XSがワイヤレス充電対応と知ってがぜん欲しくなりました
パソコン雑誌の編集というお仕事から離れて、もう10年以上経ちます。アニメや模型の仕事がメインになり、今ではパソコンやデジタルガジェットのスペックも最新事情も何にもわかりません。iPhone XSがワイヤレスで充電できるというのもXSを買ってから知ったほどの情弱っぷりです。
しかもXSのワイヤレス充電がQi規格だと気づいたのも充電器を買いに行ったとき。それまでiPhone独自の規格なのかと思っていました。ワイヤレス充電器のコーナーで製品を見たらQiって書かれていて、ああそうなんだって。
そもそもQi自体よく知らなくて、初めて見た時にこれでチーって読むんだって思った程度です。ワイヤレス充電のモバイルバッテリーを見たことがありましたが、特にメリットを感じなかったのでスルーしてました。
でもiPhoneがワイヤレス充電に対応しているとなると話は別。6sのころは充電コードが断線しては新しく買うというのを繰り返してきたので、それがなくなるのはかなりの朗報です。以前のワイヤレス充電では機器の置き方によっては充電ができなかったり途中で止まっちゃたりすることもあったみたいですが、今ではほとんど起こらないそうですし、それなら買ってみてもいいかもと。
で、いつものようにポチ……らずに今回は家電量販店に行ってみました。詳しいことが全然わからないので、店頭であれこれ見てみようと思ったのです。
どうせ買うなら高速充電対応品を
店頭の展示で目にとまったのはワット数の表示。5Wや7.5W、10W、大きいものでは15Wというのもありました。まさかそんなに種類があろうとは。完全なるリサーチ不足です。
速攻でググってみると標準は5Wで、7.5Wだと高速充電ができるとのこと。このとき初めてiPhoneがとっくに急速充電ができるようになっていて、しかも有線だけでなくワイヤレスでも対応していると知りました。どんだけ興味なかったんだって話ですよね。
ワット数が大きければ大きいほど速く充電できるというわけではなく、iPhoneは7.5W対応なので7.5Wので十分です。で、7.5Wのにしようと思ったんですが、そこで見つけたのがASCII.jpの記事。「7.5Wのポテンシャルを発揮するにはAppleが公式に対応している充電器を使ったほうがいいという話もある」とか「Apple公式の『Belkin Boost Up Wireless Charging Pad』」とか書かれていました。
むむ。そう言われちゃうとBelkinが欲しくなるじゃないですか。というわけで購入したのがこちら、Belkin BOOST↑UP BOLDワイヤレス充電パッド。白と黒があったので黒にしました。
10W対応でオーバースペックですが、Belkinの製品は店頭にこれしかなかったのです。それに対応機種にiPhone Xとあるし「ワイヤレス充電に関するすべてのAppleの必須および推奨基準に適合しています」と書かれているので全然オッケー。Faster universal chargingという機能で、5W~10Wの機器それぞれの最大W数で充電してくれるそうです。
1時間22分で50%に
初めてのワイヤレス充電器。その実力がどんなものなのか、早速試してみました。まずはほぼ残量ゼロの状態にします。
あと数%だったので電源が落ちるまでゲームをプレイしました。電源を入れ直すと充電ケーブルを挿せという指示が出て使えない状態からスタートです。
13時ちょうどから始めようとしたのにちょっと遅れてしまいました。13時2分に充電開始です。充電中はWi-Fi、Bluetoothはオンの状態。前回ご紹介した迷彩柄のケースを付けたままです。画面は残量確認のとき以外は消しておきます。
最初の変化は6分後。13時8分にアップルマークが表示されました。
チェックの間隔は5~10分ぐらい。スタートから10分後には5%、15分後には10%になりました。
ほぼゼロから満充電までになるまでにかかった時間は3時間25分でした。もっとかかるかと思ったら意外に速くて、これなら全然普通に使えます。
ちなみに前半と後半にかかった時間は0→50% 82分、50%→99% 99分でした。
前半は約1.6分で1%、後半は約2分で1%という感じです。iPhone XSは50%まで高速充電とのことで確かに前半が速くなっていました。が、チェックをした18回をグラフにしてみると、65%を超えたあたりから緩くなっているように見えます。
チェックのたびに何度か画面を出しているので、その回数が多いとそのぶん電力を削られるし、チェックも1分単位なのでそのへんの誤差かもしれません。
それにしても最後の1%がなんとももったいない。そこも2分で終わっていればほぼ3時間で充電完了だったのになぁ。