4日(火)12時頃に徳島県南部に上陸した台風21号は淡路島の東を通過して、14時頃、兵庫県神戸市付近に上陸しました。
徳島に上陸し、兵庫に再上陸するのは、台風20号と同じコースです。
大阪市で風速40m/s超、20年ぶり
台風の通過に伴い、近畿エリアは暴風雨に見舞われ、和歌山では観測史上1位となる57.4m/sの最大瞬間風速を観測した他、大阪でも1961年以来57年ぶりの45m/s超となる47.4m/sを記録しました。
近年にはないような暴風が吹き荒れたことで、各地で屋根が飛ぶなどの被害が発生し、広範囲で停電も起きています。台風の中心付近で一時的に風が弱まった後、遠ざかるタイミングで吹き返しの風が強まる所がありますので、油断しないようにしてください。
雨も激しく、兵庫県郡家で84.0mm、神戸で59.5mm、和歌山県湯浅で64.0mmを記録しました。
東海や北陸でも急な荒天に警戒
台風の動きが速いため、暴風雨の時間はそれほど長くありませんが、少なくとも2時間程度は危険な状況が続くと見られます。夕方前にかけては東海や北陸でも急激に風雨が強まりますので、厳重な警戒をしてください。