クエン酸の使い方・効果・買える場所
クエン酸は、レモンなどのかんきつ類やお酢などの酸っぱさを顆粒状にしたものです。粉末のまま使うのはもちろん、水に溶いてスプレーを作って使うことも多いです。
酸性なので、水垢やせっけんカス、トイレの汚れ(とくに尿の汚れ)などのアルカリ性の汚れを落とすときに活躍します。買える場所は、ホームセンターやドラッグストアです。100円ショップにも置いてあります。
キッチン掃除での活用法1:蛇口もピカピカに
私が一番よく使うのは、シンクの蛇口を磨くとき。スプレーをシュシュッとかけて数分間おいたあと、ふきんやティッシュ、キッチンペーパーなどでふき取ります。
キッチン掃除での活用法2:排水口は、重曹とのダブル使いが有効
排水口の掃除には、重曹とクエン酸を入れてお湯をかけると良いです。
・重曹カップ1を入れたあとに、クエン酸カップ1を加え、その上に同じくカップ1程度のお湯をかける。
・シュワシュワと泡が上がってきたら、そのまま30分ほど放置。
・泡がなくなってきたら、使用済み歯ブラシなどで排水口を掃除。汚れがどんどん取れる。
なお、シンクの汚れ落としにも、クエン酸スプレーが使えます。しつこい汚れには、直接粉をつけてこすると良いです。
風呂・浴室掃除での活用法:鏡にはクエン酸パックを
お風呂場の石けんカス汚れ、水分に含まれるミネラル分による汚れや水垢にも、クエン酸が効きます。私はお風呂掃除用にクエン酸スプレーを常備しています。
ここでご紹介するのは、ちょっとしつこい汚れに効く「クエン酸パック」という方法です。やり方は簡単。クエン酸スプレーをかけたあとに、ティッシュやキッチンペーパーを貼り、さらにクエン酸スプレーをかけて、しばらく置いておくだけです。そのあとは汚れを流したり、ふき取ったりします。
トイレ掃除での活用法:水受けもクエン酸パックでOK
トイレの汚れは、クエン酸が得意とする分野です。最も簡単な使い方は、トイレットぺーパ―にクエン酸水スプレーを少しふきかけて、便器や便座、床などをふく方法です。
がんこな汚れには、クエン酸の粉に水を混ぜてペースト状にしたものをつけてしばらく置いてからふき取る方法や、クエン酸パックが有効です。ただし、トイレタンクの掃除にはクエン酸は使えないのでご注意ください。
クエン酸を使う際の注意点
とても便利なクエン酸ですが、いくつか注意すべき点もあります。
・塩素系洗剤とクエン酸を混ぜると有毒ガスが発生するので、混ぜないでください。
・金属部分にクエン酸が残っていると錆びの原因になるので、必ずしっかりふき取ってください。
・ナチュラル成分だと言われていますが、目に入るのは危険です。
ここでご紹介した方法のほかに、電気ポットや加湿器の掃除の際も力を発揮します。皆さんもぜひ、大掃除でクエン酸を使ってみてください。
また、最後におまけとして、ちょっとしたアイデアを。クエン酸水にアロマオイルを入れると、いい香りが広がります。
文 : 曽我 美穂(エコグッズ・家事ガイド)