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テレ東プラス連続ウェブ小説:「30代の女子会。恋も仕事も家族も大事ー三者三様、女の生き様」

2018年8月29日 06:54 テレ東プラス

第一話 三人そろってかしましく~いくつになっても女子は女子~


「かんぱーい!」
三人はグラスを高く掲げると、喉を鳴らしながらビールを美味しそうに飲みはじめる。


室田美和子、岡崎沙紀、石原梨花子は、短大時代の友人で、卒業しても数ヶ月に一度は必ず集まり『女子会』を開いている。


『女子会』といっても、三人とも今年33歳になる。
8歳になる息子を持つ専業主婦の美和子と、部下を従えてバリバリ働くキャリアウーマンの沙紀は、この集まりを『女子会』と呼ぶことに少し抵抗があったが、「女はいつまでも『女子』でいたいものなの」と、見た目年齢26、7歳でまだまだ通用しそうな『女子感』溢れる梨花子の力説に押され、『女子会』と称してこうして集まっている。


「ふぅ......。やっぱり最初の一杯はビールだよねぇ」
「ねえ美和子~。梨花子ったらまた一気飲みしたよ」
「全く......酔っ払っても、今日は面倒見ないからね」
「大丈夫、大丈夫。だって家飲みだし。ソファ貸してくれたら問題ないよ?」
「ちょっと......泊まっていく気満々じゃん!」




今日の女子会会場は、沙紀の部屋。
半年ほど前に引っ越してきたばかりのこの部屋を、沙紀はとても気に入っていた。


3DKの築浅マンションは、白を基調とした造りで、角部屋で大きな窓が2面あること、小さいながらもペニンシュラキッチンがあるところが気に入り、それらが借りる決め手となった。

家賃は少し高いが、身を粉にして働く日々の疲れを癒すには充分過ぎる環境で、これ以上の物件はないと思っている。


「こんなTVドラマに出てくるようなマンションに住んじゃうなんてさあ。いいなあ。羨ましいなあ......」
羨望というよりは愚痴のようなつぶやきを誰にともなく放つ梨花子は、500ミリの缶ビールをとっくに2本開け、日本酒に移っていた。
シルキーピンクのシフォンのブラウスに、ロングスカートを合わせたフェミニンなファッションに身を包み、濃いめの茶色に染めたロングヘアを丁寧に巻き、目元には完璧なマツエクを施している。梨花子はそんな出で立ちにもかかわらず、片手に四合瓶、もう片方にお猪口を持って手酌する、こんな姿は気心の知れた親友二人の前でしか見せないらしい。


「港区在住のIT系キャリアウーマンとか、沙紀ってほんとでき過ぎだよね~。私なんてしがない派遣社員だよ? 同じ短大出てるのにどうしてこんなに違うのかなあ~。嫌んなっちゃう」


(またはじまった......)
沙紀は表情にこそ出さないものの、心の中で小さくため息をついた。
梨花子は酔うと、『不平不満系の絡み酒』モードが発動してしまう。
今日は昼から何も食べていないと言っていたので、いつもより酒のまわりが早いのかもしれない。


このまま飲ませたら、絶対面倒なことになる......沙紀は、どうやってこの絡み酒から逃れようかと考えあぐねていると、
「そうだ。梨花子の好きなチキンの山椒煮、作ってきたから食べて食べて」
美和子が、取り出したタッパーから鶏肉を3つほど取り分けると、山椒ソースをかけ、梨花子の前に置いた。
美和子のフォローおかげで、梨花子の興味の矛先は料理へと移り、沙紀は内心ほっとする。


「美味しい~っ! やっぱり美和子の作る料理って最高だよねぇ」
梨花子は鶏肉を口いっぱいに頬張ると、手を小さくパタパタさせて年齢の割に可愛すぎるジェスチャーで美味しさを表現してみせる。
沙紀は、梨花子のこういう女子的な部分を見ると思わず唸ってしまう。自分は、昔から持ち合わせていないものだから、呆れるのを通り越して感心してしまうのだ。
梨花子は、口の中に料理の余韻があるうちに、お猪口に入った日本酒を一気に飲み干すと、「ふぅ~」と、幸せいっぱいのため息をついた。
つまみの美味しさに梨花子の飲むスピードが加速してしまったようだ。美和子と沙紀は視線を合わせると、互いに小さく肩をすくめた。


「旦那さん、この時間に帰ってるって珍しいね」
沙紀は、最近お気に入りのチリワインを開けると、美和子に「飲む?」と目線を送ってみせる。美和子は、応じるようにワイングラスを差し出した。
「うん。おかげで翔太を預けられて助かったよ」
「じゃあ、今夜は心置きなく飲めちゃうね?」
沙紀は確かめるように言ってから、美和子のグラスにワインをなみなみと注ぐ。


ここ最近女子会は息子連れの美和子に合わせて昼間の開催だった。2杯目以降はずっとソフトドリンクだったのだが、今夜は心置きなく飲めるということに美和子は新鮮さを感じていた。沙紀と梨花子が、自分の都合に合わせて昼間にやってくれていたことを申し訳なく思っていたので、夜にこうして集まれるというだけで自然と心が躍ってしまう。


今年で小学2年生になる翔太は最近、普段忙しくてあまり遊んでくれない旦那との時間を過ごすことがマイブームになっているらしい。
美和子はそれを少し寂しいと感じていたが、息子の成長に喜びも感じていた。今日も、「男同士の話がしたいから」と一丁前の口をきき、旦那も「たまには羽を伸ばしておいで」と、快く送り出してくれた。


キラキラリン♪
可愛らしい受信音が鳴った。
「あっ、またマッチングした!」
梨花子はスマホを手に取ると、メッセージを打ちはじめた。酔いのせいか、メール相手のせいか、頬が微かに桃色に染まっているように見える。


梨花子はここ半年ほど、前にも増して婚活に力を入れるようになっていた。
婚活サイトだけでは『運命の相手』は見つからないと、最近ではもっと気軽に出会いを望めるマッチングアプリをはじめたようだ。


「ねえ。そんなアプリで出会いを求めて大丈夫なの? 変な人にひっかからない?」
美和子の口調は、まるで年頃の娘を心配する親のようだ。
「そうよ。無理やり出会いを求めても、運命の人が見つかるとは限らないし」
沙紀も、美和子の意見に同調する。
「大丈夫。男を見る目はあるつもり。ていうか、出会いを求めていかなきゃ婚活する意味ないじゃない。優良物件はすぐに売り切れちゃうんだから」


そう言われてしまうと、美和子も沙紀も次に繋ぐ言葉がない。
確かに梨花子が付き合ってきた男たちは、皆、高学歴で高収入の、世間的には『優良物件』と言われる男性ばかりだった。
しかし、その優良物件たちの誰一人として梨花子のお眼鏡にかなうことはなく、皆、梨花子のほうから別れを告げた。そして彼らは、その後すぐに他の女性と結ばれていった。
梨花子は今も独身のまま、運命の相手との出会いを求め続けている。


「沙紀は? 相変わらず彼氏ナシ?」
「いないいない。忙しくてそんな余裕ないって」
「恋はしばらくお休み、って? それにしたって長いこと休み過ぎじゃないの?」
「......」


美和子は、不穏な空気を感じて身構える。
沙紀と梨花子は、気心が知れ過ぎている故なのか、ケンカをしだすと結構激しい。そんな時はいつも美和子が間に入り、やんわりと収めていた。最近は翔太がいたので、そこまでにはならなかったものの、今日はひさびさに三人だけなのでやりかねない......。


梨花子は酔うと、言葉が乱暴になる。
しかし、『不平不満系絡み酒』モードも、『暴言』モードも、男性の、特にお気に入りの人の前では一切発動させず、むしろ下戸のフリすらできるというから、立派なものだ。


「ねえ。一緒に婚活しようよ。婚活合コンとか行く?」
「行かないって。そんな暇ないって言ってるじゃん」


梨花子の言うとおり、沙紀はここ数年、恋愛をほとんどしていない。
いいなと思う人がいなかったわけではないが、気づけば仕事第一でここまで何もなくきてしまった。


「沙紀~。結婚のきっかけは自分で作らなきゃ。女には色々"リミット"があるんだよ?」
「......はあ?」


沙紀はあからさまに不満な表情を浮かべて、グラスに入っているワインを一気に飲み干す。気に障ったのは梨花子の言い方もあるが、同じような言葉をつい最近、上司に言われたばかりだからだ。
沙紀は梨花子をジッと見据えると、感情が高ぶらないように小さく深呼吸をし、できるだけ落ち着いているように見える態度で反論する。
「......っていうか、リミットっていう時点で、女としての価値を自分で下げてると思わない? 30過ぎた女は、どれだけ自分らしく生きていけるかが勝負だと思うんだけど」
「バカね~。30過ぎてるっていうだけで市場価値は下がっちゃうの。だったら少しでも早くいい人に巡り合わなきゃ、一生独り身だよ?」
梨花子の様子が、上司のそれと重なった瞬間、沙紀は、体中の血が一気に頭に上っていくのを感じた。
「それ、梨花子が言う? だったらあなたこそ、さっさと結婚すればよかったじゃないの? なんでまだ独身でいるわけ?」
沙紀は鼻で笑うと、挑発的な視線を梨花子に送った。梨花子の頬がピクリと動く。
「それはまだ、運命の人に巡り合ってないだけよ」
「そうやってお目が高いのはいいことだけどさ、歳は確実に取るんだから。その可愛いメイクも格好も可愛らしい話し方も、そろそろ武器にはならないと思うけど?」
「はああっ?! 何その言い方!!!」


(はじまった......)
美和子は「ああー......」と頭を抱える。こうなったらもう何が起こるかわからない。一刻も早く止めなければ修羅場と化してしまう。


「まあまあ落ち着いてよ。人それぞれ生き方があるんだからさ。どれが正解ってことじゃないじゃない。沙紀も梨花子も、自分らしく生きてていいと思うよ?」


「......はあ?」
すると、今の今まで言い合っていた二人の標的は一瞬で美和子に変わった。


「美和子はいいよね。若いうちに結婚して、子供も作ってさ。旦那さんも大手証券会社の証券マンでしょ?言うことないじゃない」
「ほんとだよね。こっちが男に混じって闘ってる時に、ママ友会で優雅にランチとかしてるんでしょ?」
「美和子は女の幸せっていう幸せを全部手に入れてる気がする!」
「そうそう!」


「えー......」
仲裁に入ったつもりが、ケンカをしている同士にタッグを組まれて攻撃されるという、思いもしない反撃に、美和子は面食らう。完全なるとばっちり。『昨日の敵は今日の友』とはよく言ったものだ。


早くに結婚したからこそできなかったことだってたくさんあるし、優雅なママ友会なんて存在しない。実際は、子供のための面倒ごとが山ほどあって、神経をすり減らす日々だ。
美和子はそんな気持ちを独身の二人にわかってたまるものかと思ったものの、ぐっと堪える。


美和子はひと呼吸置くと、何か空気を変えるアイテムはないかと視線を巡らせ、テレビのリモコンを見つけた。


(今日は確か......水曜日よね!)
「よ~し、TVでも見ようか!」
美和子はリモコンを手に取ると、電源をオンにして素早くチャンネルを7に設定する。
画面に映し出されたのは『THE カラオケ★バトル』だ。
歌のプロや、全国の歌に自信のある人たちが、カラオケマシンの採点で自慢の歌声を競い合う番組で、美和子が毎週、翔太と共に楽しみにしている番組だった。




毎回、さまざまなテーマで老若男女が闘いを繰り広げているが、どうやら今日の放送は18歳以下の人たちが競い合う『U-18歌うま甲子園』らしい。
MISIAの「Everything」のイントロが流れ出した。
高校生になったばかりであろう女の子が、両手でしっかりとマイクを握り、歌い出しを待っている。


沙紀と梨花子は、美和子の突然の行動に不満そうにしていたが、少女の歌声を聴いた途端、ハッとしたように画面に釘付けになる。
まだあどけなさが残る少女からは想像もできないような力強い歌声だが、寄り添うような優しい歌い方に、すっかり三人とも心を掴まれてしまった。


「懐かしいね......この歌」
ふいに沙紀がつぶやいた。
「そうだね。昔よく歌ったよね」
梨花子の表情が、自然と和らいでいく。
「梨花子、私のためにこの曲を熱唱してくれたじゃない?」
沙紀と梨花子は歌っている少女に、短大時代の自分たちを投影しはじめていた。


短大に入ってすぐのオリエンテーションで、一緒のグループになったのをきっかけに仲良くなった三人は、何をするにもいつも一緒で、暇さえあればカラオケに行っていた。
沙紀に初めての彼氏ができたと知った梨花子は、嬉しさのあまり当時十八番だったこの曲を親友のために歌い上げた。
「おめでとう」の言葉を途中にはさみながら、最後は号泣しながらの熱唱だった。


「最後は、私も美和子ももらい泣きしちゃってさ。でも......嬉しかったな」
沙紀はそう言いながら、グズグズと鼻を鳴らしはじめる。
「誰かに彼氏ができるたびにこの曲、歌ったよね。美和子の結婚式でも歌ったし」
梨花子も手に持っていた薄ピンク色のハンカチを目頭に当てながら言う。


そんな二人の様子を見ていて、美和子まで目頭が熱くなる。


「ねえ。......今から歌いに行かない?」
美和子が提案すると、沙紀と梨花子の表情が一気に華やいだ。
「いいね。梨花子、この曲ひさびさに歌ってよ」
「うん! もしかしたらそれが験担ぎになって、いい人できるかも」
すっかりカラオケのテンションになった三人は、リビングの片付けもそこそこに、バッグを手に取ると、玄関を飛び出した。
はしゃぐ姿はまるで、あの頃の三人のように。
消し忘れたテレビの画面の中で、少女がこの日の最高得点を叩き出していた。


(第二話へつづく)


作/穂科エミ
イラスト/大野まみ

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いつ泣いてもママ一安心! 乳児用液体ミルク(紙パック)がそのまま飲める話題の哺乳器

2020年2月19日 06:00 テレ東プラス

哺乳瓶に粉ミルクを入れ、振って溶かした後は人肌になるまで冷ます...赤ちゃんのミルクづくりは思いのほか手間がかかる。

そこで今回の「トレたま」では、紙パックに付けることができる哺乳器をご紹介。去年日本でも販売が解禁された乳児用液体ミルク。これまで子どもに飲ませるためには、哺乳瓶に移し替える手間が必要だった。

「哺乳瓶を販売するメーカーとして、既存の飲み口を活用して、移し替えることなく紙パック飲料を飲める方法を開発しました」と、「ジェクス」開発部・赤木里紗さん。

【使い方】
・紙パックの耳を片方起こす

・耳に哺乳器を差し込む

・哺乳器のノズルをストローくちに差し込む

「これまでは、お湯が必要なので魔法瓶や哺乳瓶が必要でした。(それがいらなくなるので)かなり荷物もコンパクトになります。飲料は外出先でも買うことができるので、赤ちゃんの飲みたい気持ちにすぐ対応できます」(前出・赤木さん)

今回試してくださったお母様も「気軽にミルクやジュースをあげることができて便利」と笑顔に。これなら新米パパも安心、お出かけにも便利だ!

【商品名】
チュチュ 紙パック用乳首

【商品の特徴】
液体ミルクの紙パックに、簡単に取り付けられる哺乳器(乳首)

【企業名】
ジェクス

【価格】
550円

【発売日】
発売中

現在この放送は、テレビ東京ビジネスオンデマンドで配信中です!

外部リンク

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私がマタハラの被害者に!? まず何をすればいいのか専門家に聞いた

2020年2月18日 21:00 テレ東プラス

画像素材:PIXTA

ニュースやワイドショーで耳にする機会が増えた「マタハラ(マタニティハラスメント)」。訴訟となるケースも増えているようで、いつ自分の身に降りかかってもおかしくありません。今まさに上司や同僚たちによるマタハラに悩まされている人もいることでしょう。

今回は"マタハラの被害に遭ったらどう対処すればいいのか"を、NPO法人「マタニティハラスメント対策ネットワーク(以下、マタハラNet)」の宮下浩子代表理事に伺いました。



会社が育休手当てを誤解して、解雇するケースも!?


画像素材:PIXTA

──早速ですが、マタハラの被害を受けた場合、まず何をすればいいか教えてください。

「一番大切なことは、『今後もその会社で働き続けたいかどうか』を考えることです。仕事にやりがいがあるなど、理不尽な扱いを受けてもなお働き続けたい理由があるなら、環境を変えることが必須となります。また、赤ちゃんを抱えて新しい職場を探すのは困難だから、転職したくないという場合もあるでしょう。そうなると、会社との交渉は避けられません。もうその会社で働き続けたくない場合も、補償要求のために交渉が必要となる場合があります」

──どうすれば環境を変えることができるのでしょうか?

「大切なのは会社がきちんと責務を果たしているのか、自分にはどういう権利があるのかなど、正しい知識を得ることです。職場に労働組合があれば話が聞けますし、厚労省のwebサイトなども役に立ちます。自分が無知だと、会社から不当に退職や降格を言い渡されても、『そういうものなのか』『仕方ないことなのか』と思ってしまうもの。正しい知識を身に着けておくことで、『それはおかしいですよね?』と言えることが大切です」

──制度について、特に誤認が多いのはどんなことですか?

「産休や育休の手当てが会社から支給されると勘違いしている女性は多いです。会社側が同様の誤解をしているケースも多々あります。その誤解があるため、『会社の損になるから解雇しよう』という流れになる場合もあるようです。育児手当は会社員なら勤務先で加入している雇用保険から、公務員なら共済組合から支給されます。また、契約社員や派遣社員、パート、アルバイトの場合も、条件を満たしていれば支給されることがあるんです」



裁判までいかなくても、マタハラ問題を解決できる


画像素材:PIXTA

──環境を変えることができなかった場合は、法的手段という選択肢もあるかと思います。まず、用意すべきはどんな証拠ですか?

「会社とのやりとりについては、口頭ではなく書面で用意してもらうのが得策です。暴言が多い場合などは、ボイスレコーダーでの録音も検討するといいでしょう。難しい場合は、『何月何日に相手からこういうことを言われて深く傷ついた』といった詳細なメモを、そのときそのときで残してください。相手が『そんな事実はない』といって認めないことも考えられるので、曖昧な証明で言い逃れされないよう、できる限り証拠を集められるといいですね」

──証拠を用意したら、いざ裁判という流れでしょうか?

「最近は裁判までいかずに、労働審判で解決しているパターンが多いです。労働審判とは、労働者と事業主の間で起きた労働問題を、労働審判官1名と労働審判員2名が審理するものです。問題を迅速かつ適切に解決することを目的に、平成18年にスタートしました。ただし、この制度を利用すると守秘義務が課せられるため、マタハラを受けたと声を上げられなくなるというデメリットはあります。また、労働審判で決着がつかなかった場合は、訴訟を起こすことはもちろん可能です。しかし、その職場でその後も働き続けたい場合は、穏やかに解決できるに越したことはありません」

──解雇されていた場合、裁判を起こしたくてもお金がないという女性もいるのでは?

「その場合は法テラスの利用がおすすめです。法テラスを利用すれば、月々数千円から数万円程度で弁護士についてもらうことができます。わたし自身、17年前に法テラスを利用してマタハラされた元職場を訴えたことがあるのですが、そのときは月々の利用料は5,000円でした。その金額で裁判が終わるまでサポートしてもらえます。裁判が終わった後には、(勝訴した場合)慰謝料などを含む金額が弁護士の先生の口座に振り込まれるのですが、わたしの場合は、そこから数パーセントを弁護士にお支払いした後、残りを自分が受け取ることができました。ただし、弁護士事務所によっては異なる場合もあるので、まずは金銭的なことも含めて弁護士の先生などに相談するのがいいでしょう」

──慰謝料の他にも請求できるのですか?

「解雇されずに働いていた場合、もらえた給料などを請求できます。また、マタハラを受けたことで心身の調子が悪くなり、医者にかかった場合は、診察費も請求可能です」

──いつ自分や身内が被害を受けないためにも、マタハラについて知っておくべきことはたくさんありそうですね。

「自分や身内が妊婦でないため、マタハラ問題に関心が薄い人は非常に多いです。しかし、妊婦に寄り添うことでみんなが働きやすい制度を作っておけば、いざ自分が通院することになったとき、親の介護をする立場になったとき、そのありがたみがきっとわかるはず。みんなでマタハラ問題を考えることをきっかけに、誰もが働きやすい会社、社会へと変化していってほしいなと思っています」

マタハラは、妊婦やその家族だけの問題ではありません。誰もが気持ちよく働ける環境づくりは、いずれは自分に返ってくること。一つひとつの会社がそうした意識を高めて、離職率を下げることは、日本の社会全体の景気をよくすることにもつながりそうですね。

【取材協力】
マタハラNet

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東京で飲めるのはこの店だけ! 360年以上の歴史ある酒蔵の地酒「君萬代」と、心温まる肴:今夜はコの字で

2020年2月18日 20:00 テレ東プラス

カウンターが"コの字"の店は、左右、斜め、人の顔が並び、上座も下座もないフラットな場。人と人が触れ合う"コの字酒場"を舞台にしたドラマ「今夜はコの字で」(毎週月曜深夜0時放送)が、BSテレ東にて放送中。

第7話では、仕事がうまくいかず弱音を吐く吉岡としのり(浅香航大)に、先輩・田中恵子(中村ゆり)が「究極のコの字酒場」だという東十条「よりみち」を紹介。

JR京浜東北線・東十条駅から、にぎやかな商店街を真っすぐ進み、十字路を左へ曲がりさらに進む。高架下をくぐると完全な住宅街ですが、臆せず進めば赤提灯が見えてきます。

昔ながらのラーメン屋のような外観ですが、ガラスの引き戸を開ければ、歴史を感じるコの字カウンターと優しい笑顔の女将さんがお出迎え。

若い頃は銀座のデパートのハウスマヌカンだったという女将さん。先代が亡くなり一度は店を畳もうとしたそうですが、常連のみなさんの熱い要望で店を引き継いだとか。

早速、「とりあえずビールで」と注文した吉岡に、「すみませんけど、そちらからお願いします」と女将さん。発砲スチロールの箱の中には、氷で冷やされた瓶ビールが。女将から栓抜きとグラスを渡され、ビールはセルフで取るスタイルなのです。"コの字中級者"を自負していた吉岡も、初めての体験に「氷で冷やされた瓶ビールって、こんなに美味いのか!」と感激。

さて、つまみは......と店内を見渡せば、ホワイトボードに豊富なメニューがずらり。200円台のものも多いのがうれしい。

合流した恵子が選んだのは、「ポテトサラダ」。ほくっとしたジャガイモに、タマネギ、キュウリ、ニンジンの歯ごたえが小気味良い! 懐かしい味わいにホッとします。

ここにもつまみが! カゴに盛られたお菓子から、ビールのお供を選ぶのも楽しい。

実は、恵子が初めて訪れたコの字酒場が、この「よりみち」。当時、仕事に行き詰まりを感じていた恵子を癒してくれた店なのです。その時の思い出の一品が、白菜たっぷりの「湯豆腐」。心も温まります。

「ここに来たらこれを飲まなきゃ!」というオススメのお酒は、クセがなくスッと飲める、茨城県取手の地酒「君萬代」。明暦元年(1655年)の創業から360年以上の歴史を誇る取手に唯一残る自家醸造蔵で醸す「君萬代」。先代が蔵元と懇意にしていたことから卸してもらっているそうで、東京で飲めるのはこの店くらいとのこと。

つまみにはチーズを焼き海苔で挟んで。お酒が進む、間違いない組み合わせ!

気取らない女将さん、思い思いに楽しむ常連さんがいれば、居心地がいい。この良さはネットの点数じゃわからない。人生にくじけたり、迷ったりしたときは、赤提灯を目印に"よりみち"したくなる、そんなお店です。

【お店紹介】
よりみち
住所:東京都北区東十条5-15-16
営業時間:17:00〜24:00
定休日:火・水曜日
※店舗情報は2020年2月のものです。



昼から飲める! 赤羽のコの字


次回2月24日 (月・休)の放送は深夜0時36分から。「今夜はコの字で」第8話は!?

コの八
赤羽「まるよし」
土曜日なのに企画書を仕上げるために休日出勤の吉岡(浅香航大)と山田(小園凌央)。そもそも山田の資料が間に合ってないからこんなことになっているのに、作業が終わったら彼女とデートだと言ってさっさと帰ってしまう山田。つい、恵子(中村ゆり)に愚痴メールを送ってしまう吉岡だったが、仕事中の恵子から昼過ぎからやっている赤羽のコの字を紹介してもらい、勇んで出かける。

店内は既にいい感じに盛り上がっており、まるよしサワーとキャベ玉で一人悦に入る吉岡のもとに、仕事を切り上げた恵子が合流。二人で昼酒を楽しんでいると奥のテーブルからもつが苦手だと言ってメニュー選びで揉めるカップルの声が聞こえてくる。なんとそれは...?

外部リンク

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「どうすることもできずつらかった...」キュートな看護師がリハビリ病棟で経験した壮絶過去:家、ついて行ってイイですか?(明け方)

2020年2月18日 19:30 テレ東プラス

2月17日(月)に放送した「家、ついて行ってイイですか?(明け方)」(毎週月曜深夜)では、東京・秋葉原駅で出会ったまきちゃん(23歳)のお家について行きました。

【配信終了:2月25日(火)】動画はこちら

訪問看護師として働くまきちゃんですが、今日はコンセプトカフェのライブに出演した帰りだそう。「探偵がコンセプトの"コンセプトカフェ"でバイトをしていた。閉店したけど、定期的にイベントがあって集まってくれる人がいる」とのこと。

まきちゃんにパフォーマンスの出来栄えを聞くと「カラオケ大会程度」と謙遜します。

「夜だから普通に見える」という一人暮らしのアパートは築31年とやや古め。1Kのお部屋はきれいにリフォームされています。「自分の持ち物は洋服ぐらい」と言うまきちゃんですが、ファッションが大好きというわけではありません。「買わないと出られない雰囲気になっちゃう」とのこと。店員さんに勧められて断れなかったものが多いと話します。

「料理は、前はしていたけどしなくなっちゃった」というとおり、キッチンは使用している形跡がほとんどなく、冷蔵庫の中身も飲み物ぐらいしか入っていません。「ベッドを持たない暮らしにシフトチェンジした」というまきちゃんがきちんと畳んだ布団の上には、大きな抱き枕がでん! と置いてあります。

「体調を崩し、入院とかして不運だったので」とカーテンレールの上にはお札が。その他にはゴミ箱代わりの段ボールと家電ぐらいしかなく、番組スタッフもビックリしますが、まきちゃんは満足しているようで「落ち着きます。自分の家って感がして」とにっこり。

まきちゃんに看護師を目指した理由を聞いてみました。本当は4年制の大学に行きたかったそうですが、「うち、あんまりお金がなかったんです」。4年間で学費が600~700万かかる大学と比べ、看護学校は3年間の学費が150万円! 「なるべくお金がかからず一生使える資格を取ろうと思った」とのこと。

シングルマザーで子ども3人を育ててくれたお母さんは、「大学に行ってもいいよ」と言ってくれたそうですが「実際に行くとなると頑張っちゃう。ない袖は振れないじゃないけど...」とまきさん。お姉さんの短大の入学金で100万円が必要になった時、お母さんがいろんなところに頭を下げている姿を見て、「(自分のためにお母さんが)そういうことするならいいやって。奨学金も借金ですし」と思ったそう。お母さんのことも考えて看護学校に進学したまきちゃんですが、「結果的には良かったけど、大学に行ったらもっと楽しい性格になっていたかも」とつぶやきます。

まきちゃんの趣味はコスプレ。「自分のことを見てくれる人がいるのが楽しい」と言って、コスプレの写真を見せてくれました。「誰かに自分の存在を見てほしい。自分のことを知ってほしい」と語るまきちゃんですが、そこには悲しい理由がありました。

訪問看護師になる前は、脳神経外科のリハビリ病棟で働いていた彼女。「リハビリをするというより、これ以上回復が見込めない人が来る。植物状態の人が多くて...」と語ります。入院患者の歯磨きやおむつ替えが主な仕事で、回復せずに亡くなる方も多かったそう。

「寿命だったらいいけど、50、60代の親と同じ世代の方が、家にも帰れず、365日24時間ずーっと天井を見ている。私が来る度『家に帰りたい。連れ出してほしい』と言うんですけど、帰れないんですよ。どうすることもできない...」そう話しながら、当時を思い出して泣き出すまきちゃん。

「すごく忘れられない。『助けて』と言われたらつらい...」。その患者さんは奥さんがいても病院にお見舞いに来ることもなかったそう。病棟には身内がいない人も多く、亡くなったらそのまま直葬になる場合も......。

そんな環境の中、まきちゃんは、「この人のこと知っている人いるのかな?」と考えるようになってしまいます。「疲れました......。怖かった。自分がこうなったらどうしようと。趣味もないから発散もできなかったし、何かから逃げたかった」。そんな時、コンセプトカフェと出逢い、「コスプレっていいじゃん!」とはまってしまったとのこと。

「孤独が怖い。誰かに認められたい。100人いたら100人に好かれたい。必死に生きています」と語るまきちゃんは、コスプレに救われたよう。最後にどんな看護師になりたいかぶつけてみると、「患者さんに寄り添ってあげられる看護師になりたい」と笑顔で答えてくれました。いろんなコスプレに挑戦しながら、患者さんのために頑張ってください!

現在この放送は、「ネットもテレ東」で期間限定配信中です!

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ナゼ今!? 観光客が殺到する衝撃の理由...突如として人気が急上昇した㊙スポットとは?

2020年2月18日 11:13 テレ東プラス

テレビ東京では2月18日(火)夜6時55分から、「緊急中継!ナゼ今!?人が殺到!47都道府県❝人気急上昇!❞ランキング2020」を放送します。

新時代の幕開けを感じさせる2020年。その初頭に、「この冬に人気が急上昇した人・物・スポット」を発見した我々は、街頭インタビューやアンケート、SNSの口コミ調査など、番組独自の調査を全国で実施し、インターネットやメディアに出てこない「知られざる急上昇ランキング」を作成しました。今回の放送では、総力調査で判明した「この冬に人が殺到している観光地・都道府県ランキング」を大発表します。

旅行会社の協力を得て、この冬のツアー予約者数を元に作成したこのランキングを発表するとともに、約1か月にも及ぶ❝全国同時多発調査❞で明らかとなった、「人気が急上昇した衝撃理由」も大公開します。さらには、最も気になる急上昇スポットとスタジオとを中継で結び、現地からその秘密を探ります。

番組のMCを務めるのは2年4か月ぶりのテレ東MCとなる南原清隆、サブMCは小籔千豊、ゲストはアンミカ、トラウデン直美です。進行役は竹﨑由佳(テレビ東京アナウンサー)が務めます。そして、最も気になる急上昇スポットからの中継リポートを担当するのは、LiLiCo、西村瑞樹(バイきんぐ)、はなわ、やしろ優、テレビ東京アナウンサーの中川聡、中垣正太郎、田中瞳です。

今のテレビ東京には無い、取材と中継を駆使した総力チャレンジ企画にどうぞご期待ください。

出演者コメント

Q.急上昇スポットに着目したこの企画をどう思われましたか?

南原:調査期間が直近1か月ということで、今からでも週末に行けるという...そこが面白いなと思いました。

小藪:この番組の放送時間ってゴールデンですよね?放送時間を聞いたときに「これはビッグビジネス来たな」と思いましたね。急上昇ということは定番になる手前ですので、そこまでみんなに認知されていないと思うんですよね。認知されていないのに人気があるというところは、なかなか調べよう思っても調べにくい。ビッグビジネスしながらその情報を得られるということで、一石二鳥やなと思いました(笑)。

アンミカ:急上昇ということで、はじめに聞いたときは、結構若い方向けの情報なのかなと思ったんですけど、幅広い世代の方にしっかり聞きこんでいたりしていて。すごく楽しかったです。

トラウデン:魅力度ランキングはよく聞いていたんですけど、着目ポイントがちょっと違って急上昇ということなので、全然知らないところがたくさん出てきそうだなと思っていたんです。でも幾つか知っているところもあったので、そういう意味でもすごく楽しく見られました。

Q.「ここを見て欲しい」というみどころがあればお聞かせ下さい。

南原:写真では見る機会があったんですけど、中継をして「こういう感じね」っていう現地の空気感が伝わって来たので、余計に行って見たくなりましたね。いつか佐賀にいって「ここはいつか❝はなわ❞が歌ったところなんだな」と眺めてみたいです(笑)。

小藪:聖地巡礼ですね(笑)。よく海外旅行に行ったインスタを見るんですけど、やれサグラダ・ファミリア、やれカッパドキアみたいな...それはそれでいいんですけど、こういう番組を拝見すると、「日本ってええとこなんやな」と。まだまだ行ってなくて全然知らんところいっぱいあるんやなと思って、国内旅行をしたくなるような番組になっていました。もう一度日本の良さを見つめ直すには非常にいい番組だなと思いました。

南原:ビッグビジネスコメントだな(笑)。

アンミカ:知らなかった意外なところがたくさん出てきますし、ちゃんと写真で映えるところや、日本の古きよきところなど、おばあちゃんからお子さんまで一緒に見て楽しいところが幅広く出てきます。みんなとかぶらない、知らなかったところがいち早く知れるので、ぜひ見て頂きたいです。

トラウデン:とにかく全部行きたくなると言いますか、全部試してみたい。サイクリングもやってみたいし、ごはんも食べてみたいし、エレベーターの橋も見てみたい!あと、行ったことがある銀山温泉はおすすめしたい!ぜひみなさんに行って欲しいです。

番組内容
❝衝撃!茨城が1位❞ほぼほぼ生放送です...全国一斉!この冬に人が殺到している観光地・都道府県を大調査!
1か月大調査の結果が衝撃すぎる...日本最強の温泉&パワースポット&行列グルメから大中継!!
▼人気観光地ランキングに大異変!?㊙イベント&訪日観光客絶賛の❝ZEKKEI❞スポットで、
魅力度ランキング最下位県がマサカの急上昇!?
▼街全体が究極のSNS映えスポット!?観光客数&SNS投稿数激増の❝情緒溢れる❞観光地
▼国際結婚にまで発展!?○○人観光客が激増の商売繁盛パワースポット
▼老舗温泉が㊙リニューアルで人気急上昇!?

プロデューサーコメント テレビ東京 荻野和人プロデューサー

魅力度ランキング最下位でおなじみの茨城県が、この冬ぶっちぎりの1位。まさかの結果でした。そんな人気ランキング見たことないです。しかし、その理由を知ったとき、驚くよりも納得してしまいました。ネットにもメディアにも載っていない人気急上昇スポットが、わんさか出てきたからです。足を使い、汗をかいて愚直に人力で知りえた、延べ2000人分の街頭インタビューの結果を、日本一情報感度の高いMC南原さんが、中継でどう料理してくれるのか、楽しみでなりません。ぜひご覧ください。

番組概要
【番組名】 緊急中継!ナゼ今!?人が殺到!47都道府県❝人気急上昇!❞ランキング2020
【放送日時】 2020年2月18日(火)夜6時55分 ~ 8時54分 (火曜エンタ)
【放送局】 テレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知、テレビせとうち、テレビ北海道、TVQ九州放送
【MC】 南原清隆
【サブMC】 小籔千豊
【進行】 竹﨑由佳(テレビ東京アナウンサー)
【スタジオゲスト】 アンミカ、トラウデン直美
【中継リポーター】 LiLiCo、はなわ、西村瑞樹(バイきんぐ)、やしろ優、中川聡(テレビ東京アナウンサー)、
中垣正太郎(テレビ東京アナウンサー)、田中瞳(テレビ東京アナウンサー)
【総合演出】 福本俊二(テレビ東京)
【プロデューサー】 荻野和人(テレビ東京)
【チーフプロデューサー】 伊藤隆行(テレビ東京)
【公式ホームページ】

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「港区女子はセリーヌが好き」データでここまで分かる!新時代のシェアサービス:ガイアの夜明け

2020年2月18日 06:58 テレ東プラス

現場で奮闘する人たちの姿を通して、さまざまな経済ニュースの裏側を伝えるドキュメンタリー番組「ガイアの夜明け」(毎週火曜夜10時)。2月18日(火)の放送では、モノやサービスを個人間で共有する「シェアリングサービス」に特化したビジネスを特集。変化する価値観に合わせた新たな商売を追う。



裕福な社長に訪れた転機「こんなにモノを持っていたのか」


所有から共有へ──。エコが叫ばれる昨今、新しい形のシェリングサービスが続々と誕生している。「ピーステックラボ」(東京・渋谷)が運営する「アリススタイル」は、美容器具やキッチン家電など約4000アイテムを倉庫に持つシェアリングサービス。そのほとんどは個人の持ち物であり、個人間でモノを貸し借りする仲介役を「アリススタイル」が請け負っている。

まず、出品者は貸したいモノを「アリススタイル」に預ける。借り手が現れたら「アリススタイル」が発送する。出品者は料金を設定し、売り上げの50%を受け取る、という仕組みだ。同サービスは2018年10月に開始し、登録者数は15万人を突破する勢いだ。

「『モノによって生まれる体験』を貸している」。そう語るのは「ピーステックラボ」の村本理恵子社長(64)。「パン焼き器をレンタルし、子どもの誕生日にパンを焼いたら、『家族でおいしいパンを食べた』という体験が実現できると話す。

村本さんは、貧しいシングルマザーの家庭で育った。空腹を満たしてくれたのはパンの耳。コレクションしていたバービー人形の数々は、裕福への願望の表れだったという。苦学の末、東大を卒業後は「時事通信社」に入社。専修大や法政大で教授を務めた。その後、動画配信サービスを立ち上げて成功し、貧しかった頃から一転、モノに囲まれた生活を手に入れた。

そんな村本さんに突然転機が訪れる。2011年3月11日の東日本大震災。揺れがおさまり、床に散乱するCDやDVDを見た村本さんは、「モノに囲まれる生活」を改めて考え直した。「こんなにモノを持っていたのか...。本当に必要があるのかなみたいな。でも持っているものは捨てちゃったらもったいないので、シェアできたらいいなと...」と村本さん。

現在は、シェアハウスで最低限のモノしか持たない生活を送る。バービー人形は友人宅に預け、あらゆるモノを処分した。共有のクローゼットにも個人の服はほとんどなく、多くの服やバッグは住居者間でシェアするという。「ここ(共有のクローゼット)が『アリススタイル』の出発点ですね」と村本さん。もちろん「ピーステックラボ」の本社もシェアオフィスだ。

そんな中、村本さんが新たなプロジェクトを企画した。それは誰もが手ぶらで海外旅行に出かけられる「手ぶら旅」のサービス。現地で旅行者に「アリススタイル」の品を貸し出し、より身軽に旅を楽しんでもらうというものだ。

この「手ぶら旅」にANAが注目した。現在強化しているハワイ路線で「手ぶら旅」の導入を検討したいというのだ。スーツケースやトラベルグッズをはじめ、美顔器から子どもの遊び道具まで、衣類以外のほとんどを貸し出す新サービスは、果たして空の旅を身軽なものに変えることができるのか。




「港区女子はセリーヌ好き」分析を生かしたシェアビジネス


一方で、高級ブランドバッグに特化した個人間レンタルも急成長している。「ラクサス・テクノロジーズ」(広島県広島市)が運営するシェアサービス「Laxus(ラクサス)」は、5年前から、エルメスやルイ・ヴィトンなどのバッグ約3万点を、月額6800円(税抜)で個人に貸し出すサービスを展開。また会員は、所有するバッグを「ラクサス」に預け、それを他の会員が借りた場合、月最大で約2000円を得ることができる。

会員数は約2万人、ユーザーの継続率は95%に達し、人気のバッグは90人以上の予約待ちだという。40万回以上の貸し出し履歴をビッグデータとして蓄積・活用し、利用者の満足度を高めているのが急成長の秘密だ。

「いつ、誰が、どのバッグを借りたのか」というデータに加え、アプリで許可をもらったユーザーの行動データも収集。「行動範囲の広い人がグッチを好む」「百貨店よりショッピングモールに行く人はヴィトンを好む」「港区女子はセリーヌ好き」などの傾向を導き出し、ユーザーごとにオススメ品を提案する。同社の児玉昇司社長(43)は、「これが他社にはマネができない強みだ」と胸を張る。

児玉さんは、かつて英語教材やサプリメントを扱う通信販売の会社を経営していた。しかし「売れればいい」という商売に疑問を感じ、アメリカで生まれたシェアリングエコノミーの概念に強く共感。バッグをシェアする仕組みを作り、大量消費社会に一石を投じたいと考えるようになった。

児玉さんが取り組む新たな課題は、個人間だけでなくブランドから直接バッグを仕入れる方法だが、ブランド側はなかなか関心を示さない。そんな中、大手ブランドが希少価値を保つため、売れ残りを大量に焼却している事実が発覚し、社会問題にまで発展。これを受け、フランス政府は2023年までに廃棄を全面禁止する方針を発表。売れ残ったブランドバッグが行き場を失う可能性が出てきたのだ。

この追い風に乗って、児玉さんは動いた。2月上旬、ブランドに絶大な影響力を持つファッション誌「VOGUE(ヴォーグ)」の編集部を訪れ、「ブランド側に、ラクサスが売れ残り品の受け皿になることを働きかけてほしい」と提案したのだ。ブランドが抱える廃棄問題の解決にもつながると訴える児玉さん。そして「ヴォーグ」側は、「ラクサス」独自のビッグデータに興味を示す。果たして異例の提案は通るのか。

環境問題が取り沙汰され、サステイナビリティ(持続可能性)の重要さが叫ばれる昨今、消費の価値は大きく変わろうとしている。本当に必要なものとは何か...シェアビジネスを通して問題提起する「ガイアの夜明け」は、今晩10時から放送。どうぞお見逃しなく!

過去の放送が見たい方は、ビジネスオンデマンドへ!

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最近話題のマタハラ、実際どんな被害があるか? 駆け込み相談所の専門家に聞いてみた

2020年2月17日 21:00 テレ東プラス

画像素材:PIXTA

ここ最近、TVなどでよく見るようになったのが、マタニティハラスメント(マタハラ)関連のニュースです。働く女性なら、「いつ自分の身に起こるのか?」と不安に思っている方も多いはず。男性にとっても、家族がマタハラによって解雇となり、一家の収入が減るとなれば他人事ではありません。

解雇以外にも不当な扱いを受けることがあるマタハラですが、実際に過去にはどのような被害の実例があったのでしょうか? マタハラ被害者などによって立ち上げられたNPO法人「マタニティハラスメント対策ネットワーク(以下、マタハラNet)」の宮下浩子代表理事に話を伺いました。



上司から一言、「同僚に迷惑がかかるんだから、一人ひとりに謝れ」


──何をされたらマタハラなのか、わからない人も多いと思います。まずは、マタハラの定義について教えてください。

「マタハラとは、働いている女性が妊娠・出産・育児をきっかけに、職場で精神的や肉体的な嫌がらせを受けること。さらには、妊娠・出産・育児を理由とした解雇や雇い止め、自主退職の強要といった不当な扱いを受けることを指します。こうした扱いを受けることは、流産や早産の原因にもなりえるのに、マタハラnetへの被害相談は後を絶ちません。2015年11月に厚労省が発表した調査では、(妊娠した女性のうち)正社員の5人に1人、派遣社員の2人に1人がマタハラ被害を受けたとの結果が出ています。ただ、マタハラには法律上の定義がないため、実態を伴った法整備をはじめとする対策が急務です」

画像素材:PIXTA

──マタハラNetに相談に来た方は、どんな被害を受けているのでしょうか?

「相談の半数以上が、解雇や自主退職の強要といった不利益扱いに関するもので、その次に多いものが心理的ハラスメントです。不利益扱いに関しては、"正社員から非正規雇用へ切り替えられ、給料が数十万下がった"というケースもありますし、"つわりで休みを取ったら『休めていいわねえ』と嫌味を言われた"ことで心身を病んでしまったケースもあります。雇用は継続されたとしても、夜勤の免除が認められなかったり、必要な配慮をしてもらえなかったりと、肉体的に辛い思いをしている女性も多くいるんです」

──何か印象に残っている被害の事例はありますか?

「妊娠期間中の被害としては、『妊娠しているのに長時間立ちっぱなしや休日出勤させられた』、『なにかあったら責任取れないという理由で一方的にクビにされた』、『切迫流産で休んでいる間に退職通知が届いた』、『妊娠したことで一緒に働いている同僚に迷惑がかかるんだから、一人ひとりに謝れと言われた』といったものがありました。妊娠初期に出血が続いても会社を休ませてもらえず、結果的に流産したら、上司から『バチがあたったんだね』と言われたケースもあります」

──そんな扱いを受けたら、精神的ダメージも相当大きいですよね。

「流産してしまった結果、自分を責め続けている方もいらっしゃいます。無事に出産されても、当時のフラッシュバックに未だに苦しめられているという方も多いです」



妊娠前にもマタハラが...。復帰しても不当な配置転換を強制


画像素材:PIXTA

──産休や育休中のマタハラもあるのでしょうか?

「数多くの相談が寄せられています。例えば、『保育園が決まって復帰予定で社長との面談に出向いたら、産休前の役職と給与はなかったものになっていた。会社の言い分は、「会社組織が変わって新体制になっただけ」というものだった』、『出産前の入院中に自宅付近まで押しかけて退職強要、転職時の不利をほのめかされ、出産直後に強制的に解雇された』といった内容です」

──そんな会社だと、復帰したところで理不尽な扱いをされることは目に見えていますね。

「会社復帰後に受けたマタハラとしては、『半ば強制的に、正社員からパート社員へ変更させられた』、『不当な配置転換に異議を申し立てたら、契約書に判を押さないと保育園に提出する就労証明を出せないと言われた』などがあります。また、妊娠前のマタハラとしては、『2か月に1度程度、上司から妊娠してないか確認されるだけでなく、体外受精や人工授精をおこなっているかも聞かれた』、『内定式の社長あいさつで、女性の方は妊娠しないでくださいと全員に向けて言われた』などがありました」

──どの事例も、「妊娠したら用済み」といった扱いですね。

「実はわたし自身、17年前に妊娠を理由に解雇されて裁判を起こしたことがあるのですが、そのときは『マタハラ』という言葉こそなかったものの、当時と今とで社会で起きていることは変わっていません。この実態を多くの人に知ってもらうことで、今の子どもたちが大人になるころには、『マタハラって何? 昔はそんなひどいことがあったなんて信じられない』という考えが当たり前の世の中になっていればと願っています」

──理想の世の中をみんなでつくっていきたいですね。今日はどうもありがとうございました。

マタハラは、これから妊娠する人、今まさに妊娠中の人に限らず、家族やパートナーを支える男性にとっても大きな問題。「自分は結婚していないから関係ない」と思う人もいるかもしれませんが、みんなが気持ちよく働ける会社とそうでない会社のどちらがいいかと言われたら、きっと前者がいいと思うはず。そのために今自分にできることを、今一度考えてみたいですね。

【取材協力】
マタハラNet

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五輪まで8カ月。南スーダン陸上代表の紅一点に密着。コーチに叱られてばかりの彼女に劇的な変化が!:YOUは何しに日本へ?

2020年2月17日 19:49 テレ東プラス

日本を訪れる外国人たちを空港で勝手に出迎えてアポなしインタビュー! そのまま密着取材を行う「YOUは何しに日本へ?」(毎週月曜夜6時55分~)。今回は「JKで金!Jリーガーで金!主夫で金!目指せ!未来のスーパースターYOU SP」ということで、日本で金メダルを狙うYOUを求め、空港で突撃取材を敢行。果たして今回はどんな面白YOUに出会えるのか?

前回、南スーダンの陸上代表団が「東京2020オリンピック」開催の8カ月前に来日したところで声をかけた。群馬県前橋市のご厚意により、本番までの長期合宿に完全密着させてもらえることになった「目指せ!金メダルYOU!」。その後を追う!

密着第2弾の今回は、YOUたちを支援してくださる前橋市のみなさんにご挨拶をするため、みんなで市役所を訪れたところからスタート。会議室でズラリと鎮座するみなさんに囲まれ、一言コメントを求められた18歳のシャイなルシア(女子100m)は、「日本に来させてくれてありがとうございます...」と、言葉少なに挨拶を終えた。おかげで訪問の後、ジョセフコーチから「しっかりしゃべりなさい!」と叱られてしまった。

夕方、ルシアの部屋を訪ねてみると、きれいに片付いて快適そうだったが、「とっても良い部屋だけど、なんだか怖いわ、私には広すぎて」とつぶやいて、市役所の人が買ってくれたお気に入りのぬいぐるみをぎゅっと抱きしめた。

さっそくオリンピックへの思いを聞いてみると、この長期合宿が決まったとき、最初は不安だったという。チームで女子は1人だけだし、7人きょうだいの末っ子として育ったルシアが家族と離れて暮らせるのか、母親も心配しているらしい。

それでも、オリンピックで勝って南スーダンの人を喜ばせたい、という夢のために日本にやってきた。金メダルをとって、紛争が絶えず「世界で一番貧しい国」と言われる南スーダンに笑顔をもたらしたいんだって。ルシアは心の優しいJKなのだ。

ならば日々練習あるのみということで、まずは20本の坂道ダッシュ。きついメニューも、「まだまだ走るわ、練習好きだもの」と意気込むルシアだったが、15分後には疲れて広場にへたりこんでいた。しかし、ジョセフコーチは「ルシアはもう1回(坂道ダッシュ)だ。強い気持ちがないと何も成し遂げられないんだ」と厳しい。

ダッシュが終わったら次は筋トレ、と練習メニューをひたすらこなす。これまで素のまま走るだけだったYOUたちは、日本式レーニングを積めばまだまだタイムは伸ばせる、と指導員&現役選手の小渕さんは期待で目を輝かせる。

来日11日目にやってきたのは、日本語学校「フジ・ランゲージ・スクール」。今後YOUたちはここに週4日通い、練習や生活に必要な日本語を学ぶのだ。

レッスンが始まってみると、ルシアは名前を書くのにカタカナを使ったり、簡単な日本語のあいさつも知っていて先生がたに褒められた。いつのまに覚えたのかと聞くと、実は友だちになった女の子に教えてもらったという。シャイなルシアに、いつの間に友だちが!

日本語学校のあとは、グラウンドでのトレーニングだ。するとその前に、今回一緒に練習をするという女の子、"ミノル"さんと"エミ"さんの2人が紹介された。何を隠そう、この同い年で同じ100m選手のエミさんがルシアに日本語を教えてくれる友だち。友だちがいれば厳しい練習も楽しい、とルシアはうれしそうだ。もちろん練習中は、良きライバルとして切磋琢磨しているという。

数日後、YOUたちは温泉旅館「たちばなの郷 城山」へ。地元では入浴といえば川なので、初温泉に「ワクワクしている」という。勝手がわからずスリッパを履いたまま入ってしまったり、お湯が熱くてびっくりもしたが、温泉にのんびりつかるのは気持ちが良く、ピョンピョン飛び跳ねてまさかの喜びの舞いまで見せてくれた(笑)。

さっぱりしたあとは初の宴会。南スーダンでは食事中は話をしない習慣ではあるが、アブラハムがふるまわれた和牛について、「おいしいです」と日本語で感想を教えてくれるなど、少しずつ変化が。

食後には、アブラハムが人生初のカラオケにも挑戦! 前橋のみなさんに感謝を伝える即興ラップを...ということで、"がんばれって声をかけてくれるから、自分はきっと何かを成し遂げられる"と、ラップで伝えたところで、今回はここまで。オリンピック出場まで、まだまだ密着は続きます!

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「福島に行くと肩書は意味がない、優秀だと思っていても全然役に立たない」ーー。「SAPジャパン」宮田伸一さんが語る地方での活動の大切さ

2020年2月17日 16:30 テレ東プラス

企業のトップなど、今、会いたい人をフィーチャー。MCの田村淳が鋭く斬りこみ、トークセッションから新たなビジネスの創造を目指す「田村淳のBUSINESS BASIC」(BSテレ東 毎週日曜よる11時)。番組では「地方ビジネス最前線」と題し、「あすびと福島」「オイシックス・ラ・大地」「トラスコ中山」「SAP(エスエーピー)」の4つの企業の担当者が出演した。

テレ東プラスでは、この4つの企業の担当者を取材し、さらに深掘り。この記事では「SAPジャパン」常務執行役員であり福島浜通り復興・再生支援担当の宮田伸一さんのインタビューをお届けする。




「何も役に立たないかもしれない」福島で知った衝撃


ドイツに本社を置き、世界180の国に展開する企業向けソフトウェアの世界的企業であるSAP。その日本法人であるSAPジャパンには各国法人の中で唯一独自の理念がある。

"ニッポンの「未来」を現実にする"

「私たちの強みはテクノロジーはもちろん、お客さんの熱い思いに徹底的に付き合っていくことができる人材が揃っていることだと思います。黒子として、お客さんと一緒になって新しいことに取り組んでいく。それはDNAになってきています」

その代表的な例が地方への取り組みだ。大分県とのビッグデータ活用の災害対策や、沖縄県における観光客の行動データ分析の取り組みは、現地でSAPの社員自身が課題を見つけ、そこから形になったものだ。


宮田さん自身が地方での社会貢献、社会課題の解決への思いを抱いたきっかけは、日本のトップ企業の経営幹部候補が集まるリーダーシップ・プログラムで訪れた福島だった。

「プログラムはインドのスラム街やイスラエルの分離壁に行くなど、いろんな原体験とショックを与えて、日本の経営幹部候補の鼻を一遍ポキッと折るというのが目的なんです。その一環で先ほど挙げた場所に匹敵する場所として訪れたのが、東日本大震災の被害に遭った福島でした。廃墟になってしまった町、誰も歩いていない商店街、壊れてしまったコミュニティを目の当たりにし、SAPはここでは何の役にも立たないかもしれないと、一瞬立ち止まってしまいました」

半年後の2018年7月、宮田さんは福島を訪れた際に知り合った「あすびと福島」でSAPの研修をスタートさせ、これまで延べ100人以上が参加している。


研修では津波の被害で廃墟になってしまった街、道路1本を挟み避難解除地域と避難継続地域が分かれる原発被災地の現状、住民が戻らない市街地の様子などを目の当たりする。

「例えば風邪を引いたら薬を飲めば治るというように、大概のことには解決策がある。けれど福島に行くと、誰もが納得する解決策が時に存在しない、ということを思い知る。ましてや肩書は全く意味がないし、会社では優秀だとしても現地ではひとりの人間としては全然役に立たない。もの凄くモヤモヤする」

こうした体験や、現地の社会起業家、リーダーたちとの対話が、社会というものの実態、社員にとって自分の生きる意味、SAPジャパンという会社の存在意義を見直す良い機会になるという。

もちろん、この研修を通して全ての人間が変わるわけではない。

「東京の魔力ですね。行くと強烈なインパクトを受けるのですが、東京に帰ってくると忙しいので多くは『四半期の目標を達成しなければ』と元に戻っちゃいます(笑)」

「よく2対6対2の法則と言いますが、組織の2割が変わったら残りはそれにつられて変わっていくものなのでそれで良いと思います。エネルギーを充填された2割のメンバーは、チャンスがあれば福島での経験の続きのような仕事がやりたい、地方に行ったりお客様を連れて行ったり、仕事としてど真ん中で社会課題に取り組みたい、となっていきます」



熱意がないとテクノロジーがいくらあっても何もできない



番組では東北を支援する異業種3社(「あすびと福島」「オイシックス・ラ大地」「トラスコ中山」)と一緒に登壇した。いずれも以前から関係の深い企業だが「改めて素敵な方々と一緒にやってきたんだと思いました。番組出演にあたりお互いに相談し合ったことで絆も深まったと感じています」。

MCの田村淳さんの感想については「淳さんって頭が良いなと思いました。出演者がコメントしたらそれを拾うのか、拾わないのか。拾ったら次の展開をどう組み立てるのか。話の膨らまし方もすごく的確で、場の組み立てがすごく立体的に見えている。あれぞ芸だと思いました」とうなった。


番組内で挙げた大分県や沖縄県での取り組み、さらに2019年には政府や地方自治体向けのビジネスを支援するシンクタンク組織「SAP Institute for Digital Government」も設立された。宮田さんはこうした組織的な取り組みがある一方で、ボトムアップからの取り組みも重要だと語る。

「泥だらけのジーパンと長靴で降り立って、現地で取り組む人たちと同じ目線で向き合う。自分の目で見るという原体験がないと上滑りをしてしまう。こうした取り組みは組織的な仕掛けに比べると、すぐにはビジネスにはつながらないですが、ただ新しいことをやる、こうした課題を解決するんだという熱意を生むエンジンなんです。それはとても大事なことだし、放送でも言いましたが、その熱意がないとテクノロジーがいくらあっても何もできないと思っています」

さらに熱意は人との縁を生み、別のプロジェクトへとつながっていく。

「例えば福島浜通りでいろいろとやっていると、民間の立場で地方の課題を解決しようと動いている人たちから『SAPさんもやっているんですね』と声がかかる。点と点がどんどんつながっていきます」

今後取り組みたい地方の問題は何ですか。そう質問すると宮田さんの口から出てきたのは地方ではなく、"東京の問題"だった。

「東京の立派なオフィスで、机の上の資料を基にビジネスモデルを作って、本当に地方の課題を解決できるのかというと、そうではなくて。どこの誰が苦しんでいるかちゃんと足を降ろしてみなきゃだめだと思います。そうじゃないと、ちょっとうまくいかないと『やめた』となってしまう。東京に暮らせば豊かですし、『この課題は絶対に自分が解決しなければならない』という熱量を持ちにくい。そういう点は東京のデメリットだと思うんです」

だからこそ日本中で起きている課題を自分事として考え、取り組んでいく。その大切さを知るSAPジャパンは、熱意をもった人たちとタッグを組み、地方から日本にイノベーションを起こそうとしている。


【SAPジャパン プロフィール】https://www.sap.com/japan/

エンタープライズ・アプリケーション・ソフトウェアにおけるマーケットリーダーとして、あらゆる業種におけるあらゆる規模の企業を支援しているSAP SEの日本法人として1992年に設立。常に最終消費者を意識した、デザインシンキングを用いたSAP独自の方法論と、インメモリー、モバイル、クラウドなどの技術を駆使して、イノベーションを支援している。

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