階段やハンヴィーの車内清掃用に掃除機を買うことにしました
マキタの充電バッテリー式ファンをホームセンターで買った話を書きましたが、ファンは本体のみの販売しかなく、肝心のバッテリーが付属していませんでした。店内を探しても見当たらなかったので店員さんに聞いてみたら、あるにはあるけど高価なので店頭には出していないとのこと。バッテリーがセットになった工具類を買ったほうが断然お得だそうです。
ファンは14.4Vと18Vのバッテリーが使えます。カタログを見るとマキタのバッテリーは7.2V、10.8V、14.4V、18Vの4種類があり、さらに14.4Vは容量の違いにより1.5Ahから6.0Ahまで5種類、18Vは6種類ありました。
価格はというと、真ん中のモデルである14.4V3.0Ahの場合で標準価格が1万6000円。急速充電器も同じく1万6000円するので合計3万2000円です。ファンが標準価格9900円なので確かに高く感じてしまいますよね。
で、バッテリーがセットになった製品はどうなのかなと調べてみると、2本付属した製品だと1万5000円ぐらい安く、バッテリー1本をタダでもらえる感じ。1本付属の商品でも7500円ほど安くて、かなりなお買い得っぷりです。
それならなにかバッテリー付きの物を買おうかなと思ったんですが、ドライバードリルは持ってるし、タッカーとかレシプロソー、トリマー、グラインダーなど気になる工具はアレコレあるんですが、今のところ使う予定がないし……。買っても使わないんじゃ工具が無駄になるだけで、本末転倒になってしまいます。
どうしようかなと商品棚を見て回っていると、工具エリアの端でいいものを見つけました。掃除機です。ちょっと前にお掃除ロボットを買いましたが、大変なのが階段の掃除。さすがのロボも掃除ができないので、相変わらず古い100Vの掃除機を片手で持って掃除をしています。これが結構重いし、コードが邪魔。掃除ロボを買うときにスティックタイプと迷ったんですが、それも階段の掃除を考えてのことでした。
以前からハンヴィーの車内を掃除するのにハンディータイプが欲しいと思っていたのでちょうどいい機会です。掃除機を買うことにしました。
高機能なバッテリー&充電器
買ったのは「充電式クリーナCL142FDRFW」。14.4V3.0Ahのバッテリー「BL1430B」と7.2V~18V対応の充電器「DC18RC」がセットになっています。
買って気づいたのですが、このバッテリーは高いだけあって高機能です。過負荷状態になった場合に出力をシャットアウトする保護機能が付いていたり、残容量が完全にゼロになる前に自動停止することで、バッテリーを長持ちさせるようになっていたりだとか。残容量を示すLEDがバッテリー本体に付いていて、チェックボタンを押すと容量を4段階で示すほか、充電が必要だとかバッテリーに異常があるといった表示もしてくれます。
充電器もまたかなりの高機能で、バッテリーの電圧を自動認識してくれるので充電はバッテリーを差し込むだけでいいし、バッテリーを冷却するファンを内蔵していて、充電中の温度上昇を防いでもくれます。冷却システムは、使用直後だったり直射日光に当たったりして熱くなっているバッテリーの場合、まず冷却してから充電を開始するという賢さです。
さらにバッテリーのオートメンテナンスという機能も搭載していて、バッテリーの状態に応じて最適な充電をしてくれます。特にバッテリー寿命が低下しやすいような状況になっている場合、自動的に充電時間が長くなるなどしてバッテリーを保護。メーカーとしては早く消耗してくれた方がいいでしょうに、ユーザー思いですよね。
紙パックを使うタイプにしました
子どもの頃に家にあった電気掃除機は布製のフィルターが付いていて、そこに溜まったゴミを捨てるようになっていました。捨てるときにホコリが舞ってしまったり、時々フィルターを洗わないといけないというめんどくささがあったりしましたが、それをクリアしたのが紙パック式。手を汚さずに捨てられるし、使い捨てなので交換するだけでオーケーです。
ところが、そうなると当然ランニングコストがアップするわけで、今度は経済的であるとしてダストボックスに溜める方式が出てきました。紙パック不要をうたっていましたが、でも昔に戻っただけな気も……。実際、ダストボックス式を買ったものの、やっぱりゴミを捨てるときにホコリが飛び散るのが気になるし、掃除機を掃除しないといけないのがめんどうで、紙パック式に買い替えました。サイクロン方式ではゴミが圧縮される物が多いので飛び散ることはなさそうですが、紙パック式の手軽さにはかないません。それ以来ウチでは掃除機といえば紙パック式となっています。
マキタのバッテリー交換式の充電式クリーナにも、紙パックを使う紙パック式と使わないカプセル式があるんですが、当然紙パック式をチョイスです。
カバーを開けて、あれ? と思ったのは、布製の袋が取り付けられていたこと。もちろん紙パックが付属しているのですが、繰り返して使えるダストバッグも付いていたのです。外箱に「高性能ダストバッグ採用」と書かれていて何だろうと思っていたんですが、これでした。高性能ダストバッグの容量は0.5Lで紙パックは0.33Lとなっています。
パワーはHIGHとLOWの2段階で、HIGHで約20分、LOWで約40分の連続使用ができます。階段の掃除もハンヴィーの車内を掃除するときも、そんなに続けて使うことはないのでこれで十分。LEDライトが付いていて、車内の薄暗いところで使うときには重宝します。
バッテリーは後部に装着します。バッテリーの重さのおかげで全体の重量バランスが取れ、ハンドルを持つと前が少し下がるという理想的な角度になってくれます。
付属品は幅広のノズルとすきまノズル、ストレートパイプ。普通の掃除機はホースを突っ込む部分が平らですが、短いノズル状になっているので、食べこぼしなどちょっとした掃除なら本体のみで吸い取れます。
ハンヴィーの掃除をしてみたら思った以上に快適でした。若いころに車用に買った充電式掃除機は全然吸わなかったのに、これは普通に使えます。家の掃除機で掃除してみたこともあるんですが、ハンヴィーはデカいとはいえやはり車内で使うにはあちこちぶつかってしまい、イラっとすることも多かったですから。
最初はバッテリーが欲しいというのが目的だった掃除機購入でしたが、これもまた買ってよかった物のひとつになりました。バッテリーを使いまわせる機器が18V対応が192モデル、14.4V対応が120モデルも出ているので、これからもあれこれ買ってしまいそうなのが怖いです。