何年も付き合っているカップル。結婚するだろうと思っていたけど別れてしまったら、何かあったのかなと思いますよね。
長年の交際を経ても結婚に至らないのは、やはりどこかで踏み切れない理由があるもの。
長い付き合いでも結婚せず別れてしまったカップルについて、どんな特徴があるのかお話しします。
長い付き合いでも結婚せず別れてしまったカップルの特徴
■1.パートナーが結婚に興味がない
「5年付き合った彼氏がいたのですが、私は結婚したいと思っても彼氏のほうに結婚願望がなく、お付き合いは順調だったので流されるまま5年も過ぎてしまって。
『このままじゃ不安だから』と言っても彼氏がまったく動いてくれなかったので、私が見切りをつけて別れました」(33歳/営業)
どちらも結婚に興味がなく、恋人関係でもいいのなら問題はありませんが、片方が結婚したいと思っているのにもう片方がそれを拒否していては、何年付き合っても同じ。
いずれ先の見えない不安が大きくなったほうが別れを切り出すことになります。
交際期間が長くても、結婚に同じように価値を見いだせないといつかは区切りを迎えるのですね。
■2. 同棲している
「大学の頃から付き合っている彼女がいたのですが、卒業後にすぐ同棲を始めて仲良くやってきて、それこそ夫婦と変わらないような生活でした。
周りから『結婚しないの?』と言われるときもあったけど、今が落ち着いているのに特に結婚は急がなくてもいいだろう、と思っていたら30歳になるときに彼女から『プロポーズしてくれないなら別れる』と言われ、ダラダラしているうちに俺が振られました」(35歳/総務)
同棲は、いわば結婚生活の疑似体験。居心地がいいのは幸せなことですが、慣れきってしまうと関係を変えることより現状維持に目が向いてしまい、結婚に踏み切るタイミングを失います。
彼女がプロポーズしてほしいと言ったとき、すぐに動けないのも「結婚しなくても今のままでいいじゃないか」という甘えがあるから。
同棲しているカップルこそ、結婚に進むためにはきちんと今後のことを考える機会が必要です。

■3. 仕事が忙しい
「彼氏とは別れた今もいい友達でいるのですが、付き合っている頃はお互いに仕事が忙しくて、デートが2ヶ月ないとか普通にありましたね。
付き合った期間は6年だけど、いま思い返すと単に別れるきっかけがなくて続いただけだったかもしれません。
結局彼の転勤が決まったときに自然と『じゃあこれ以上付き合うのは無理だね』となって、ケンカもせず別れました」(37歳/営業)
こちらの女性は、付き合っているときも「彼氏というか、戦友って感じであまり恋人らしいことはしていなかったかも」と言っていました。
恋愛を優先できない生活の中での交際は、愛情をかわす時間や機会が少なくて絆を育てることが難しくなります。
きっかけがないから長く続いただけ、ととらえるのは寂しいですが、交際期間の長さと結婚が無関係なのは、時間より愛情のほうが重要だからといえます。
■4.お互いに依存している
「付き合ったり別れたりを繰り返して、10年ほど一緒にいた女性がいました。よりが戻るたびに『こんなことはもう嫌だから結婚しよう』と言っても彼女のほうがOKしてくれなくて、俺も別れたくないからそれを受け入れてしまって。
でも、前向きな交際をしていたかと言われたら自信はありません。
いい加減、俺も身を固めたくなって、またケンカ別れしそうになったときに彼女に『もう縁を切る。二度と連絡しないでほしい』と言って連絡先をすべてブロックして終わりました。
それから別の女性と知り合って結婚しましたが、あのとき別れていなかったら今も独身かもしれませんね」(44歳/人事)
こちらの男性は、「一緒にいたときは、お互いに依存していたというか傷つけ合うのが当たり前になっていて、泥沼みたいな関係でしたね」と話していました。
依存が深くなると、関係が良くならないばかりかつながりを断ち切ることも難しくなり、年月ばかりが過ぎていきます。
先に進む道より今の不安定な関係を続けることを望むのは、ふたりの未来に幸せな可能性を感じていない証拠。それなら、どちらかがきっぱりと縁を切る決断をしなければ、いつまでもつらい思いをすることになります。
別れはつらいけれど、幸せになるには正しい決意ではないでしょうか。(弘田 香)