cat_oa-sdigestweb_issue_599304a51f53 oa-sdigestweb_0_599304a51f53_「ブーイングの夜、クボを逃がした重大さを知った」久保建英の前半戦をバルサ番記者はどう評価したのか?【現地発】 599304a51f53 599304a51f53 「ブーイングの夜、クボを逃がした重大さを知った」久保建英の前半戦をバルサ番記者はどう評価したのか?【現地発】 oa-sdigestweb

「ブーイングの夜、クボを逃がした重大さを知った」久保建英の前半戦をバルサ番記者はどう評価したのか?【現地発】

 バルセロナは久保建英の動向を詳細に観察し続けている。その理由は日本の皆さんに長々と説明するまでもないだろう。

 元はといえばバルサのカンテラでプレーしていた久保は、FIFAによる制裁が原因で退団を余儀なくされた。そして復帰できる年齢に達した時に、バルサはみすみす再獲得のチャンスを逃し、その将来のホープは宿敵レアル・マドリーに移籍することになったのだ。

 バルセロニスタの間では、この一連の決断を大きな過失と捉える向きも少なくなく、マジョルカで活躍を見せている事実が不満をさらに蓄積させる格好となっている。実際、ここまでの久保のプレーぶりは、色眼鏡なしに見ても見事の一言だ。

 ビセンテ・モレーノ監督が植え付けた組織重視のマジョルカのスタイルに数か月の間に適応。開幕当初のスーパーサブ的な立ち位置だったが、結果を出すことで先発出場が増加した。いまやすっかり定位置に定着した感がある。18歳ながら、正真正銘のプリメーラ(1部)の選手になったと言っていいだろう。

 マジョルカの関係者によれば、久保はそうした戦術面だけでなくチームにも素早い適応を見せたという。謙虚さ、向上心、協調性を持ち合わせた好青年。流暢なスペイン語を武器にベテラン選手を中心にすっかり気に入られ、時に冗談を口にしてふざけ合うこともあるという。

 若いながらプロ意識も高く、周辺がゴルフ場に囲まれ、スティーブ・マクマナマン(元リバプール、マドリーなど)やサミュエル・エトー(元マジョルカ、バルサなど)も別荘を所有するソン・ビラという閑静な住宅地で母親と暮らしながら、フットボール一色の生活を送っている。
 
 バルサのファンが久保に対して抱く複雑な感情が浮き彫りになったのが、マジョルカがカンプ・ノウに乗り込んだ試合でスタジアムに飛び交ったブーイングだった。それはスペインに復帰するに当たり、バルサではなくマドリーを選んだことに対する不満の表れに他ならない。

 しかし久保はそんな周囲の反応などどこ吹く風と言わんばかりに積極的にボールを要求し、堂々としたプレーを披露。リオネル・メッシにまた抜きを決めたプレーは彼の強いパーソナリティーを象徴していた。バルサのファンの全員が、久保を巡る移籍騒動の顛末を知っているわけではないが、この夜、カンプ・ノウの観客の多くは、クラブが犯した重大な過失を改めて認識するに至ったのだ。

 そんななか、当事者であるクラブ関係者は、取り逃した理由について問われても、久保サイドが提示した要求が許容範囲を超え条件面で折り合わなかったの一点張りだ。これからもわざわざ自らの過失を認めることはないだろう。

 ただその一方で、同じく今夏、フレンキー・デヨングの代理人を務めるアリ・ドゥルスンの息子という事実以外に“功績”を見出すことができないファン・バイネンをBチームの新戦力として獲得している。
 
 番記者として私見を述べさせてもらえれば、バルサは久保の再獲得のためになぜもっと尽力しなかったのかと疑問を感じざるを得ない。カンテラ時代から適応力、語学、向上心、そして類稀なる才能とフットボーラ―として成功を収めるための様々な資質を垣間見せ、その潜在能力を誰よりも観察できる立場にいたはずなのに……。
 
 逃した魚の大きさは、久保が活躍するたびに「後悔の念」としてバルサに跳ね返ってくることになるだろう。
 
文●ファン・ヒメネス(アス紙バルセロナ番記者)
翻訳●下村正幸

外部リンク

cat_oa-sdigestweb_issue_599304a51f53 oa-sdigestweb_0_f507f5b03a31_ワッキーが選ぶJ歴代最強チーム「記録にも記憶にも残るチーム!なにより興奮するのは…」 f507f5b03a31 f507f5b03a31 ワッキーが選ぶJ歴代最強チーム「記録にも記憶にも残るチーム!なにより興奮するのは…」 oa-sdigestweb

ワッキーが選ぶJ歴代最強チーム「記録にも記憶にも残るチーム!なにより興奮するのは…」

 5月28日発売のサッカーダイジェストでは、「Jリーグ歴代最強チーム」と題し、現役選手や元日本代表など総勢50名に“歴代で最強だと思うチームトップ3”を選んでもらっている。ここでは、芸能界随一のサッカーフリークであるワッキーの“トップ3”を紹介しよう。

――◆――◆――

「ワッキーが選ぶ“最強チームトップ3”」
1位:2002年のジュビロ磐田
2位:1993年のヴェルディ川崎
3位:2010年の名古屋グランパス
 
 超豪華メンバーと、彼らの能力を最大限に活かしたシステムを採用し、Jリーグ史上初の2ステージ完全制覇――02年の磐田は記録にも記憶にも残るチームでした。“歴代最強”と聞いて、多くの人がこのチームを挙げるんじゃないですかね。

 第2ステージでレギュラー全員が日本人だったというのは大きな評価ポイント。なにより僕ら97年生まれが誇る天才MF名波浩が中盤の中央で攻撃のタクトを振るっていた。それだけで大興奮です。

「N-BOX」という画期的なシステムを使っていた01年も相当強かったんですけど、やっぱりこの年は名波が膝の故障で離脱してしまったのが残念でした。それでチャンピオンシップで鹿島に敗れてしまって。

 それから名波が帰ってきた02年に、本領を発揮してリーグ優勝を果たす。すごくドラマチックじゃないですか。そういう意味でも思い出深いです。

 名波以外にも実力者がゴロゴロいて、しかも彼らは泥臭い仕事も厭わない。それぞれの仕事のスペシャリストが揃っていました。特にパズルがガッチリとハマったような中盤は素晴らしかった。もうなんか阿吽の呼吸という感じで。

 福西(崇史)がハードタックルをかます姿は強烈で、まさに“ドゥンガの化身”という印象でしたし、市立船橋高出身で僕の後輩である西(紀寛)がDFを切り裂くようなドリブルで攻撃にアクセントを加えていた。

 そして前線にはオールマイティな高原(直泰)と常に全力プレーでやたらと点を取るゴンさん(中山雅史)がいて、DFには代表組が揃う。どのポジションも見応えがありました。
 

 93年のV川崎は“Jリーグのシンボル”で、とにかく華やか。JSL(日本サッカーリーグ)の読売クラブ時代から、めちゃくちゃ上手い有名選手が揃っていて異質な存在でしたけど、それがさらにグレードアップしたような感じでした。

 当時はカズ(三浦知良)を筆頭にテレビCMにも引っ張りだこで、真のスター集団と言えましたよね。一見チャラいのに、ピッチに立てば華麗で強い。ペレイラ、ロッサムの守備陣は強かったし、北澤(豪)さんはやたら走りまくるし、ラモス(瑠偉)さんは鮮やかなボールタッチで攻撃を操っていくし。役者が周囲の期待に応え優勝を果たす様子は、観ていて爽快でした。

 過去10シーズンのJ1王者でも10年の名古屋は別格。MVPに輝いた守護神の楢﨑(正剛)に加え、増川(隆洋)と(田中マルクス)闘莉王の歴代でも指折りのCBコンビ、両サイドの田中隼磨と阿部翔平と、この鉄板の最終ラインが肝だったと思います。彼らがピカイチの安定感をもたらしていましたから。

 それに小川佳純、中村直志、阿部は、僕と同じ市船出身で、他には習志野高の玉田(圭司)、渋谷幕張高の闘莉王と、千葉の高体連出身が計5人。まるで「千葉のオールスター」のようで、個人的にどうしても特別な想いを抱いてしまいます。特に玉田のキレキレのテクニックには痺れましたね。

――◆――◆――

取材・文●多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)

※『サッカーダイジェスト』2020年6月11・25合併号より一部加筆・転載。
【詳細情報】2020年6月11.25日合併号

【PHOTO】「Jリーグ歴代最強チーム」はどれだ!?|2002年ジュビロ磐田の特選フォトはこちら!

外部リンク

cat_oa-sdigestweb_issue_599304a51f53 oa-sdigestweb_0_47f0b462918d_「ハセは永遠に色褪せない」「本物のお手本」新記録目前の長谷部誠を現地絶賛! AFCも偉業を称える 47f0b462918d 47f0b462918d 「ハセは永遠に色褪せない」「本物のお手本」新記録目前の長谷部誠を現地絶賛! AFCも偉業を称える oa-sdigestweb

「ハセは永遠に色褪せない」「本物のお手本」新記録目前の長谷部誠を現地絶賛! AFCも偉業を称える

 ブンデスリーガで308試合目の出場数を刻んだ長谷部誠。元日本代表主将は、今週末にはアジア出身のプレーヤーとして新記録を樹立することになる。

 現地時間6月3日に行なわれたブンデスリーガの第24節(新型コロナウイルスのため延期)でフランクフルトはブレーメンと対戦し、アウェー戦を3-0で制した。長谷部は、この試合でブンデスリーガでの出場試合を308に伸ばし、元韓国代表チャ・ボングン氏の最多記録に並んだ。

 この日はともにロシア・ワールドカップを戦った大迫勇也と対峙し、その大迫へのチェックでボールを奪い、先制点に繋げる活躍も見せた。アジア・サッカー連盟(AFC)は改めて「ドイツの舞台で記録を更新した」と伝え、36歳のベテランを称えている。

 また、欧州データサイト『OptaFranz』やフランクフルトの公式アカウントでも同様の報告がなされると、地元サポーターたちからも次々に賛辞が寄せられた。

「最高の、本物のお手本だ」
「マコト・ハセベはエバーグリーン。ハセは永遠に色褪せない」
「僕らのハセベは次の試合で新記録を樹立する!」
「オレが最初に買ったユニホームにはマコトの名前が入ってるよ」
「レジェンド」
「ハセは真実のサムライであり、僕らの犬鷲(フランクフルトの象徴)だ」
「ハセ、アイントラハトに尽力してくれて本当にありがとう。僕はこのクラブのファンになって27年が経ったけれど、君がこれまでのレジェンドと居並ぶ存在であることは間違いない。すでに素晴らしいレジェンドだ。君が試合に臨む姿勢は完璧であり、最高のロールモデルだと思う。どうか現役を終えても、僕らの犬鷲でいてくれるように願っている」

 フランクフルトは次節、6日にホームでマインツと対戦する。長谷部が出場すればそれが309試合目となり、アジア人としては新記録となる。日本のみならず、ドイツのファンも、約31年ぶりに新記録が樹立されることを疑ってはいないようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

外部リンク

cat_oa-sdigestweb_issue_599304a51f53 oa-sdigestweb_0_ae6767955192_「できるだけ真似しようと思った」名手イニエスタが憧れのプレーヤーに伝説の元Jリーガーをチョイス! ae6767955192 ae6767955192 「できるだけ真似しようと思った」名手イニエスタが憧れのプレーヤーに伝説の元Jリーガーをチョイス! oa-sdigestweb

「できるだけ真似しようと思った」名手イニエスタが憧れのプレーヤーに伝説の元Jリーガーをチョイス!

 Jリーグで異彩を放つアンドレス・イニエスタが、自身の憧れていた選手を明かした。

 バルセロナの下部組織出身のイニエスタは、2002年のトップチームデビューから約16年に渡って愛するクラブで活躍。ラ・リーガ制覇9回や4度のチャンピオンズ・リーグ優勝など幾多のタイトルをカタルーニャの名門にもたらした。

 18年の夏にヴィッセル神戸に電撃加入してからは、圧倒的な存在感と類まれなテクニックでチームを牽引。昨シーズンには、天皇杯制覇を成し遂げてクラブ史上初のタイトル獲得に貢献した。

 36歳になってますます意気軒昂といったところのイニエスタ。そんなスペイン・サッカー界の巨星にも、かつて憧れたスターがいた。現地時間6月4日にラ・リーガの公式インタビューに応じた元スペイン代表MFは、自身が目指した2大クラックの名前を口にした。

「僕のアイドルは、いつだってミカエル・ラウドルップとジョゼップ・グアルディオラだった。2人は僕が最も尊敬する選手さ」
 
 ともに古巣のレジェンドであり、天才的なパスでファンを魅了した稀代のゲームメイカーだ。さらにラウドルップは、現役時代に神戸でプレーし、グアルディオラはバルサで師弟関係も築くなど、共通点も少なくない。

 また往年の名手への憧れをこうも熱弁している。

「彼らが僕のプレースタイルのベースになった。僕自身のスタイルを残しつつも、できるだけ真似しようと思ったんだ。憧れが強かったからね。選手として、僕が小さい時から尊敬している」

 数々の美技で日本のサッカーファンを魅了し続けるイニエスタ。そのプレースタイルの礎となったのは、伝説の名手たちだった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

外部リンク

cat_oa-sdigestweb_issue_599304a51f53 oa-sdigestweb_0_d23d95b40957_【J再開後の注目株|C大阪】柿谷、南野らの系譜を継ぐ“生え抜き”…持ち越されたトップデビューの時は訪れるか d23d95b40957 d23d95b40957 【J再開後の注目株|C大阪】柿谷、南野らの系譜を継ぐ“生え抜き”…持ち越されたトップデビューの時は訪れるか oa-sdigestweb

【J再開後の注目株|C大阪】柿谷、南野らの系譜を継ぐ“生え抜き”…持ち越されたトップデビューの時は訪れるか

 J3での“修行”を経て、今季の始動からトップチームで練習を続けてきた。プロ3年目を迎えた中島元彦。今季に懸ける想いは人一倍で「死ぬ気でやる」と口にする。

「普通に、練習から精いっぱいやるしかないですね。アピールするしかないし、試合に出ないとダメなので。去年とは違って、良い意味でU-23の試合に出られないように。ずっとトップで出られるようにしたい。まだまだ試練はいっぱいありますけど、死ぬ気でやります」

 柿谷曜一朗や山口蛍、扇原貴宏、杉本健勇、南野拓実らを輩出してきたC大阪の育成組織出身。中島も生粋のセレッソ育ちで、C大阪U-12、同U-15、同U-18を経て18年にトップ昇格を果たした。

 J3で戦うU-23チームを主戦場とし、大熊裕司監督の下、プロ1年目は31試合出場・7得点。昨季は全34試合に出場し9得点を挙げた。10月のG大阪U-23との大阪ダービーで決めたFK弾など、印象に残るゴールも多い。
 
 高い技術にシュートセンス、気持ちの強さを併せ持つ21歳。登録のポジションは「FW」だが、2列目、そしてボランチでも不自由なくプレーできる。実際に、初めて始動からトップチームに帯同する今季、当初の位置づけは2列目やFWだったが、指揮を執るロティーナ監督からはボランチに配置されることが多い。

「ポジションにこだわれる実力もないし、どこのポジションでも高いクオリティを出せるのが自分の持ち味でもあるので。ボランチで要求されていることが多いし、そこで良いパフォーマンスを出せたら試合に出られるかなと思う。どこでも実力が出せないと一流じゃないし、そうやって小さい頃からコーチや監督から言われてきた。自分の持ち味が出せるようにしたい」

 藤田直之や奥埜博亮、レアンドロ・デサバト、ルーカス・ミネイロら実力者が揃うC大阪のボランチ。乗り越えないといけない壁は高いが、昨季途中にもロティーナ監督の判断によってトップチームの練習に参加していたように、中島に対する期待も大きい。

 指揮官やイバン・パランコヘッドコーチによる緻密な戦術も頭と身体に叩き込んでおり「最初は戸惑いましたけど、自分もサッカーIQが低いわけじゃない。ジュニアからやっている分、サッカーで頭を使ってきたので、早く慣れたところはある」と手応えを口にする。

徐々にフィットしてきたことで、2月26日のルヴァンカップ2節の仙台戦でついにトップチームデビューを飾る予定だった。本人も「ここでやれるかどうかで今後の人生が変わってくる」と意気込んでいたが、新型コロナウイルスの影響により直前で延期が決定。デビューは持ち越しとなった。

 長く続いた中断期間には、クラブを代表し、サッカーゲーム「eFootball ウイニングイレブン2020」で対戦する「Jリーグ eSports ONLINE」に登場。全国のランキングで3位に入ったこともある腕前を披露し、視聴者に衝撃を与えた。7月4日に決まったリーグ再開。過密日程ということもあり出場のチャンスが増える中、今度はピッチで「中島元彦」という名を売り出していく。

構成●サッカーダイジェスト編集部
 

外部リンク

cat_oa-sdigestweb_issue_599304a51f53 oa-sdigestweb_0_0892f9c238b4_早野宏史が選ぶJ歴代最強チーム「ACL制覇のベースとなったチームで、魅力的だったのは…」 0892f9c238b4 0892f9c238b4 早野宏史が選ぶJ歴代最強チーム「ACL制覇のベースとなったチームで、魅力的だったのは…」 oa-sdigestweb

早野宏史が選ぶJ歴代最強チーム「ACL制覇のベースとなったチームで、魅力的だったのは…」

  5月28日発売のサッカーダイジェストでは、「Jリーグ歴代最強チーム」と題し、現役選手や元日本代表など総勢50名に“歴代で最強だと思う3チーム”を選んでもらっている。ここでは、横浜MやG大阪の監督を歴任し、現在は解説者として活躍する早野宏史さんの最強チームトップ3を紹介しよう。

――◆――◆――

「早野宏史が選ぶ最強チームトップ3」
1位:2005年のガンバ大阪
2位:2019年の横浜F・マリノス
3位:1999年のジュビロ磐田
 
 05年のガンバはリーグ初優勝を飾り、08年のACL制覇のベースとなったチーム。遠藤(保仁)、二川(孝広)、橋本(英郎)らで構成した中盤と、助っ人が魅力的だった。失点は多かったが、年間を通して攻撃を貫いた点も評価したい。

 MVPはチームを操っていた遠藤で、彼の考えが浸透し始めたシーズン。パスサッカーのなかで異彩を放っていたドリブラーのフェルナンジーニョも記憶に残るが、MIPは攻撃サッカーの象徴で得点王を獲得したアラウージョだ。
 

 ポステコグルー監督の2年目で栄冠を獲得した19年の横浜を2位に。ポイントは“スピード感”で、仲川(輝人)やマルコス・ジュニオールのスピードはもちろん、チームとして切り替えがすごく速い。

 どちらかというと守備的だった横浜が攻撃的に変わった意味でも印象深い。もちろん守備陣の働きも目覚ましく、特にチアゴ・マルチンスのカバーリング能力なしで優勝はなかった。
 

 3位には99年の磐田。名波(浩)、藤田(俊哉)ら頭の良い選手が揃っていて、相手によって柔軟に対応する大人なチーム。MVPは中盤に操られて活き活きしていた高原(直泰)で、その決定力は抜群だった。

取材・構成●古沢侑大(サッカーダイジェスト編集部)

※『サッカーダイジェスト』2020年6月11・25合併号より転載。

【詳細情報】2020年6月11.25日合併号

【PHOTO】「Jリーグ歴代最強チーム」はどれだ!?|2005年ガンバ大阪の特選フォトはこちら!
 

外部リンク

cat_oa-sdigestweb_issue_599304a51f53 oa-sdigestweb_0_63d94d1a156c_【FC東京】 J3リーグへの参加辞退に対するクラブの対応は? 63d94d1a156c 63d94d1a156c 【FC東京】 J3リーグへの参加辞退に対するクラブの対応は? oa-sdigestweb

【FC東京】 J3リーグへの参加辞退に対するクラブの対応は?

 2020年6月5日、FC東京が「スタジアム確保が困難」という理由により今季のJ3リーグへのU-23チーム参加辞退を発表した。それを受け、FC東京の大金直樹社長はファン・サポーター、関係者などに以下のようなコメントを発している。

「J3リーグ参加辞退の主な理由はスタジアム確保の問題となりますが、改めてみなさまにお伝えしたい事は、このタイミングで決断をしたことに対して、ファン・サポーターのみなさまをはじめ、普段から支えていただいている関係者のみなさまの、観戦・応援の機会を失うこととなり、同様にJリーグ、J3各クラブのみなさまには多大なご迷惑をおかけしているので本当に申し訳ない気持ちだという事を改めてお伝えしたいです」

 そして、参加辞退に対する対応として以下のことをクラブリリースで発表した。
 
 まず「コーチ兼FC東京U-23監督」として登録していた長澤徹氏は「コーチ」として引き続きトップチームを指導する。

 また、2020シーズンのFC東京U-23に関連した商品の販売は、本日で終了。対象となる商品「U-23ユニフォーム1st/2nd」、「ナンバーベアキーチェーンU-23ver.」をすでに購入した方には、希望に応じて購入代金の返金を予定しているという。

構成●サッカーダイジェスト編集部
 

外部リンク

cat_oa-sdigestweb_issue_599304a51f53 oa-sdigestweb_0_12e4fdf2faf3_「2分間口に含む」「2週に1度、計14回実施予定」Jリーグ再開へ、全選手実施のPCR検査の全容は? 12e4fdf2faf3 12e4fdf2faf3 「2分間口に含む」「2週に1度、計14回実施予定」Jリーグ再開へ、全選手実施のPCR検査の全容は? oa-sdigestweb

「2分間口に含む」「2週に1度、計14回実施予定」Jリーグ再開へ、全選手実施のPCR検査の全容は?

 Jリーグは6月5日、第3回の「臨時理事会」を開催。その後Web上で記者会見を行なった。会見に参加した村井満チェアマンは、以前に発表した全選手、スタッフへのPCR検査について「今日の理事会では概要、考え方などを共有させていただいた」としながらもその詳細を開示した。

 全選手、監督・コーチ等を対象に唾液検体によるPCR検査を実施。最初の検査を想定している6月20日以降、12月後半まで2週間に1度のペースで計14回ほど定期的に行なう予定だ。1回の検査では最大3680件を想定し、1クラブに60人の枠を割り振る。この検査を受けて陰性判定を受けた選手、チームスタッフのみが試合にエントリーすることができる仕組みだ。

 試合出場の可否も関わってくるため、この結果を先日設立を発表したJリーグ内の検査センターで管理、対応にあたる。
 
 実際の検査は、綿棒状の検査キットを2分間口に含むというもの。試合前のスタジアムでホームチームの衛生担当者が立ち会いのもとに行なわれる想定だ。それとは別にアウェーチームの遠征に帯同しなかった選手、スタッフを対象に同時刻に検査を行なう予定。レフリーやマッチコミッショナーなどにも実施される。さらに、実際に陽性判定が出た場合などは臨時の検査も実施。家族や関係者に至るまで網羅するという。

 しかし、今後コロナウイルス感染の第2波、第3波が来た場合など、社会の検査需要がひっ迫した場合は定例検査を中止し、その検査能力を社会に還元するということまで決められている。

 Jリーグ藤村昇司特命担当部長は「日頃の行動管理と行動記録。これを全員が理解して検査に臨めればと思います」と検査を過信せず、個々の健康管理も引き続き行なうことを呼びかけた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

外部リンク

cat_oa-sdigestweb_issue_599304a51f53 oa-sdigestweb_0_f233072643d0_「左足はメッシ、右足は…」百戦錬磨の名手イニエスタが挙げる“完全無欠の選手”とは? f233072643d0 f233072643d0 「左足はメッシ、右足は…」百戦錬磨の名手イニエスタが挙げる“完全無欠の選手”とは? oa-sdigestweb

「左足はメッシ、右足は…」百戦錬磨の名手イニエスタが挙げる“完全無欠の選手”とは?

 百戦錬磨の名手にとっての“理想の選手”とは一体どんな選手なのか。現地時間6月4日にラ・リーガの公式インタビューに応じたヴィッセル神戸のアンドレス・イニエスタが答えている。

 バルセロナの育成組織出身のイニエスタは、2002年にトップチームデビューして以来、退団を決める17-18シーズンまで主力としてクラブの黄金期を支え続けた。電撃入団した18年の夏からは神戸の一員として活躍し、今年1月には天皇杯制覇に貢献した。

 過去に4度のチャンピオンズ・リーグ優勝を経験するなど、世界最高峰の舞台でプレーしてきたイニエスタ。そんなクラックは、ラ・リーガのインタビューで、身体のパーツごとに理想とする選手をチョイスし、“完全無欠の選手”を作った。スペイン紙『Marca』がそのコメントを「美徳を持って最高の選手を選び出した」と紹介している。

「ヴィッセル神戸のMFは、両足を元チームメイトで選んだ。左足はリオネル・メッシ、右足はシャビ・エルナンデスだ。2人とも長きにわたって同じ時間を共有した仲間だ」

 選ばれたのは、古巣の仲間だけではない。“宿敵”としてしのぎを削ったライバルからもチョイスしている。

「イニエスタは、空中戦の強さに関係するヘッドにはセルヒオ・ラモスを、そしてフィジカルの強さという面ではクリスチアーノ・ロナウドを選んだ。だが、このチョイスはクラブ間の対立を考えればうまくいかないかもしれない」

 日本のサッカーファンを虜にしている圧倒的な技巧を持ち合わせているイニエスタだが、S・ラモスやC・ロナウドのような高いフィジカル能力にも価値を見出しているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

外部リンク

cat_oa-sdigestweb_issue_599304a51f53 oa-sdigestweb_0_b28482e8b308_【J再開後の注目株|G大阪】“大学ナンバーワンMF”として加入したルーキーは激戦区で出番を増やせるか? b28482e8b308 b28482e8b308 【J再開後の注目株|G大阪】“大学ナンバーワンMF”として加入したルーキーは激戦区で出番を増やせるか? oa-sdigestweb

【J再開後の注目株|G大阪】“大学ナンバーワンMF”として加入したルーキーは激戦区で出番を増やせるか?

 6月1日、G大阪は他の関西圏クラブと同じタイミングで全体練習を再開させた。未曾有の新型コロナウイルス禍によって、チームは約2か月の活動停止。急ピッチで仕上げていかなければならない。

 そして、その先で待ち受けるのは前例のない過酷スケジュール。宮本恒靖監督は難しいタスクを求められるなか、J1が再開する7月4日までのテーマのひとつとして「戦える戦力を増やす」ことを掲げた。

 若手の起用も増えるだろう今シーズン。その点について、指揮官は否定しない。一方で「だからといって、すぐチャンスが来るわけではない。基準は満たさないといけない」と釘を刺す。

 指揮官の求める“基準”とは運動量を含めたフィジカル面は当然、技術面や戦術理解度の高さ、ポリバレント性。総合的に見渡せば、背番号29の出番は増えていくのではないだろうか。

 山本悠樹。今季、『大学ナンバーワンMF』の肩書きを引っ提げて加入した22歳だ。今季公式戦初戦となった2月16日、ルヴァンカップのグループステージ第1節・柏戦で1点を追う88分に途中出場。すでにプロデビューを果たした大卒ルーキーだ。
 その技術の高さは、わずか14秒の動画を見ただけで垣間見える。4月9日、山本はツイッターにリフティング動画を公開した。「1発成功ではないです!笑」と謙遜するが、ボールを蹴る音すら聞き取りづらい柔らかなタッチは再生回数4万7000回を超えた。
 
 3-5-2を基本システムとするG大阪で、山本が起用されるポジションはアンカー、もしくはインサイドハーフが濃厚だ。沖縄での1次キャンプで行なわれた沖縄SVとのトレーニングマッチでは、前半こそポジショニングなどに迷いが見られたが、後半にきっちり修正。パスを受けやすい位置を取り、的確にボールをつないだ。そして機を見てゴール前に侵入した。ゴールこそ奪えなかったものの、戦術理解度の高さを示した。

 ポジションの汎用性の高さも魅力だ。もともと、草津東高時代から将来を嘱望されていたが、当時はトップ下。ボランチに転向したのは、関西学院大3年生時の秋だった。事実、柏戦では「追いつかないといけない状況だったのでシステム変更をして、自分はトップ下に入った」(山本)。そんななか、久々のポジションでも、投入直後に宇佐美貴史へ絶妙なスルーパスを通して得点チャンスを演出した。

「結果が出なかった。得点を生み出せなかったのは反省です」。柏戦後は安堵の表情を浮かべるのではなく、悔しさを滲ませた。その顔はプロのそれであり、同時に“中盤ならば、どのポジションでも高水準でプレーできる”と言わんばかりのプライドに映った。

 ルヴァンカップの柏戦後、山本は軽度の負傷を患い、戦列を離れた。リーグ開幕の横浜戦でのベンチ入りはならなかった。だが、3月末にはトレーニングに復帰。グループ練習が再開された5月25日にも元気な姿があった(G大阪提供の写真で姿を確認)。

 G大阪の中盤は3枚。大黒柱の遠藤保仁を筆頭に、矢島慎也、倉田秋、井手口陽介、小野裕二が名を連ねる激戦区だが、チャンスがないわけではない。大卒ルーキーに多くのものを求めるのは酷だとは理解しつつ、チームが掲げるタイトル奪取のためにも彼には大きな期待をしたい。

取材・文●飯間 健

【PHOTO】ガンバ大阪の歴史を彩った名手たちと歴代ユニホームを厳選ショットで一挙紹介!

【画像】セルジオ越後、小野伸二、大久保嘉人、中村憲剛ら27名が厳選した「 J歴代ベスト11」を一挙公開!

外部リンク