スノボ男子HP、平野歩夢が2大会連続の銀メダル!ホワイトが金
平昌五輪は14日、スノーボードの男子ハーフパイプ(HP)決勝が行われ、日本からは前回ソチ五輪銀メダルの平野歩夢、片山来夢、戸塚優斗の3人が出場。平野は2回目で95.25点をマークし、2大会連続で銀メダルを獲得しました。
金メダルの期待が懸かる平野は1回目の試技は転倒し35.25点。それでも、2回目にきっちりと修正し完璧なランを披露。95.25点をマークしトップに躍り出ましたが、平野の最大のライバルである最終滑走のショーン・ホワイト(米国)が最終試技で97.75点をマークし逆転。金メダルを獲得しました。
平昌五輪・男子ハーフパイプ決勝は14日、2014年ソチ五輪銀メダリストの平野歩夢が95.25をマークし、銀メダルを獲得しました。
スノボHP・戸塚、競技中に落下し担架で搬送 3回目は棄権
平昌五輪は14日、スノーボードの男子ハーフパイプ(HP)決勝が行われ、日本からは前回ソチ五輪銀メダルの平野歩夢(19)、片山来夢(22)、16歳の戸塚優斗の3人が出場。戸塚は2回目の試技で転倒し、動けなくなってしまうアクシデントに見舞われました。
初めての五輪となる戸塚は2回目の試技で高いエアを見せたが、角に落下してしまい、そのまま転倒。倒れこんだまましばらく動くことができず、担架で運ばれました。今季のワールドカップ(W杯)で種目別優勝を果たした戸塚。前日の予選では1回目で80.00をマークし、10位で決勝進出を決めていましたが、3回目の試技は棄権となりました。
北海道出身の高木美帆、高梨沙羅のメダル獲得から一夜明け、北海道のスポーツ振興課関係者は「両選手の活躍は『栄誉賞』の対象となる内容」とし、内部検討に入る意向を明かしました。高橋はるみ知事(64)は「このような素晴らしい選手が北海道から誕生したことを私たちは誇りに思います」と祝福のコメントを発表しました。
1981年に創設された同賞で、冬季五輪のスピードスケート選手は1984年サラエボ五輪男子500メートル銀メダルの北沢欣浩を第1号に、過去6人。ジャンプでも98年長野五輪金メダルの船木和喜らを始め、7人が受賞しました。初メダリストの大半が選出されており、高木、高梨も"当確"といえそうです。
フィギュアスケート男子で66年ぶりの五輪連覇を狙う羽生結弦(23)=ANA=が13日、メインリンクでの初練習で故障後初めて公の場で4回転ジャンプに挑み、サルコーとトウループを合計5回成功させました。フリー「SEIMEI」の曲かけは2種類4本の構成で滑走。海外も含め150人近い報道陣が集結した会見では「何も不安要素はない。クリーンに滑れば絶対に勝てる自信がある」と力強い言葉を並べました。
また、"なぜあんなにファンはプーさんをプレゼントするのか"という質問に 「ジュニアの頃からずっとティッシュケースにウィニー(プーさん)をつけていて。そしたらファンの方々がいっぱい投げ込んでくれるようになって。そしたら、お部屋の中が全部プーさんになった感じです」と答えました。
12日に行われた平昌五輪のスキージャンプ、女子ノーマルヒル個人競技で、日本の高梨沙羅は銅メダルを獲得。この日、高梨が飛行したスキー場は、江原道にあるアルペンシア・スキージャンプ・センターですが、実は非常に画期的な競技場として知られています。
冬場は雪が積もっているため見えませんが、"サッカースタジアム"と一体になっており、ジャンプ台の着地地点がピッチ部となっています。このスタジアムは江原FC(韓国1部)のホームであり、実際にKリーグの試合も行われています。スキージャンプとサッカーの"多目的使用"というのは、世界的にも稀だそうです。
ノルディック複合で今季個人総合首位の渡部暁斗(29)=北野建設=が13日、飛躍会場のアルペンシア・ジャンプセンターで個人ノーマルヒル決勝(14日)に向けて最終調整しました。ラストの3回目に102.5メートルを飛び、全体2位につける好調な仕上がり。「ジャンプは悪くなかった。風の影響がないとは言い切れないけど、風のせいにしないよう心がけたい」と気を引き締めました。
12日のジャンプ女子決勝で高梨沙羅(21)=クラレ=が銅メダル。スピードスケート女子では高木美帆(23)=日体大助手=が銀メダルに輝くなど、日本勢はメダル量産態勢に入っています。渡部は「いい流れが来ている。金メダルはないから、僕が第1号になれたら」と笑顔で意気込みました。
12日のノルディックスキー・ジャンプ女子で、銅メダルを獲得した高梨沙羅(クラレ)に米メディアが賛辞を贈りました。
米テレビ局NBCニューヨークは「高梨はわずか21歳で女子スキー史上最高のジャンパーの一人として認められている」と紹介。前回のソチ五輪で4位に終わった雪辱を果たしたことについて「ようやく大きな結果を得た」と伝えました。
強風強行の女子スノボに批判殺到「練習が全く意味のない…」
平昌五輪のスノーボード女子・スロープスタイル決勝が激しい風が吹く状況で行われ、転倒者が続出した問題について、世界中から批判の声が続出しました。
ヤフースポーツ米国版の記者は「テレビが(競技の強行を)必要としたのだ。大回転が延期となり(テレビ局)NBCのプライム枠に穴があいた。うまくいったとは言えないまでもスロープスタイルでその枠を埋めた」と指摘。英国のBBCも「決勝は危険すぎた」との見出しで、全選手が最低1回は転倒した様子を伝えています。
出場した鬼塚雅もブログで「風の向きが1分ごとに変わる天気でした」と回顧。「向かい風の時はスピードが乗らなくてかなり危険な状態でした」「たくさん練習してきたけど、その練習が全く意味のないような気がして辛かった」と心境を明かしています。
金メダル候補だったアンナ・ガサーは2回とも転倒して15位に終わり「風任せのくじ引きみたいだった」と不満を爆発。国際スキー連盟は「選手の安全性を最優先し、天候も見極めた上で競技開催は可能と判断した。何人かの選手たちが言っているような状況には当たらない」との認識を示しています。
カーリング日本男子のSC軽井沢クラブと女子のLS北見が12日、本番会場で公式練習に臨みました。ともに8日に韓国入りして以降、氷上に乗ったのは初めて。2コートを使い、氷の状態やショットの感覚を確かめながら約1時間、汗を流しました。男子のスキップ・両角友佑は「ほぼ予想通りで(石が)少し曲がらない印象。良い感触でできた」とうなずきました。
ともに13日にも公式練習を行い、14日に初戦を迎えます。3度目の五輪となる女子の主将、本橋麻里は「ここまで無駄に経験をしてきたわけではない。今までの苦い経験を生かせれば」と落ち着いた表情で話しました。