危険生物に悩まされる近隣住民のSOSに出動! 外来種が大量発生して困っている池の水を全部抜き、そこには何が潜んでいるのかを大調査する大人気シリーズ「池の水ぜんぶ抜く大作戦」(4月より、月1回レギュラー放送スタート!)。
3月11日(日曜夜7時54分~)の放送では、田村淳(ロンドンブーツ1号2号)と俳優の池松壮亮が戦国武将・真田幸村公の叔父にあたる真田高勝公のお墓が祀られた真田家ゆかりの寺「龍顔寺」住職からのSOSに対応するが、実はその水面下では、ある壮大なビッグプロジェクトが進められていた!
淳と田中直樹(ココリコ)は、小田原城にいた。なぜ小田原城なのか...。なんと38年ぶりに、小田原城のお堀の水ぜんぶ抜くことになったからだ。
そこでこの日は、お堀の水門を開けるロケを敢行。淳と田中が水門を少しずつ開けると、水が渦を巻いて流れ出していく。3月11日(日)放送分では、お堀の水の抜き始めまでを放送! 実際に抜いた後の生物の捕獲などの様子は、レギュラー化が決定した4月の放送で詳しく伝えていく。
小田原城のお堀を水抜き!
淳は「城のお堀をやりたい!」とずっと思っていたそう。今回念願叶っての水抜きに、意欲満々だ。
そこで第7弾の収録後、MCの淳と田中にインタビューを敢行した。
プロデューサーから"すごい数の依頼がある"と聞かされました
――第7弾の見どころは?
淳「まず、真田家ゆかりのお寺の池に行きました。今までにないSOSの内容で、池の方に御神木が倒れて"それを何とかしたい! 池の水を抜かないと処理できない"という依頼でした。抜く作業と御神木を何とかするという2つのミッションが同時に重なって"これは日本全国に池が汚れているだけじゃないSOSがあるんだ"ということを知った池でしたね。池の水を抜くことで、また違った悩みや人を救うことができる...という新たな道が見えた気がしました」
田中「僕が行った池は、トンボの数が少なくなってきているので、そこを食い止めたいという目的がありました。池の困っている理由が本当に様々で、番組で向き合っていなければ知らないまま終わっていただろうなと思います。ロケに行く度に思いますが、池って地域の方とものすごく密接な関係にあるんですよね。みんな気になってるけど、こういう機会がなかなかない。ロケになると、みんな関心があるからたくさん集まってきてくれたり...。ロケを機に、学校規模で"生き物の保護のしかた"を考えてくれたりするんです」
――月1のレギュラー化が決まりましたが...。
淳「月に1回池の水を抜けるというワクワク感は高まりましたね。当初"そんなに池の種類があるのか"ということを心配していましたが、プロデューサーから"すごい数の依頼がある"ということを聞かされて、様々な内容のSOSなので、池の数は心配せず、あとは自分の体力の問題ですよね(笑)。まぁワクワク感は相当あるんで、今年1年間、少なく見積もって12池。どんな池と出会えるかというワクワクの方が大きいです」
田中「月1になると聞いて本当にビックリしました。でもそれだけ困ってる人がいるんだなと。それでも間に合わない、数で言うと月1でも追いつかないくらいのペースだと聞いたので。"次に行く池はどんなところなんだろう?"と興味深いですね」
淳「あと、『池の水を抜きに来たよ!』とさらりとやってくるビッグゲストがいるので、そこもお楽しみに...。今回の池松くんもですが、普通に仕事をしていたら、なかなか会えない俳優さんなので」
田中「思いもよらない方が来てくれますからね!」
――いよいよ小田原城のお堀の水を抜くということですが...。
淳「他の番組で何度かロケに来ていて、お掘りがあまりキレイな色じゃなかったんで、観光課の方に『抜かせてください、抜かせてください』と何度かお願いしてたんですよね。『抜きたいんでけど、お城なんでGOサインがなかなか出しづらいんです。でも、そういう機会があればぜひ!』という話を、5カ月くらい前にしていたんですよ。環境大臣にご出演して頂いたことが相当大きかったんじゃないかと...。お城を管理している偉い方も、"この番組だったらいいんじゃない?"となったんだと思います」
田中「言ってたもんね、ホントに。それが実現して...。自分でこの仕事を取ってきたようなもんだもんね(笑)。すごいですよ!」
淳「僕、福岡の観光課の人ともつながっていて、『池の番組のスタッフとつなげていいですか?』みたいな話をするんですよ。この前、伊勢市の人とイベント出演した時も、伊勢市にはたくさん歴史的な神社があって神社には池もあるので、『抜かせてください』とお願いしたら、「ぜひぜひ」と言われました」
田中「普通行けないような場所に行けたり、別の仕事でロケに行ったときとか、いろんな方が『自分の町にも来てほしい』と言ってくれたりして嬉しいですね」
淳「だんだん規模が大きくなっているので、第7弾で紹介した福岡市の鳥飼八幡宮みたいな、すごく小さい池なんだけど、きれいにしなきゃいけない理由があるという池もドンドン行きたいですね。大きい池も小さい池も両方やれると楽しそうですよね」
田中「"最後までやり切る!"というのが番組の目標でもあるので、予算や時間的なことはあると思いますが、1つ1つ丁寧にやっていけたらいいなと思います」
気になる第7弾の内容はコチラ!
長野県上田市『龍顔寺』
出演者:田村淳(ロンドンブーツ1号2号) 、池松壮亮
戦国武将・真田幸村公の叔父にあたる真田高勝公のお墓が祀られた真田家ゆかりの寺 「龍顔寺」住職からのSOS!昨年8月の豪雨で、樹齢300年の御神木が池に崩落!倒れてしまった御神木を池から取り除き、外来種も駆除したい!
大阪府枚方市『山田池公園』
2017年11月放送の第5弾で水を抜いた超巨大池、「山田池」のその後。地引網で一網打尽作戦!前回、少し池の水を残していた「山田池」。今回はぜんぶの水を抜き、ライギョの全捕獲に挑む!
福岡県福岡市『鳥飼八幡宮』
出演者:あばれる君
真緑に汚く濁った放生池。100年の歴史を誇る池が消滅の危機に!今の汚い状態のままだと、神社の景観を損なうため、4年後の遷宮で池を潰すことになるかもしれない。かいぼりで綺麗にして池を存続させたい。
岐阜県羽島郡笠松町『笠松トンボ天国』
出演者:田中直樹(ココリコ)
岐阜県にある日本で有数の規模の広さを誇るビオトープ「笠松トンボ天国」。38種類を超えるトンボがいたが、現在23種類くらいまで減っている。地域住民や小学生と一緒に守っているトンボのヤゴが、外来種の魚に食べられているらしい。ここには6箇所の大小の池があるが、その中で一番大きい「トンボ池」に近年、ライギョやアカミミガメが繁殖しているので、何とか手を打ちたい。