キルギスの「誘拐婚」 女子医学生刺殺事件で批判高まる

2018年8月11日 10:00 AFPBB News

【AFP】旧ソ連構成国キルギス北部ソクルク(Sokuluk)の住宅脇に設置されたユルト(カザフやギルギスら少数民族が使う移動式テント)」の中で先ごろ、ある若い女性の死を悼む伝統的な葬制の儀式が行われた。親族女性らの泣き声はユルトの外にも漏れ響いていた。

 亡くなった女性は、小児科医を目指していた医学生のブルライ・トゥルダーリ・クズさん(20)。母親のグリナラ・コジャナリエワさんはAFPに、「あの子は私の末娘だった。謙虚で行儀の良い子だった」と涙ながらに語った。

 トゥルダーリ・クズさんは、いわゆる「誘拐婚」の犠牲者だ。長く付き合っていた恋人との結婚を望んでいたが、今年5月に北部チュイ(Chui)州の警察署内で、嫉妬に狂った誘拐犯の男に殺害されたのだ。

 彼女の遺体を見たという家族の話によると、その胸部には、彼女と彼女の恋人のイニシャルである「N+B」の文字が、容疑者の男(30)によって刻まれていたとされるが、警察当局はこれを事実ではないとして否定してる。

 容疑者の男は、自らに対する不利な証言を恐れ、警察署内で女性を刺殺した。この事件では、少なくとも警官23人が職務怠慢で懲戒や停職、解職の処分を受けている。

 この事件は、人口約600万人の同国を震撼させた。数千人の人々が抗議のために街頭に繰り出したほか、国連(UN)や複数の人権団体も非難の声を上げた。

 家族は警察の説明を認めていない。おじのセイトさんは、家族が自らの手で始末をつけるべきだとAFPに強い口調で語り、「法律が機能しないなら、われわれが行動するべきだ。目には目を、血には血を、だ。警察署という場所で、なぜこのような残忍な行為に及ぶことができたのか」と憤った。女性の母親もキルギスの司法制度を批判している。

 警察の発表によると、容疑者の男は女性を襲撃した後、刃物で自らを傷つけ、病院に搬送された。今後、殺人罪で起訴される見通しだ。また共犯の容疑者も誘拐への関与で捜査を受けているという。

■「法の執行と司法の慣行」の問題

 キルギスで「アラカチュー(Ala Kachuu)」として知られる誘拐婚の風習は、過去の遊牧生活の時代にそのルーツをの持ち、旧ソ連時代にも細々と続けられていた。

 一部の専門家は、この風習が続いていることの背景には、キルギス社会の保守主義、近隣諸国に比べ見合い結婚の文化が根付いていないこと、さらには結婚持参金の用意を困難にしている地方部の貧困などがあるとしている。

 キルギスでは、誘拐婚で有罪となると最長7年の実刑判決を言い渡されるが、一部からは法律が適切に運用されていないとして批判の声が上がっている。

 キルギスで国連開発計画(UNDP)のジェンダー・コーディネーターを務めるウムタイ・ドレトワ(Umutai Dauletova)氏は、「法の執行と司法の慣行」に問題があると指摘し、昨年UNDPが行った調査では、誘拐婚に関する刑事事件の約70%がうやむやになっている実態が判明していると語った。

 UNDPが引用した政府データによると、キルギスでは結婚の5分の1が誘拐婚によるものとなっているが、昨年中に誘拐婚の罪で実刑判決を言い渡されたのはたった1人だった。【翻訳編集】AFPBB News

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「ピカチュウ大量発生チュウ!」横浜で恒例のパレード

2018年8月11日 09:10 AFPBB News

【AFPBB News】人気アニメ「ポケットモンスター(ポケモン、Pocket Monster、Pokemon)」のキャラクター「ピカチュウ(Pikachu)」がパレードするイベント「ピカチュウ大量発生チュウ!」が10日、横浜市のみなとみらいエリアを中心に行われ、酷暑にもかかわらず、多くの観客が詰めかけた。期間中、のべ1500匹が横浜に大量発生する。

 同イベントは今年で5回目。別のキャラクターによる「イーブイの大行進」や、海上の特設スクリーンを背景にピカチュウを乗せた船がパレードする「ポケモン・シンクロニシティ」など、新しいショーも予定されている。16日まで。(c)AFPBB News


【関連写真(全13枚)】船の上からごあいさつ

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「カラス清掃員」初出動へ、吸殻拾いの訓練受け フランス

2018年8月11日 08:54 AFPBB News

【AFP】フランスの歴史テーマパークで、タバコの吸殻やごみをくちばしで拾うように訓練されたカラス6羽が来週、初出動することが分かった。テーマパークが10日、明らかにした。

 西部バンデ(Vendee)県にあるテーマパーク「ピュイ・デュ・フー(Puy du Fou)」のニコラ・ドヴィリエ(Nicolas de Villiers)氏はAFPに、「単に(園内を)きれいにすることだけが目標ではない。訪問客は概してきれいに保つよう気をつけている」と述べ、狙いは「自然そのものがわれわれに環境を保護するよう教える」ことを示すことでもあると語った。

 訓練されたのはカラス科の1種のミヤマガラスで、ドヴィリエ氏によると「特に知能が高い」とされ、適切な環境下では「人間と意思疎通し、遊びを通じて関係を築くことを好む」。

 カラスにごみ拾いをさせる方法として、拾った吸殻やごみくずを入れるたびに餌が出てくる小箱が使われるという。【翻訳編集】AFPBB News

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瀬戸が男子200mバタフライで連覇達成、パンパシ水泳

2018年8月11日 08:46 AFPBB News

【AFP】パンパシフィック水泳選手権(Pan Pacific Swimming Championships 2018)10日、東京で競泳男子200メートルバタフライ決勝が行われ、瀬戸大也(Daiya Seto)が1分54秒34で金メダルを獲得し、連覇を果たした。

 東京五輪を2年後に控える中、地元の観客を沸かせた瀬戸は、「腕は最後のほう上がらなかったが、声援が聞こえて、負けられないと(思った)」とコメントした。

 また男子100メートル背泳ぎでは入江陵介(Ryosuke Irie)が52秒78を記録し銀メダル、女子200メートルバタフライでは持田早智(Sachi Mochida)が2分07秒66で2位に入り、こちらも銀メダルを獲得した。【翻訳編集】AFPBB News

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木よりも高い!ドイツのコアラが飛行機でスコットランドへ

2018年8月11日 08:09 AFPBB News

【AFP】ドイツの動物園で暮らしていたコアラが今週、英スコットランドまで航空機で運ばれ、樹上生活でも体験したことのない高みに達した。このコアラは今後、スコットランドのエディンバラ動物園(Edinburgh Zoo)にお目見えする。

 運ばれたのはドイツ西部のデュイスブルク動物園(Duisburg Zoo)で飼育されていた生後19か月のオスのクイーンズランドコアラで、名前はタナミ(Tanami)。

 タナミは9日、格安航空会社(LCC)ユーロウィングス(Eurowings)の便で独西部デュッセルドルフ(Dusseldorf)からスコットランドまで輸送された。繊細な動物は貨物室で運ぶことができないため、タナミは乗客1人分の座席を用意され、ケージに入って1時間45分の空の旅をした。

 タナミの輸送は、スコットランドで唯一コアラのいるエディンバラ動物園での保護繁殖プログラムに加えるために実施された。今後は先にエディンバラにいた若いオスのコアラ、トゥリ(Toorie)と交代する。トゥリは来週、同じく約1130キロの旅でドイツに向かう予定。

 旅客機に乗ったコアラの姿は、機内でも到着時にもかなりの注目を集めたという。エディンバラ空港(Edinburgh Airport)のゴードン・デュワー(Gordon Dewar)最高責任者は「われわれは世界中からの乗客を歓迎している」と述べる一方、「コアラのように特別で可愛い乗客ばかりではないが」と語っている。【翻訳編集】AFPBB News

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ノルウェー、重度の薬物依存症患者に無料でヘロイン処方へ

2018年8月10日 22:13 AFPBB News

【AFP】ノルウェー政府は10日、重度の薬物依存症患者に対する生活改善策として、試験的に無料でヘロインを処方すると発表した。同国は欧州において薬物の過剰摂取による死亡率が高い国の一つ。

 保険当局はこの措置によって効果がありそうな患者の選定、実施方法の調査、費用の算出を進めているという。

 ベント・ホイエ(Bente Hoie)保健相はフェイスブック(Facebook)に「今回の措置は現在われわれの手が届かない患者や、現行のプログラムの支援が不十分な患者に対し、質の高い生活を与える解決策を提供するものと願っている」と投稿した。

 欧州薬物・薬物依存監視センター(EMCDDA)によると、ノルウェーは薬物の過剰摂取による死亡率が欧州でエストニア、スウェーデンに次いで高い。

 重度の薬物依存症患者へのヘロイン処方は、試験的なものも含めスイスやオランダ、デンマークで実施されたことがあるが、その都度物議を醸している。しかし支持派はこの対処法が患者の生活の質を向上させ、過剰摂取による死亡率を低下させるほか、犯罪の発生件数や対策費用を抑えることができると主張している。
【翻訳編集】AFPBB News

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嗜好用大麻解禁控えるカナダ、国民の8割が使用の意思なし

2018年8月10日 20:14 AFPBB News

【AFP】10月に先進7か国(G7)で初めて嗜好(しこう)用マリフアナ(乾燥大麻)が解禁されるカナダで意識調査が行われ、多くの国民が解禁されても大麻を使用することはないと回答していることが分かった。9日に発表された調査結果で明らかとなった。

 カナダ統計局(Statistics Canada)によると調査は5000人以上のカナダ人を対象に行われ、回答者の82%が「大麻が合法化されても使ってみようとか、使用量を増やそうとは思わないだろう」と答えた。また現在すでに大麻を使っている人のうち、使用量を増やすと答えた人の割合は28%だった。

 調査結果によると、カナダ全人口の16%に当たる約460万人が今年1~6月に大麻を使用しており、一般的に男性は乾燥大麻を、女性は食用大麻を好む傾向があった。また使用された大麻の86%は乾燥大麻だった。

 大麻使用者が5月から6月にかけて費やした金額に関しては100カナダドル(約8500円)以内が使用者の25%、250カナダドル(約2万1000円)以内が21%、250カナダドル以上が21%となった。【翻訳編集】AFPBB News

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北朝鮮外相「われわれは核技術を保持」 イラン報道

2018年8月10日 18:38 AFPBB News

【AFP】北朝鮮の李容浩(リ・ヨンホ、Ri Yong-Ho)外相は訪問先のイランで「米国がわが国に対する敵意を捨てることはないと分かっており、われわれは核技術を保持する」と語り、北朝鮮が核のノウハウを手放す考えがないことを示唆した。イランメディアが9日、報じた。

 6月にシンガポールで行われた米朝首脳会談で、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長は朝鮮半島の非核化について合意した。

 しかしイランの保守系メヘル(Mehr)通信によると、李外相は「米国人との交渉は厄介だ。わが国の第一目標は朝鮮半島全体の武装解除であり、米国も約束を順守する必要があるが履行を拒否している」と指摘。

 米国は長年北朝鮮に対して完全かつ検証可能で不可逆的な非核化を求めてきたが、米朝首脳会談で取りまとめられた共同声明にはこれに触れた文言は盛り込まれなかった。

 李外相はイラン訪問3日目、イラン政界の重鎮アリ・ラリジャニ(Ali Larijani)国会議長と会談。ラリジャニ氏は会談の席で「米国人は交渉時、美辞麗句を並べ、とても輝かしい未来を約束するが、いざ行動となると約束を一切果たさない」と語ったという。【翻訳編集】AFPBB News

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ISSからも観測、米カリフォルニア州の山火事

2018年8月10日 16:33 AFPBB News

【AFP】米航空宇宙局(NASA)は9日、NASAの宇宙飛行士リッキー・アーノルド(Ricky Arnold)氏が、国際宇宙ステーションから撮影した米カリフォルニア州の山火事の観測画像を公開した。画像は3日に撮影されたもので、同氏は「カリフォルニアの山火事で発生した煙が波状になり、ロッキー山脈に向かって東側に伸びている」とツイートした。【翻訳編集】AFPBB News

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「スーパーマン」女優マーゴット・キダーさん、自殺と判定

2018年8月10日 15:38 AFPBB News

【AFP】1970年代の米映画シリーズ「スーパーマン(Superman)」で主人公の恋人役を演じた女優マーゴット・キダー(Margot Kidder)さん(享年69)の死について、米当局は自殺だったとの判定を下した。

 米モンタナ州パーク(Park)郡の検視当局は、キダーさんの死は自殺だったと発表し、「遺族は心の病や中毒、自殺願望やそれらの組み合わせに苦しむ人々に、適切なカウンセリングや治療を受けるよう求めている」と述べた。

 今年5月にキダーさんが死亡した当時は、キダーさんの代理人も葬儀の準備を行った葬儀業者も死因に触れていなかった。

 キダーさんは1978~83年に公開された「スーパーマン」シリーズ第1~3作で、2004年に亡くなったクリストファー・リーヴ(Christopher Reeve)さん演じる主人公クラーク・ケント(Clark Kent)から愛される有能な記者、ロイス・レイン(Lois Lane)を演じた。

 キダーさん(本名:Margaret Ruth Kidder)は、1948年10月17日、カナダのノースウェスト準州(Northwest Territories)生まれ。

 晩年まで俳優活動を続けていたが、1996年に重度の神経症に苦しんでいることを公表。以降、人気が衰えた。後に双極性障害と診断されてからは、精神衛生に関する活動に取り組んだ。また左派理念の持ち主として知られた。2005年に米国籍を取得した。【翻訳編集】AFPBB News

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