日本の鉄道会社が20秒早く発車したことを謝罪し、関心を示した欧米メディアが16日、相次いで報道しました。電車の遅延が頻発するニューヨークの大衆紙は「これは問題か?」と日本の鉄道が時間に正確なことを印象付ける出来事として紹介しています。
つくばエクスプレスを運営する首都圏新都市鉄道は14日、南流山駅において普通列車が9時44分40秒に発車するべきところを9時44分20秒に発車してしまったとして謝罪。車両が発車した後に発車を知らせるメロディが鳴る形となったといい、同社は「再発防止策として基本動作を徹底するよう、当該乗務員に対し指導いたしました」と説明しました。
この一件について、地下鉄の遅延が頻発することで知られる米ニューヨークの新聞は「史上でもっとも、過剰に反省された20秒だったのでは…」「日本の鉄道会社は、ニューヨークの乗客が決して聞くことがないであろう謝罪を出した」などと報道。英国の公共放送BBCは「ソーシャルメディアのユーザーを驚かせた」とし、「日本の最高の美徳だ」といったツイートを紹介しました。