールキング

田中もひっそりと“参戦”

 現地時間8月24日(日本時間25日)、コメリカ・パークで行われたタイガースとヤンキースの一戦は、両軍合わせて合計8人が退場となる大乱戦となった。

 引き金となったのが5回のシーン。二死一塁で前のイニングに本塁打を放ったサンチェスが臀部付近に死球を食らった。この時は睨み合い程度だったが、今度は6回裏二死走者なしの場面でヤンキースのカンリーがタイガースの主砲カブレラに対して背中を通るような投球。これが報復とみなされ、カンリーは退場の宣告を受ける。

 すると、これにヤンキースのジラルディ監督がベンチから飛び出し激怒。地面を蹴りつけるような素振りを見せて退場となると、その後マウンド付近でカブレラとヤンキースの捕手ロマインが口論に。怒ったカブレラはロマインの肩を両手で突き、左・右のワンツーパンチ。ロマインはこれを避けつつ、カブレラの足元目掛けてタックルで対抗。両者が倒れ込んだタイミングで両軍ベンチから選手たちが駆けつけ、大乱闘へと発展した。

 ここではヤンキースのジラルディ監督とカンリー、ロマインのバッテリー、そしてカブレラが退場処分となったが、これは『第1ラウンド』に過ぎない。

 今度は7回、ヤンキースのベタンセスが投じたボールがマキャンの頭部を直撃。これにはタイガースベンチも黙っていられず、ベンチから飛び出していくとマウンド上のベタンセスもヒートアップ。怒りの猛抗議の末、ベタンセスとヤンキースのロブ・トムソンコーチが退場となる。

 まだ終わらない。「第3ラウンド」は直後の8回表。一死走者なしからタイガースのウィルソンの投球がフレージャーの左太もも目掛けて一直線。もちろんフレージャーがこれに怒りを露わにすると、両軍ベンチから選手がなだれ込んでまたも揉み合いに。ウィルソンとタイガースのオースマス監督が退場処分となり、この試合8人目の退場となった。

 試合は10-6でタイガースが勝利。カード単位で見るとヤンキースが2勝1敗で勝ち越した。なんとか決着は付いたものの、今後の遺恨も含めて注目が集まる。

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cat_3_issue_oa-baseballking oa-baseballking_0_1fbe85580fcc_元日本ハム・武田勝氏が侍U-15コーチに就任 1fbe85580fcc 1fbe85580fcc 元日本ハム・武田勝氏が侍U-15コーチに就任 oa-baseballking 0

元日本ハム・武田勝氏が侍U-15コーチに就任

2017年8月25日 12:44 ベースボールキング

 日本ハムは24日、チーム統轄本部付で今季、プロ野球独立リーグ・ルートインBCリーグの石川ミリオンスターズでヴァイスプレジデント兼総合コーチを務めている武田勝氏が、野球日本代表「侍ジャパン」U-15のコーチに就任したと発表した。

 武田氏は球団を通じて「このたびは侍ジャパンU-15のコーチに選んでいただき、誠に光栄です。短い期間ですが、少しでも将来ある若い野球選手たちに貢献できるよう頑張ります。よろしくお願いいたします」とコメントしている。

 侍ジャパンU-15は11月1日(水)から静岡県伊豆市で開催される「第9回BFA U-15アジア野球選手権大会」に出場する。なお、武田氏は10月28日から行われる二次合宿以降合流する予定となっている。

第9回BFA U-15アジア野球選手権大会概要

■開催期間:2017年11月1日(水)~ 5日(日)
■大会会場:志太スタジアム(静岡県伊豆市下白岩1434)
■出場国数:6カ国(予定)
■大会方式: シングル・ラウンド・ロビン方式(6チーム総当り戦)、勝ち点方式(勝ち2点、負け0点、引き分け1点)、7イニング制(延長戦なし)

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田沢、1回1安打無失点…マーリンズは逆転勝利で勝率5割

2017年8月25日 12:40 ベースボールキング

● フィリーズ 8 - 9 マーリンズ ○
<現地時間8月24日 シチズンズバンク・パーク>

 マーリンズの田沢純一が24日(日本時間25日)、敵地でのフィリーズ戦に救援登板し、1回を1安打1奪三振無失点で抑えた。

 田沢は5-8と3点ビハインドの5回に2番手として登板。先頭の5番ジョセフにいきなり右翼への二塁打を許すと、続くキムの二ゴロで一死三塁のピンチを迎える。7番フランコを敬遠四球で歩かせ、一死一三塁。その後、ラップを空振り三振、ケリーを一ゴロに仕留め、無失点で切り抜けた。

 チームは3点を追う6回にイエリチのソロ、リアルミュートの2ランで試合を振り出しに戻すと、8回にリアルミュートの犠飛で勝ち越しに成功。1点のリードを守り抜き、9-8で逆転勝利を収め、勝率を5割に戻した。

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cat_3_issue_oa-baseballking oa-baseballking_0_9436bcab4769_イチロー、今季3号の決勝3ラン 球団の代打安打記録に並ぶ 9436bcab4769 9436bcab4769 イチロー、今季3号の決勝3ラン 球団の代打安打記録に並ぶ oa-baseballking 0

イチロー、今季3号の決勝3ラン 球団の代打安打記録に並ぶ

2017年8月23日 18:54 ベースボールキング

● フィリーズ 8 - 12 マーリンズ ○
<現地時間8月22日 シチズンズバンク・パーク>

 マーリンズのイチローが22日(日本時間23日)、フィリーズとのダブルヘッダー第1試合に代打で出場し、決勝打となる3号3ランを放った。

 イチローは3-3の7回表、無死一、二塁の好機で先発投手の9番ストレイリーの打順で登場。フィリーズの先発右腕・ノラの5球目を力強く振り抜くと、打球は右中間スタンドへ消えた。

 これでイチローの代打安打は今季21本目となり、マーリンズの球団記録に並んだ。その後の守備には就かず、1打数1安打で3打点。今季の打率を.248とした。

 イチローの3ランで勝ち越したマーリンズは、その後も攻撃の手を緩めず7回だけで一挙6得点。田沢は7回裏に2番手として登板し、1回を2安打1失点。今季の防御率は5.45となった。

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cat_3_issue_oa-baseballking oa-baseballking_0_88ec3916ffb3_マー君、7回3失点で9勝目!4年連続2ケタ勝利に王手 88ec3916ffb3 88ec3916ffb3 マー君、7回3失点で9勝目!4年連続2ケタ勝利に王手 oa-baseballking 0

マー君、7回3失点で9勝目!4年連続2ケタ勝利に王手

2017年8月23日 18:49 ベースボールキング

● タイガース 4 - 13 ヤンキース ○
<現地時間8月22日 コメリカ・パーク>

 右肩炎症で故障者リストに入っていたヤンキースの田中将大が22日(日本時間23日)、敵地でのタイガース戦で復帰登板。初回から丁寧な投球が光り、7回3失点で今季9勝目(10敗)を手にした。

 ヤンキースは1回表、3番サンチェスの24号2ランなどで3点を先制。幸先よく援護を得た田中は、9日(同10日)のブルージェイズ戦以来となるマウンドに登った。

 この日は立ち上がりからボールを低めに集め、初回、2回はいずれも3者凡退。すると3回表、再び打線がタイガース先発・ボイドに襲いかかり、ヤンキースは早くも7-0と一方的な展開へ持ち込んだ。

 田中はその裏、先頭の7番マキャンに初安打を許すと、二死から1番キンズラーに中越えの適時二塁打を浴びた。それでも傷口は広げず、後続をピシャリ。4回は2者連続三振をマークするなど、ここから再び3イニングを3人ずつで片付けた。

 11-1の7回は、一死二塁から4番カステラノスに17号2ランを浴びた。それでも、続くロマインの三塁線を破った打球を、左翼・ガードナーが二塁へ好返球。これがタッチアウトとなり、バックがピンチの芽を摘んだ。

 二死からマキャンを三ゴロに打ち取り、田中は7回3失点で降板。この日は90球と球数も少なく、6安打4奪三振無四死球と好投。右肩の不安を一掃する内容で、今季の防御率を4.86とした。

 ヤンキース打線は9回にも、サンチェスのこの日2本目の2ランで計13得点。また、37試合連続三振中だった若手大砲・ジャッジは、1打数1安打3四球で交代。37試合連続三振はメジャータイ記録だったが、不名誉な新記録は回避した。

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cat_3_issue_oa-baseballking oa-baseballking_0_a234ee5c1e81_ブルージェイズ青木、1番で躍動!先頭弾含む2打点 a234ee5c1e81 a234ee5c1e81 ブルージェイズ青木、1番で躍動!先頭弾含む2打点 oa-baseballking 0

ブルージェイズ青木、1番で躍動!先頭弾含む2打点

2017年8月23日 18:48 ベースボールキング

○ レイズ 6 - 5 ブルージェイズ ●
<現地時間8月22日 トロピカーナ・フィールド>

 ブルージェイズの青木宣親が22日(日本時間23日)、敵地でのレイズ戦に「1番・右翼」で先発出場。初回に先頭打者弾を放つなど1安打2打点と活躍したが、チームは4連敗となった。

 青木は初回、レイズの先発右腕・アーチャーが投じた2球目を強振。完璧に捉えた打球は右翼席中段へ着弾する4号先頭打者弾となった。2-4の5回は、一死一、三塁の好機で左犠飛。第2打席は一ゴロ、第4打席は三振に倒れたが、3打数1安打2打点の働きで、打率を.265とした。

 それでもブルージェイズは、先発・ロウリーが4回途中4失点と崩れ逆転負け。4連敗で59勝66敗となり、ワイルドカードでのプレーオフ進出が厳しくなってきた。

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cat_3_issue_oa-baseballking oa-baseballking_0_e4420accf882_名門校ならでは…?プロの舞台で“先輩・後輩”対決 e4420accf882 e4420accf882 名門校ならでは…?プロの舞台で“先輩・後輩”対決 oa-baseballking 0

名門校ならでは…?プロの舞台で“先輩・後輩”対決

2017年8月23日 18:42 ベースボールキング

かつてのチームメイトもプロではライバル

 8月8日に開幕した『第99回全国高校野球選手権大会』も、いよいよ決勝戦を残すのみとなった。今年は例年以上に本塁打が飛び交う大会となっており、なかでも広陵の中村奨成が大会通算本塁打の新記録を達成するなど、盛り上がりを見せている。

 この甲子園大会をはじめとして、高校野球で活躍した後にプロ入りする選手は数多く、かつてのチームメイトがプロの世界で対決することも珍しくない。もちろんそこには、同じ釜の飯を食ったチームメイト以外にも、“先輩と後輩”という立ち位置での対決も存在する。

 そこで今回は、今夏の甲子園大会に出場した高校のなかでも現役プロ野球選手が特に多い横浜、大阪桐蔭、広陵の3校に注目。プロ入り後の“先輩・後輩対決”をまとめてみた。

年長選手が活躍する傾向あり?

 今回は直近3シーズン(2015年~2017年8月21日まで)に実現した“先輩・後輩対決”の対戦成績を集計。3校の傾向はどうなったのか、以下にまとめた。

▼ 横浜(神奈川)

―――
・成瀬善久(ヤ) vs.
―――
後藤武敏(De) 率1.000(1-1)
下水流昴(広) 率1.000(1-1)
筒香嘉智(De) 率.364(11-4) ☆本塁打1
倉本寿彦(De) 率.142(7-1)
荒波 翔(De) 率.000(1-0)
浅間大基(日) 率.000(2-0)
近藤健介(日) 率.000(4-0)
福田永将(中) 率.000(8-0)
石川雄洋(De) 率.000(12-0)

―――
・涌井秀章(ロ) vs.
―――
石川雄洋(De) 率.333(3-1)
近藤健介(日) 率.278(18-5)
倉本寿彦(De) 率.250(4-1)
筒香嘉智(De) 率.000(2-0)
浅間大基(日) 率.000(3-0)

―――
・柳 裕也(中) vs.
―――
筒香嘉智(De) 率.500(2-1)
石川雄洋(De) 率.333(3-1)
倉本寿彦(De) 率.333(3-1)

 今夏は超高校級スラッガーの増田珠を筆頭に、2年の万波中正らを擁した強力打線で臨んだ横浜。しかし、いきなり甲子園3季連続ベスト4の実績を誇る秀岳館(熊本)とぶつかる不運もあって初戦で敗れた。

 出身選手同士の対戦成績を見てみると、成瀬は同学年の荒波と4人の後輩は完璧に封じている一方、筒香にはやや打ち込まれている。涌井は筒香を2打数無安打に封じているものの、成瀬が12打数無安打と抑え込んでいる石川には3打数で1安打を許している。

▼ 大阪桐蔭(大阪)

―――
・岩田 稔(神) vs.
―――
平田良介(中) 率.154(13-2)
中田 翔(日) 率.000(4-0)

―――
・藤浪晋太郎(神) vs.
―――
平田良介(中) 率.389(18-7) ☆本塁打1


 史上初・2度目の春夏連覇を目指した大阪桐蔭は、優勝候補の筆頭として注目を集めたものの、仙台育英にサヨナラ負け。一時は勝利を掴んだかに思われた直後の逆転負けという悲劇の結末は記憶に新しいところだ。

 近年多くのプロ野球選手を輩出している印象があるが、出身選手は野手に偏り気味。それも現役で一軍での登板経験があるのは阪神の岩田と藤浪の2人だけとなっており、中田翔や中村剛也、浅村栄斗といったパ・リーグ所属選手との対戦も少ないため、想像以上にデータが少なくなっている。

 そのなかで目立つのが、藤浪晋太郎のvs.平田の成績。7学年上の大先輩に委縮してしまうのか、平田が藤浪を完全に打ち込んでいる印象だ。一方でその平田のさらに先輩にあたる岩田は、平田を13打数2安打とよく抑えている。

▼ 広陵(広)

―――
・中田 廉(広) vs.
―――
佐野恵太(De) 率1.000(1-1)
俊 介 (神) 率1.000(1-1)
上本博紀(神) 率.333(3-1) ☆本塁打1
小林誠司(巨) 率.000(3-0)

―――
・西村健太朗(巨) vs.
―――
上本博紀(神) 率.000(3-0)
俊 介 (神) 率.---(0-0) ☆四球1

―――
・野村祐輔(広) vs.
―――
上本博紀(神) 率.250(8-2)
小林誠司(巨) 率.125(12-2)
俊 介 (神) 率.000(3-0)

―――
・吉川光夫(巨) vs.
―――
上本博紀(神) 率.000(5-0)
新井良太(神) 率.000(3-0)
小林誠司(巨) 率.000(2-0)
俊 介 (神) 率.000(2-0)

 10年ぶりの決勝進出を果たした広陵。過去3度も決勝で敗れた経験をもち、今度こそ悲願の初優勝を目指す。
 
 現役の出身選手の対戦成績を見ると、世代に関係なく投手が圧倒的に優勢。辛うじて上本が気を吐いてはいるが、4投手合わせて19打数3安打はやはり寂しい。

 ちなみに、10年前の甲子園で広陵を準優勝に導いた時のバッテリーが野村祐輔と小林誠司。プロ入り後は広島と巨人というライバルチームの所属となったが、プロ入りでは“先輩”の野村が押さえ込んでいる。


 こうして調べてみると、対戦数が限られていることもあってやはり全体的に投手が優勢。そして先輩選手になればなるほど好成績を挙げる傾向が強いことがわかる。勝負の世界とはいえ、先輩・後輩の関係性がこうして数字に現れるというのは興味深い。

 上記選手たちの今後の対戦はもちろんのこと、今年の甲子園で活躍した選手たちのプロ入り後にも注目してみたい。


文=福嶌 弘(ふくしま・ひろし)

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