妊娠の高3生徒に体育実技を要求 京都の高校
2016年6月15日 12:57
京都府立朱雀高校(京都市中京区)が昨年11月、妊娠中の3年生の女子生徒(18)に、休学を勧め、卒業するには、体育の実技をすることを求めていたことが15日、分かりました。
同校によると、女子生徒は昨年8月ごろ妊娠が発覚。高校側は11月ごろ、妊娠5カ月を過ぎていた女子生徒に体育の成績が「1」のため卒業できず、球技や持久走などの実技の補習が必要となると説明していました。
同校は、病気やけがの場合は「特別な事情」として配慮するが、「全日制では生徒の妊娠を想定しておらず、妊娠を特別な事情とは考えていない」として実技の補習を免除できないとの考えを示していました。