【写真を見る】追い詰められた春田は思わず号泣!?
おっさんたちの恋愛模様が複雑に絡み合い、ますます盛り上がりを見せる土曜ナイトドラマ「おっさんずラブ」(毎週土曜夜11:15-0:05、テレビ朝日系)。女好きだが全くモテない33歳の主人公・春田創一(田中圭)が、乙女心を隠し持つ部長・黒澤武蔵(吉田鋼太郎)とイケメンでちょっとドSな後輩・牧凌太(林遣都)の2人からそれぞれの一途な愛をまっすぐぶつけられ、心乱される毎日を送っている第2話では、黒澤が春田に恋したきっかけや、牧の春田への本心も明かされ、ますます波乱の展開を繰り広げそうだ。
「ザテレビジョンWEB」で連載中の「おっさんずラブSP特集」第3回では、物語の舞台となる春田と牧がルームシェアしている春田の実家や、春田らが勤務する天空不動産に潜入! 撮影裏側とともに、セットや衣装へのこだわり、撮影を通して感じた“すごさ”を貴島彩理プロデューサーに語っていただきました!
春田とのルームシェアで、春田に恋する牧がママ化!?
住む場所を探していた牧を誘い、春田の実家でルームシェアをスタート。「春田がずっと暮らしてきた実家なので、33年間住んできたリアリティや生活感を出すことにこだわりました。ゴチャゴチャと物が多かったり、子どもの頃のおもちゃや虫かごがそのまま置いてあったり…と美術部がかなりこだわって作ってくれました」(貴島P)。
さらに、春田と一緒に暮らすことで、牧が春田に恋する気持ちが抑えきれなくなっていくのだが、文句を言いつつも世話を焼いてしまう牧はまるで春田のママ!? 「牧が若干お母さん化してきていて、春田を好きだからしょうがないなって、世話を焼く様子がとても可愛いんです。アドリブで春田の靴下を脱がせてあげた時は、(田中)圭さんも胸キュンしたそうです(笑)。現場で見ていたスタッフたちも思わず胸キュンしちゃいました」(貴島P)
[PAGE]春田&牧のランチタイムをのぞいていた黒澤の部屋のイメージは?
部長の部屋は刑事部屋をイメージ
恋する矢印が複雑に入り組んでしまっている、天空不動産のセットにも潜入。細部にもこだわりがたくさん詰まっており、「関東エリア1位の成績を誇る“家を売る人たち”が働く職場だ、ということを意識しました。家を売るということは人の人生を売る商売でもある。そんな彼らが働く場所なので、明るくてオシャレで勢いのある感じにしたいなと」(貴島P)。
さらに、職場での激しい恋愛模様が繰り広げられるため、「真ん中に共有のオープンスペースを作りました。会議や朝礼もできますし、お昼を食べたりとか、いつもお互いの顔が見える作りにしました。これから人間関係が発展していくときに、みんなの顔が見えやすい方がおもしろいですよね」と込められた思いも。
さらに、春田が自分の隠し撮りを見つけてしまった部長の部屋については、「『太陽にほえろ!』の刑事部屋みたいにしたいという監督の思いがあり、ガラスにブラインドをつけて、のぞけるようにしました。のぞくシーンのために作ったそうです(笑)」(貴島P)
[PAGE]ヒロインを熱演中の吉田鋼太郎にスタッフも胸キュン!
ヒロインの黒澤部長がかわいくて仕方ない!
おっさん同士のラブストーリーだが、壁ドンにハグ、でこチュー…とすでに胸キュンシーンも盛りだくさんな本作。胸キュンシーン量産ドラマとしてのこだわりとは?「“同性だから”とは、実はあまり考えていなくて。まっすぐ真摯に、王道の恋愛ドラマとして作りましょう、と。特にヒロインの部長がかわいくて仕方ありません。1話で春田と一緒に訂正シールを貼っていたら手が触れ合って拒絶されてしまうシーンでは、撮影を見ていたスタッフ皆が『部長かわいそう…』とつい憤慨してしまうほど。鋼太郎さんのヒロインぶりに脱帽です! “子犬のような目をして”というト書きを作ったら、本当に子犬にしか見えない瞳でお芝居してきて…。鋼太郎さんのすごさを日々体感させて頂いています」(貴島P)
[PAGE]第1話のずぶ濡れキスシーンで見せた林遣都の役者魂に貴島Pも感動
連続ドラマから参加する林遣都が見せた役者魂とは!?
繊細な表情がより一層切なさを感じさせている牧を演じている林。新たに林をキャスティングした貴島Pがスゴイと思ったことを尋ねてみると、「今回初めてご一緒するんですが、物凄く真面目で真摯な方という印象です。『お芝居のリアリティを大事にしたいんです』という相談も受けました」と明かし、衝撃的だった1話ラストの裏話も。「“巨根”というせりふも、どうしたら本気で言えるんだろうと相談してくださって。一見キャッチーなせりふだけど、ちゃんと心から言いたいと。同じシーンの『好きだ』という告白の語尾に関しても、これまでの牧だったら『好きです』と敬語なのに、『好きだ』にした意味はあるのかと質問してくれて。こちらの意図をお話したら、すごく考えてきてくださって、あのようなシーンが出来上がりました。細かいところまで嘘をつかないよう、キャラクターを現場で作り上げていく姿勢に感動しました。彼の真剣さが伝わってきたので、正直とても嬉しかったです。それで本番であの演技ですから、もう『ありがとうございました!』という気持ちしかありません」(貴島P)
[PAGE]おっさんたちのスーツに込められたこだわりとは!?
スーツの似合うおっさんたちにもキャラクターごとにこだわりが!
複雑な恋愛模様を織りなすおっさんたちのスーツにも、キャラクターごとにそれぞれ特徴が。「春田のスーツは田中さんに似合うことと、愛されるイメージとも合ったので、ブルー系に統一しました。与えられたものを着る感じで、あんまり頓着のないタイプですね。黒澤部長は、必ずスリーピースと決めていて、ネクタイも赤やピンク、紫など色柄とも派手めにして、大人の色気を出しています。若手の牧はネクタイで若々しさや爽やかさを出しつつ、おしゃれながらもきちんと感を出すようにしました。主任の武川は、渋めなチョイスとメガネで少しSっ気と怪しさを感じさせており、ネクタイは小紋タイのみというこだわりです。今はちょっと気になる存在として見えるようにしています。金子大地さんが演じる新入社員・マロ(栗林歌麻呂)は、『新人は普通着ないよね?』というふうに見えるよう、チェックスーツのみで派手な色のニットなどを合わせています」(貴島P)
第3話は春田を巡る争いがさらに激化!?
サブタイトルが大ヒットアニメ映画「君の名は。」と同じ第3話も、波乱の展開の連続!? それぞれの“愛のカタチ”が描かれる第3話で、果たしてどの場面で「君の名は?」という言葉が飛び出すのか!? ノンストップで進み続ける「おっさんずラブ」からますます目が離せない!
[PAGE]牧と武川が言い争っている場面を春田が目撃!?
第3話「君の名は。」(5月5日[土]放送)あらすじ
春田創一(田中圭)に恋するおっさん部長・黒澤武蔵(吉田鋼太郎)の妻・蝶子(大塚寧々)が「天空不動産」に、一人暮らし用の物件探しを依頼。よもや黒澤の妻だとは思わず、接客した春田は蝶子を物件内覧へと案内する。そんな春田に、蝶子は理由をごまかし、社内に「ハルカ」という子がいるか調べてほしいと依頼。お人よしの春田はうっかり引き受けてしまう。そう、それがまさか戦慄のドロ沼離婚騒動に足を突っ込む自殺行為になるとは知らずに…。というのも、蝶子は黒澤が寝言で口走った「はるたん」を「ハルカ」と聞き間違え、“不倫相手の女と思われるハルカ”を探し出そうと企んでいたからだ!
一方、「天空不動産」では、蝶子の正体に気づいた武川政宗(眞島秀和)らが「別居か!? 熟年離婚か!?」 と大騒ぎ。彼らから事実を知らされた春田も愕然となる。離婚原因は…間違いなく部長から告白された俺。部長の奥さんが探してる「ハルカ」も…俺!――前代未聞の状況にパニくった春田は思わず、同居人でもある後輩社員・牧凌太(林遣都)にすがろうとするが、どうも牧の様子がおかしく…。その矢先、春田は牧と武川が何やら言い争っている場面を目撃。その後も何かと武川に絞られる姿を見て心配した春田は、自分のことはそっちのけで、牧の相談に乗ろうとする。だが、牧は何も打ち明けてくれず…。
そんなある日、蝶子が春田に“離婚危機にまつわる事情”をすべて明かし、「ハルカ」探しへの協力を正式依頼してきた! さらに、黒澤の手帳に「デート」の文字を見つけた蝶子は、黒澤を尾行しようと決意。春田も尾行に巻き込むが、実はその「デート」の日時と場所は、黒澤が春田に「宣伝戦略の話をしたい」と指定してきたものと同じ…。つまり、「デート」の相手は春田だったのだ! どう考えても全員無傷では帰れない展開にヒヤヒヤしながら、春田は蝶子と共に、自分との待ち合わせ場所にウキウキと出かける黒澤を尾行するのだが…!?
(ザテレビジョン)