毎週土曜日夜9時の「連続ドラマJ」。4月14日(日)からは直木賞作家・奥田英朗原作の『噂の女』を放送。主演はこの作品がゴールデン帯の連続ドラマ初出演となる足立梨花。小さな町を舞台に、噂が絶えない謎の女・糸井美幸が周囲の男たちを翻弄し、手玉に取ってのし上がりゆく、めくるめく愛憎劇が繰り広げられます。原作は、2002年『邪魔』で大藪春彦賞を、2004年『空中ブランコ』で直木賞を受賞した奥田英朗による『噂の女』。ひとりの女性を取り巻く愛と欲望のノンストップエンタテインメントが今ここに誕生します!
「テレ東プラス」編集部は、先日行われた、『噂の女』のヴィジュアル撮影現場にお邪魔し、当日の様子をお伝えしていきます。
撮影現場にガウンをまとって登場した足立さん。スタッフと共にヴィジュアルの構成や細かいポジションなどを確認すると、ガウンを脱ぎ、シンプルながらも両肩が出た"魔性の女"美幸を彷彿とさせるようなセクシーな姿に変身! 撮影では、足立さん扮する糸井美幸が持っている「表の顔」と「裏の顔」を大きな鏡を使い、一枚の写真で表現するといった演出のため、カメラマンや演出と共に目線の位置を何度も確認。シャッターが切られる中、少し難しいお願いにも「いいですよ」と爽やかに対応してくださる足立さん。現場も終始、和やかな雰囲気に包まれていました。
また、撮影の合間には大きな鏡を置いていた緩衝材(いわゆるプチプチ)を、うっかり押してしまい、その音に反応して思わず笑みが漏れる一幕も。セクシーな姿を撮影しつつも、キュートな彼女の素の様子も垣間見られる撮影現場でした。
こちらが完成したポスター。どちらの美幸が本当の顔?
◆主演・足立梨花 コメント
原作を読ませていただいて、私の演じる役が「美人じゃないけどなんか気になる」ような人物だと知って、ちょっとホッとしました(笑)。読んでいくうちに私自身どんどん作品に引き込まれていって、糸井美幸ってどういう人物だろうと想像しながら読ませていただきました。
私もどちらかというと田舎に育った方ですが、田舎では周りの人が顔見知りだからこそ、見栄があったり、できないことがあったりする部分があるので、どこの町でもこういうことが起こっているんじゃないかと思うような描写がたくさんあり、共感できました。ゴールデンタイムの連続ドラマで主役は初めてなのですごく緊張していますが、原作ファンの皆さんの糸井美幸像に負けないぐらいの美幸ちゃんを作っていけたらいいなと思いますし、皆さんから"あの子って一体どういう子なんだろう?もっと知りたい"と思ってもらえるように演じていけたらいいなと思います。
◆プロデューサー・橋本かおり コメント
奥田英朗さん原作の『噂の女』をドラマ化するにあたり噂の女のキャスティングが重要でした。狭い町の中で前半戦は彼女に関するいろんな噂が飛びまくり、本心がわからない謎の女、後半戦はいよいよ男たちが翻弄され、女がむくむくと生きていく様を演じてもらいます。男を手玉にとる強い女に一見みえない清純イメージの足立梨花さんにあえて演じていただくことで摩訶不思議な魅力の作品になると確信します。
原作には後半しか登場しない刑事ですが、この町を唯一愛しているかもしれないピュアな刑事がヒロインをどこまで追いつめられるかも見どころです。「噂の女」が毎週、噂になるべく各話の見どころ満載です。
◆あらすじ
糸井美幸は、キュートな風貌とセクシーな一面を持つ、小さな町に暮らす噂が絶えない女。というのも、美幸が愛する男は、金持ちばかり。かつての美幸は地味で目立たない存在だったが、ある時を境に、魅力的な女に変貌を遂げ、多くの男たちを手玉に取り、のし上がっていく。しかし、美幸の周りでは「酔って風呂に入ったことによる溺死」という、男たちが全く同じ死因で命を落としていることが発覚。その噂を聞きつけ、内偵に乗り出すのが所轄署の男性刑事。果たして美幸は、捕まってしまうのか? はたまた華麗に身を翻し、人生をすり抜けることができるのか?