「世界の16文」「東洋の巨人」として一時代を築いた不世出の名レスラー故ジャイアント馬場さん(享年61)の夫人で、元全日本プロレス社長の元子さんが14日、肝硬変のため都内の施設で亡くなっていたことが22日、分かりました。78歳でした。親族のみで19日に通夜、20日に告別式が営まれました。
元子さんは昨年1月に東京・渋谷区の自宅で行われた「喜寿を祝う会」で元気な姿を見せましたが、同年初夏から肝臓の病気が悪化して6月に都内の病院に入院。10月には「持ってあと2週間」と医師から告げられました。その後に驚異的な回復を遂げるも、肝臓の病気は施術のしようがないほど悪化し、定期的に腹水を抜く処置と投薬だけが続いていました。
米俳優ヴァーン・トロイヤー氏の公式Facebookによると、21日、同氏が死去。49歳でした。死因は不明ですが、芸能情報サイトTMZなどによると今月初め、同氏に自殺願望があると友人が通報し、アルコール中毒の疑いで入院していたとのこと。
ミシガン州出身の同氏は、小人症で身長は81センチ。子役のスタントなどを経て、スパイコメディー映画「オースティン・パワーズ」シリーズのミニ・ミー役でブレークしました。このほか「ハリー・ポッターと賢者の石」などにも出演しました。
女子プロレス元JWPの渡辺えりかさん死去 がんと戦い39歳で
JWPで活躍した元プロレスラーの渡辺えりかさんが20日、都内の病院で死去しました。39歳。2013年9月に胃がん(ステージB)と診断され、肝臓などに転移。余命宣告を受けながら闘病生活を送っていました。告別式は25日午前10時、東京都練馬区石神井台1の2の13宝亀閣斎場で営まれます。
渡辺さんは北海道北見市出身で、1998年1月にデビュー。99年に一度引退しましたが、02年に復帰。マスクウーマンのラウンドガールとしても活動し、05年5月には第12代JWPジュニア王者となり、06年1月に引退していました。
「意気地なし」「足手まとい」「好きですサッポロ」などのヒット曲で知られる、昭和ムード歌謡の男性グループ「森雄二とサザンクロス」のリーダーでコーラスを担当した森雄二(もり・ゆうじ、本名・森田綜一=もりた・そういち)さんが18日午前8時、腎不全のため北海道・旭川市内の病院で死去しました。75歳でした。昨年5月に脳内出血で倒れ、闘病を続けていました。
通夜は19日午後7時から、告別式は20日午前10時から行われます。喪主は妻・森田まゆみさん。森さんは95年より、東京から旭川に拠点を移し、ムード歌謡を中心としたステージに元気に立っていました。昨年6月に園まり、湯原昌幸らとディナーショーを行う予定でしたが、同5月に脳内出血で倒れました。意識が混濁する中、入院生活を続け、最近も見舞い客の手を握り返すなどの回復も見せていました。
"人間発電所"プロレスラーのブルーノ・サンマルチノさんが死去
"人間発電所"の異名を持ち、日本マットでもジャイアント馬場さんらと激闘を繰り広げたプロレスラーのブルーノ・サンマルチノさんが18日、米ペンシルベニア州ピッツバーグで死去しました。82歳。米プロレス団体WWEの公式サイトや、米の複数メディアが伝えています。
死因は不明ですが、ここ数カ月は健康上の不安を抱えていました。現地時間同日、家族に見守られて息を引き取ったといいます。サンマルチノさんは、2013年にWWE殿堂入り。日本では日本プロレス、全日本プロレスに参戦し、1999年5月2日の「ジャイアント馬場引退記念試合」が日本マットでの最後の雄姿となりました。
韓国メディアによると、1978年に北朝鮮によって拉致された韓国の女優、崔銀姫さんが16日、ソウル市内の病院で持病のため死去しました。91歳でした。
崔さんは、78年1月に訪れた香港で北朝鮮に拉致され、映画制作に力を入れていた故金正日総書記の下、北朝鮮の映画に出演。映画監督で夫の故申相玉さんも同年に拉致されました。86年、申監督とともに在ウィーン米大使館に駆け込み、脱出を果たしました。
スタンリー・キューブリック監督の映画「フルメタル・ジャケット」に「ハートマン軍曹」役で出演した俳優のロナルド・リー・アーメイさんが、肺炎による合併症のため死去しました。74歳。アーメイさんのマネージャーが4月16日、公式Twitterで発表しました。
ロナルド・リー・アーメイさんはアメリカ海兵隊の元軍人で、教練指導官も務めました。退役後に俳優デビュー。映画「フルメタル・ジャケット」では、スラングを多用し、訓練生たちを容赦なく叱責・罵倒する"鬼教官"を熱演し、強烈な印象を残しました。
歴史小説「信長の棺」などで知られる作家の加藤廣さんが7日、東京都内の病院で死去しました。87歳。東京都出身。
中小企業金融公庫(現日本政策金融公庫)に勤務後、山一証券経済研究所の顧問などを務め、経営コンサルタントに。70代半ばだった2005年、「信長の棺」で作家デビュー。歴史の空白や謎を掘り下げる手法で、織田信長や豊臣秀吉ら歴史上の人物を新たな視点で捉え直し、人気を得ました。
「アマデウス」のミロス・フォアマン監督が死去 86歳
「アマデウス」などでアカデミー賞の監督賞を2度受賞した映画監督のミロス・フォアマン氏が14日、自宅のある米国コネチカット州の病院で病気のため死去しました。86歳でした。
フォアマン氏はチェコのチャスラフ出身。チェコで映画監督としてデビューするも、1968年の「プラハの春」を機に渡米。その後、75年の「カッコーの巣の上で」と84年の「アマデウス」でアカデミー監督賞を受賞しました。
米歌手のイヴォンヌ・ステイプルズさんが死去、ソウルグループ参加
米歌手のイヴォンヌ・ステイプルズさんが米国現地時間10日、80歳でこの世を去りました。死因は結腸がんとニューヨーク・タイムズ紙が伝えました。
教会で演奏活動をしていた父親が娘らと結成したソウルグループ「ザ・ステイプル・シンガーズ」に71年に参加。「リスペクト・ユアセルフ」「アイル・テイク・ユー・ゼア」が大ヒットしました。解散後は妹メイビスのソロ活動を支えました。グループは黒人指導者マーチン・ルーサー・キング牧師に影響を受け公民権運動に関わり、99年に「ロックの殿堂」入りしました。