虐待を受けた疑いがあるとして、全国の警察が児童相談所(児相)に通告した18歳未満の子どもは去年1年間で8万104人でした。前の年より22・4%増え、過去最多を更新。統計がある2004年から14年連続で増えました。警察庁が7日発表しました。
警察庁は虐待の通告が増えた理由を「児童虐待への国民の意識が高まり、相談や情報が数多く寄せられ、警察への通報も増えた」としています。
虐待の内容をみると、最も多かったのが言葉によるおどしや無視など子どもの心を傷つける「心理的虐待」で、全体の約7割をしめる5万7326人(前年比1万887人増)。「身体的虐待」は1万4821人(2478人増)で、「育児放棄(ネグレクト)」は7699人(1301人増)、「性的虐待」は258人(7人増)でした。
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