非常に強い勢力の台風24号は、30日(日)11時には宮崎県串間市の南約60kmにあって北東に時速45kmと速度を上げて進んでいます。
鹿児島県、宮崎県を中心とする九州南部が暴風域に入っています。
▼台風24号 9月30日(日) 11時推定
今日の夕方以降 四国〜紀伊半島に上陸へ
台風はこの後、速度を早めながら北東方向に進みます。
九州に最も近づいた後、昼過ぎには四国に接近。夕方から夜にかけて四国または紀伊半島に上陸する見込みです。
この先の進路が海水温が高い黒潮の流れるエリアと重なるため勢力はあまり弱まらず、非常に強い勢力を保って上陸する恐れがあります。
その後、東北は30日(日)深夜以降、北海道では1日(月)早朝に風雨が強まる見込みです。
北海道胆振東部地震の被害エリアでも強い雨や風の恐れがあるため、避難や対策などは今日30日(日)のうちに済ませてください。
このあと新幹線の運休や高速道路の通行止めも
このあとの台風接近に伴い、東海道・山陽新幹線では、午後からすでに運休することが決まっています。
また、夕方から東名高速道路など、各地方を結ぶ基幹となる高速道路でも、通行止めの見通しを、各高速道路会社から発表しています。
先日の台風21号で大きな被害を受けた関西国際空港も、滑走路が閉鎖になりました。
大阪や名古屋は今夜、東洋は深夜 外出危険な暴風雨に
今回の台風24号は、大阪・名古屋・東京と日本の主要三大都市への、大きな影響を及ぼすおそれが高まっています。
大阪は今日30日(日)18~21時頃が、名古屋でも19時~23時頃が風雨のピーク。この時間帯は特に危険が高まりますので、外出はしないようにお願いします。
京阪神のJR在来線は正午までに全ての運転を取りやめることを決めました。
東京は台風の進路からやや離れるものの、今夜23時~明日10月1日(月)2時頃を中心に記録的な暴風が吹き荒れるおそれがあります。生活時間帯から外れますが、早めの帰宅が安心です。
伊勢湾周辺では記録的な高潮に警戒を
台風や低気圧が接近して気圧が低くなると海面が持ち上がったり、強い風によって海岸に海水が吹き寄せられることにより海面が上昇することで、高潮による被害が出ることがあります。
台風24号の進路の右側にあたる伊勢湾や東京湾では、台風接近時に潮位が上がり、高潮が発生するおそれがあります。
特に伊勢湾や三河湾は台風接近と満潮時刻が近いため、記録的な潮位となる危険性があるため、厳重に警戒をしてください。