以前の記事で冷凍フルーツのメリットや作り方を紹介しましたが、今回は気になるその味をレポート。秋の味覚の定番といえる、モモ、ナシ、ブドウを冷凍した、その味とはいかに!?
まるでシャーベット「冷凍ブドウ」
まずは、洗うだけで手早く冷凍できるブドウ。今回は巨峰に近い品種で、種無し、皮ごと食べられるものを選びました。
皮の部分が凍って固くなっているのに対して、中はシャリシャリとして、まるでシャーベット。凍った果肉が溶けると、ジュースのように口いっぱいに甘みが弾けました。凍らせても強い甘さが生きていて、しっかりブドウを食べている感覚があります。口に残る、ブドウ特有の風味、鼻をつく香りもそのままです。
なお一般的な巨峰を冷凍すると、舌や口の中に皮が残ってしまいます。ブドウを凍らせるならレッドグローブなど、「皮ごと食べられる」品種を選んだ方がよさそうです。
くどすぎない甘さ「冷凍ナシ」
続いて、ナシ。水分が多いこともあってか、食感は氷に近く、かすかにナシ特有のジャリっとした食感があります。凍ったことで甘さが和らぎますが、むしろくどすぎない甘さで、パクパクと食べられました。これは手が止まらなくなるヤツですね。
ジェラートを食べているような錯覚「冷凍桃」
最後に桃。トロっとした桃の果肉感がしっかり残っています! 凍らせたことで、濃厚な甘みがいつまでも口の中に残っています。溶けるまで口の中に残る時間があるせいか、普通に食べるよりも、甘みを強く感じられました。贅沢な桃のジェラートを食べているような感覚で、一切れでも十分な食べ応えがあります。個人的にはこれが一番美味しかったです。
フルーツ味のこんにゃくゼリーを冷凍してみた!
実は冷凍フルーツに近い味を、もっと手軽に楽しめるものがあります。それが冷凍こんにゃくゼリー。フルーツほどの栄養素はありませんが、ヘルシーな一口サイズのシャーベットが作れるんです。
今回はマンナンライフの「蒟蒻畑 白桃味」を冷凍してみました。「蒟蒻畑」は一口サイズのパッケージに梱包されています。冷凍すると容量が増えるので、「爆発しないかな......」と不安でしたが、フタがちょっと膨れただけで大丈夫でした!
セロファンのフタを剥がし、容器を手で温めるように押し込むと、凍ったゼリーが口の中に飛び込んできます。......うん、ちょっと硬いゼリーという感じ。シャリシャリなのにこんにゃくゼリーの食感も満喫できる。生のフルーツよりも甘みが強いので、凍った状態でもしっかり甘さを感じます。ちょっと置いて半解凍にすると、周りはプルプル、中はシャリっと、異なる食感と味を楽しめました。
冷凍フルーツは運動後や風呂上りに食べると、体が喜びそうな予感。オヤツ感覚で豊富なビタミンが摂取できますよ!