上映企画『日本におけるチェコ文化年2017 チェコ映画の全貌』が、11月28日から東京・京橋の東京国立近代美術館フィルムセンター 大ホールで開催される。
東京国立近代美術館フィルムセンターとチェコ国立フィルムアーカイブ、チェコセンター東京が共同で開催する同イベント。1920年代の無声映画期から1970年代まで、18本の日本未公開作、7本の無声映画を含む全26作品を上映する。全て日本語字幕付きの上映となり、無声映画は小林弘人、天池穂高、柳下美恵、神崎えりによるピアノ伴奏付きで上映。
上映作品には、中世の建築家ペトル・パルレーシュがモデルの『大聖堂の建築者』や、チェコ初のトーキー『絞首台のトンカ』、チェコヌーヴェルヴァーグの嚆矢とされるフランチシェク・ヴラーチル監督の『鳩』、アメリカの名探偵ニック・カーターがプラハで謎の食人植物アデラと対決するオルドジフ・リプスキー監督のコメディー『アデラ/ニック・カーター、プラハの対決』などがラインナップしている。
12月9日にはミハル・ブレガン(チェコ国立フィルムアーカイブ)による講演会『チェコ映画の革新―チェコ・ヌーヴァルヴァーグの時代―(仮)』を実施。上映スケジュールやイベントの詳細は東京国立近代美術館フィルムセンターのオフィシャルサイトで確認しよう。なお同イベントは、12月1日から京都・京都国立近代美術館、2018年2月1日から福岡・福岡市総合図書館を巡回。