燃費データの不正問題に揺れる三菱自動車は18日、問題の責任を取って相川哲郎社長と中尾龍吾副社長が引責辞任すると発表しました。6月24日付。
相川氏は三菱自の生え抜きで開発部門が長く、中尾氏も現在、開発部門のトップ。後任は今後決定するとしていますが、当面は益子修会長が兼務し、資本業務提携を決めた日産自動車との調整にあたる方向です。
三菱自は同日、燃費データの不正問題に関する調査結果を追加報告し、経営陣による開発日程の短縮や高い燃費目標を期待する発言が「結果的に不正が生まれる環境をつくった」と分析。ただ、不正への経営陣の直接の指示は否定しました。