【写真を見る】山田杏奈は、「今後は青春ラブストーリーのヒロインもやってみたい」と告白!
ABCテレビが立ち上げた新たな連続ドラマ枠「ドラマL」の第2弾「幸色のワンルーム」(毎週日曜夜11:35-0:05ほか)が、7月8日(日)よりスタートする。
本作は、2017年2月より無料マンガサイト「ガンガンpixiv」にて連載され、累計閲覧数が2億8000万を突破したはくりによる人気コミックを実写化。
生きる希望を失った少女「幸」(山田杏奈)と、マスク姿の「お兄さん」(上杉柊平)のいびつな共同生活を描いた話題作だ。
今回は、本作でドラマ初主演を務める山田にインタビューを行い、作品への思いや撮影現場でのエピソード、今後の展望などをたっぷり語ってもらった。
闇を抱えている役が多い
――ドラマ初主演ですが、オファーを受けたときの率直なお気持ちをお聞かせください。
本当にびっくりして、自分でいいのかな…という不安はありましたが、素直にうれしかったです。
私は闇を抱えている役をやらせていただくことが多いので(苦笑)、原作を読んで幸のことを知ったとき、私だからこそ表現できることがあるのかなと思いました。
原作者のはくりさんとは衣装合わせのときに初めてお会いして、「幸ですね!」とおっしゃってくれたのがすごくうれしくて、安心しました。
もっと勉強して、幸のイメージをつかんでいきたいなと思いました。
いつも原作を現場に持って行きます
――演じられる幸について教えてください。
幸は学校ではいじめを受けて、家では虐待されて、上杉さん演じるお兄さんと暮らし始めるのですが、幸はお兄さんの前では明るく無邪気な女の子を演じているんです。その裏には、いろいろな思いが隠れていて…。
私は明るい性格の役の方が苦手なので、演じるときはいつも「よし、やるぞ!」と気合を入れてから撮影に臨んでいます。
逆に、本心をさらけ出すシーンでは、幸の気持ちにすっと入ることができたと思います。
――そんな幸に、共感できるところはありますか?
幸はいろんなことをあきらめていて、普通の幸せを知らないのですが、お兄さんと生活を共にすることで成長していくんです。
私自身も割と「冷めているね」と言われることがあるので、そういうところは共感できますね。
――演じられる上で、心掛けていることはありますか?
いつも原作を現場に持って行くようにしています。撮影するシーンと同じところを何度も読んで、幸の表情や心情をイメージしながら「口ではこう言っているけど、本心はこうだから…」と整理しながら演じるようにしています。
それと、明るく振る舞うことに苦手意識があったのですが、体を動かしながらせりふを言ってみたり、立ち上がったりしながら演じてみると、明るい幸を表現しやすくなることが分かりました。
今も幸を演じながら、日々幸の像を深めていっている感じです。
“キラキラ”した役がやりたいです!
――共演の上杉さんについてお聞かせください。
上杉さんは9個年上で、本当のお兄さんという感じで頼りになる存在です。最近は撮影の合間に「学校どう?」とかいろいろ話し掛けてくださいます。
――印象に残っているシーンはありますか?
いじめを受けるシーンの撮影が一番印象的だったのですが、実はとても楽しかったんです!(笑)
外でバケツに入った水をクラスメートから掛けられるというシーンだったのですが、その日はとても暑い日だったので、すごく気持ちよくて…。
その後は、砂場の砂を頭の上から掛けられて…というなかなかひどいことをされているのですが、涼しくて楽しかったです(笑)。
――今後、どのような役をやってみたいですか?
“キラキラ”した役がやりたいですね(笑)。たとえば、青春ラブストーリーのヒロインとか!
私はそういった役に縁がなくて…(苦笑)。いじめられたり、殺したり、殺されたり、という物騒な役が多いので、挑戦してみたいです。
――では最後に、視聴者にメッセ―ジをお願いします。
私なりに、幸の二面性を表現しました。原作から幸という女の子の魅力を吸収して、実写ならではの魅力を出せるようにワンシーン、ワンシーン撮影に臨んでいます。
見ていただいて、いろんな感想を持っていただけたらと思います。(ザテレビジョン)