cat_oa-shujoprime_issue_c3d7aba28a26 oa-shujoprime_0_c3d7aba28a26_“ラブコメのプロ” ヨン・ウジンにインタビュー c3d7aba28a26 c3d7aba28a26 “ラブコメのプロ” ヨン・ウジンにインタビュー oa-shujoprime

“ラブコメのプロ” ヨン・ウジンにインタビュー

2018年7月31日 18:00 週刊女性PRIME

 デビューから9年。韓国ドラマ、特にロマンティック・コメディ作品には欠かせない存在となったヨン・ウジン。本国では“ラブコメのプロ”と呼ばれる彼の魅力がふんだんに発揮されているのがドラマ『内省的なボス』。彼が演じるのは、広告業界のトップに輝くブレイン広告の最高経営責任者でありながら、一日中部屋に引きこもり正体を現さないウン・ファンギ。ファンギのもとに、彼とは真逆で超社交的な女性新入社員チェ・ロウン(パク・ヘス)が現れる。ロウンには、ある目的があって……。

ヨン・ウジン 撮影/佐藤靖彦 ※アザーカットは写真ページにあります

──仕事では誰にも負けない才能を発揮するものの、人とコミュニケーションをとることに関しては消極的なファンギの魅力を教えてください。

「最初、ファンギは融通のきかないとても難しい人だと思いました。でも、ストーリーが進んでいくうちに彼の内面にある長所が見えてきます。演じていて思ったのが、もしかしたら内向きの人のほうが、日ごろから感情を表現できる人よりも相手を思う気持ちが強いのかもしれない、周囲の人を包み込む包容力があるのかもしれないということ。そんなファンギの内面が見えてくると、彼を愛さずにはいられなくなると思います」

──ウジンさんご自身にも内向的な部分がありますか?

「みなさん、多かれ少なかれそういった部分を持っていますよね。演技をすることで少しずつ変わってきたのですが、僕自身も学生のころは人見知りで内向的な性格だったんです。なので、ファンギを演じるときに当時の自分を思い浮かべました。どうやって友達とコミュニケーションをとっていたかな? とか、家族とはどんなふうに過ごしていたかな? と」

──どんな学生でしたか?

「いまでもよく会う友人が10人ほどいます。みんな高校からの仲。あのころは、彼らとつねに一緒にいました。ほかの友人を作るのが難しいくらい(笑)。それに、ひとりでいるのも好きだったんです。授業が終わって、みんなが学校で自習をしているときも、僕は自宅に帰って、自分の部屋で勉強していました。ほかにも、ひとりで映画を見に行ったりもしましたね。それは、父の影響でもあって、絵を描くのが好きな父は、家族をよく山や海に連れて行ってくれたんです。行った先で父が絵を描いているとき、僕はひとりで海や山を見ていました」

──演技をするようになって性格が変わったとおっしゃっていましたが、いまは?

「仕事を通して、人とコミュニケーションをとることがいかに大切かを学びました。以前よりも人の話をよく聞き、相手の生活を理解しようと努力するようになったんです。そうすることで、前より内向的ではなくなったと思います。そんなふうに自分自身が変わっていくことも、演技をする楽しみなのかもしれませんね。最近は、自分から話すよりも、相手の話を聞くのが楽しくて。それが、悩み相談でも(笑)」

──よく、相談を受けるんですか?

「ええ、僕の周りには話をしてくれる人が多いんです。それと、僕がかなり現実的なアドバイスをするようで、連絡をくれるみたいです」

自分を大切に思い、愛するきっかけになってほしい


──先ほど「内面を知れば愛さずにはいられない」と言われたファンギですが、彼の魅力を引き出していくのがヒロインのロウン。エネルギッシュな彼女のような女性をどう思いますか?

「女性に限らず男性もそうですが、ロウンのような明るい人が好きです。どちらかというと僕は落ち着いている性格なので、明るい人を見ると気分がよくなりますね。それに、社交的な方って自分に自信がある人が多いので、より魅力的に感じます。そばにいると、自分自身も輝くような感じがするので明るい人に惹(ひ)かれるんだと思います」

──ロウンに好意を抱くファンギですが、なかなか行動に移せません。ウジンさんはどうですか?

「僕もどちらかというと、先に告白したり、感情を見せたりできない気がします。自分の恋愛感情に素直になるって、簡単なことじゃないですよね。理想は、友人といるようなリラックスできる関係。だから、ある女性との距離がすごく近くなって、友人のような関係になれるなと感じると、急に心の扉がパッと開くと思います。演技をするというのは、自分自身を徹底的に隠して、キャラクターだけを見せていくこと。役を表現するために自分を消す作業をしていくことで、自分の感情を受け入れることに慣れてきた気がしますね」

──“ラブコメのプロ”と呼ばれているのは、ウジンさんのそういった姿勢があるからですね。

「(テレながら)そう言われるとすごく恥ずかしいです。僕にとって“ラブコメ”はとても難しいジャンル。いままで、さまざまなロマンティック・コメディ作品を見てきましたが、俳優さんの演技をみては“どうしたら、あんな上手な演技ができるんだろう”と感嘆しています。僕には、ラブコメが合わないんじゃないかとも思うこともあるんです。そんなときに、称賛の言葉をいただくこともあって。そのたびにもっともっと頑張って、深みを出していかないといけないなと思います。今回の『内省的なボス』での僕の演技に触れることで、改めて自分自身を内省し、自分を大切に思い、愛するきっかけになってほしいと思っています」

〈PROFILE〉

1984年7月5日生まれ。25歳のときに映画『ただの友達?』(09年)で俳優デビュー。その後、ドラマ『烏鵲橋(オジャッキョ)の兄弟たち』(11年)で注目を集め、『普通の恋愛』(12年)でKBS演技大賞の演技賞を獲得。『恋愛じゃなくて結婚』(14年)、『離婚弁護士は恋愛中』(15年)と続けてラブコメ作品に出演し、17年にはラブコメ『内省的なボス』、王宮ロマンス『七日の王妃』、法廷ドラマ『イ判サ判(原題)』に出演と人気ぶりを証明。日本公式サイト:http://woojin.jp/

〈作品情報〉

『内省的なボス』

超内気なボスと超社交的な新入社員が繰り広げるオフィスラブコメディ! 

DVD-BOX1、2発売中(各15,000円+税)

詳細はオフィシャルサイトで。http://naisei-boss.jp/

(c)STUDIO DRAGON CORPORATION

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篠原涼子、衰えない美貌の秘訣は“朝きゅうり”にアリ!

2020年6月3日 11:00 週刊女性PRIME

篠原涼子

あのころの美貌が衰えていませんでした

 そう話すのは、ドラマ『ハケンの品格2』(日本テレビ系)の現場スタッフだ。“あのころ”とは前作が放送された13年前のこと。

篠原涼子さん(46)が演じるスーパー派遣社員・大前春子の活躍を描いた前作ハケンの品格』は'07年に放送され、平均視聴率20%を獲得。彼女の代表作のパート2に、業界の注目が集まっています」(テレビ誌ライター)

“朝きゅうり”で全身のむくみ取り!


 唯一、心配されていたのは“見た目の衰え”だった。

前作は30代前半だった篠原さんも、今やアラフィフで2人の子を持つ母親仕事がデキるシャープな女性に見えないのではないかという不安があったようです」(同・テレビ誌ライター)

 だが、久しぶりに会うスタッフからは冒頭にあるように“変わっていない!”という声が続出したという。

「ヨガと筋トレを週5でこなす。調味料は添加物がいっさい入っていないものしか使わない。水を1日2L飲んで酵素玄米を食べる……。そんなストイックな体形管理が篠原さんの美貌を支えています。その中のひとつに“朝きゅうり”という健康法があるんです」(女性誌編集者)

 “きゅうりを毎朝、食べる”というだけの習慣だが、

「知り合いにオススメされて食べ始めたそうですが、顔や身体のむくみがスッキリするようになったとか」(同・女性誌編集者)

 ウエルネス&ダイエットエキスパートの和田清香さんによると、

きゅうりには利尿作用があるので、顔や全身のむくみを解消してくれますさらにホスホリパーゼという成分も豊富に含まれていて、これは脂肪を分解する力が強いという研究結果が出ています

サラダや飲み物もすべて常温が基本



 むくみを取りつつ、ダイエット効果も期待できるきゅうり。篠原は、食べ方にもこだわりがあって、

「冷蔵庫から出して必ず常温に戻してから食べているそうです。味つけはシンプルに塩かみそだとか」(前出・女性誌編集者)

 前出の和田さんは、この食べ方に太鼓判を押す。

「身体を冷やしがちな野菜なので、冷たいまま食べると血行を悪くする原因に。“常温で食べる”は、きゅうりの弱点をカバーしていますね」(和田さん、以下同)

 篠原はサラダや飲み物もすべて常温が基本だという。

「シンプルな味つけも塩分を控えるための対策でしょう。完ぺきです!」

 新型コロナの影響で放送が延期されていたが、今月から撮影が再開されるという報道も。

 “きゅうり”で永遠の若さを手に入れた大前春子の活躍が待ち遠しい!

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ひきこもりを救うはずが逆に追い詰める政府や家族の“失策”とは

2020年6月3日 08:00 週刊女性PRIME

※画像はイメージです

「若者」という言葉から、どれくらいの年代を想像する人が多いだろうか。

『ひきこもり』について、政府は長らく39歳までを若者と定義し、この区切りにおいてのみ、支援策をつくってきた。40歳を越えてしまった人々は、どうなってしまったのか。

 2019年、内閣府が「中高年ひきこもり」についての実態調査の結果を発表。40〜64歳を対象にした広義のひきこもりが、全国に推定61万3000人もいることが判明した。国が重い腰を上げて全国的な調査に乗り出すまでの経緯や、政府が用意する支援策の問題点などについて、1000人以上もの当事者を取材してきたジャーナリスト・池上正樹氏に話を聞いた。

39歳を過ぎたら支援せずとも関係ない


 '18年に上述の調査が始まるまで、政府は「39歳までの人々のみをひきこもりとして扱う」とし、実態の把握すらもしてこなかった。その理由は何なのか。

「そもそも、最初は“34歳まで”と区切られていました。国は'00年代前半に“ハローワークに通わない34歳までの人”などとあいまいな定義で『ニート』という言葉を使い出しましたが、おそらく34歳は『若者』と呼べるギリギリのライン。“働き盛りの無職の人々を就労の場に戻して、早めに納税者にさせる”といった年金対策のための思惑もあり、この年齢に設定したのでしょう。ひきこもりも単純に、この線引きに合わせたのでは?

 しかし、当時から“なぜ34歳を超えたら対策しないのか”という批判が多かったので、場当たり的に5歳引き上げたかたちです。結局、何も調査をしないから実態がわからず、支援側の都合で定義をコロコロと変えていただけなんです

 さらに、ひきこもりは「不登校の延長であり、思春期特有の問題だ」と切り捨てられてきた面もあり「思春期が終われば自然と解消する」と語る専門家もいたほどだという。

「行政などは身勝手な都合で“39歳までなら支援をするが、その歳を過ぎたらもう関係ない。(ひきこもりは)精神疾患なので、保健所や精神科に行けばいい”という姿勢で突き放してきたのが実態です」

 こうして根拠が不明な「39歳」という区切りを超えてしまった人々の存在は、政治のなかでは“なきもの”とされてきたのだった。

当事者や専門家たちは常に“39歳を超えたひきこもりが多いはずだ”と指摘を続けてきました。なぜなら、年代的に就職氷河期の中核層が40歳を超え、正社員になれずに、あるいは働き口が見つからずに社会のレールから外れてしまった人たちが溢れていたから。そして、そのなかに実態として、ひきこもり状態になる人たちが数多くいたのです。

 当時、内閣府の記者会見で『ひきこもり新聞』の記者が“5年前('10年)の実態調査で20数%いた35~39歳の人たちは、どうなったのでしょうか”と質問したところ、担当者は答えることができなかった。調査をすると対策が必要になり、予算もとらなければいけないから、とりあえず39歳までとしておく。こうして40歳以上は、公的データのなかでの存在を消されてしまったのです」

 根拠法が存在しないため、支援の原資がない。助けを求めて自治体の窓口にたどり着いても「39歳を過ぎているので対象外だ」と無情に切り捨てられるばかりか「本人たちが悪い」などと心ない言葉を浴びせられてきた当事者や家族が、どれだけいたことだろうか。

 以前は青少年を更生させて社会復帰させることが目的の『子ども・若者育成支援推進法』が適用されがちであったが、'15年には福祉の発想に基づく法律『生活困窮者自立支援法』が制定されることに。

「仕事に就かない若者たちを訓練して更生させようとする発想だった従来の就労目的の枠組みに対し、生活困窮者自立支援法は“ひきこもりを含む社会的に孤立した一人ひとりが、地域のなかで支え合いながら生きられる仕組みを作ろう”という福祉的な発想になったこれは大きな進歩であったと思います

 その後、内閣府は'18年にやっと、40歳以上のひきこもりについての実態調査を開始。政府が重い腰を上げざるを得なくなった経緯とは。

「国に先駆けて調査を始めたのは、地方自治体でした。都会に比べて高齢化がより深刻な自治体が多く、議員への相談が相次ぐわけです。話を聞いてみると、40歳を超えているケースが非常に多いと。これが『8050問題』(80代の親が、ひきこもる50代の子を支える構図のこと)のはしりです。“支援策は39歳までが対象ならば、あぶれた人はどうすればよいのか”と議会で突き上げられ、調査を始めた自治体がありました」

 '13年以降、山形県や島根県で調査が開始され、ひきこもり層に占める40歳以上の割合が半数を超えていることが発覚。

「さらに、自治体によっては6割、7割をも超える衝撃的なデータが次々と出てきた。私や家族会がその数字を発信すると、追いけるかたちで報道するマスメディアが増加。国は最後まで抵抗していましたが、どんどん外堀が埋まり、流れに突き動かされるかたちでようやく調査が始まった。長い、長い戦いがありました


正規雇用をゴールにしてはいけない


 この調査で、冒頭に記したとおり「40〜64歳で推定61万3000人のひきこもりが存在する」という事実が判明。そして、'19年に神奈川・川崎、東京・練馬で立て続けに起きた大きな事件をきっかけに、国の対応もスピード感を増していく。前者は通り魔事件を起こした容疑者が「ひきこもり傾向にあった」と報道され、後者は元農水事務次官が無職の40代長男を刺殺したというショッキングな内容で、注目を浴びた。

「これらの事件に関する報道が増えたころ、根本匠厚生労働大臣からの呼びかけで、私が理事を務めている『KHJ全国ひきこもり家族会連合会』や当事者団体との意見交換会も行われました。国としても、ひきこもり本人や家族の声を聞いて支援施策に反映させようという方向に転換したことを示す、大きな意義を持つ出来事でした

 そしてその後、内閣府が進めていた総額1000億円を超える就職氷河期世代支援の予算に、ひきこもり対策が組み込まれることに。一見すると、支援の予算がついてまた一歩前進という印象もあるが、池上氏は、これはゴールの違う2つの支援をくっつけた「ピコ太郎的な対応だ」と指摘する。

「'20年から3年間取り組むとして、概算要求で1344億円が投入される予定だった『就職氷河期世代活躍支援プラン』に、ひきこもり支援がプロセス不明のまま組み込まれることになりました。もともとの流れとしては、'19年6月に閣議決定したのち、7月には内閣官房に『就職氷河期世代支援推進室』が設置され、氷河期のあおりを受けて非正規になっていた人々を支援するべく“30万人を正規雇用する”と打ち出した支援策でした。

 ここにひきこもり対策が組み込まれると“ひきこもりの人たちに共通したゴールは、正規雇用である”という誤解が広がり、そこにたどり着けない人たちが取りこぼされてしまいます

 この支援プランは就労支援を目的に作られた制度で、就労支援の相談や、人材育成プログラム、採用企業への助成金が主な内容だ。そして、この支援策のなかに配置されている『サポートステーション(以下、サポステ)』は、過去にひきこもり支援に使われ、大きな失敗を引き起こした機関なのだ。

「サポステは、就労に悩む若年無業者の就労支援を目的につくられた制度です。元々、半年内に就労させた人数をノルマに課されていたこともあり、受託機関に配置されたキャリアカウンセラーなどのスタッフの中には、ひきこもりの心情や特性を理解せず、相談者を傷つけてしまい、逆に社会復帰が遠のいてしまうケースも少なくありませんでした。

 ひきこもり支援に求められているのは、個々の状況や思いに寄り添い、家族全体が将来にわたって生活していけるプランを一緒に立てていくことです。家族会は、最初の窓口でたらい回しにならないよう、断らない相談対応と多職種・多機関連携による支援を求めています。サポステには最初の窓口ではなく就職・就労の選択肢に入ってもらうとともに、ひきこもりを理解するための人材研修を要望しています」

 では、当事者にとって本当に効果的な施策とは、どのようなものなのか。

「まず最初に必要なのは、安心して相談できる窓口です。相談員に求められる資質は、福祉の観点から、ひきこもる人の気持ちに寄り添えること。“それならあそこに行けばいい”“とにかく外に出るか、働いてみるべき”などと押し付けることなく“なぜ今、こんなにもしんどいのか”を聞き、痛みを受け止めてくれる人がいて、当事者は初めてきちんと相談をすることができます」

 心ある相談員のいる窓口にたどり着いたのちには、どのようなステップを踏むべきなのか。

「まず、当事者たちは人によってそれぞれ異なる理由で、自宅や自室に避難している状態です。職場でのパワハラやセクハラ、過労のほか、家族との問題、病気や貧困など……。みんな背景が異なるので、一概に“こうすれば解決する”という方法がありません。

 ただひとつ言えることは、家のほかに自分の“居場所”を見つけることが社会復帰への第一歩であるということ。本人が行きたいと思える、自分がいてもいいんだ、と感じられる場所を作ることが重要で、それがどこかの施設や店なのか、特定の人物が存在する空間なのかなど、どんな場所かは一人ひとり違います

 支援側がイメージする“居場所”は画一的なプログラムになりがちだが、当事者が興味を持てることを探り当てて共にやってみることが、何より重要だという。

「図書館や駅の待合室で過ごしたい人もいれば、喫茶店が好きな人もいます。ある社会福祉協議会の方が対応したケースで、コーヒーをよく飲む当事者がいたそうです。相談を受けるうちに“街のカフェ巡りをしましょうか”という話をしてみると“行きたい”というので、一緒に地域のカフェを散策したところ、落ち着くカフェを見つけたといいます。

 その方にとっては、行く先々のカフェが居場所になっただろうし、最終的に“心が安らぐ”と感じるお店を見つけ通っているうちに、そこで働くことになったそうです」

当事者の“特性”に合わせた対応を


 このように、就労につながる場合もあるかもしれないし、そうではないかもしれない。しかし「その時間が大切なんです」と池上さんは続ける。

「支援側のリソースが足りず、どうしても情報提供をして終わりになってしまうことが多いと思いますが“当事者と一緒に動けるかどうか”が極めて重要。実際、前述のカフェ巡りを提案した福祉協議会の方も“あいつは昼間から喫茶店でサボっている”と通報されないか、ヒヤヒヤしていたそうです。それでも、何かチャンスがあれば当事者もそれを逃したくない気持ちはあるはずですから、“やってみたい”と答える可能性は十分にあると思います」

 前述のケースの場合は無事、自分に合った職場に落ち着けたが、実際は当事者が仮に就労を望んだとしても、社会復帰を阻む壁がいくつも存在する。そのひとつが“キャリアの空白問題”だ。

「履歴書に1〜2年の空白があると、そこで突っ込まれてしまいます。当事者たちは真面目で嘘をつけない人が多いので、例えば“ボランティアをしていた”“留学に行っていた”などうまく話を合わせることができず、正直に答えてしまう。そして、難色を示される。これはひきこもりの人に限ったことではありませんが、履歴書に関係なく、本人の特性をもっと評価するように、採用側の仕組みを変えていくべきではないかと思います

 また、仕事を探す際にはハローワークが重要な拠点となる。しかし、国民に安定した雇用機会を確保するために設置されているはずの機関が、うまく機能していない現状があるのだという。池上氏がこう指摘する。

「長年、取材を続けてきた経験から、有効求人倍率を下げるためだけの“空求人”が多かったり、応募してみたら実は振り込め詐欺の仕事だったりと、悪質なケースがあります。求人数を増やすためだけに企業に営業をかけて、形だけの求人を出すことも多い。ひきこもりの当事者が意を決して窓口で応募をしても、本人にはどうにもできない理由で、つまづいてしまうんです

 その一方で、地域の関係機関や企業と連携して、就労に関する相談窓口からマッチングまで一貫して対応するモデルケースが存在する。静岡県富士市の『ユニバーサル就労支援センター』だ。

「このセンターはひきこもりに限らず、就労ブランクが長い人や子育て、介護、病気などいろいろな理由で長時間勤務が難しい人の相談を受ける窓口となっています。地域で人手が不足している企業や団体と連携して、就労のマッチングまで行います。

 例えば、とある仕事を3か月やってみて、もっと続けても大丈夫そうであれば雇用契約を結ぶなど、柔軟な対応ができるのが特徴です。なかには交通費を負担してくれる企業や、お試しの期間中でも報酬を出してくれるような企業もあります。このように、もし就職が難しかった場合でもまたやり直すことが保証されているのは、当事者にとっても挑戦しやすい仕組みだと思います

まず第一に本人の気持ちを汲んで


 ここまで、当事者の助けになる窓口や必要なステップについて論じてきたが、そもそもひきこもりに陥ってしまう理由が家族にあるケースも後を絶たないという。まず変わるべきなのは、当事者の自主性を台なしにしてしまう家族であると池上氏は述べる。

「わが子の現状を恥ずかしく思い、隠してしまう親が非常に多いです。親が“高い偏差値の学校じゃないと許さない”“いい会社に入らないと恥ずかしい”などと、子どもの進路や仕事について介入しすぎたことで、ひきこもってしまうケースは少なくありません

 その一例が、前述した東京・練馬で'19年に起こった、元農水事務次官がひきこもり当事者の息子を殺害した事件だ。

「父親は学生時代からエリートで行政のトップまで上り詰めた人だからこそ、人に助けてもらう経験がなかったかもしれないし、周囲に弱みを見せられなかったんだと思います。その弱みとは、働かずに引きこもっている子どもの存在だった。発達障害の傾向があり清掃が苦手な息子に対して、ゴミ出しができないことを執拗(しつよう)に責め続けてトラブルを起こしたり、本人の進路に対しても、世間の目と自分のプライドを気にして“まとも”な職につかせようと奔走していました。

 最初は大学に行かせて就職させようとしたがうまくいかず、アニメ制作会社の採用を父親主導で受けさせていたようです。“まとも”に就職できないなら、アーティスト的な仕事をと親なりに期待したのでしょうか。ところが、ことごとく不採用だったため、裁判の被告人質問の際に“せめてアニメの才能がもう少しあればよかったのに、かわいそうな思いをさせてしまった”と証言しています。

 こんなこと、本来は親とはいえど人に言われることじゃないわけですよ。どう生きていくかは本人の問題なのに、なぜそこまで自分に主導権があると思っているのか。わが子には才能がない、と決めつけているのも痛ましい。被害者が自主性を奪われてどれだけつらい思いをしてきたのか、想像に難くありません

 さらに、裁判で証言された内容について、池上氏がこう語る。

「容疑者は30回以上も息子を刺したうえ、マスコミの目を恐れて早々にタクシーを呼び、ホテルに向かった。いかに周囲の目ばかりを気にしていたかがわかります。わが子よりも、世間体を中心に世界が回っていた。まずは少しでもいいから、子どもの苦しみを想像する視点を持ってほしかったと強く思います。

 高度経済成長時代を生き抜いた世代の親から見ると“自分たちはこれだけ働いてきたんだから”と比較してしまうこともあるかもしれません。しかし、時代が大きく変わっていわゆる中流が崩壊し、可処分所得も下がり続けている。特に、若い世代の収入は非常に厳しいわけですよね。年金だってどれだけもらえるのかわからない。

 子どもが自立したら仕送りをしてもらう。それが当たり前だった時代もあると思いますが、そんな期待はせずに“それぞれ自分らしく、健全に生きていってくれればよい”くらいの心持ちで接するのがいいかもしれません」 

 常に当事者を第一に考える姿勢を失ってはいけないということはよくわかった。では、子どもの行動に介入してしまう親や、自罰的な感情に苛まれる当事者たちは、具体的にはどのような行動をとればよいのだろうか。

「家族について言えることは、“親として子どもにどうなってほしいか”を考えるのではなく、本人が何を考えているのか、という点にフォーカスしてほしいです。ひきこもりになってしまった理由は必ず存在するうえ、当事者自身も把握できていないケースが多々ある。どんどん孤立していくなかで、自分の考えていることや、それが正しいのかどうかということすら、確認できなくなっているからです。

 したがって、まずは本人の話に耳を傾け、本人が言葉を紡ぎ出すのを待つこと。そして何か発信されたら、たとえ批判的な発言であっても、大きな第一歩だと思って聞くことです。“~すべき”という押しつけをやめることで、本人はプレッシャーから解放され、少しずつ対話のできる関係性が復活するはずです。これだけでもかなりの前進だと思います。そうすれば、次のステップが見えてくるわけですから」

 では、当事者たちは?

「前述したように、自分の気持ちややりたいことがわからくなってしまう人もしばしば。家族から否定され、なかなか話ができない場合もあるので、それ以外のつながりをどう作り出していくかが重要です。そこで、まずはいろんな情報を得て、自分と同じ趣味のコミュニティや、当事者同士の集まりに勇気を出して連絡してみたり、出かけてみたりするとか。人との出会いに限らず、自分が癒されるスポットを探してみるのもよいでしょう。

 親の意向や世間からの目になるべく左右されないように“自分にとって何が幸せなのか、どんなときに充実していると感じるのか”を考えて、少しずつそこに向かっていくしかないんだと思います」

 このアドバイスは、現在ひきこもりである人に限らず、仕事や学校、人間関係で疲れを感じている人にも当てはまるかもしれない。ひきこもりという社会問題でひとくくりにするのではなく、当事者らは社会構造の歪みによって生きづらさを抱えている人たちの一端であり、その状態に陥る理由、そして脱出するための方策も“人の数だけある”という認識を持つべきなのだろう。

(取材・文/森ユースケ、取材協力/『ひきこもり新聞』編集長・木村ナオヒロ)


【PROFILE】

池上正樹(いけがみ・まさき) ◎通信社などの勤務を経て、現在フリーのジャーナリスト。『KHJ全国ひきこもり家族会連合会』広報担当理事。1997年から日本の「ひきこもり」界隈を取材を長く続ける。著書に『ルポ「8050問題」高齢親子〝ひきこもり死〟の現場から 』『ルポ ひきこもり未満』(集英社新書)『ひきこもる女性たち』『大人のひきこもり』など。TVやラジオにも数多く出演。

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松本潤、グループ休止以降のソロ活動に焦り

2020年6月3日 04:00 週刊女性PRIME

松本潤

 5月26日、新型コロナウイルスの感染拡大に対して、政府が国民に不要不急の外出を控えるよう要請した“緊急事態宣言”が解除されたが、世間の自粛ムードは解禁とはなっていない。嵐の松本潤も、なかなか外出できない日が続いている。

「最近は家で過ごすことが多いため、自宅でパソコンの画面越しに友達とお酒を飲む“リモート飲み会”をすることが多いそうです。小栗旬さんや生田斗真さんなど、仲のいい友達と飲んでいるといいます」(松本の知人)

 気心知れた仲間とたわいのない話で盛り上がっている……だけではなかった。

彼らに“俺は来年以降どうすればいいかな…”“嵐の看板がなくなったら、何も残らないかもしれない”と漏らしているそうです。来年以降のことに不安を感じているみたいですよ」(同・松本の知人)

まわりのメンバーをみて焦り……


 嵐は今年いっぱいでグループでの活動を休止し、来年からは個人で活動していく。

「大野智さんは年内で芸能活動も休止しますが、ほかの4人はそれぞれの仕事をしていきます。二宮和也さんは俳優、櫻井翔さんはキャスター、相葉雅紀さんはバラエティーというように、得意分野がはっきりしています。松本さんは自分にはそうした強みがないと感じているようです」(同・松本の知人)

 松本は'05年に出演したドラマ『花より男子』(TBS系)シリーズが高視聴率を記録し、嵐が大ブレイクするきっかけを作った。実績もあるわけだから、そこまで心配する必要はないと思うけど……。

「ほかのメンバーに比べて、出遅れていると考えているのでは。二宮さんは来年TBS系で放送される予定のドラマ『ブラックペアン』の続編で主演を務める話が進んでおり、相葉さんは3月に亡くなった志村けんさんに代わって日テレ系のバラエティー番組『天才!志村どうぶつ園』のMCを引き継ぎ、櫻井さんも情報番組『news zerо』で重要な仕事を任されるなど、すでに来年からの仕事がはっきりしています。3人が自分の武器を磨いているのを見て焦っているのかもしれません」(芸能プロ関係者)

 松本の“緊急事態発言”は波紋を広げていて、

彼を慕っている後輩のKing&Princeの平野紫耀さんやジャニーズJr.の『美少年』の耳にも入っているようです。“松本クンでも(グループの)看板がなくなったら行き詰まるのかな?”と心配していますよ。後輩からすれば、松本さんは憧れの的ですからね」(同・芸能プロ関係者)

 仕事にストイックな松本らしい悩みは、今後、解消されるのだろうか……。

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米倉涼子ら“流出”のオスカーが福田沙紀をゴリ押し中

2020年6月2日 22:00 週刊女性PRIME

米倉涼子と福田沙紀

 人気モデルの長谷川潤が、4月いっぱいでオスカープロモーションを退社していたことが報じられた。

 これまで“美の総合商社”として、人気モデルや女優が多数所属していたオスカー。しかし昨年12月に忽那汐里が退社すると、半年足らずで岡田結実、米倉涼子、ヨンアも後に続き、人気タレントの流出が止まらない状況だ。

 そんな事務所の事情もあり、将来を期待されながらも最近は露出が減っていた福田沙紀が再びプッシュされ始めているという。

「2004年に『第10回全日本国民的美少女コンテスト』の演技部門で選ばれ、同年のTBS系ドラマ『3年B組金八先生』の生徒役で女優デビュー。2007年放送のフジ系ドラマ『ライフ』でヒロインをいじめる役で一気に注目を集めました。2008年の映画『櫻の園』で主演を務めたほか、2009年には櫻井翔さん主演の映画『YATTER MAN〜ヤッターマン〜』でヤッターマン2号を演じるなど、売れっ子女優の仲間入りをしました」(キー局プロデューサー)

 しかし、初主演映画『櫻の園』が興行収入で大苦戦。櫻井と共演したことが原因だったのか、このころから《性格が悪い》《天狗になっている》といったネットの書き込みやニュースが増加する。

“オスカー3姉妹”の台頭で影が薄く


 また同時期に武井咲、忽那汐里、剛力彩芽の“オスカー三姉妹”の台頭もあり、最近はすっかり影が薄くなっていた。

「よく言えばプロ意識が高く、当時はよく監督やスタッフと“こうしたほうがいいと思う”とディスカッションを長々としたり、仕切りの悪い現場では“段取り悪くない?”といった意見をストレートに口に出していたため、生意気だと感じるスタッフや共演者も多かったと聞きます。

 それに加えて『ライフ』で演じたいじめっ子の印象も相まって、性格が悪いといった噂が流れたのかもしれません」(制作会社関係者)

 福田自身も当時の言動は自覚しているようで、5月24日にTwitterに投稿したツイートでは、

《強がって、素直に、ヘルプ!と周りに言えず、全てが敵に見えてしまった時間も多い。自分をコントロール出来ないことが多かった。そう簡単には強くなれない事、そして自分の弱さを痛感するから》

 と過去を振り返っている。

最近はすっかり丸くなった


 最近はBSや2時間ドラマなどが活動の中心だった福田。決して派手とは言えない活動期間を経験したこともあり、最近は丸くなったと関係者の間でも評価が高まっているという。

「若くして一気に注目を集めると“自分を中心に仕事は回っている”と勘違いしてしまうタレントさんは少なくありません。福田さんもそのようなタイプだったようですが、最近はスタッフへの対応もかなりよく、評判は上々です。そんな仕事に対する姿勢の変化もあり、事務所も再び売り込みを強化しているみたいですね」(前出・制作会社関係者)

 5月23日からYouTubeで公開している完全リモートドラマ『私は誰ですか?』でも、ヒロイン役を務めている。

「さすがに、地上波ゴールデン帯のメインキャストにいきなりゴリ押しできるほど甘い世界ではありません。仕事を選ばずに、出来るところから着実にステップアップさせようという意向のようです。

 もともと演技力には定評がありましたし、下手な新人を強引に売り込むよりはいいのではないでしょうか」(前出・キー局プロデューサー)

 看板タレントにカムバックする日も近い!?

 

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cat_oa-shujoprime_issue_c3d7aba28a26 oa-shujoprime_0_7d4387d62c54_手越祐也、YouTuberに転身か 7d4387d62c54 7d4387d62c54 手越祐也、YouTuberに転身か oa-shujoprime

手越祐也、YouTuberに転身か

2020年6月2日 21:00 週刊女性PRIME

手越祐也

 5月26日にジャニーズ事務所の公式ホームページで、NEWSの手越祐也が無期限で芸能活動を休止することが発表された。

「5月13日発売の『週刊文春』で女性数名と飲み会をしていたことが報じられたことを受け、新型コロナウイルスの感染拡大に対する社会貢献活動『Smile Up! Project』のメンバーからはずされました。さらに、23日に配信された『週刊文春デジタル』の報道で、六本木のラウンジやバーで朝まで女性たちと飲んでいたことが発覚。事務所としても、かばいきれなくなったのでしょう」(スポーツ紙記者)

 5月26日発売の週刊女性では、手越が周囲に“もう事務所を辞めようと思ってる”と話すなど、早ければ年内にも退所する可能性があることを報じた。手越が辞めれば、グループの存続にも関わるが……。

「27日にMBSで放送されたラジオ『テゴマスのらじお』で、小山慶一郎さん、増田貴久さん、加藤シゲアキさんの3人が出演して、今回の件について謝罪しました。しばらくの間は、3人で活動を続けていくと思われます」(同・スポーツ紙記者)

ソロライブは失敗に終わる


 これまでは不祥事を起こしても大目に見られてきたが、今回はファンからも批判の声があがった。

NEWSは3月から6月までツアーを予定していましたが、コロナの影響で中止になり、ファンもやりきれない思いを抱えていました。そんなときに、女性と遊んでいたことが許せなかったのでしょう」(テレビ局関係者)

 手越の処分が発表された翌日から、多くのメディアで彼が退所への思いを強めていると報じられた。仮に事務所を辞めた場合、どのように活動していくつもりなのだろうか。

現在は、日テレ系のバラエティー番組『世界の果てまでイッテQ!』と『手越祐也&城彰二のサッカーアース』に出演していますが、退所したらこれらの仕事はなくなるでしょう。もともと、テレビ局は、不祥事が多い手越さんを起用することに消極的でした。これまでは事務所との関係もあって使っていましたが、後ろ盾がなくなればもう彼にオファーすることはないでしょうね」(同・テレビ局関係者)

 '18年に退所した元関ジャニ∞の渋谷すばるや昨年辞めた錦戸亮は、独立後もツアーを開催するなど、音楽活動を続けている。ただ、手越がソロライブをするのは難しい。

'17年にインターネット上で、NEWSのコンサートチケットを自分の友達など40人以上に配っていたことをほのめかしたLINEが流出し、応援をやめるファンが続出しました。さらに、今回の件で見切りをつけたファンも多い。そんな彼のライブにお金を払ってまで見に行こうという人はいないのでは」(同・テレビ局関係者)

YouTube界に広げていた人脈


 一部のメディアでは、実業家に転身する可能性があるとも報じられている。

今年の2月に六本木や西麻布で飲食店を経営している人や会社の社長などが集まる飲み会に参加していました。そのとき、手越さんは“もうアイドルの仕事に未練はないから、いつかお店を経営したいです”と話していました。同席していた人たちは、“やるなら、いつでも相談してよ”と賛同していました。彼はこうした会に頻繁に参加しています。持ち前の人懐っこさと明るいキャラクターで、年配の人たちから好かれやすいんですよ」(手越の知人)

 自分の強みを生かしているのだろうが、フットワークの軽さはこんな危険も。

「初対面の人との会食に参加することも多いのですが、彼は頼まれると一緒に写真を撮ったり、すぐに連絡先を教えてしまうんです。彼に近づいてくる人の中には、素性がはっきりしない人も多いので、犯罪に巻き込まれる可能性もあります。事務所を辞めたら、誰も守ってくれなくなりますからね」(同・手越の知人)

 芸能ジャーナリストの佐々木博之氏も、活動休止するまでの経緯を見ると、辞めた後の先行きは暗いと指摘する。

「この先、自主的に退所したとしても、実際は素行不良でクビになるようなものです。ほとぼりが冷めればわかりませんが、そんな彼を引き受けてくれる事務所はないのでは。個人事務所を設立したとしても、芸能活動はイバラの道になると思いますよ」

 これまで培ってきた“夜の人脈”も仕事に結びつくとは言いがたい。

人脈が豊富だといわれていますが“ジャニーズの手越祐也”だから近づいている人が多い。飲食店の経営はできるかもしれませんが、ルールを守れず不祥事を繰り返すような人が、実業家として成功するのは難しいのでは」(佐々木氏)

 テレビも、音楽も、実業家でも厳しい道のりになることが予想される手越。そんな彼にも得意分野が……。

「ユーチューブでの活動に力を入れていくのではないでしょうか。手越さんは今年2月にゲーム動画配信プラットフォーム『OPENREC.tv』の公式アンバサダーに任命され、ゲーム実況をしていました。その経験を生かせば、知名度もあるので実況動画で多くの再生数が見込めます」(芸能プロ関係者)

 すでに、ユーチューブ界にも人脈を広げている。

人気ユーチューバーのヒカルさんと仲がいいんです。彼は、今年4月22日に投稿した動画で、“手越クンとは毎日LINEしてる”と話していました。さらに、“いまは無理だけど、いつかこの動画で絡みたいな”と手越さんとのコラボを熱望していましたよ」(同・芸能プロ関係者)

 ヒカルを通じてなら、あの“闇芸人”とつながることもできる。

「雨上がり決死隊の宮迫博之さんです。彼は今年1月にヒカルさんとコラボして以来、何度もお互いの動画に出演しています。宮迫さんは昨年の闇営業騒動で事務所やほかのタレントと距離ができてしまいました。ただ、手越さんとは過去に日テレ系で放送された『行列のできる法律相談所』でも共演しているので、ヒカルさんを経由してコラボすることは十分考えられますよ」(同・芸能プロ関係者)

 ファンとしては“テゴサコ”よりも、テゴマスとして歌って踊る姿を、もっと見たいはずだけど……。

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cat_oa-shujoprime_issue_c3d7aba28a26 oa-shujoprime_0_331e6629cfc9_宮藤官九郎が現場復帰、直撃に「ご迷惑おかけしました」 331e6629cfc9 331e6629cfc9 宮藤官九郎が現場復帰、直撃に「ご迷惑おかけしました」 oa-shujoprime

宮藤官九郎が現場復帰、直撃に「ご迷惑おかけしました」

2020年6月2日 17:00 週刊女性PRIME

パーソナリティーを務めるラジオのスタジオ復帰となった6月1日、自宅前で直撃に応える宮藤官九郎

 昨年放送されたNHK大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』などの脚本で知られる宮藤官九郎が、6月1日、パーソナリティーを務めるTBSラジオの番組『ACTION』で約2か月ぶりにスタジオ復帰を果たした。

3月下旬のライブハウス訪問を問題視する声も


 3月末に新型コロナウイルスに感染。退院後はリモートで出演を続けていた宮藤。感染防止のためアシスタントとの間に設置されたアクリル板に驚くなど、久しぶりの現場復帰にとまどいを感じていることを番組で吐露していた。

 4月7日に退院し、4月27日に同番組に電話出演した際には、「自分は大丈夫だと過信してうかつな行動をとったことによって、多くの人を濃厚接触者にしてしまったことを深く反省しています」と謝罪したが、それにはこんな理由が──。

「3月20日夜に行われ、感染者も確認された渋谷でのライブハウスイベントに足を運んでいたことが、運営会社会長のブログで判明したんです。2月から3月にかけて全国のライブハウスでクラスターが発生したこともあり、営業自粛が呼びかけられていました。そんな時期にライブを観に行っていたことで、ネットではその行動を問題視する声も挙がっていました」(スポーツ紙記者)

 療養生活を終えた宮藤は、いま何を思うのか。スタジオ復帰となった6月1日の正午ごろ、マスクにキャップ姿で自宅から出てきたところを直撃した。

──今日からスタジオ復帰ということですが、どんなお気持ちですか?

 記者がそう声をかけると、少し立ち止まったあと「どうも失礼します」といったん自宅へ引き返した宮藤。数分後、再び出てきたところに質問を投げかけると、

「みなさんには、ご迷惑をおかけしました」

 と記者に一礼。愛車に乗り込み、スタジオへと向かった。この2か月で、もともと細身の体形がさらに痩せてしまったようにも見えたが、感染者をこれ以上増やさないためにも、自らの経験を多くの人へ伝えてほしいものだ。

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cat_oa-shujoprime_issue_c3d7aba28a26 oa-shujoprime_0_36952effcf94_RADWIMPS野田洋次郎、バンドマンが“朝ドラ俳優”開眼のワケ 36952effcf94 36952effcf94 RADWIMPS野田洋次郎、バンドマンが“朝ドラ俳優”開眼のワケ oa-shujoprime

RADWIMPS野田洋次郎、バンドマンが“朝ドラ俳優”開眼のワケ

2020年6月2日 16:00 週刊女性PRIME

野田洋次郎

 タイトルどおりコロナ禍の日本に元気を与えているNHK朝ドラ『エール』。窪田正孝演じる主人公の裕一と同時期にレコード会社に採用された作曲家・木枯正人役を演じているのは、『紅白歌合戦』出場も果たした人気ロックバンドRADWIMPSのボーカルも務める野田洋次郎。アーティスト、俳優とマルチに活躍する彼のルーツとはーー。

                  ■

 サラリーマンの父親、ピアノ講師を務める母親と兄という家庭で育った野田。音楽活動の原点は、そんな家庭環境にあったようだ。

「母親が経営していたピアノ教室は、多いときには80人ほどが通う人気教室でした。野田さん自身はバイオリンを習っていたそうで、ピアノは母親に軽く手ほどきを受けたことがあるといいます」(音楽ライター)

 現在の野田を構築する大きな転機は6歳のころ。父親の仕事の都合でアメリカに引っ越しをすることになったのだ。

《アメリカ行って、いろんな人見て、いろんな人と話して、すごく周りを見るようにはなったかもしんないです。(略)誰がなにしてるとかすごい見るようになったし。同情とは違うところで助けたい感はすごいあった気がする》

 過去の音楽誌のインタビューでこう語っていた野田。幼少のころに物事を客観的、俯瞰的に見る力を身につけたことが、アニメ映画『君の名は。』の主題歌『前前前世』や『天気の子』の主題歌『愛にできることはまだあるかい』といった、普遍的で大きな人間愛を歌った世界観につながったのかもしれない。

無視され、いじめられた少年時代


 小学4年生のときに帰国するも、日本の文化には窮屈さを感じていた。

「小学校では、同級生に無視をされたり、いじめられたこともあったみたいですね。けっこうひどいいじめを目撃したこともあったようで、いろいろな人種の子どもがいたアメリカの学校でも見なかったような、日本人同士で起こるいざこざにショックを受けたといいます」(レコード会社関係者)

 進学校で知られる神奈川県内の私立中学校に進んだころには、そんな日本の文化を楽しんでいたフシも。小学生のときには自由に伸ばしていた髪型も、厳しい校則に合わせてバッサリ整えたという。

 帰国子女の彼には窮屈そうに見える中学生活だが、担任の先生の存在が救いになっていたようだ。

『ヒキコモリロリン』という曲の歌詞に登場する人の名前は当時の担任のこと。毎日持ち物検査をする厳しい学校でしたが、その先生だけは検査をしなかったのだとか。生徒のプライバシーを守り、自主性を重んじる先生の姿勢が野田さんは気に入っていたようです」(音楽ライター)

「あのバンドには華がある」


 内部進学でそのまま高等部に進学し、高1のときにRADWIMPSを結成。在学中の2003年には自主制作で1stシングルとアルバムを発売するなど、精力的に活動するようになった。初めてライブを行った神奈川県横浜市にあるライブハウス『B.B.STREET』の代表・亀田弘之さんは当時をこう振り返る。

「高校生バンドがブームで、RADWIMPSもそのひとつでした。毎回100人以上を集客する人気ぶりで、先代の代表も“あのバンドには華がある”と圧倒的な才能を感じていました。そのころから、ある種のオーラはありましたね。実際、2002年に横浜で行われた高校生バンドの大会でグランプリをとって、もうその時点で事務所から声はかかっていたんじゃないかな」

 アーティスティックな印象がある野田だが、高校時代からそれは変わっていない。

「ライブ中のトークも少なく、寡黙で少し尖っていた印象です。’18年にNHKの番組で野田さんがうちに来て久しぶりに会いましたが、雰囲気はほとんど変わっていませんでしたね」(亀田さん)

 野田は16年前、亀田さんがかけた言葉をずっと覚えていた。

「初ライブ後に、楽屋で“次はいつ(うちで)ライブやる?”と僕が聞いたのが印象に残っていて、すごくうれしかったと言っていました。またライブをしてほしいということですから、自分たちの音楽が認められたと思ったんじゃないでしょうか」(亀田さん)

 大学受験もあり、休止期間があったものの、バンドの名はまたたく間に音楽ファンの間に知られるように。2005年には東芝EMIからメジャーデビューを果たし、順調にミュージシャンとしてのキャリアを積んでいく。

 それから10年がたった2015年、野田に再び大きな転機が訪れる。映画『トイレのピエタ』で俳優デビューすることになり、演技初挑戦ながら、余命宣告された青年役を自然体に演じた。

歌手にして「アカデミー賞」俳優へ


「映画を手がけた松永大司監督は、“野田さんのつくる歌詞、歌の雰囲気、また歌っているライブでの姿を見て、自分が描きたい、生きる死ぬということに対して共感できる歌を歌っている人だと思った”と彼を起用した理由を語っています。また野田さん自身も、“自分にとって大きなハプニングだった”としながらも、自らと重なる脚本に感動し、役を引き受けることにしたということです」(映画ライター)

 その結果、『第39回日本アカデミー賞』など、多くの映画賞で新人賞を受賞。表現者としての力を見せつけた。

「2017年にはテレ東系の『100万円の女たち』でドラマ初出演にて初主演を果たしました。野田さん自身は“思い描いていた表現ができなかった、俳優には悔しい思いが残っている。もしまたチャンスがあればそれを打ち消しに行きたい”と心残りな様子でしたが、関係者は口をそろえて“彼の演技はいい”と絶賛していました」(テレビ局関係者)

 俳優としての活動は音楽にもいい影響を与えたようで、「柔軟に音楽と向き合えるようになった」とファッション誌のインタビューで語っている。『エール』で演じる木枯についても、

《日本の音楽の礎を築いた方々の人生を、少しながら追体験させてもらえる機会をいただきうれしく思います》

 と、公式ホームページで語る。俳優としても才能を開花させるなんて、もしかして“前世”は俳優だった!?

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cat_oa-shujoprime_issue_c3d7aba28a26 oa-shujoprime_0_a1075ec51ffb_バーガーキングの略称は『バーキン』『バガキ』? a1075ec51ffb a1075ec51ffb バーガーキングの略称は『バーキン』『バガキ』? oa-shujoprime

バーガーキングの略称は『バーキン』『バガキ』?

2020年6月2日 12:30 週刊女性PRIME

バーガーキングのストロング超ワンパウンドビーフバーガー

 こんにちは! 主婦ライターのいくみぃです。あの有名ハンバーガーチェーン『バーガーキング』で、テイクアウト・デリバリー限定ですごい新作が出ているとの情報をキャッチしました。その名も『ストロング超ワンパウンドビーフバーガー』『超ワンパウンドビーフバーガー』。

 パティを4枚も使った衝撃のビジュアルがあまりにも気になりすぎて、実食に行ってきました。ここでは、バーガーキングさんへの突撃取材の内容も交えてご紹介いたします。

直火焼きの100%ビーフが約500g!


 バーガーキングには、ワッパーと呼ばれる大型のハンバーガーがあります。しかし今回の『超ワンパウンドビーフバーガー』は、そのワッパーをサクっと越えた特大サイズ。

 このバーガーは、直火で焼いたビーフ100%のパティがなんと4枚も使われています。パティの総重量は約500g。ステーキハウスで「お肉は100gにしようかな? 200gでもいいかな?」と迷う次元をあっさり超えていて、スペックを見るだけでも圧倒されてしまいます。

 さらに今回は、特製スパイシーソースがかけられた『ストロング超ワンパウンドビーフバーガー』が新登場! さっそくマスク着用で買いに行ってきます!

第一印象は「重い」「持てない」


 その肉々しさは事前に知っていたつもりですが、実際に手に取ったときの第一印象は「重い!」でした。大きさは覚悟していましたが、ずっしりとした質感は想像以上。「ぜんぶ食べてみなさいよね」と挑まれているようで、思わずニヤリとしてしまいます。お値段は、1210円(税込)!

 バーガーを注意深く持ってみると、手を大きく広げたときに感じるあのツッパリ感が…。中心部分は大きすぎて持ちきれません。実食後のバーガーキングの運営会社さん(ビーケージャパンホールディングス)とのやり取りを載せますね。

――これは……。1人用で間違いありませんか?

バーガーキングさん(以下、)「はい、お1人様用で間違いありません」

 なるほど…。当然ですよね。

口いっぱいに広がる肉のかたまりこれは…!!


 実食レポに戻ります! ひと口目はどこから食べようか迷いましたが、そこはやはりセサミバンズから大きく飛び出ているパティから。大胆にがぶっとほおばりました。

 すると香ばしい肉が一度に口の中に! たとえるならかたまり肉をほおばったような食感です。目を閉じればバーベキューコンロが見えるような気がしてきました。原始肉ともいわれる骨付きの肉のかたまりをもっと食べやすくしたような感じもあります。さすが直火焼き!

 日ごろ「バーガーキングのナゲットについているバーベキューソースは、香ばしい味わいだな」と思っていましたが、ビーフ100%の直火焼きパティを一気に食べたときの迫力にはおよびません。

 唐辛子、ニンニク、豆板醤で仕立てられたスパイシーソースはなかなかの辛口。しかし、パティのみ、ソース付きのパティと繰り返し味わうと、パティとソースそれぞれの風味が味わえて、なんともぜいたくに感じられます。

 思わず「おいしーい」と叫んでしまいました。

お上品に食べるにはどうしたら…? 裏技はコレ!


『ストロング超ワンパウンドビーフバーガー』『超ワンパウンドビーフバーガー』はデリバリー・テイクアウト限定の商品。家で食べるなら、どんなに大口をあけて食べても大丈夫です。

 しかし、なかにはきれいに食べたい人もいますよね。そこで食べ方についても聞いてきました。

――ひと口では口に入らないと思いますが、かぶりつく形でよかったでしょうか? ナイフとフォークを使用してもよろしいでしょうか? 

「ご注文の際は『ハーフカット』がおすすめです。ご注文時に『ハーフカット』とオーダーいただくと、半分にカットしてご提供いたします。持ちやすく、ジューシーな肉汁たっぷりのいちばんおいしい真ん中から食べることが可能です」

――道具ではなく食べる前にカットですか! 注文時から勝負は始まっているという感じですね。ほかにもありますでしょうか?

「公式Twitterアカウントでは、ハンバーガーのきれいな食べ方を動画で公開しています。この方法なら持ちやすく、しかもきれいに食べることが可能です」

 真ん中から包装紙を破いて包む発想はまったくありませんでした。よく考えられていますね。

バーガーキングにワイルドな新ニックネーム爆誕?


 マクドナルドは『マック』『マクド』、ケンタッキーフライドチキンは『ケンタ』『ケンチキ』(熊本県ではそう呼ばれているそうです)など、ファストフードチェーンには、地域で呼称が分かれる場合がありますよね。

 実は、バーガーキングも愛称が2つあるようです。『バーキン』と『バガキ』。ツイッターで検索してみると、こちらのようなつぶやきが!

《バーキンって何だろうと思ったらバーガーキングの略なのね》

《今バーガーキングがある場所は最初は森永ラブで次がマクドその次がロッテリアで今バーキンという…》

《バーガーキングをバガキと略す人達がいると知ってマクド以来の衝撃です。。。

(私はバーキンって言います。ファーストキッチンはファッキンです)》

《バーガーキング広島にもできたらしい。落ち着いたら行きたいな。バガキのポテト好き。》

『バーキン』と『バガキ』どちらが推奨されるのかを同社についでに聞いてみました。しかし、こちらは公式回答が難しいとのこと。

 つまりバーキン派の人もバガキ派の人も、お好みの呼び方でOKです。安心して五感で味わってくださいね! 

 そうそう、『ストロング超ワンパウンドビーフバーガー』『超ワンパウンドビーフバーガー』の販売期間は6月4日まで。気になる人はお店に急いで!

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cat_oa-shujoprime_issue_c3d7aba28a26 oa-shujoprime_0_910558fbc7d1_“コロナ婚”に向けて婚活市場が活性「勝者の特徴」 910558fbc7d1 910558fbc7d1 “コロナ婚”に向けて婚活市場が活性「勝者の特徴」 oa-shujoprime

“コロナ婚”に向けて婚活市場が活性「勝者の特徴」

2020年6月2日 11:00 週刊女性PRIME

 緊急事態宣言が解除されました。第2波を心配する声もありますが、街に活気が戻り始めています。婚活市場もオンラインお見合いに頼っていましたが、少しずつリアルな対面お見合いへと移行しつつあります。ライターをしながら、仲人としても婚活現場に関わる筆者が、目の当たりにした婚活事情を、さまざまなテーマ別に考えてゆく連載。今回は、これから対面お見合いも活性化されていく中、「婚活で、お相手の気持ちをつかむ方法」を一緒に考えたちと思います。

“コロナ婚”に向けてーー(写真はイメージです)

考え方のベクトルが同じ方向を 向いているかが大事


 4月7日に発令された緊急事態宣言が、5月25日に解除されました。49日間に及ぶ自粛生活でしたが、この間に独身の人たちは、さまざまな思いが胸に去来したのではないでしょうか? ことにひとり暮らしをしている方は、心細くストレスも溜まったと思います。

 東日本大震災で日本中が混乱した後に、「生涯寄り添えるパートナーがほしい」と、“震災婚”が話題になったように、これから“コロナ婚”も増えていくかもしれません。今後はコロナと共生共存の時代が始まりますが、コロナの蔓延で不安や孤独を感じた独身の方たちは、ぜひとも本気で婚活を頑張っていただきたいです。

 そこで今回は、お見合いやおつきあいに入ったときに、どうしたらお相手とうまくいくのか、気持ちをつかめるかを事例とともに考えていきましょう。

 まずお見合いの後、交際から結婚に至るかは、話した内容に共感できるかどうかが大きな鍵となります。それはお互いがどんな価値観を持っているかにつながりますね。

 耀子さん(31歳、仮名)は、真司さん(37歳、仮名)と、緊急事態宣言中にテレビ会議ができるアプリのZoomでお見合いをし、交際になりました。耀子さんは、塾の講師をしていました。緊急事態宣言中は、閉塾されていましたが、もし自分が感染者になったとすると開塾したときに生徒にも塾にも迷惑がかかると、なるべく外出をしないように心がけていました。

 交際になってからも、真司さんとはしばらくはZoomやLINEでのやり取りをしたいと考えていたようです。

 しかし、真司さんからは、「昼間、風通しのいいオープンカフェで、ランチをしましょう」というお誘いを受けました。

「最初は、嫌われたくなかったので曖昧な返事をしていましたが、何度もお誘いを受けたので、『緊急事態宣言が解除されるまではリアルにお会いするのは避けたいし、解除されてからも状況をみたい』と話したところ、毎日来ていたLINEが1日おき、2日おきとだんだん時間があいていきました」

 そして、交際終了の連絡が来たのです。

 緊急事態宣言中の行動パターンは、この事態をその人がどう考えるかで決められていた気がします。

 “生涯のパートナーに会うことは、不要不急の外出ではない”と、考えていた人たちがカップルだった場合は、空いている時間帯に電車で移動したり車で移動したりして、オープンカフェや公園のベンチ等でデートを重ねていたでしょう。この2人は、コロナに対する考え方のベクトルが同じ方向を向いていているので、仲は進展していくでしょう。

「不要不急の外出は、絶対にしたくない」と2人で思っているのなら、これも考え方の方向性が同じですから、LINEやZoomを使って、コミュニケーションを取ることを楽しめたでしょう。

 しかし、耀子さんや真司さんのように、女性は、「徹底して自粛生活をしたい」、男性は、「場所を選んで対面で会ってデートがしたい」と思っていると、どちらかの考え方に合わせないといけません。おそらくこの場合、外出をしたいと思っている方が、“自粛生活”を希望している方に合わせることになります。そこに不満やストレスを感じたら、交際終了になってしまいます。

 成婚までたどりつくのは、考え方のベクトルが同じ方向を向いているカップルです。ただ、何もかも100パーセント考え方が合う人は存在しないでしょうから、相手との考え方が違っていたときに、それを許容できるか、合わせることにストレスを感じないかが大切なことになると思います。

結婚できるのは、婚活することに努力できる人


 生活圏内で自然に出会って恋愛し、そこから結婚へと進むのと、婚活で出会って結婚まで進むのとでは、大きな違いがあります。

 生活圏内の出会いは、大学、会社、取引先、サークルなど、自分が生活している行動範囲でお相手に出会い、会話を交わしていくうちに恋心が芽生えるのです。つまりおつきあいするようになったときには、すでに相手のことをよく知っていますし、何よりも“好き”という気持ちが育っています。

 ところが、婚活の出会いは、“結婚をする”という目的のために出会います。1時間程度のお見合いをして交際になったとしても、相手のプロフィールは知っているものの、どんな人柄なのかはまだわかっていません。人柄を知るためには、LINEでもZoomでもリアルでも、とにかくたくさんのコミュニケーションを取らないといけないのです。

 先日、芳子さん(38歳、仮名)から、連絡が来ました。お見合いをした正貴さん(40歳、仮名)と交際になり、ファーストコールを済ませたのですが、それから全く連絡がないというのです。

「ファーストコールも、1分もしないうちに終わりました。『今、仕事が繁忙期なので、落ち着いたら連絡を入れます』とのことでした。そこから2週間経ちますが、全く連絡がありません。私から2度ほどLINEを入れましたが、返信がありません。私に興味がないのかもしれませんが、それなら“交際希望”を出さなければよかったのに」

 この連絡を受けて、正貴さんの相談室に私が電話を入れました。そして、状況をお話ししました。すると、正貴さんの相談室のカウンセラーさんが言いました。

「正貴さんは、とても仕事がお忙しい方で、以前もこのようなことがあったんですよ。連絡をしてみますが、仕事が忙しいと私どもにもお返事もないことがあります」

 40歳という年齢は、働き盛りですし、会社でも主要なポストを任されているのでしょう。でも、忙しくなると婚活は放ってしまい仕事に没頭する。そんなことを繰り返していたら、何年婚活をしても結婚にはたどり着きません。

 例えば会社の同期で、同じ仕事量をこなしているAさん、Bさんがいたとします。Aさんはどんなに仕事が忙しくても、恋人を作り結婚して子どもにも恵まれ、幸せな家庭を築いていた。Bさんは、ただただ仕事に追われ独身のまま歳を重ねた。この2人は何が違うのかというと、Aさんは、仕事と結婚して家庭を築くことを同列で考えていたのです。Bさんは仕事のみに翻弄されていたのです。

 婚活を成功させたいなら、お相手に会う時間を作り出し、コミュニケーションを取って、気持ちを重ねていく努力をすることが大切です。この努力を怠ったら、婚活で何百人と出会っても、結婚はできません。

どんなに努力しても、 人の気持ちは手に入らないことも


 婚活において努力は大事。しかしながら、どんなに努力をしたとしても、お相手の気持ちが必ず手に入るとは限りません。そこがまた難しい。

 篤男さん(38歳、仮名)は、聡子さん(36歳、仮名)とお見合い後、交際に入り、2度ほどデートを重ねました。

 聡子さんは、お見合いをしたときから篤男さんをとても気に入っていました。

「婚活をして2年になりますが、初めて素敵だなと思う男性に巡りあいました」

 お見合いを終えたときにこう言っていたので、私はこんなアドバイスをしました。

「結婚相談所では仮交際の時期は、ほかのお見合いをしてもいいし、何人とおつきあいをしてもいいことになっているでしょう? それは仮交際が、 “お人柄を見る期間”だからなのね。篤男さんは見た目も素敵だし、年収もいいほうだから、お見合いのお申し込みも多いと思う。もしかしたら聡子さんのほかにもおつきあいしている人がいるかもしれない。だから待っているだけでは、ダメよ。気に入っていただけるように“選ばれる努力”もしましょうね」

 聡子さんは、私のアドバイスに大きく頷いていました。篤男さんとの初めてのデートは車で郊外にドライブに行くことになったのですが、聡子さんは早起きをして、お昼にふたりで食べるお弁当を持参。そして、2回目のデートのときには、手作りのクッキーを持って行きました。

 しかし、2回目のデートを終えたところで、篤男さんの相談室から、“交際終了”の連絡が来たのです。

 私は、聡子さんがいつになく一生懸命だったのを知っていたので、篤男さんの相談室に連絡を入れて、“交際終了”の理由を尋ねました。

 すると理由は、こうでした。

「『大切に思ってくださる気持ちが伝わっていたので、“交際終了”を出すのは、心苦しい』と言っていました。ただ、会話をしている中で、『結婚したら、こうしたい』『結婚したら、こんな家族を作りたい』と、会話に『結婚したら』という言葉がたくさん出てきたというんです。彼女と結婚するというイメージがまだ持てないうちに、手作りのお弁当や手作りのお菓子をいただいて、会話を交わすと理想の結婚の話をされる。それにだんだん戸惑うようになり、苦しくなってしまったようです。このまま期待を持たせておつきあいをして、最終的に結婚に進めなかったら、彼女を傷つけてしまう。それなら今、交際終了にしたほうがいいと判断したようです」

 篤男さんの言うことはもっともなことです。しかし、これは理屈ではなく、彼は聡子さんが“タイプではなかった”のでしょう。気の遣えるとても優しい女性だというのはわかる。でも、異性として好きになる顔だったり雰囲気だったり喋るテンポではなかった。もしも聡子さんが“タイプの女性”だったら、「結婚したら、こうしたい」と話をされたときに、戸惑うどころか手放しでうれしくなったと思うのです。

 “選ばれる努力をする”ことは、婚活にとても大事なことです。でも、人を好きになるときに、“タイプかどうか”は、気持ちが動く大きなきっかけになります。生理的に受け付ける、受け付けないとは別の話で、生理的に受け付けたとしても、異性としては好きにならない場合もあります。

 相手にとって“タイプの異性”でなければ、どんなに努力をしても、相手の気持ちを手に入れることはできません。

 人を好きになったら、その人に振り向いてもらうための努力は必要。でも、どんなに努力をしても手に入らないことがあるのが、人の気持ちなのです。そこは肝に命じながらも、“選ばれる努力”を惜しまない人が、いくつかの失恋の後に、運命のお相手に出会えるのです。


鎌田れい(かまた・れい)◎婚活ライター・仲人 雑誌や書籍などでライターとして活躍していた経験から、婚活事業に興味を持つ。生涯未婚率の低下と少子化の防止をテーマに、婚活ナビ・恋愛指南・結婚相談など幅広く活躍中。自らのお見合い経験を生かして結婚相談所を主宰する仲人でもある。公式サイト『最短結婚ナビ』http://www.saitankekkon.jp/  

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