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菜々緒、波瑠、木村文乃に高須院長「仮に彼女が整形だとしたら」

2018年4月21日 12:00 週刊女性PRIME

左から波瑠、菜々緒、木村文乃

 NHK朝の連続テレビ小説『あさが来た』のヒロインでブレイクし、主演女優として順調にステップアップしている波瑠(26)。4月スタートの主演ドラマ『未解決の女 警視庁文書捜査官』(テレビ朝日系)は、鈴木京香との美女共演でも話題を集めている。

 また、数多くいるレースクイーンの1人から着実に芸能界の階段を上り、悪女役で女優に開眼した菜々緒(29)もドラマに引っ張りだこ。今クールの『Missデビル 人事の悪魔・椿眞子』(日本テレビ系)では初めてゴールデンタイムの連ドラ主演を張っており、女優としての存在感は揺るぎないものになりつつある。

 さらに、デビュー後は不遇の時期を過ごした木村文乃(30)も、CMや脇役で徐々に実力を発揮し、今やドラマ・映画に欠かせない女優に。4月1日からParaviで配信が始まった主演ドラマ「SPECサーガ完結篇『SICK’S 恕乃抄』~内閣情報調査室特務事項専従係事件簿~」も注目を集めている。

 顔も個性もさまざまな同世代女優だが、主演女優として誰が最も美しいのか? 美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長に話を聞いた。

――今や人気、実力ともに文句なしのアラサー人気女優である波瑠さん、菜々緒さん、木村文乃さんですが、みなさんおきれいですよね!(3人の写真を見せる)

高須「木村さんだけは、数年後に美的レースからは脱落するかも」

――美人女優と評されることも多いですが、どの部分がそう予感させるのでしょうか?

高須「人間は太っても、ヤセても、年齢を重ねても、エラと骨格っていうのは変わらないんです。今はまだ30歳で頬の肉もそこそこ残ってるけど、ヤセ型のようだし、このまま加齢で更にヤセたら、頬の肉だけ減り、頬骨だけはそのまま……となると、頬がくぼむんですよ。そうなるとグッと老けるよね。これ以上ヤセずに、せめてエラだけはボトックス注射で対策してほしいな~」

――まさかの老け予告! では、残り2名の老け予想は?

高須「波瑠さん、菜々緒さんの顔は骨っぽくないから、体形には左右されないでしょう。なので、こけた頬など老け顔になる可能性は低めです。それにしてもこの3名、意外にパッと目立つ美人はいないね」

――菜々緒さんは今や“美悪女”の代名詞、波瑠さんは伝説の美人女優・夏目雅子さんに激似と言われるなど、どう見ても美人だと思いますが……?

高須「菜々緒さんは、顔は普通ですよ。目・鼻・口などのパーツに比べて顔も大きいし。ただ、あの圧倒的なスタイルとクールな雰囲気で“美女感”を演出しているんじゃないかな?」

――菜々緒さん、確かに高校時代は普通の雰囲気ですね(と、高校1年生当時に載った雑誌を見せる)。ところで、菜々緒さんはこの10代の頃と顔が違うと、整形疑惑もささやかれています。

高須「う~ん、目をいじってるのか、アイプチでもしてるのか? 整形したとも言えない微妙な変化だね。でも、誰でも10代から20代後半は、顔や雰囲気が劇的に変化するんだよ! 顔も伸びて顎も成長するしね。それと、全体的に整ってるけど派手顔じゃないし、こういうタイプの顔ってメイク映えするんだよ。歌舞伎メイクが決まる系統の顔だね」

――若くてほぼスッピンだった頃と、メイクテクが上がった今では、顔も違って見えるのかもしれませんね。

高須「ちなみに、仮に菜々緒さんが整形だとしたら、今の流行の整形具合ですね。昔は驚くほど変わるのが良しとされていたけど、今は『メイクしている顔とすっぴんの差がない』程度にいじるのが人気で、菜々緒さんみたいな『アレ!? 最近きれいになった?』という微妙な変化こそ、今の整形なら理想的です」

3人を美的ランク付けすると


――メイク感覚でちょっと可愛くするのがトレンドなんですね。ところで、先ほど話題に上がった波瑠さんが夏目雅子さんに似ている説ですが、夏目雅子世代の院長としてはいかがでしょう?

高須「写真によってはハッとするほど似ているね! 特に目と口はかなり近いです。ただ波瑠さんのほうが、鼻があぐらをかいてるな」

――やはり、美容のプロである院長から見ても似ているんですね!

高須「大きくも小さくもない目と口はバランスがちょうど良く、輪郭とパーツのバランスもすごくいい。この3人の中なら、波瑠さんが一番美人でしょう。ただ小鼻が大きいのがちょっと残念かな。ちなみに美的ランキングでは、次点が菜々緒さん、最後に木村さんです」

――先ほど、老化警告が出た木村さんの顔はどんなタイプですか?

高須「男顔!! 京女とか、はんなり弱々しい役柄より、弁護士役とか強めのキャラクターがハマりそうですね」

――確かに、昨シーズンのドラマ『99.9 -刑事専門弁護士-SEASON II』では弁護士を演じて好評でした! その理由は、やはり骨っぽい顔にエラのせいでしょうか?

高須「そうです。やっぱりエラが張ってると、強情に見えちゃうしね」

――意外でした。一番クセのない顔で、いろいろな役がハマりそうだったので。女優としてのイメージは、菜々緒さんが一番強そう・怖そうなんですが……。

高須「それは、高身長だったり、役柄、それとこのキツネ顔メイクのせいだろうね。目と眉をキッと吊り上げてるメイクだから、そう見えるんでしょう」

――なるほど。3人ともブレイクするまでの下積み時代があり、となると根性があり、強い部分がありそうですが、そういう部分も顔に表れるものなのでしょうか?

高須「悔しい! 負けたくない! と思うと人は歯ぎしりをするし、歯ぎしりばかりしているとエラが発達します。全部のエラがそうではないけど、やっぱり根性があって負けん気が強い方は、エラ顔の方が多いですね」

――そうなんですね! ところで、3人とも今後も更なる活躍が期待されますが、「主演女優にふさわしい顔」というのはどんな顔だと思われますか?

高須「主張する顔であること! 韓流ドラマの女官役なんて、みんなきれいだけど、どなたも同じに見えるじゃないですか。なので、主演を張るなら個性があり、主張する顔であることだね。この3人にはすでにそれぞれ個性があるし、もっと飛躍すると思いますよ!」


<プロフィール>

高須克弥(たかすかつや):

1945年愛知県生まれ。医学博士。昭和大学医学部卒業、同大学院医学研究科博士課程修了。脂肪吸引手術など世界の最新美容外科技術を日本に数多く紹介。金色有功章、紺綬褒章を受章。『その健康法では「早死に」する!』(扶桑社)、『筋と義理を通せば人生はうまくいく』(宝島社)、『ダーリンは70歳/高須帝国の逆襲』(Kindle版)、『行ったり来たり僕の札束』(小学館)、『ダーリンは71歳・高須帝国より愛をこめて』(小学館)。最新刊は『炎上上等』(扶桑社新書)。

高須クリニック

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小澤廉が「いちばんホッとする時間」とは

2019年2月23日 20:00 週刊女性PRIME

小沢廉 撮影/森田晃博

伊勢直弘さんの脚本にすごく期待しています


 舞台『おそ松さん』シリーズ、舞台『ダイヤのA The LIVE』、舞台『あんさんぶるスターズ!』シリーズなど人気作に次々に出演。主演作も多く、2.5次元舞台で引っ張りだこの小澤廉さん。昨年は情報バラエティー番組『PON!』のお天気お兄さんとしても注目を集め、年末には主演映画が公開されるなど活動の幅を広げている。

 2019年の要チェックな俳優、小澤さんが次に出演する舞台は「劇団シャイニング from うたの☆プリンスさまっ♪『Pirates of the Frontier』」。

 今作は、ゲーム、アニメなどさまざまなメディアミックス展開を続ける女性に大人気なコンテンツ「うたの☆プリンスさまっ♪」、通称「うた☆プリ」のドラマCD「うたの☆プリンスさまっ♪ シアターシャイニング『Pirates of the Frontier』」を原案にした舞台。

 本シリーズは、「うた☆プリ」に登場するシャイニング事務所のアイドルが演じた役を、今、注目の役者が引き継ぎ演じるというユニークな方式だ。

「僕は一十木音也さんが演じた海賊のイッキ役を演じます。2.5次元と呼ばれる舞台とは少し違って面白いなと思うのが、以前に同じ「劇団シャイニング」の『天下無敵の忍び道』という舞台で音也さんがやった音也衛門という役を演じたことがあるんですけど、今回は違う役柄なので表現を変えて演じられるところ。ほかの作品では、1作目でその役柄の特徴をつかんだら2作目から進化させていくので、まったく別の舞台をやる感覚です」

 海賊たちが大海原を舞台に繰り広げる男たちの絆が描かれる今作の見どころは?

「ステージに豪華な海賊船が出てきたら、きっと迫力ありますよね(笑)。物語の部分では、脚本と演出が今回も伊勢直弘さんなので、僕もすごく期待しているんです。前回出演した『天下無敵の忍び道』は完全燃焼できた舞台で、毎公演終わるたびにみんなで抱き合って涙が出そうなくらい熱くなれた脚本を書いてくださったので。大好きな演出家さんでもありますし、伊勢さんが僕にまた出てほしいって言ってくださったのはうれしいですね。

 あとは剣の殺陣で。1月に出演した音楽活劇『SHIRANAMI』で、主演の早乙女太一くんたちの殺陣を舞台袖からずっと見ていて、たまっていたフラストレーションを今作で発散したい。『Pirates of the Frontier』でぶちかましたいと思います(笑)。『天下無敵の忍び道』は殺陣がキツすぎて感情も高ぶりすぎて、泣きながら殺陣をやっていたんですけど、今回も自分を追い込んで、見てくれる人に感動してもらえるような作品にしたいと思っています」

地元の友達とキムチ鍋がいちばんホッとする


 今年デビュー6年目の27歳。昨年末に所属していたアイドルグループB2takes!を卒業。2・5次元以外の仕事も増えてきたなかで意識も変わってきたという。

B2takes!を卒業して、役者1本になったので言い訳できない立ち位置になったなっていうのはすごく感じていて。もっとしっかりしないといけないし、ひとりの役者としてひと皮むけたいです。『SHIRANAMI』に出演させてもらって、俺なんてまだまだだなって痛感しましたし」

 約6年間、活動してきたB2takes!のメンバーへの感謝の思いも深い。

本当にB2がなかったら今の僕はいないなって思える場所だったし、精神的にもすごく支えてもらったので、卒業した直後はめちゃめちゃ怖くなりました。

 これからひとりでこの芸能界を歩いていけるのかなって。B2takes!もこれからもっともっと大きく有名になっていくと思いますけど、僕もそれに負けないぐらい大きく有名になっていきたいし、卒業したことが僕の人生にとって正解だったんだって思えるように、今後の役者人生は悔いのないように頑張っていきたいです

 目指す役者像をたずねてみると、

「近い目標は、安定感のある役者です。植田圭輔くんや高崎翔太くんが一緒に舞台上にいると安心できるんですよね。まずはそういうスタッフや共演者、お客さんに安心してもらえる役者になりたいです。

 もっともっと全国的に知ってもらいたいという思いもあるので、テレビの仕事にもチャレンジしていきたいですし。でも階段を1歩ずつですね。その1歩ずつ上れていることはうれしいことですし、自分はほんとに恵まれているなって思うので、これからもその1歩を大事にしながら着実に進んでいきたいと思っています

 上を目指して役者人生をひた走る小澤さんのいちばんの癒しは地元の友人たちとの時間。中学時代からお正月は毎年一緒に過ごすのが恒例で、今年は伊勢神宮に行ったそう。

いちばん仲のいい友達が、キムチ鍋を作るのがめちゃめちゃうまくて。そいつの家にみんなで集まって鍋を食べてるときがいちばんホッとしてますね。ストレスが消えているのがわかります。地元の友達も僕の支えになっているので、すごく大事な人たちなんですよね。家族みたいなものです」

 仕事仲間や友人を大切にするまっすぐな小澤さん。今回も熱量の感じられる舞台を見せてくれそうだ。

<出演情報>

「劇団シャイニング from うたの☆プリンスさまっ♪『Pirates of the Frontier』」

 映画を題材とした「うたの☆プリンスさまっ♪」の「シアターシャイニング」シリーズ4作を、劇団シャイニングが舞台化する企画第2弾。いつもまっすぐで仲間思いな船長イッキ(小澤廉)ら海賊が、大海原を舞台に繰り広げる男たちの絆の物語。東京公演:3月15日~24日@品川プリンス ステラボール/京都公演:4月5日~7日@京都劇場【公式サイト】http://gs-pirates.com/

<プロフィール>

おざわ・れん 1991年8月12日、神奈川県出身。2013年、『仮面ライダー鎧武/ガイム』で俳優デビュー。主な出演舞台は、舞台『ダイヤのA The LIVE』シリーズ、舞台『おそ松さん』シリーズなど。昨年12月には主演映画『新宿パンチ』も公開された。アイドルグループB2takes!のメンバーとしても活動していたが、昨年12月に卒業。

<取材・文/井ノ口裕子>

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『たけしの家庭の医学』、 名もなき出演者たちの献身

2019年2月23日 18:10 週刊女性PRIME

 古舘プロジェクト所属の鮫肌文殊、山名宏和、樋口卓治という3人の現役バリバリの放送作家が、日々の仕事の中で見聞きした今旬なタレントから裏方まで、TV業界の偉人、怪人、変人の皆さんを毎回1人ピックアップ。勝手に称えまくって表彰していきます。今回で最終回! ラストは山名宏和が『名医とつながる!たけしの家庭の医学』を支える“名もなき出演者”たちを表彰します。

ビートたけし

『たけしの家庭の医学』を支えてくださる皆様


 今回、勝手に表彰させて頂くのは、僕も構成として参加している『名医とつながる!たけしの家庭の医学』(テレビ朝日系列・火曜夜8時)の出演者である。

 出演者の筆頭は、もちろん、司会のビートたけしさんだ。'04年にスタートした『最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学』から始まって、およそ15年、番組の顔を務めている。この番組に出演する医師は、各分野を代表する方ばかりなのだが、「たけしさんの番組だから」と出演をOKしてくれる方も多いと聞いた。あの人が司会だから出たくない、という話はよく聞くが、あの人だから出てもいいという話はなかなか聞かない。そういった点でも、たけしさんが番組最大の功労者であることは明らかだが、今回表彰するのはたけしさんではない。

 たけしさんに次ぐ、というか、並ぶ功労者といえば、やはり医師の方々だろう。たいていの番組は、医師と1、2回打ち合わせをして本番を迎えるが、『家庭の医学』の場合、かなり何度も取材を繰り返す。新しく、専門的な医療情報をわかりやすく伝えるためには、どうしてもそれぐらい手間がかかってしまうのだ。お忙しい中、協力してくれる医師の方々にはいくら感謝しても足りない。しかしながら、今回表彰するのは、彼らでもない。

 では、いったい誰を表彰するのか?

 表彰するのは、再現VTRの出演者と検証実験の被験者である。

 表彰理由を順番に述べていこう。

『家庭の医学』の見どころの一つが、症例の再現VTRである。再現VTRという手法自体、いろいろな番組で使われているが、この番組の再現役者が他と比べて大変だと思うのは、症状を演じなければいけないことだ。頭痛、めまい、腹痛、嘔吐感、腰痛……さまざまな症状を演じなければならない。しかも、病によっては、その進行によってケースもある。

 たとえば、「胸焼け」ひとつとっても、「胸がチリチリと痛む」「酸っぱい胃液がこみ上げてくる」「一瞬息ができなくなるほどの激痛」といった具合だ。台本に症状を書きながら、「役者の方は困惑するだろうな」と思うこともしばしばだ。しかし、出来上がったVTRを見ると、ちゃんと演じられているので、いつも感心させられる。

 今回の賞とは別に、「優秀症状演技賞」を差し上げたいぐらいだ。

 そして、もう一つの番組の見どころは、身体の不調を改善し、健康寿命を伸ばす方法を検証するVTRである。テーマに沿った身体の不調を抱える被験者に、改善法を実践してもらうのだ。改善法としては、やはり食生活に関するものが多い。「○○を改善するために、○○を○日間、食べてもらう」というやつだ。以前、僕が担当した回では、長年、頑固な便秘に悩む女性に、キウイフルーツを食べてもらった。キウイフルーツの食物繊維は保水性が高く、便秘解消に効果的なのだ。

 この検証実験、もし大学の医学部で行うならば、毎日決められた時間に決められた量のキウイフルーツを食べ、お通じの具合を記録するだけでいいだろう。だが、それではテレビ番組にはならない。

 そこで被験者のお宅に定点カメラを設置し、日々の様子を撮影させてもらう。食卓でキウイフルーツを食べる様子から、便意を催し、トイレに入り、出てくるところまで撮影する。こんなふうにずっと撮られているというのは、落ち着かないはずだ。よくぞ協力してくれたと、毎回思う。

 そんな被験者の協力の中で最近もっとも驚いたのは、これまた便秘の原因である「まがり腸」の回だ。健康な人は排便の際、直腸と肛門がまっすぐになる。しかし、直腸が曲がったままで便が滞ってしまう場合がある。これが「まがり腸」だ。

 番組では、便秘に悩む被験者がまがり腸かどうかを検査した。その方法は、肛門からバリウムで作った模擬便を入れ、排出するときの直腸の動きをレントゲンで観察するというものだった。打ち合わせで検査方法を聞いた時、協力してくれる人はいるのか?と思った。だが、いた。しかも複数いた。おかげで、貴重な映像を撮影することができた。彼らの献身的な協力には、本当に頭が下がる。

 天然痘ワクチンを開発したエドワード・ジェンナーにしても、世界で初めて全身麻酔を成功させた華岡青洲にしても、医学史に名を残す功績の陰には、名もなき人たちの協力があった。『家庭の医学』も同じように、こうした名もなき出演者のおかげで成り立っているのだ。

 そこで今回、『たけしの家庭の医学』の再現役者の皆さん、および被験者の皆さん、には、「ノーネーム医学生理学賞」を勝手に差し上げ、勝手に表彰します。

 現在、ウケている番組は、タレントではなく、一般人が主役になっているものが多い。

 彼らは、その存在が話題となっても、ほとんどの人は名前を覚えていない「名もなき出演者」だ。そんな彼らが今、バラエティー番組の大きな力となっている。今回は、自分の担当番組ということで、『たけしの家庭の医学』を取り上げたが、本当は、すべての「名もなき出演者」を、勝手に表彰したい。

 みなさん、ありがとうございます。

 これからも、「テレビ」をよろしくお願いします。


* * *


 本連載は次回から『テレビぶっちゃけどーなの!?』という新企画にリニューアル! ただいま読者のみなさまから“テレビへの疑問”を募集しております。「なぜあのタレントはテレビに引っ張りだこなの?」「なぜあの番組はこんなにヒットしている?」……テレビを見ていて湧いてくる貴方の疑問に、第一線で活躍する放送作家たちがお答えします!         こちらのフォームからご回答ください。

<プロフィール>

山名宏和(やまな・ひろかず)

古舘プロジェクト所属。『行列のできる法律相談所』『ダウンタウンDX』といったバラエティー番組から、『ガイアの夜明け』『未来世紀ジパング』といった経済番組まで、よく言えば幅広く、よく言わなければ節操なく、放送作家として活動中。

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cat_oa-shujoprime_issue_0940de56d6d5 oa-shujoprime_0_6cff48046d1b_右目を失明した女性が“ブラインドライター”として手にした「自立」 6cff48046d1b

右目を失明した女性が“ブラインドライター”として手にした「自立」

2019年2月23日 17:00 週刊女性PRIME

 松田昌美さん(32)は頭にヘッドセットをつけ、ノートパソコンに向かっている。真剣な表情で数秒、ヘッドセットの音に耳を傾け、その後、数十文字分キーボードを打つ。また聴く、打つを繰り返す。これが彼女の仕事だ。肩書はブラインドライター。視覚に障害がある人たちによるテープ起こし事業で、彼女はそのチームの発起人だ。

視覚障害タレント/ブラインドライター 松田昌美さん

 テープ起こしとは、録音した音源を聴きながらタイピングし、文字に起こした文書資料を作ること。文字起こし、反訳などともいう。1分の音源につき170円で請け負っている。

 例えば、雑誌の編集部からの依頼では、数時間のインタビュー音源が送られてくる。

 1時間の音源を正確に文字に起こすためには、3〜5時間かかり、集中力と体力を要する仕事だ。昌美さんが起こした文書データは、編集者が実際の記事を書くうえでどのコメントを抜き出すか検討するための資料として欠かせないもの。

 テレビ局が番組で流す字幕を作るために依頼してくることもある。

「テレビ局は“明日までに”とか、急な依頼が多くて大変ですが、著名人や有名人のインタビューは“あ、この人知ってる!”って聴きながらテンションが上がるし楽しいですね!」

 さまざまな業界からの依頼があり、飽きないことも、好奇心旺盛な昌美さんが、この仕事を気に入っている理由のひとつ。

「弁護士さんからの依頼で事情聴取していて。いつ、かつ丼が出てくるのかな~って期待しながら聴いたり、探偵さんからは“夫婦ゲンカの声を拾って”と無茶な依頼もあります(笑)。

 ちょっと夢がふくらんだのは、大手不動産会社のデザイナーズハウスで家を建てた人たちのインタビュー。私もここで家を建てる! なんて想像して(笑)」

 明るく天真爛漫な印象の昌美さんだが、右目は全盲、左目は弱視だ。左目はトイレットペーパーの芯を通して向こう側を覗くような視野だという。

 スマホやパソコンを使うとき、文字を拡大して、目に近づければ文字や絵が見えるが、普段は、画面の文字を自動で音声にしてくれる読み上げソフトを使ってパソコンを操作する。

 テープ起こしの作業では、耳で聴いた音をタイピングし、その文字をまた読み上げさせることで、自分の打った文字を確認していく。読み上げソフトには漢字を1文字ずつ読み解く機能もあり、漢字の誤字もほとんどなくデータを入力できるという。

 ブラインドライターは、鋭敏な聴覚をもつ視覚障害者の能力を活かした仕事でもある。

 昌美さんは、車のエンジン音で人が何人乗っているか、ホームに入ってくる電車が混んでいるかなどがわかるという。音の反響で、入った部屋の形もわかるし、複数人で話している会話を聞き取るのも得意だ。

 音による情報収集力が高いからこそ、まるでその場にいるかのような、臨場感あふれる原稿が書ける。それが昌美さんのウリだ。

 彼女が作業するパソコンの画面を覗くと、会話や話し言葉のほかに〈小声で囁く〉〈呟く〉〈答えにつまる〉など状況を描写する表現も細やかに挟み込まれていた。

 クライアントからは「丁寧に会話が再現されていて助かります」と好評だ。編集やライターにとってテープ起こしは欠かせない作業だが、時間がかかるため嫌がる人は多い。それを楽しんで作業できるのだから、ウィンウィンとはこのことだ。

 昌美さんは外を歩くときは白杖を使い慣れた道ならひとりで歩くこともできる。視覚に障害があって困ることを聞いてみると「自分には当たり前のことすぎて、パッとは浮かばないです」と笑い飛ばす。

 しかし、しつこく食い下がると、少し声のトーンを落としてこう答えてくれた。

「人の目を借りないと遠くに行けないとか、誰か主導の行動を起こすとき、他者にゆだねなきゃいけないもどかしさは常にありますね」

 実は昌美さん、この仕事を自分でつかみ取るまでの10年間、職場を転々としながら幾度となく差別や偏見に傷つき、悩まされてきた過去がある。だからこそ、ブラインドライターへの思い入れはひとしおだ。

「クライアントさんから返事がくると、すごいモチベーションが高くなります。よかったとか、逆にマイナスな評価で“次回からこうしてください”ってコメントがきても、自分がした仕事に対して声として返ってくることがうれしいんです」

 苦労があったからこそ、仕事を楽しいと思い、人に感謝ができるのだろう。彼女が淡々と振り返る過去は、苦労の連続に思えた─。

厳しく育てた母の本音


 昌美さんは、松田家の次女として静岡県伊東市で生まれる。1300グラムの早産で、「未熟児網膜症」と診断された。そして保育器に入ったまま、より専門性の高い千葉の病院へ転院する。

 当時はネットなどで簡単に情報が手に入る時代ではない。母の二三子さん(60)は、病名を告げられても、わからないことだらけだったと話す。

「育児雑誌の企画で、小児科の医師に先着で質問ができる企画がありました。診断されてすぐ、そこに毎日、電話をかけ続けたんです。1か月半ほどでようやくつながりました。そうしたら“その病院なら名医がいるじゃない”って転院先の先生の名前を言われたんです。それを聞いたら、なんだか泣けてきちゃって……」

 二三子さんが、プレッシャーから解放された瞬間だった。

 娘の目にどうものが見えているのかわからない。ご飯粒を拾って食べたりしているので、見えていることはわかる。でも色はわかっているのか。「そこにあるおもちゃ、なんで拾わないの?」などと試しながら、娘の状況を知ろうと必死に向き合った。

 昌美さんは、目の治療に加え、足のリハビリも必要だった。月に数回、静岡の自宅から電車で2時間ほどかかる千葉県浦安市まで母娘2人で通ったという。

 幼稚園に上がるころ、昌美さんは子ども心に「通院はお母さんに負担をかけている」と感じるようになる。

病院に行った翌日、急に右目が見えなくなっていたんです。でも母に悪いと思ってすぐには言い出せなかった。子どもなりの気遣いだったんですよね。ことの重大さもよくわかっていませんでした。寝て起きたら見えるようになると思っていて……でも、私の目が白濁しているのに母が気づいて、見えていないことがばれちゃったんです」

 その後、視力が戻ることはなく、昌美さんの右目は失明してしまう。障害のある子どもが生まれると、その責任を感じてか、子どもを自分の庇護下に抱え込んでしまう母親は多い。

 昌美さんの場合、出産時のミスにより足も少し不自由だ。

 しかし二三子さんは、そんな娘を甘やかさなかった。

「障害者だって思って育てたわけじゃないんです。目も足も悪くてかわいそうと思ったら、前に進めなくなってしまう。子どもには厳しかったかもしれませんね。でも、親はいつまでも生きているわけじゃないから。残された子どもが、ひとりで何もできなかったら、その子がいちばんかわいそう」

 足の状態が多少悪くても、手をつなぎ引きずるように歩かせた。道で転んで泣き叫んでも助けることも振り向くこともなかった。周囲から批判の目を向けられようと、かまわずその姿勢を貫いたという。

 それは当時の昌美さんが「自分の母親じゃない」と本気で考えてしまうほどの迫力だった。

「母はライオンのように、あえて厳しいほうを選ぶ人でした。でも、そのおかげでガッツで物事を乗り越えられる根性がついたかな(笑)」

母と離れ、小学2年生で寮生活


 小学校に上がると、伊東から沼津の特別支援学校まで片道1時間以上の道のりを通うことになる。二三子さんは電車で毎日送り迎えした。

 だが、昌美さんが2年生になるころ、夫と離婚。6歳年上の長女は夫が預かり、昌美さんは学校付属の寮に入ることになった。まだ小さな娘を預けることは、母親にとって苦渋の決断だった。

「なんというか寂しいし、ご飯は食べているか、自分のことをちゃんとできているかと不安でしたね。でも、仕事と家事をしながら毎朝毎夕、送り迎えするのは肉体的にも時間的にも厳しかったんです」

 親が寂しいのだから、子どもはもっと寂しい。 

「学校が終わると毎日、玄関で母が迎えに来ると信じて待っていました。毎晩、しくしく泣いて」(昌美さん)

 週末は実家で過ごしたが、それだけでは家族の時間が少なかったのだろう。

 ある日、二三子さんと元夫、昌美さんで食事をして、いざ沼津の寮に送ろうとすると昌美さんは「宿舎に帰らないとだめ?」と甘えた。

 厳しく接してきた二三子さんも、このときばかりは心が揺らいだ。「先生に嘘つくから、風邪ひいたことにするんだよ。約束が守れなかったら、2度と休ませないよ」そう言って娘を自宅へ連れ帰ったという。

 二三子さんにとっても昌美さんとの時間は貴重だ。娘が自宅にいる日は、仕事に出るのが寂しいときもある。すると昌美さんは二三子さんの働くバーに「ママがゲボしちゃって」「まあちゃん、お熱出ちゃった」などと電話をする。店のママも、親子の嘘はお見通しだ。だが、昌美さんは店にもよく遊びに来るし、客にも可愛がられていた。二三子さんの仕事ぶりには定評があったし、周囲も彼らの事情はよくわかっている。みんな快く騙されたふりをしてくれた。

嘘が通用しなかった恩師


 昌美さんが住んでいた寮には、静岡県内から集まった視覚障害のある子どもたちが暮らしていた。朝6時半に起きて顔を洗い、食堂でご飯を食べる。8時くらいには学校へ行き、3時過ぎには寮に戻る生活だ。同じ年齢の子はおらず、下級生の面倒を見るのは上級生の仕事だった。

 昌美さんが小学6年生のとき、彼女の人生を方向づける恩師と出会った。特別支援学校の教師、原田栄さん(68)だ。原田先生は、昌美さんと初めて会ったときのことを鮮明に覚えていた。

「赴任してすぐ、学校の廊下を歩いていたら、可愛らしい女の子が教室から顔を出して、私が通り過ぎるのを見守っていたんです。でも、その表情には“こいつはどんなやつなのか品定めしてやろう”という、したたかな感じがあるの。外見はすごく可愛らしい子なのに、一方で妙に大人びていて、そのギャップが大きかったですね」

 その後、昌美さんの担任となると、原田先生はすぐに昌美さんに文学的素養を見いだした。

「算数は苦手だったけれど、想像力が豊かなんです。読み聞かせをすると、ふたりの中でその情景が共有できるような感覚がありました」

 原田先生は国語の時間には副読本を多く用いて、昌美さんの言語能力を伸ばしていった。昌美さんのテープ起こしの才能は、原田先生の指導によって培われたのだろう。

 昌美さんにとって「自分の能力を伸ばしてくれる教師」は初めてで、生活面でも厳しかった。与えられた課題に手を抜くと「甘えるな」と怒る。安定した家庭生活を送ってきたとは言いがたい昌美さんは、大人を操るすべに長けていた。しかし原田先生は違った。「言い訳は聞かないよ」「人の気を引くために媚を売るな、つかなくていい嘘はつくな」と容赦ない。

「うっとうしいなと思うことも多かったけど、ちゃんと目を見て話をしてくれるし、先生の言っていることは正しいから、受け止めざるをえませんでした」

 ライオンのように厳しい母と甘えを許さない原田先生。彼らの方針は「自立」だった。

 中学を卒業した昌美さんは浜松にある特別支援高校に入学。しかし学力が足りず、入ったクラスは昌美さんの希望とは大きく異なった。

「作業着を着せられて畑に行ったり、クッキーを作ったり。でも、普通の会社員になりたかった私には興味がありませんでした」

 しかも教師には「お前には社会人として働く能力はない」と言われてしまう。障害者の作業所に入っても月収は数万円もらえればいいところだ。自立にはほど遠い。

「軟禁生活」で夜逃げを決意


 18歳で熊谷にある視覚障害者の鍼灸学校に入学。鍼灸の資格を取れば、自立への道が開けるはずだった。しかし、その在学中に想定外の事件が起こってしまう。

 学校の寮に入っていた昌美さんは、1つ下級生の女子と同室だった。週末は実家に戻らず、次第に東京にある下級生の家に泊まり込むようになった。

 そのうちに、彼女の兄に迫られるようになる。まずいと思い相手には避妊具を渡していたが、まさかの妊娠。「どうして?」と頭を抱えた。

 昌美さんから妊娠を告げられたとき、二三子さんは「ふざけるな!」と怒った。昌美さんは若く、自立もしていない。相手も30歳を過ぎて実家暮らしのフリーターだ。信用に足るとは思えなかった。とうてい賛成できる話ではない。堕胎させるつもりだった。

 だが病院で子どもの心音を聞かされた昌美さんは、「この子は生きて生まれたいと頑張っている。それを殺すなんてできない!」と強く思った。

「子どものころからずっと、温かい家庭に憧れていました。子どもが生まれれば、相手の男性も変わるという浅はかな期待もあったんです」

 親戚中から堕ろせと責められたが、昌美さんの意思は変わらなかった。二三子さんは「結婚するなら、お前は私の娘じゃない。2度と帰ってくるな」と言って娘を追い出した。

 昌美さんは「当時の判断は甘かった」と振り返る。生活力のない夫と無職の昌美さんは、夫の家族と同居するしかない。もともと昌美さんを快く思っていない姑からは、毎日「お産で死んじゃえばよかったのに」「役立たず」などと罵倒された。携帯も取り上げられてしまい、与えられた部屋は四畳半ほどだ。

 今では料理が得意な昌美さんだが、当時は自炊ができなかった。食事は1日に1食、カップラーメンを与えられるだけ。

「夫は事なかれ主義で味方をしてくれないし、軽い軟禁状態でした。とうとう空腹と精神的苦痛で幻覚が見えちゃって、気づけば公園の砂場で砂をかじっていました。

 さすがに、“このままでは殺される”と思うようになって……」

 ある日、散歩に出るふりをして、そのまま子どもを抱いて家を出た。12月の寒い日だった。ジーンズに通帳や身の回りのものを突っ込み、実家に向かった。「ああ、着の身着のままって、こういうことを言うんだな」という妙な実感を胸に─。

 昌美さんが子どもを抱いて帰ってくると、二三子さんは驚き「なにがあったの!?」と叫んだ。

 落ち着く間もなく数日後には、夫の家族が「孫を誘拐された」と言って乗り込んできた。警察に手を借りて帰ってもらったが、離婚は調停にまでもつれ込んだ。

 離婚と親権を争う調停で、裁判官からは「働いた経験もなく障害がある母親が、子どもを育てるのは家庭の協力なしには難しいだろう」と告げられた。結論は昌美さん本人ではなく、二三子さんに委ねられたが、「うちで育てるのは難しい」と親権を譲ってしまう。

 母は娘に「勝手に決めてごめんね」と土下座した。

 その姿を見た昌美さんは猛烈な罪悪感を抱く。親権をとれなかったのは自分が自立をしていないせいだ。まずは働こうと決意し、3万円を握りしめ単身、東京へ出た。

「自立」して娘を取り戻したい!


 上京した昌美さんは、なんとか派遣の仕事を得た。

 契約社員として最初に入社したのは、大手エステの本社だった。段ボール何箱分もの伝票を数えるだけの仕事。8か月ほどで経営が傾き、解雇になった。

 次に土木系の企業に入ったが、職場では「君の仕事はそのイスに座っていることだよ」と言われてしまう。

毎日、眠気と闘うだけ。電話応対の仕事を与えられましたが、ビジネス電話機のライトがいくつも光ると、どのボタンを押したらいいのかわからないんです。“使えないな”って言われて。2年目になると、“クビにすると体裁がよくないから契約満了ってことにしてやめてほしい”と言われました」

 当時はまだ障害者差別解消法などなく、職場で“合理的配慮(障害者個人の能力に合わせて状況や対応を変えること)”を受けることもなく、あからさまに差別発言が飛び交った。

 その後は、大手IT企業の子会社で勤務。またもや心ない言葉に傷つけられた。

「郵便の仕分けとか、出退勤管理をしていましたが“なんだ、聴覚障害よりもコミュニケーションとれると思ったのに使えないね”って言われる。足が悪いのでラッシュの通勤電車に乗るのが厳しくて“就業時間を1時間遅らせてほしい”と頼んでも“見栄えがよくないから”と許可してもらえない。耐えられないほどつらくなって1年8か月で退職しました。パソコンを使えないと、まともな仕事がもらえないと、ようやく気づいたんです」

 昌美さんは28歳で、視覚障害のある人向けに音声読み上げパソコンを使って一般事務の技能を教える支援センターに通い始めた。

 そのころ、人生を変える出会いがあった。知人から「Co-Co Life☆女子部」という障害者や難病の女性向けのフリーペーパーを紹介されたのだ。そこに読者モデルとして参加するようになる。あるとき、編集部の守山菜穂子さん(43)に、「座談会のテープ起こしできる?」と聞かれた。即座に「やったことないけど、できます!」と“安請け合い”した。このチャレンジがブラインドライターへの第一歩だった。

 その後、守山さんから紹介された出版関係者に細々と仕事をもらうようになった。守山さんは彼女を「ブラインドライター」と名づけ、無料ソフトでホームページを作成。それがSNSで話題になり、大ブレイクした。昌美さんのもとには取材やテレビ出演の仕事が舞い込むようになる。

 当初はひとりで受けていたブラインドライターの仕事も手が回らなくなり、今では「ブラインドライターズ」は総勢10数名の大所帯だ。

 ブレイク前から昌美さんを応援している守山さんは彼女の印象をこう振り返る。

初めて出会ったとき、昌美さんは、いわゆる『可愛い系』のOLでした。ピンクのワンピースを着ていて、茶髪のゆる巻き髪。今まで自分が視覚障害者に対して描いていたイメージとは全く違ったんです。すごく興味が湧きましたね。人なつっこくて、何を聞いても快く答えてくれる素直さがあって。一方で自分を大きく見せようとするところもあった。話を盛れば盛るほど、仕事に恵まれていないのが周囲にバレてしまうのにね。当時は自分に自信がなかったのでしょう。でも今は、等身大でいいんだと気づき始めているんじゃないかな」

 昌美さんは現在、障害者タレントとしても活動中だ。テレビやCM出演、大学の講演などを精力的にこなしている。フリーランスのため、金銭的には不安定で、依頼が少なければ月収10万円に満たないこともある。

「今まで、誰かのお荷物でしかなかった自分が、仕事をすることで人の役に立って喜んでもらえるのがすごくうれしいんです。安定した月給をもらう仕事ではなくなりましたが、不満はないです」

10年ぶりの再会、新しい一歩


 そして今年2月、高校のクラスメートだった築地健吾さん(33)と結婚する。友達として何年も付き合ってきた、お互い気心の知れた仲だ。偶然にも2人は近所でひとり暮らしをしており、行き来をすることが増えたという。もちろん、築地さんは昌美さんの過去もすべて知っている。

「あの家からは逃げ出してしまったけれど、子どものことは心の支えでした。これまで折れずに腐らずにやってこられたのは、子どもに顔向けできないと思ったから。相手家族がとにかく怖くて、子どもに会いたいと強く言い出せませんでした。同時に、大人の私ですらつらかった家庭なので、子どもが無事かとても気になっていました。でも思い切って2年前に裁判を起こしたんです」

 裁判所を通してやっと子どもに会えたが、子どもは「おばさん、いつ帰るの?」「来なくていいのに」と迷惑そうだった。それに同調している相手家族と会うことも苦痛だった。

「すごく悲しいけれど、会うことで誰も幸せにならないのなら、やめたほうがいいんじゃないかと思うようになりました」

 昌美さんは、子どもから会いたいと言われるまで、こちらから連絡をとるのはやめようと決めた。

 ブラインドライターを始めた当初、昌美さんは「仕事で稼げるようになって子どもを引き取りたい」と言っていた。親権を取るには自立が不可欠と言われていたからだ。しかし、そうなるまで10年の月日は長すぎた。

 失敗の経験は重く、再婚には後ろ向きだったが、築地さんなら大丈夫という確信があったのだろう。

 結婚を決める直前のことだ。築地さんは足をヤケドした昌美さんのために、薬とおでんを持って自宅へ来てくれた。昌美さんから「おなかすいた。何か買ってきて」と言われたからだ。

「使われてるんです。これからもずっと続くのかな」と築地さんは楽しそうに言う。すると昌美さんは「彼はいま全盲だから、私の高校時代の顔しか覚えていないんです。これはラッキーだなあ」と笑う。2人が軽口をたたき、じゃれ合う姿は、仲よしそのものだ。

 昌美さんは自分についてこう語っている。

私の人生は、ガッツで乗り切ってるんです。しんどくなるのは自分のせい。だからこれからも同じやり方で進んでいきたい。視覚には障害があるけれど、心の視野は狭めずにいろんな角度からいろんなものを見られる人になりたいですね。自分に何ができるか絶えず探しているので、ブラインドライターだけではなく、なんでもやってみたいなと思います」

 去年の夏には二三子さんにスマホをプレゼントし、使用料は昌美さんが支払っている。彼女がどんなに他人から障害を非難されてもくじけなかったのは、母・二三子さんの信念があったからだろう。ようやく感謝の気持ちを伝えられるようになった。

 障害者は、障害があるからかわいそうなのではない。障害をかわいそうだと思う人によってかわいそうな存在にさせられるのだ。誰にでも自立する権利はある。そう昌美さんは教えてくれる。

 

視覚障害者によるテープ起こし事業「ブラインドライターズ」

公式HP(https://peraichi.com/landing_pages/view/writers)

(取材・文/和久井香菜子 撮影/森田晃博)

わくいかなこ 編集・ライター、少女マンガ評論家。大学で社会学が切り口の「少女漫画の女性像」という論文を書き、少女マンガが女性の生き方、考え方と深く関わることを知る。以来、自立をテーマに取材を行う。著書に『少女マンガで読み解く乙女心のツボ』

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cat_oa-shujoprime_issue_0940de56d6d5 oa-shujoprime_0_2982f811968a_インスタフォロワー数250万人超え、ドバイから招集も! “柴犬まる”の夢 2982f811968a

インスタフォロワー数250万人超え、ドバイから招集も! “柴犬まる”の夢

2019年2月23日 13:00 週刊女性PRIME

インスタの人気ランキングでは常にトップクラスのまる。「いまフォロワー数でEXILEの岩ちゃんといい勝負なんですよ! まるのほうがちょっとだけ勝ってるんですけどね(笑)」

 愛くるしい表情にぽっちゃりボディの柴犬まる。インスタグラムのフォロワー数は、国内外あわせて250万人以上! みんなが夢中になるワケは? “まるパパ”こと飼い主の小野慎二郎さん(45)に話を聞いた。

日本初の“犬の観光大使”に


「出会いは'07年。ショッピングセンターで、生後1か月にしては大きめの子犬にひと目惚れしました。そこから悩んで、クリスマスイブに半額セールになってしまったまるを妻と一緒に連れて帰りました」

 いくつかの会社を経営している自営業の小野さんは、散歩の時間がとりやすく、食事や水も、まるが求める前に与えることができる。

「愛情は100%注げていると思います。うちには子どもがいないので、まるが子どもですね」

 普段のまるはどうしているのかというと、

「基本的に1日18時間は寝ているので、その合間に食事や散歩の様子などを撮影しています。人間に対しては、距離感を大切にしてくれますね。家に帰れば“おかえり”と迎えてくれるけど、普段は1~2メートル離れて暮らしています」

 イベントなどに招待されることもあるが、3か月に1回くらいのペースで出演。ファンでも、なかなか生のまるには会えないようだ。

 人気の高さから東京都文京区の根津には、グッズを扱うショップもできた。


「まるはショップにもほぼ出勤していないので、もし会えたらラッキーかもしれません。先日も『YOUは何しに日本へ?』というテレビ番組で、わざわざ海外のファンがまるに会いにきてくれたそうです」

 テレビ出演から1日店長まで、精力的に仕事をこなすまる。小野さんに、おもしろかった仕事を尋ねると、

「三重県の観光大使のお仕事です。都道府県で犬の観光大使は日本初なんだそう」

 伊勢志摩サミットの時期で、海外のフォロワーが9割を占めるまるに白羽の矢が立ったという。その人気ゆえ、いろんなオファーがあるのでは?

「以前、中国のとある大物から“まるに会いたい”とオファーがあったんです。飛行機には検疫などの手続きがあるので、断りました。すると“検疫はパスしていいから”と再オファーが。

 そこまでして連れていけないと言うと、先方が飛行機会社に問い合わせてくれた。そしたら“パンダだって輸送は貨物室。犬を客席に座らせることはできない”と言われたそうで結局、あきらめてくれました(笑)」


 パンダと比較する話まで出るとは、まるで国賓待遇!? さらに、すごいエピソードも。

「ドバイから、自家用ジェットを出すから来てくれ、と言われたことも。ドバイは暑いから無理ですって断りましたけど(笑)」

殺処分される犬を減らしたい


 インスタを見ている人に、自分の飼い犬のように思ってもらいたい、と小野さんは言う。

「例えば、実家に犬をおいてきた、ペットNGのマンションで……など、犬を飼えない事情はたくさんある。そういう人たちに、自分の愛犬のように思ってもらえればと」

 擬似体験ができるよう、1日3回、8時間ごとにインスタを更新。「世界中の方たちにも見ていただきたくて」と、時差のある国にも心を配る。これが海外フォロワー数の多さの秘訣だろう。

 そんな小野さんとまるの夢は……。

「殺処分される犬を減らしたいんです。私自身、保護犬というものを知らず、ペットショップでまるを買ってしまった。だけど“可愛い!”とノリで飼って、育てきれずに捨ててしまうくらいなら、ネット上で、まるを自分の愛犬のように愛してもらいたい。殺処分される犬を今後、少しでも減らす手助けができたらいい、と思います」

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cat_oa-shujoprime_issue_0940de56d6d5 oa-shujoprime_0_7d567b4bc7a7_バイトテロを減らす活路に「ギャハハ女子」 7d567b4bc7a7

バイトテロを減らす活路に「ギャハハ女子」

2019年2月23日 12:30 週刊女性PRIME

不適切動画を助長させるのは「ギャハハ女子」!?

 連日ニュースを賑わせている“バイトテロ”が止まらない!  なぜ若者たちは不適切動画をSNSにアップしてしまうのか、この騒動に終わりはないのか……。放送作家でNSC東京校の講師も務める野々村友紀子がぶった斬る! 


* * *


 枯れることのないバカの泉から湧き出るかのごとく、毎日毎日溢れ出すバカッターにバカスタグラムのバイト君たち。

 え? 世の中って、こんなにバカが溢れてたっけ? こんなに連日ニュースでやっているのに、なんで? この子達の家にはテレビがないのかな? それとも、想像力がないのかな? おいおい日本、大丈夫か? と、思わず首を傾げてしまう日々ですね。

 メディアでは賢い人たちによって「どうすればこのような行為は減るのか」という議論が繰り広げられていますが、賢い人はきっとこんなことをするわけないので、その心理もわからないんじゃないでしょうか。私もいろいろ考えましたよ。バイト採用者には、お店側から「万が一不適切な行為をして店に損害を負わせた場合、即裁判、きっちり損害賠償払ってもらうからな! ええな!」という内容の誓約書にサインしてもらってからシフト組む、とか、携帯スマホはロッカーに必ず入れて仕事場に一切持ち込めないようにする、とかね。

 まあでも、そうしたところで結局、ああいう行為自体は絶対減りはしないんですよね。あれはもう、ただの若者の行き過ぎた「悪ノリ」ですから。もし今回、損害賠償を支払うことが現実となれば、SNSにあげるバカはさすがに減るかもしれませんが、こっそりとしょーもないことをやるバカは後を絶たないし、動画も撮り続けますよ。

 だってこんなにテレビで連日やってて、今熱いんだもん。バカバケツリレーみたいなもんです。彼らにとっては、バカな行為も、SNSの炎上も、バイトをクビになるのも、青春の1ページくらいにしか考えていないですよ。そんな誰も得しない、しょーもない青春の1ページのために、企業が今まで必死になって積み上げてきた信頼を一瞬にして壊されてしまうなんて、たまったもんじゃないわ!

持ち前のサービス精神が大爆発


 では、こんなことをしてしまう彼らは、ものすごくバカで悪い人間なんでしょうか? きっと普段はそこまでじゃないはず。もしかしたら、意外といい子が多いんじゃないかな。調子乗りではあるけど、友達が困っていたら助けてあげたり、妹や弟にも優しい、好き嫌いもなく何でもおいしそうに食べる、人付き合いを大事にする人気者なんじゃないかな? いや、だからと言ってあんなことやっていいってわけじゃないよ! やったことは完全にアウト! あかんもんはあかん!

 ただ、「若さ」と「バカ」は常に背中合わせ。中には、場の空気にのまれて「お仲間ハイ」で「一時的バカ」になってしまっただけの子もいるはず。誰だって経験のある「お仲間ハイ」。なんだか仲間でワイワイしていたら、テンション上がっちゃって、突然、身体の奥底から湧き上がるあの変な無敵感。しかもスマホでカメラを向けられてしまったらもう、「なんかしないと! なんかおもしろいことしないと! お仲間たちのこの期待に応えたーい!」と、持ち前のサービス精神が大爆発。

 やらんでいいのに、しょーもないことをして、しょーもない伝説を残してしまう。マリオでいうスター状態ですわ。あの時って、足はめちゃくちゃ速くなるけど、冷静に周りが見えてないから、アホみたいに「ワーッ!」て走り過ぎて、すぐ谷に落ちるでしょ。そして一瞬の静寂の後、「…テレッテテレレレ〜」いくら後悔しても、時すでに遅し。ゲームオーバーです。

「一時的バカ」は、本当のバカではないので、己のバカさにある時ふと気づいては消えていくでしょう。しかし、若者がいる限り、また新たな一時的バカは現れるのです。だから絶対数は減らないんですね。

 そして断言しよう。バカスタグラム動画につきものの、「ギャハハ女子」が存在する限り、バイトテロ男子は減らん!

 ある時はスマホを男子に向け動画を撮りつつ、ある時は男子たちを遠巻きに見ながら「ウケるw」「こいつバカなんだけど!www」と、下品な笑い声を加えることで、バカスタグラム動画としての完成度をワンランクアップさせる「ギャハハ女子」は、バカな男子の目立ちたい欲をグングン上昇させ、とことんバカにしてしまうのです。

“スゴスタグラマー”になればいい


 一番悪いのはもちろん、やっている本人。でもはやし立てる周囲が同罪のときもある。どうか女子の皆さん。もしバカッターやバカスタグラムに遭遇したら、そこは1ミリも笑わず、冷静に、死んだカナブンでも見るような目で一瞥(いちべつ)くれてその場を無言で去ってほしい。そうすることで、一時的にバカ男子の魔法は解けるはず。バカ男子を一撃でシラけさせるには、いつの世も女子の冷たい目線が一番効く。それが世の中のバカを減らす最速の方法かもしれない。

「若さ」と「楽しい仲間」は時に人をバカにしてしまいます。もっとも、青春の日々は、多少のバカによって彩られた方が楽しいのかもしれません。しかし、それらが何度も思い返したくなるような甘酸っぱい日々になるか、二度と思い出したくないような苦々しい日々になるかは、自分の行動次第。

世の中には、やっていいことと悪いことがある。人に迷惑をかけない。食べ物で遊んじゃダメ。お友達が悪いことをしていても、一緒にやらない

 結局、幼稚園で教えてくれることは、ずっと正しい。私も、あらためて子どもたちに教えようと思います。そして次世代の一時的バカを減らすためにも、世の中のお父さんお母さんは、バイトテロの報道があるたびにしっかりとテレビを指差し、「ええか?こんなバカになったら終わりやで」と子どもたちに教えてあげましょう。

 せっかく自由に自己アピールができる場でもあるSNS。どうせならバカアピールじゃなく、コンビニですっごいダンスしながら綺麗にパン補充する高校生バイトとか、高速暗算で計算する人間レジバイトとか、回転寿司で大根を飾り切りでサグラダファミリアにする包丁さばきとか、凄すぎて笑えるバイト動画でも撮って、スゴッターやスゴスタグラマーとして名を上げたらええのに。そしたら企業の株も上がって、時給あげてくれるかもよ。その方がみんな楽しいのにね! えっ……ダメ?

 残念ながらバイトテロをしてしまった子たちは、まずは心から反省して、これからは何らかの形で自分が貶めた企業の信頼回復に努め、社会の役に立ちながら、自分自身の信頼も少しずつ取り返してほしいですね。


プロフィール

野々村友紀子(ののむら・ゆきこ)                      1974年8月5日生まれ。大阪府出身。よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の芸人、2丁拳銃・修士の嫁。 芸人として活動後、放送作家へ転身。現在はバラエティ番組の企画構成に加え、 吉本総合芸能学院(NSC)の講師、アニメやゲームのシナリオ制作など多方面で活躍中。著書に『あの頃の自分にガツンと言いたい』『強く生きていくために あなたに伝えたいこと』(ともに産業編集センター)『パパになった旦那よ、ママの本音を聞け!』(赤ちゃんとママ社)がある。

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cat_oa-shujoprime_issue_0940de56d6d5 oa-shujoprime_0_6d4a33d0ab45_“ジャニーズ御用達”の喫茶店が閉店 6d4a33d0ab45

“ジャニーズ御用達”の喫茶店が閉店

2019年2月23日 11:00 週刊女性PRIME

光一の舞台『EndlessSHOCK』も20年目を迎えたが──

 2月4日からスタートしている、KinKi Kids堂本光一の舞台『Endless SHOCK』。'00年から、帝国劇場でシリーズ上演されている同作も20年目を迎えるのだが、今年は少々勝手が違うようだ。というのも……、

帝劇地下1階には“楽屋入口”と書かれている関係者入り口があって、多い時にはファン数百人くらいが通路に並んで出待ちするんです。その楽屋口間近にあったのが、帝劇と地下街でつながっている国際ビルに入っていた『蘭』でした。このお店が昨年末で閉店しちゃったんです」(ファン女性)

 この国際ビル地下のレストラン街にあった『蘭』という喫茶店。記者も何度かお世話になったことがあるのだが、実はジャニーズファン、とくに帝国劇場を訪れるファンの“聖地”になっていたお店。

 店内はいたってシンプル。大小のテーブルに、入口には新聞や雑誌、漫画なども置かれていて、このご時世において全席喫煙可能の昔ながらの喫茶店。お世辞にも、女性好みのおしゃれカフェとは言い難いお店だった。

 メニューにしても、各種サンドイッチや焼きそば、ナポリタン、ドライカレー、オムライスなどの軽食がメイン。あんみつやホットケーキなどのデザート系もあるのだが、全体的にボリューム満点。普段は、食後のコーヒーで一服したいサラリーマンの聖地でもあった。

 ところが、ひとたびジャニーズの公演が始まると雰囲気は一変して、店内には作品ポスターが貼られて、BGMにはジャニーズの楽曲が流れる。そして連日、席はファンの女性で埋め尽くされ、それぞれがアイドル談義で盛り上がるのだ。

常に“予約席”のテーブルがあるワケ


待ち合わせ場所にしたり、出待ちファン同士で仲よくなって交流を深めたりと、そんな憩いの場にもなっていました。すぐ近くで公演しているかと思うと、チケットを持っていなくても、ついつい行っちゃう場所でした」(前出・ファン女性)

 単に、劇場と近いから“聖地”だったわけではない。

「楽屋への出前もしていたので、帝劇出演経験のあるタレントのほとんどが『蘭』を一度は利用しているはず。特に光一君は、各店のメニューを取り揃えていて、迷ったときは“やっぱり『蘭』かな”と、注文していたみたいですよ。ナポリタンも“多いな~”と笑いながら食べていたそう」(芸能プロ関係者)

 ファンはお目当てのタレントが食べていた、同じメニューを聞きつけて注文するのだ。

 また愛用者はタレントだけではなかった。帝国劇場を“根城”にするジャニー喜多川社長も『蘭』の常連だったのだ。

ふらりと来店しては、ときにJr.たちと食事をしていたそうです。店内の円卓テーブルは公演中、常に“予約席”になっていたのですが、何でも、そこがジャニーさんの愛用席だったと言います。お店側も、いつでも座れるようにと配慮していたのでしょう」(同・芸能プロ関係者)

 なるほど、光一も当初はジャニーさんに連れられて来店していたのかもしれない。

 そんな光一は公演前の1月28日、ラジオ『KinKi Kids どんなもんヤ!』(文化放送)の冒頭で、

なくなってしまったのは、なかなかつらいですね。(営業)50年だもんね。本当にすごい、尊敬します。(店主とは)ちゃんとお会いできていないので、お手紙いただいて。お伝えできていませんけども、本当にお世話になりました。ありがとうございました

 ショックを受けながらも感謝の意を述べた。一方で《何が入ってくれるんやろう》と、次の出店にも期待を寄せたのだった。

 現在、『蘭』が入っていたテナントは閉鎖されたままで、今のところ新しいお店がオープンする気配はない。

 国際ビルを管理する三菱地所商業施設営業部に、次の出店は決まっているのか、また飲食店に限るのか、など聞くも「お答えすることはできません」と、残念ながら答えをもらうことはできなかった。

 願わくは、また、みなから愛されるお店ができてほしい。

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cat_oa-shujoprime_issue_0940de56d6d5 oa-shujoprime_0_0107324bf5a6_「剛力彩芽がZOZO面接官」情報提供者は誰? 0107324bf5a6

「剛力彩芽がZOZO面接官」情報提供者は誰?

2019年2月22日 21:30 週刊女性PRIME

面接官が……剛力彩芽!?

 『週刊新潮』(2月21日号)が報じたZOZOTOWNの前澤友作社長と剛力彩芽に関する記事が波紋を呼んでいる。それによると、採用試験で最終面接の場に、剛力が面接官として姿を見せていたというのだから驚きだ。

 記事を読んで、“へぇーっ”と驚いた人は多いと思う。

 驚いたあとに出るのは、

「いくらなんでも、それはないだろう」あるいは「あの前澤さんならあり得る」という言葉ではないだろうか。

 そして記事では、

企業にとって未来への投資たる人材獲得の場に、公私の別なく恋人を同席させたとなれば、経営者としての資質に疑問符がつく

 と、前澤氏を非難している。

 これにはZOZOも黙ってはいなかった。会社のツイッターアカウントで、

事実と異なります。当社の採用面接に役員及び社員以外が同席することは一切ございません。当社の名誉や事業活動に不当な損害を与える記事については、法的措置を含めた対応を検討してまいります

 と『新潮』に“宣戦布告”。たしかに、社長の彼女である剛力彩芽が最終面接の面接官という話は、素直には受け入れ難い。

 しかし、ここで厄介なのは前澤氏が持っているイメージだ。これまでの行動を見ている限り、「彼らならあり得る」と思った人も多いのではないか。

 加えて、普段なら自ら発信したがる前澤氏のツイッターや、剛力の所属事務所が沈黙しているのも疑問を加速させる。

取材力に定評のある『新潮』がまさか


 また、週刊誌業界でも、一般の読者にとっても信頼の厚い『週刊新潮』が報じていることも、周囲を困惑させている。

『新潮』がそんないい加減な記事を載せるわけがないだろう」と思った人も多いだろう。

 ただ、記事を読んでみると、ツッコミどころがいくつかある。まず、ひとりの志願者から聞いた話がベースとなって書かれており、

《面接の席には前澤社長の傍らに剛力ちゃんもいたんです。彼女は質問というより、いかに前澤さんがすごい人かを力説しているだけでしたが》

 という。面接した日時や場所、その日の彼女の格好、ほかにどんな面接官がいて、どんな質問をされたなど、本来あるべきディテールがまったく示されていないのだ。誌面の都合上、省いたのかもしれないが。

 さらに、同じ体験をしたという志願者がSNS上に現れないのも不思議だ。会社側が面接を受けた志願者に、あらかじめ箝口(かんこう)令を敷いて、SNSへの投稿を禁止した可能性も否定できない。しかし、こんな時代だ。情報は少しずつ漏れだして、ネットで拡散されてもおかしくない。

 とはいっても、取材力に定評がある『新潮』だ。どこの誰かもわからない人物が、適当に話したことを鵜呑みにしたとは思えない。経験豊富な記者が取材をして、信用できると判断した人物からの情報だろうし、確実にウラ取りはしていると思うし、そう信じたい。

 そこで、謎を解くカギは、情報を提供したこの“志願者”にありそうだ。

 仮に情報提供者が「ZOZOと関わりが深く、かつ前澤氏に反感を抱いている人物」であった場合なら、話に疑問を抱かなかったとしても不思議ではないが……。

 これからの『新潮』サイドの反応が気になるところだ。

<芸能ジャーナリスト・佐々木博之>

◎元フライデー記者。現在も週刊誌等で取材活動を続けており、テレビ・ラジオ番組などでコメンテーターとしても活躍中。

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cat_oa-shujoprime_issue_0940de56d6d5 oa-shujoprime_0_8f0b6e23767a_芸人ヒロシ、月収80万円の人気ユーチューバーに! 8f0b6e23767a

芸人ヒロシ、月収80万円の人気ユーチューバーに!

2019年2月22日 17:00 週刊女性PRIME

ヒロシさん

 ネガティブな芸風で一世を風靡した芸人、ヒロシ(46)はいま、注目のユーチューバーになっている。ユーチューブの『ヒロシちゃんねる』の登録者数は現在、33万人超え。テレビとは違った形でブレイクを果たしつつあるのだ。

 とはいえ、芸人としてネタを披露しているわけではない。きっかけはキャンプ動画。ひとりで山に入り、さまざまな道具を使いキャンプをする……。そんな「ソロキャンプ」の様子を発信して人気に火がついた。

「正直、視聴者のツボがわかりません。気合を入れて、アメリカまでキャンプしにいった動画をアップしても、神奈川の山でインスタントラーメンを作って食べる動画のほうが再生回数は多かった」

好きなことでお金がもらえるのってうれしい


 動画作りでは、撮影者であり出演者。編集もすべてひとりでこなす。

「全部、ユーチューブで検索して調べました。動画作りは自分の好きにできるのが魅力。テレビは放送されたらそれで終わりだけど、動画は残るからいい」

 ユーチューブにチャンネルを開設し、投稿を始めたのは'15年。いまでこそ芸能人も多く参入しているが、まだ当時は珍しかった。

「以前からキャンプが好きで、仲間たちと行った思い出の記録として動画をアップしていました。気づいたら、いつの間にか登録者数が増えていて、広告を入れてみたらお金が振り込まれてきた。

  最初は数百円でしたが“自分の動画を見てくれている人が、こんなにいるんだ!”と思ったら、すごくうれしかった。おかげさまで、先月は80万円ほどの収入になりました」

 ただ、ユーチューバーを続けているのは、稼ぐためではなく、好きなことで生きるため。

テレビに出ていたころはもっと稼いでいた時期もあったけれど、好きなことでお金がもらえるのって、うれしいですよ。芸人のなかにはユーチューブに抵抗を持つ人も多い。落ち目だとか、テレビに出られないからじゃないかというふうに見られるのを気にしているんです。

 不思議なんだけど、芸人としておもしろくてもユーチューブでウケるとは限らない。それぞれ、別のおもしろさがあるんです

 読者もユーチューバーになって稼ぐことができる? 

「なんでもいいので投稿してみてください。最近だと、普通のおじさんが普通にご飯を食べる、みたいな動画が人気です。僕自身がハマっているのは、妻と浮気相手のLINEのやりとりをひたすら流すだけの動画。キャバ嬢とお客さんバージョンもありました。文字だけでも、そこに男と女のドラマを感じられておもしろいですよ。

 主婦の方が動画を作るなら、例えば二層式洗濯機のふたを開けて、回っている様子をひたすら撮るとか。汚れがジワジワ浮いてくるのを見ていたいって人も、きっといると思います


《PROFILE》

ヒロシ ◎熊本県出身。お笑い芸人。ギャグの「ヒロシです」が大ブレイク。趣味はキャンプのほかに釣り、家庭菜園も。BS朝日『迷宮グルメ 異郷の駅前食堂』にレギュラー出演中。

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cat_oa-shujoprime_issue_0940de56d6d5 oa-shujoprime_0_de6939f469c4_小室圭さん春休み一時帰国でご結婚進展へ de6939f469c4

小室圭さん春休み一時帰国でご結婚進展へ

2019年2月22日 11:00 週刊女性PRIME

2月14日のバレンタインデーに赤坂御用地の巽門から勤務先へ向かわれる眞子さま

 2月14日のバレンタインデー当日、午前10時過ぎに赤坂御用地の巽門から車でお出ましになった秋篠宮家の長女・眞子さま。

「眞子さまは現在、東京大学総合研究博物館と日本郵便がコラボしたミュージアム『インターメディアテク』に勤務されているんですよ。非正規雇用の形で週に数日出勤され、同施設のホームページ上にも時折、コラムを書かれています」(皇室担当記者)

 バレンタインデーも仕事されていた眞子さまは、アメリカの地で猛勉強中の恋人・小室圭さんに、チョコを渡すかわりに携帯電話でメッセージを送られたにちがいない。

「国際弁護士資格の取得を目指す小室さんは、寝る間も惜しんで勉強に集中していますよ。授業は最前列の席を取り、プレゼンも教員の評価は“パーフェクト”で、教室と寮の往復しかせずに敷地外に出ることはありません。年内に控える弁護士試験の“一発合格”を狙っているのでしょう」(アメリカにいる日本人記者)

 婚約延期から1年以上が経過したものの、1万キロ以上離れた“超遠距離恋愛”は、いまだに変わらず続いている。

 おふたりの“結婚問題”が決着を見いだせない中、2月24日には両陛下の『ご在位30年記念式典』が行われる。

「東京都千代田区内の『国立劇場』で行われ、当日は記念演奏として若者に人気の歌手である三浦大知さんが『歌声の響』を披露します。

 この歌は、陛下が詠まれた琉歌に、美智子さまが曲をつけられた唯一無二の楽曲です。'75年に両陛下が沖縄を初訪問された際、国立ハンセン病療養所『愛楽園』での出来事をもとにして作られた曲なんですよ。沖縄への並々ならぬ思いがあることから、沖縄県出身の三浦さんに白羽の矢が立ったのでしょう」(前出・皇室担当記者)

 4月30日のご退位まで残りわずか。『平成』は、両陛下が“全身全霊”で築いてこられた時代だ。

「両陛下はご高齢なうえに、体調も万全ではない状態にもかかわらず、災害が起こると全国各地にお見舞いに行かれていました。

 そういったお姿を次世代に見せることで、“経験の継承”をされているのだと思います。おふたりは、日ごろから各地に足を運ばれていますが、お祝い事でも、災害があったときでも訪問されていることは、本当にすごいことです

 そう話すのは、皇室を長年取材するジャーナリストで文化学園大学客員教授の渡邉みどりさん。

“小室さん問題”が秋篠宮ご一家に落とす影


 そんな時代の終わりが近づく中、くすぶり続けてきた“小室さん問題”にも進展が見られた。

「小室さんの母親と元婚約者の間にある“借金トラブル”は解決に向かおうとしています。近いうちに、それぞれの代理人弁護士が協議を行う予定で、場合によっては“慰謝料”や“迷惑料”として、小室さん側から元婚約者に返金があると聞いています」(秋篠宮家関係者)

 元婚約者の男性も、小室さんの大学費用や留学費用、アナウンサースクール授業料などに使われた約300万円が返金されれば「和解する」と、本誌の取材に語っている。

 トラブルが解決すれば、事態は前進するはずだが、秋篠宮家では、すでにこんな“亀裂”が……。

「小室さんがアメリカ留学に発って以降、秋篠宮ご夫妻の間に“すきま風”が吹いていて……。例えば、公務でご一緒の際も、殿下と妃殿下は以前よりも距離をあけて歩かれているのです。

 おふたりとも、眞子さまと小室さんのご結婚を“応援していない”スタンスのようですが、両陛下のお代替わり前に決着をつけられないことに対して、忸怩たる思いがあるのかもしれません」(同・秋篠宮家関係者)

 ご両親だけではなく、秋篠宮家の次女・佳子さますらも、プライベートで眞子さまの結婚の話題を避けられているそう。

「国際基督教大学の4年生である佳子さまは、“このまま大学院に進学するのでは”と、言われていますよ。確かに、イギリス留学では舞台芸術などの“パフォーマンス学”を学ばれていましたが、そういった関係の仕事を目指しているわけではないようです。

 最近の佳子さまは、学内にいる友人たちと話していても、眞子さまの結婚話について言及されていませんし、あえて話さないようにしているみたいです」(佳子さまの知人)

 以前までの眞子さまと佳子さまは、どちらかの部屋でお話に没頭されるほどの“仲良し姉妹”として知られていたのだが……。

「本来ならば、お姉さまのご結婚の話題はとても喜ばしいことです。しかし、借金トラブルによって婚約延期となり、姉妹の間に“気まずさ”ができて、あまりコミュニケーションがとれていないのかもしれませんね」(皇室ジャーナリスト)

 そんな中、家庭内でも孤立しているように思える眞子さまを救い出すため、近いうちに小室さんが“新たな動き”を見せるという。しかも、それは結婚という着地に向けた“ウルトラC”のようだ。

「小室さんが通うフォーダム大学ロースクールは、3月16日から24日までの間、春休みに入ります。

 この期間、最低限の関係者以外には伝えずに極秘帰国をして“秋篠宮ご夫妻に面会を求める可能性がある”と、関係者の間で囁かれているのです。その際は、借金トラブル解決への見通しや、国際弁護士になってからの将来計画を説明することでしょう。

 もし、秋篠宮ご夫妻が小室さんの説明に異を唱えることがなければ、当初の発表どおり、来年中にご結婚するという具体的な道筋が見えてきます」(宮内庁関係者)

 眞子さまと小室さんの“熱意”に、ご両親はどんな判断を下されるのだろうか─。

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