cat_oa-rp92670_issue_a640d298e353 oa-rp92670_0_a640d298e353_乃木坂46 白石麻衣、“キメ顔界のクイーン”の極意を明かす「その曲に入り込んで最後にキメる」 a640d298e353

乃木坂46 白石麻衣、“キメ顔界のクイーン”の極意を明かす「その曲に入り込んで最後にキメる」

2018年11月17日 11:00 Real Sound

 バカリズムがメインMCを務める音楽番組『バズリズム02』(日本テレビ系)。11月16日放送回では、トークゲストに乃木坂46が登場し、ライブの魅力を徹底解剖した。

(関連:乃木坂46 西野七瀬、秋元真夏との不仲時代を振り返り涙 「自分が子供すぎたんだなって」

 「雨に濡れたメンバーが魅力」「秋元真夏のあざとさが魅力」「ハート型になる口元でファンを狂わすメンバーが魅力」「メンバーのキメ顔が魅力」の4点を中心に魅力を解説していった今回。乃木坂46は例年野外をメインに開催している『真夏の全国ツアー』が台風時期と重なるため、雨天開催が非常に多い。しかし、濡れて艶が出たメンバー、通称“濡れ艶メンバー”が観られるとファンに好評とのこと。そこで番組では「濡れメンバー集」として、“濡れ飛鳥”(齋藤飛鳥)、“濡れ生田”(生田絵梨花)、“濡れまいやん”(白石麻衣)、“濡れ桜井”(桜井玲香)、“濡れ優里”(斉藤優里)、“濡れ西野”(西野七瀬)が紹介された。VTR終了後、バカリズムが「濡れまいやんっていいですね。ぬれせんべい的な」と響きが気に入った様子で、「確かに分かります。濡れてる方が一生懸命感もあるしね。もっと濡れていけばいいのに、これから、濡れ坂46でいけばいいんじゃないですか(笑)」と冗談交じりに提案し、メンバーの笑いを誘った。

 ファンに聞いたライブの魅力で挙がった意見にあったのが、メンバーのキメ顔。特に曲のラストに作る締めのキメ顔が魅力として、キメ顔プリンセスこと西野、キメ顔界のクイーンこと白石のキメ顔が紹介された。白石はファンからキメ顔についての意見が挙がっていたことに「びっくりです。そういうところも見てくれてるんだなっていう」と笑みを浮かべる。バカリズムが「一番いい顔をするわけでしょ?」と質問すると、「その曲に入り込んで、最後にキメる」と答えた。ここでライブ関係者情報で、「『シンクロニシティ』のキメ顔が一番スゴい」とのタレコミが。白石はバカリズムに向けて「シンクロニシティ」でのキメ顔を生で披露することになった。あまりの至近距離とライブとは違った環境での披露なのか、白石は笑いを堪えきれずにキメ顔失敗。これにバカリズムは「ちょっと待って! キメられるつもりで待ってんだけど。お願いしますよ、もう」と不服な様子で、今度はバカリズムもキメ顔で待ち構えることに。白石は気持ちを入れるが、やはり笑いを堪えきれず、バカリズムが「はい! やめっ!」と一喝。「同時にキメる?」とバカリズムが提案し、3度目のキメ顔への挑戦では、バカリズムのキメ顔がしっかりとキマったところで終了となった。

 さらに、スタジオライブでは「ファン大熱狂ソングメドレー」として、「ガールズルール」「裸足でSummer」の2曲、西野の卒業シングル「帰り道は遠回りしたくなる」を披露。11月30日を持ってグループを卒業する若月佑美はパフォーマンス前に、「この曲は、私となぁちゃんが卒業ということで、ある部分で2人で向き合ってお互いを思いながら回るっていう振り付けがあって、そこは思いを込めてやっているので、見てくれたら嬉しいと思います」とコメントし、西野は「別れという悲しい歌詞なんですけど、曲は一歩踏み出したくなるような明るい曲なので、楽しんでもらえたらいいなと思います」と紹介した。

 アーティストの魅力を知るファンにアーティストの魅力をインタビューし、その中から選ばれた1人だけがアーティストに直接質問できる企画「熱いファンの熱い1問」のコーナーには、Da-iCEが登場。「Da-iCEを好きになりすぎて、20年間彼氏も好きな人もいないんです。どうすればいいですか?」というファンからの質問に、花村想太が「好きな人ができないんでしょ?」と聞き、工藤大輝が「合コンに行こう」と勧める。すると、ファンが工藤と幹事役を務め、メンバーと合コンに行きたいとやんわり提案。大野雄大のファンであることを知った上で花村は「僕いります?」と確認すると、ファンは「一応」と答え、花村が「なんで俺、人数合わせやねん!」とツッコミを入れていた。

 11月23日の放送では、トークゲストに山下智久、スタジオLIVEに木村カエラ、西野カナ、BLUE ENCOUNT、祭nine.が出演する予定だ。(向原康太)

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cat_oa-rp92670_issue_a640d298e353 oa-rp92670_0_c4ba392c2c24_ヒカキン、はじめしゃちょーに「米津玄師と会ってほしい!」 2大YouTuberが生配信で語り合う c4ba392c2c24

ヒカキン、はじめしゃちょーに「米津玄師と会ってほしい!」 2大YouTuberが生配信で語り合う

2019年8月21日 18:00 Real Sound

 人気YouTuberのヒカキンとはじめしゃちょーが20日にコラボ生配信を行った。

(参考:ヒカキン、難病の子供たちへ大量のプレゼントを贈呈 視聴者からは賞賛の声相次ぐ

 日本を代表するトップYouTuberとして知られるヒカキンとはじめしゃちょー。2人が一緒に生配信を行うことは滅多にない。そんな貴重な機会を一目見ようと、配信開始1分足らずで1万人、放送終了間際には4万人超の視聴者が集まった。

 今回の生配信は、ファンから寄せられたコメントにリアルタイムで答えていくことがメインとなった。視聴者から「『パプリカ』歌って」とのメッセージが届くと、はじめしゃちょーが歌い、ヒカキンが得意のボイスパーカッションで合わせるという阿吽の呼吸を披露。一通り歌い終わると、ヒカキンは「今はやっぱり“よねけん”の時代ですから!」と」、『パプリカ』の作詞・作曲を務めた米津玄師を持ち上げた。

 ヒカキンと米津は何度か酒席で語り合った間柄。「いつか会って欲しいな~。はじめしゃちょーと米津氏。年も近いし」と言い、「3回くらい会ったけどね~イイ人なんですよ!」とその人柄を称賛した。なお、ヒカキンは米津のライブにも足を運んだらしく、「幕張メッセだったんですけど、すごいんですよ」と感想を一言。なんでも、代表曲『Lemon』が歌われる直前にコンサートホールがレモンの香りに包まれる演出があったとのことで、「幕張メッセでだよ!? あの広い。ちょー良いニオイ! 忘れられない! 天才なんだよ!」と興奮気味に振り返った。

 その後、「これからの目標は?」というまじめな質問も。はじめしゃちょーは「畑(サブチャンネル『はじめしゃちょーの畑』)をしっかりと盛り上げていきたい」と宣言。一方、ヒカキンの目標は「楽しんで長く続けること」。「もう何かを猛烈にしたいとか、このステージに立ちたいとか、この番組に出たいとかあんまりない」と言い、「やっぱり長く続けたいじゃん。これ以外の仕事でこれ以上上手くいくことなんてないでしょ」と達観した意見を述べた。この話を受けて、はじめしゃちょーは「僕も楽しくなくなった時が辞め時なのかなと思います」と同調。さらには、「もし辞めたら畑の編集に回りますので。僕、裏方好きなんですよ」と意外なセカンドキャリアの展望を明かす場面も。

 こうしたYouTuber談義の流れから、昨今のYouTube規制強化の話題に。ヒカキンから、仮に過激な動画をUPしてチャンネル登録者数800万人を超えるアカウント停止になったらどうするかと聞かれると、はじめしゃちょーは「もう無理ですよ。一生かかっても(800万人には)間に合わない気がします」とポツリ。

 続けてヒカキンは「過激な動画ってぶっちゃけ面白かったりもするじゃん。ただ、それで一気に駆け上がると、一気にバチーンって消されるかも知れないので、地道に頑張っている人はやっぱり消されないよね。過激でもちゃんとギリギリのラインを守れる人ならいいんですけど、僕は無理ですね」と私見を述べた。

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cat_oa-rp92670_issue_a640d298e353 oa-rp92670_0_16822d62d283_格闘ゲーム版『ワンパンマン』でサイタマは最強のジョーカーに 対戦相手に“勝ち筋”はあるのか? 16822d62d283

格闘ゲーム版『ワンパンマン』でサイタマは最強のジョーカーに 対戦相手に“勝ち筋”はあるのか?

2019年8月21日 17:58 Real Sound

 人気ヒーローコミック&アニメ『ワンパンマン』を原作とした対戦アクションゲーム『ONE PUNCH MAN A HERO NOBODY KNOWS』(PS4/Xbox One)の最新PVが8月20日、公開された。

(参考:金爆 歌広場淳が本当の”eスポーツ元年”=2018年を総括!「RTA」プレイヤーにも賛辞を

 本作の主人公は、どんな怪人も“ワンパン”で葬る最強のヒーロー・サイタマ。それゆえに、原作ファンからは格闘ゲーム化に際し、「サイタマが負ける(あるいは苦戦する)」という原作ではありえないシーンが出てくるのか、と疑問の声が上がっていたが、今回のPVで、納得のゲームシステムが明らかになっている。

 つまり、対戦は基本的に3キャラクターのチーム戦で行なわれ、サイタマは一定時間が経過しないと使用できないという仕様(ヒーローアライバルシステム)だ。立ち回りによって、サイタマ登場までの時間を短縮することができるが、基本的に3対2という不利な戦いを強いられることになる。そしてサイタマ登場、一転勝利へーーというカタルシスは、原作の魅力を忠実に表現するものになりそうだ。

 気になるのは、「サイタマを登場させる」ことの難易度と、「サイタマが登場しても勝ち筋はあるのか」ということだ。サイタマが登場したら確実に勝利、という仕様なら、ゲームバランスとして、それまでの道のりはそうとうシビアである必要がある。ただ、サイタマが登場しても逃げに終止することで、時間切れの優勢勝ちなどを狙うことができるなら、ギリギリまで緊張感のあるバトルが展開されそうだ。ネット対戦が実装されたときに、「サイタマ登場、即切断」というマナー違反が出てきてしまうのでは、という懸念も薄れるかもしれない。

 例えば、『ULTIMATE MARVEL VS. CAPCOM 3』にも“出てきたら終わり”級の「ダークフェニックス」というキャラクターがいるが、登場させない(ゲージがたまる前に倒しきる)、あるいは強力すぎる攻撃をしのぎきる、という戦略や立ち回りに面白さがあり、『ONE PUNCH MAN A HERO NOBODY KNOWS』におけるサイタマがどんな位置づけになっていくのか、気になるところだ。

 いずれにしても、最強の主人公・サイタマをジョーカーにすることで、原作の魅力を忠実に引き出し、さらに、豊富に登場するヒーローたちの個性をあらためて引き出してくれそうな本作。続報を楽しみにしたい。(橋川良寛)

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cat_oa-rp92670_issue_a640d298e353 oa-rp92670_0_33612d3991ce_伊沢拓司率いるQuizKnock軍団が『Qさま!!』で躍動 三村マサカズ「番組のスポンサーになる?」 33612d3991ce

伊沢拓司率いるQuizKnock軍団が『Qさま!!』で躍動 三村マサカズ「番組のスポンサーになる?」

2019年8月21日 16:00 Real Sound

 『東大王』でおなじみのクイズ王・伊沢拓司を筆頭に、YouTuberとしても人気を広げている「QuizKnock軍団」が、8月19日放送の『大反響・マスドリルで激突!! 天才クイズ集団を倒せるのか!? Qさま!!真夏の3時間SP』(テレビ朝日系)に出演し、Twitterでは番組ハッシュタグとともにメンバーの名前がトレンドにランクイン。「#Qさま」は世界のトレンドで1位、「#QuizKnock」は3位にランクインするほどの盛り上がりを見せた。

(参考:伊沢拓司率いる「QuizKnock」が理系YouTuberはなおと夏合宿 普段は見られない表情に注目

 「QuizKnock軍団」として出演したのは、伊沢をリーダーに、川上拓朗、須貝駿貴、福良拳(ふくらP)、渡辺航平(こうちゃん)、山本祥彰の6名。伊沢とはライバル関係にある宇治原史規(ロザン)が率いる「Qさま正規軍団」、カズレーザー(メイプル超合金)をリーダーに、乃木坂46から中田花奈と山崎怜奈、欅坂46から原田葵、日向坂46から佐々木久美、元乃木坂46でテレビ朝日新人アナウンサーの斎藤ちはるが参加する「インテリ坂道軍団」との三つ巴となった。

 「QuizKnock軍団」がその強さを見せつけたのは、かな3文字で漢字を読んで全消しを目指す「漢字ケシマス」。対策に、漢字ケシマスの問題を自作し練習してきたというメンバーは、驚異のスピードとチームワーク、判断力であっという間にクイズを解いてしまった。伊沢は、「最初の時点で16文字見えていたので、これは時間を使えるなと思い、最初に時間を全員で使った」と解説。時間の取り方は事前にチーム内で打ち合わせをしていたという。

 MCを務めるさまぁ~ず・三村マサカズからQuizKnockの会社としての今後の展望を聞かれると、「QuizKnockという会社を大きくするために集まったメンバーですので、我々の仕事をみんなで全うしていくというのが将来の目標です」と述べる。驚異的なクイズ力と今後のプランに三村は「じゃあ、どデカイ会社になる可能性があるんだね。いずれ、『Qさま』のスポンサーになるの?」と期待を仰ぐ一幕もあった。

 「QuizKnock軍団」はノーミス完全クリアで決勝に進出。「30マスを読み上げマス」で、「Qさま正規軍団」との戦いを繰り広げた。伊集院光が「俺は学歴の高いやつには絶対負けない!」と叫び、須貝を圧倒。さらに石原良純や弘中綾香アナウンサーが高得点を叩き出すなど、拮抗した勝負を展開するものの、ラストは川上が正解を決め、「QuizKnock軍団」が優勝を掴んだ。

 「QuizKnock軍団」は300万円獲得チャンスが与えられる「超難問漢字ケシマス」に挑戦。100秒以内に全消し成功で300万円獲得となる。これまでとはシンキングタイムが少なくなり、クイズの難易度もアップしているが、伊沢は「楽屋でその使い方まで練習したので」と自信満々だ。迫るタイムアップと少なくなっていく漢字マス。ラストは惜しくも「気軽」の2マスを残し、タイムオーバー。「QuizKnock軍団」の完全制覇はお預けとなってしまった。

 エンディングでは、「クイズ界に新時代の幕開けか?」とナレーションが入り、QuizKnockの再登場が期待できる構成になっていた。今回は出演していなかったが、QuizKnockには河村拓哉という強者も存在しているため、再びの挑戦で完全制覇を成し遂げることを期待したい。

(汐華熱波)

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cat_oa-rp92670_issue_a640d298e353 oa-rp92670_0_9f15057b33bc_脅威の身体能力をもたらすAI(人工知能)チップ“STEM”の姿も 『アップグレード』新場面写真 9f15057b33bc

脅威の身体能力をもたらすAI(人工知能)チップ“STEM”の姿も 『アップグレード』新場面写真

2019年8月21日 15:00 Real Sound

 10月11日公開の映画『アップグレード』より、新たな場面写真が公開された。

参考:場面写真一覧はこちらから

 本作は、『ゲット・アウト』『セッション』などアカデミー賞受賞作品から『パラノーマル・アクティビティ』シリーズなどのホラー作品まで手がけるプロデューサー、ジェイソン・ブラムと『ソウ』シリーズの脚本や出演、『インシディアス 序章』で監督デビューを果たしたリー・ワネルがタッグを組んだSFアクション。AIの力で人間を超越した身体能力を手に入れる男グレイ・トレイスを、『プロメテウス』『スパイダーマン:ホームカミング』のローガン・マーシャル=グリーンが演じる。

 近未来、愛する妻と平穏な日々を送っていた男・グレイは、突然現れた謎の組織により幸せを奪われる。妻は殺され、自身は全身麻痺となってしまう。グレイは、実験的に巨大企業の科学者によって、AI(人工知能)チップ“STEM”を埋め込まれた。AIの力で全身麻痺を克服し、人間を超越した身体能力を手に入れたグレイは、脳内で会話する相棒“STEM”とともに、妻を殺害した謎の組織に復讐を誓う。

 公開された場面写真では、“STEM”を体に埋め込まれた不自然なグレイの表情、“STEM”本体や“STEM”の開発者・エロンの姿も切り取られている。 (文=リアルサウンド編集部)

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cat_oa-rp92670_issue_a640d298e353 oa-rp92670_0_80d895ee5662_BTSの世界展開もサポート デジタル・ディストリビューター「The Orchard」が目指すものは? 80d895ee5662

BTSの世界展開もサポート デジタル・ディストリビューター「The Orchard」が目指すものは?

2019年8月21日 15:00 Real Sound

 ストリーミングが前提となり、デジタル時代の音楽ビジネスの環境が急速に変わりつつあるなかで「デジタル・ディストリビューター」の存在感が増している。

 インディペンデントな形態で活動するアーティストが増え、メジャーレーベルの力を借りずともレーベルやアーティスト個人が楽曲をSpotifyやApple Musicなどに自由に配信できるようになった現在。日本でも知名度の高いTuneCoreや、小袋成彬がロンドンで立ち上げたレーベル〈ASEVER〉がパートナーに選んだAWALなど、海外では多くのデジタル・ディストリビューターが、アーティストのサポート役をつとめるようになってきている。

 そんななか、1997年、アメリカにて創立されたインディペンデント・ディストリビューター「The Orchard(ジ・オーチャード)」が、日本へ向けたサービスを展開する「The Orchard Japan(ジ・オーチャードジャパン)」を開設した。近年ではBTSの世界展開にも寄与したという The Orchardは、何を目指しているのか。そして、この先のデジタル音楽市場はどう変化していくのか。日本オフィスのヴァイス・プレジデント、金子雄樹氏に話を聞いた。(柴 那典)

「売上よりも、いい音楽であるかどうかに力点がある」
――まず、The Orchardはどんな会社なんでしょうか。

金子:一言でいえば「CDとデジタルの両方を取り扱っているディストリビューター」です。

――CDのディストリビューターというのは、つまりレコード店に対する卸売業ということですよね。それに加えて、デジタル・ディストリビューターというものが、そもそも業態として成立するようになったのは、最近のことでしょうか。

金子:ここ10数年間だと思います。なぜかというと、デジタルのコンテンツに関してはDSP、つまりデジタルの小売りの方々が販売するために、iTunesはiTunes、SpotifyはSpotify、AmazonはAmazonと、それぞれに若干フォーマットが違うものを納品しなければいけない。結果、レーベルやアーティストは「安い単価に対して、フィジカル以上に労力がかかってしまう」と対応に苦しんでいるんです。

 その後、2006年に世界で統一のフォーマットを普及させる動きが始まったのですが、そうしているうちにダウンロードの時代からストリーミングの時代になって、取り扱う楽曲・アーティストの数は膨大に増え、一つ一つの単曲にかけられるコストがさらに低くなり、デジタルへの投資をできない人が増えたため、私たちのような存在がそれを請け負うようになっていきました。それが、いわゆるアグリゲーター、もしくはデジタル・ディストリビューターといわれるサービスの成り立ちだと思います。

――The OrchardはデジタルだけではなくCDの流通も行なっているということですが。

金子:もともと1997年に設立されたので、会社自体の歴史は20年以上あります。設立当初はまだデジタル音楽市場自体がないので、そこからデジタルのディストリビューターも始めていったという流れです。他にも日本にはTuneCoreさんのようにデジタル・ディストリビューターと言われている大手がいますが、基本的にはデジタルのみを扱っているところが多いんです。The Orchardはその成り立ちから、パッケージも両方やる、総合的なディストリビューターという立ち位置でして、そういう違いもあります。

――金子さんご自身のキャリアはどうでしょうか。The Orchardで働き始めたのは最近ということですが。

金子:はい。今年4月に入社しましたので、ついこの間です(笑)。

――それまでも、ずっと音楽業界で仕事をされてきたわけですよね。

金子:1995年から11年くらいタワーレコードにいました。その後、Amazon Japanに入社して、最初は音楽パッケージを担当していました。そこからダウンロードのビジネスを始めるタイミングでデジタルの部門に移って、さらに今のPrime Videoが始まる直前まで映像部門にいました。その後はPrime Musicでプレイリストなどのキュレーションのマネージャーをやっていました。なので、今の話で言うと、たまたまThe Orchardと似たような歴史を辿っているんです。パッケージ、ダウンロード、ストリーミングをやってきたという。

――CDからデジタルに徐々に変わっていく音楽業界を、売り場の視点からいろんな角度で見られてきた。

金子:そうですね。そのことは糧になっていると思います。

――金子さんは、ストリーミングの時代になって、音楽の届け方はどう変わってきたと思いますか?

金子:まず、お客さんがコンテンツにアクセスする頻度、気軽さ、カジュアルさが大きく変わったと思います。とりあえずストリーミングサービスの会員になっていれば、パッケージを買うほどの労力はなく、音楽を聴くことができる環境になった。でも、レーベルや商品を売る側の人たちは、ずっとCDの手法のまま売り続けていると思うんです。だから、このままだとヒットは生まれにくいですし、「ストリーミングのヒットの定義とは何ぞや?」という話になってくる。私としては、Amazonでストリーミングの担当を3年やって、各レーベルやDSPとの意見交換をしていく中で明確にわかったことがあるんですね。

――わかったこと、というと?

金子:お客さんのコンテンツに対するアクセスの方法にバリエーションが出てきたということです。「聴き放題」と言われるなかで、お客さんが沢山聴こうと思っているものは意外に新譜じゃなかったりする。ストリーミングが始まったことで売上が減るのではなくて、そもそも音楽コンテンツにお金を出さなかった人が音楽を聴きやすい環境ができたということも、大きなポイントだと思います。

――最初の「The Orchardとはなんぞや?」という質問に戻るんですが、The Orchardは、ソニー、ワーナー、ユニバーサルという世界の3大メジャーレーベルとは違いますよね。一方で、SoundCloudやBandcampのようにアマチュアが個人で登録してアップロードできるような配信サービスもある。その中でThe Orchardはどういう位置づけなんでしょうか。

金子:どちらでもないですが、どちらにもなると思います。まず、コンテンツのクオリティに関しては、我々が実際にコンテンツを見極めて契約をさせていただくので、誰でも使えるサービスではない。ただし、個人であってもクオリティが高ければThe Orchard経由で販売することができます。著作権処理などもきちんと行います。一方で、海外ではメジャーに所属しつつBandcampやSoundCloudをうまく使い分けているアーティストもたくさんいます。自分が作ったコンテンツに合わせて販売するフォーマットを選ぶことも簡単にできるようになった。なので、メジャーに所属しているアーティストもThe Orchardを使うことができるんですね。

――なるほど。メジャーだけではフォローされなかったようなコンテンツが、他のフォーマットで出てくると。

金子:そうですね。例えばアーティストは、自分のInstagramでライブやリハの風景を配信することができますよね。自分のサブプロジェクトや、友達とやったジャムセッションをYouTubeに上げることもできる。かつて言われていた自主制作的な動きも、より高品質にできるようになりましたし、パッケージを作るコストもかからなくなったことで、予算のかかるプロモーションや興行を除けば、自分でほとんどのことをできるようになった。その一方で、メジャーからリリースするというのは、契約書を交わして契約をし、契約金をもらい、バジェット以上の売上をあげなければいけないわけです。

 なので、昔だったらCDをプレスするにはメジャーと契約しないといけなかった。でも今は個人でも発信できる時代になって、SNSでそれを広めることもできるようになった。もちろんそんな中でもメジャーでやる意味はあるのですが、レーベル契約というステップを踏まず、よりフットワークを軽くして動ける場面も増えてきている。そのあたりをサポートする、環境的に整えるのがディストリビューターの役割になってきたんじゃないかと思います。

――そういった今の時代において、ディストリビューターとしてのThe Orchardの強みはどういうところにあるんでしょうか。

金子:我々が他の競合と違うのは、商品を流通させるだけでなく、その後にどこでどう動いているかというデータをわかりやすく提供しているということでしょうか。たとえばCDだと、出荷ベースで物事が考えられるので、100枚出荷して100枚売れれば、消化率100%なんですよね。でも、デジタルでは出荷がないんです。常に全ての作品が陳列されている中で、いつどこで誰が聴いているかを、どうやって捉えるかが大きなポイントになってくる。それを細かく捉えて可視化して分析できるような環境があるかどうかが大事なんです。そこに対して多角的な見方を提供できる、簡単なグラフやマップにできているのがThe Orchardです。無駄な情報がなく、膨大なストリーミングのデータをきちんとハンドリングできる。そこに関しては、圧倒的に他社を凌駕できるようになっていると思います。

 あともうひとつは、すごく感覚的な話ですが、The Orchard全体が、スタッフも含めて基本的にコンテンツ主義なんです。売上よりも、いい音楽であるかどうかに力点がある。だからなるべく還元率も多く、なるべく我々が把握しているデータもアーティストに見せたいと思っています。それによって利益が生まれて、アーティストが育っていくことが、最終的に音楽業界にとってプラスなので。

――The Orchardを利用して、アーティストが自分の音楽を広げた事例にはどんなものがありますか?

金子:BTSの躍進は大きいと思います。彼らだけでなく、K-POPのプロダクションはマーケットの思惑をコンテンツに盛り込むことで、より大きな成功を生んでいますよね。そういう意味で我々のデータを効果的に活用していると思います。アメリカやイギリスでも彼らの音楽が最先端のものとして受け入れられている。それは最先端のマーケットに非常に近しい楽曲を作っているからだと思うんです。そのこともデータとして手に取るようにわかるので。たとえば、仮にアメリカとイギリスでは聴かれている音楽の傾向が全く違うとなった時には、アメリカ向けとイギリス向けのバージョンを変えることもできる。そういうことを考えるための情報が簡単に得られるというのが我々の強みで、BTSを始めとする多くのアーティストが共鳴してくれたポイントでもあるのかもしれません。

――BTSは日本ではユニバーサルミュージックに所属しているわけですが、グローバルな視点で見れば、メジャーレーベルに所属しているわけではない。

金子:そうですね。ビッグヒット・エンターテインメントが自社で生産をして、The Orchardに流通を委託している形になっています。言ってみれば、インディペンデントなパッケージも作っているアーティスト事務所に所属している、という位置づけですね。

――BTSのグローバルな成功を、The Orchardはどういったところでサポートしたのでしょうか?

金子:普通のことですね。世界各地で綿密な計画のもとプロモーションするという、通常作品を売るためにやっていることとそれほど変わりないです。


「アーティストがいろんな環境を選べて使い分けれるほうがいい」
――The Orchardに関して、海外での浸透度と日本での存在感についてはどんな感触がありますか。

金子:海外ではそれなりに知名度はあると思いますが、日本はほとんど知られていないと思いますね。実際に使っている人や各DSPの方以外は知ることはなかったでしょうから。ようやく日本にオフィスが立ち上がった状況で、これまでは、なにかしらの情報で「海外にThe Orchardという大手ディストリビューターがある」とは知っていても、TuneCoreさんと違って日本のオフィスがなかったので、壁があったんです。日本に拠点がないから英語でやり取りをする必要があった。先陣をきってその壁を解いたのが、日本だとTuneCoreさんだと思います。

――このタイミングで日本オフィスが立ち上がった理由は?

金子:ずっとトライアルはしていたみたいなんですが、要は人が必要だったそうです。音楽業界が長くて、英語も喋れて、デジタル/フィジカルのパッケージ状況を知っている人。そういう条件を満たす人材がいなかった。彼らからすると、日本は世界で二番目に大きい音楽マーケットを持っている国なので、拠点を作りたいとずっと思っていたみたいなんです。でも、言語のバリアの中で難航したというのが正直なところだと思います。

――The OrchardやTuneCoreだけではなく、世界にはいろんなデジタルディストリビューターが点在している状況なんでしょうか。

金子:そうですね。いろんなディストリビューターがいます。

――たとえば最近では小袋成彬さんが、ソニーミュージックに所属したまま単身ロンドンにわたって自らのレーベル〈ASEVER〉を立ち上げたという話もありました。彼がパートナーに選んだAWALもThe Orchardと同じようなデジタルディストリビューターですよね。たくさんのサービスがあって、インディのアーティストやレーベルがそれらを選んで使っているという状況だということでしょうか。

金子:そうですね。ただ、僕はいわゆるメジャー/インディという言葉をできるだけ避けるようにしているんです。もともとの「独立した」という意味で「インディペンデントなアーティストを支援します」という言い方にしているんです。メジャーのアーティストであっても、自分で何かをしたいという人であれば使うことができる。「自分で何かをしたい」という人に対しての環境を用意するという意味で、インディペンデントなアーティストやレーベルさん向けのサービスをやりますという言い方をしています。僕の中での定義としては、お金を出してくれるところがメジャーで、自分で何かしなきゃいけないけど、自分でアクションを起こせばなんとかなるのがインディペンデントという違いですね。そういう中で、アーティストにもうまく使い分けてもらえればと思います。

――先ほども「コンテンツによってフォーマットを使い分ける」という話がありましたが、小袋成彬さんのように、メジャーに所属しながらThe Orchardを使うこともできる。

金子:たとえばメジャーで所属していても、サブプロジェクトに関してはメジャーじゃないところでThe Orchardを使って配信するというような動きがあってもいいと思います。もっと言うと、スタジオアルバムはメジャーで出すけど、ライブアルバムはインディで出すといった、コンテンツベースで考えることもありだと思います。それぞれ契約や事情があると思いますが、アーティストがいろんな環境を選べて使い分けることができるほうがいい。そういう意味で、新しいことに敏感なアーティストさんやレーベルさんからは、すでに声がかかっています。

――現状では、日本でもより多くのアーティストに対して存在感を高めていきたいというのが、これからの課題ということですね。

金子:そうですね。ただ、The Orchardの強みを実感してくれるアーティストが一組でもいれば、きっとそこから広まっていくと思うんです。YouTubeにフルでMVを公開することも当然できるし、それを収益化することもできる。メジャーのアーティストでも契約できる。もちろん、我々のシステムを使っていただいたがゆえの成功があれば、それが実例を伴ったブランド力になっていくと思います。

(取材・文=柴 那典/撮影=はぎひさこ)

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The Orchard Japan公式HP

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cat_oa-rp92670_issue_a640d298e353 oa-rp92670_0_9b110e309f6c_『天気の子』、2位再浮上で100億突破目前 いよいよ本格的に始まる世界興行の行方は? 9b110e309f6c

『天気の子』、2位再浮上で100億突破目前 いよいよ本格的に始まる世界興行の行方は?

2019年8月21日 14:00 Real Sound

 前回の記事で示唆したように、『ONE PIECE STAMPEDE』の後塵を拝して公開週は2位での初登場となった『ライオン・キング』が勢いを維持して先週末は1位にランクアップ。土日2日間の動員は42万4000人、興収は6億2800万円。8月18日(日)までの動員は236万2000人、興収は33億5500万を記録。累計でも、2週目にして早くも同日公開の『ONE PIECE STAMPEDE』を上回った。

参考:『ライオン・キング』上々の滑り出しで、この夏の「ディズニー3本の矢」はすべて命中

 2週目に入って減速した『ONE PIECE STAMPEDE』に押し上げられるかたちで2位に再浮上したのが、先週末の土日2日間で動員38万4000人、興収5億3300万円をあげた『天気の子』。公開からちょうど1ヶ月(31日間)が経過した8月18日(日)までの累計で動員は717万9300人、興収96億4900万円と、今週の前半にも興収100億円を突破する状況だ。

 国内ではこのままロングランを続け、最終興収は150億円あたりが上限となりそうな情勢の『天気の子』。社会現象化した『君の名は。』の最終興収250.3億円をふまえても、十分以上の結果を残したことになるわけだが、自分は『天気の子』の興行が本当に興味深い局面を迎えるのはこれからだと思っている。

 9月上旬にカナダ・トロントでおこなわれるトロント国際映画祭のスペシャル・プレゼンテーション部門にも出品される『天気の子』は、日本公開前の時点で既に140の国と地域に向けた配給が決定。日本映画やアニメーション映画を劇場で観る習慣がないことから『君の名は。』の公開が実現しなかった映画大国インドでも、ファンの署名運動の後押しもあって今回はムンバイ、デリーなど20都市で10月に公開される運びとなった。先日8月8日、社会情勢が混乱する中、日本国外では初めて劇場公開された香港でも初日から動員ランキング1位で、『君の名は。』を上回る勢いでヒットを記録中。今後も、インドネシア(8月21日)、オーストラリア(8月22日)、フィリピン(8月28日)、ベトナム(8月30日)、マレーシア(9月5日)、シンガポール(9月12日)、台湾(9月12日)、イタリア(10月14日)、ロシア(10月31日)、韓国(10月)、タイ(11月7日)など各国で順次公開される予定だ(北米や中国での公開は来年になる見込み)。

 ちなみに日本公開から8ヶ月が過ぎた2017年4月の時点での『君の名は。』の世界興収は3億5300万ドル、約376億円。今年7月の記事には海外興収だけで「150億円に達し」たとあるので、最終的には日本も含めて400億円以上の興収を稼いだことになる。つまり、『天気の子』が日本で100億円ほど『君の名は。』からショートしたとしても、海外でその分をカバーすれば世界興収で超えることもあり得るということだ。国外では『君の名は。』以前はほとんどなかった新海誠監督の知名度の上昇、『君の名は。』での経験をふまえた東宝の海外での配給戦略、そして何よりも作品自体の「直線的なストーリーのわかりやすさ」や「東京観光映画としての側面」や「テーマの持つグローバル性」(気候変動は今や世界で最もホットなテーマだ)において、『天気の子』の「世界興収での逆転」は十分にあるのではないだろうか。(宇野維正)

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『なつぞら』広瀬すずクランクアップ 「心から幸せに、うれしく、そして誇りに思います」

2019年8月21日 13:40 Real Sound

 毎週月曜日から土曜日まで放送されているNHKの連続テレビ小説『なつぞら』。昨日8月20日、主演を務める広瀬すずがクランクアップを迎えた。

 本作は、戦後、北海道の大自然、そして日本アニメの草創期を舞台に、まっすぐに生きたヒロイン・なつの夢と冒険、愛と感動の物語。主演の広瀬すずをはじめ、中川大志、岡田将生、井浦新、染谷将太、渡辺麻友、比嘉愛未、貫地谷しほりらがキャストに名を連ねる。

 撮影は昨年6月にスタートし、1年3カ月をかけて8月20日にクランクアップを迎えた。クランクアップにともない、広瀬、制作総括の磯智明より、下記のコメントが寄せられた。

 なお、クランクアップの様子を捉えた映像が、NHK_PRサイトにて観ることができる。

コメント

●広瀬すず(なつ役)

撮影中は、常に楽しいが勝ちすぎて、体調を崩すこともなく、だんだん「大丈夫?」とも聞かれなくなり(笑)、本当に大丈夫でした! 大変だな、と思うことも、安藤サクラさんがおっしゃっていた「ヒロインにしか分からない気持ちがある」というのを痛感した瞬間もありましたが、そんな「朝ドラ」の、しかも100作目という節目の作品にヒロインとして出演させていただいて、その全部には応えられていなかったな、というのがものすごい悔しいんですけど、奥原なつという素敵な人物を演じることができて、心から幸せに思います。たくさんの幸せをもらうばかりで、何も恩返しできなかったかもしれませんが、この作品に出会えて心から幸せに、うれしく、そして誇りに思います。スタッフのみなさんの方が休めていないと思うので、とりあえずぐっすり寝て下さい! みなさんが毎日現場にいてくださる姿 が、私の一番の心の支えだったので。心から感謝します。お疲れ様でした!

●磯智明(制作総括)

15カ月間に及ぶ長期撮影、大変お疲れ様でした。19歳、20歳、21歳という大切な時間を『なつぞら』に預けてくれて、本当にありがとうございます。超ハードスケジュールにも関わらず、セリフと芝居を完璧に頭に入れ、いつも前向きに現場に臨んでくれました。広瀬さんがセンターに立ち続けたからこそ、出演者もスタッフもみんな、ドラマ作りに一生懸命に取り組むことができました。オンエアは残り1カ月あまりですが、ここからの広瀬さんが凄い。母として、アニメーターとして、様々なドラマが降りかかる中で、さらにパワーアップした芝居を見せてくれます。最後までぜひ、お楽しみ下さい。

(リアルサウンド編集部)

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cat_oa-rp92670_issue_a640d298e353 oa-rp92670_0_19a8ee9dfe9a_『AKBINGO!』9月で放送終了へ、11年半続いた歴史に幕 「ファンも増えて感謝しかない」 19a8ee9dfe9a

『AKBINGO!』9月で放送終了へ、11年半続いた歴史に幕 「ファンも増えて感謝しかない」

2019年8月21日 12:41 Real Sound

 ウーマンラッシュアワーの村本大輔、中川パラダイスの2人が司会を務める『AKBINGO!』(日本テレビ系)8月20日放送回では、「家族でキズナ運動会」の後半戦が放送された。前半までのポイントは赤組・40ポイント、白組70ポイントで白組がリードしている。

(参考:AKB48 矢作萌夏センターは起死回生の一手となるか 若手メンバー抜擢の意図を読む) 

 後半戦、最初の種目は「全家族参加ダンシング玉入れ!」を開催。赤、白各チーム対抗で玉入れを行ない、「恋するフォーチュンクッキー」が流れたらダンスをするというもの。村本がうまく踊れていると判断したら玉入れ再開。承知したチームには30ポイントが手に入る。

 まずは赤組が挑戦することに。参加する山内瑞葵のいとこ・そらくんにAKB48で好きなメンバーはいるかと尋ねると、山内のことが好きだと答える。そこで、姉の彼氏を釣ってしまった込山榛香がやってきて「そらくん、頑張ろうね」と握手をし、そらくんが「恥ずかしいです」とデレデレになってしまい、釣られてしまう一幕も。さらにAKB48 16期研究生「抱きつこうか?」のダンスを練習してくれたという山内のいとこ・みおちゃんが、山内と一緒に披露。その息のぴったりさに「将来アイドルとかあるんじゃない、何になりたいの?」と村本が尋ねると「美容師」という答えが返ってきてスタジオは笑いに包まれた。種目を終えて、多田京加は踊った時に一体感があり、今日集まったのにまとまりがあってよかったと感想を語った。

 続いて白組が挑戦。千葉恵里の家族に家での振る舞いを尋ねてみると「うざい」と答えた妹たち。洋服を勝手に着たら「やばいと思う……」と怯える妹たち。中川だけにこっそり「着たらぶん殴るから……」とこっそり伝えると「テレビで言えないやつ!」と中川がツッコミを入れた。結果は白組の勝利となった。

 ここで箸休めということで、大盛真歩の家族がハーフタイムショーを行うことに。大盛の父、祖父の2人が歌うのは長渕剛の「乾杯」。大盛は歌わないということで、思わず村本が「誰が見るんですか?」とツッコミを入れるも、大盛の父と祖父の歌の上手さにスタジオは大盛り上がりとなり、中川は「おじいちゃんが透き通るような綺麗な声!」と感動した。

 最後の種目は「コスプレ2人3脚障害物競走」。参加するのは赤組から山邊歩夢と姉の東京女子流・山邊未夢、福岡聖菜と母、白組から歌田初夏と伯母、武藤十夢と武藤小麟の4組が挑戦することに。結果は1位・福岡ペア、2位歌田ペア、3位・山邊ペア、4位・武藤ペアとなった。最終結果は白組120点、赤組110点で白組の勝利となった。そして運動会MVPに選ばれたのは、前回の放送で妹愛が発覚した篠崎彩奈の兄、篠崎なおき。特典として妹のPRコメントを番組でオンエアすることに。その際も「わがままでどうしようもない“娘”ですが……」と愛が溢れて間違えてしまう一幕も。

 そして番組終盤では、収録終了後に「本当にお疲れ様でした」と何度も連呼する村本に違和感を覚えるメンバーたちの様子が映し出された。そこでメンバーに伝えられたのは、9月で11年半続いた『AKBINGO!』が最終回を迎えるという発表。突然の発表に動揺するメンバーたちだったが、「『AKBINGO!』でファンも増えて感謝しかない」「『AKBINGO!』のおかげですごく成長できた」と涙ながらに語る姿が一部放送された。最終回まであと5回、次週は8月27日、メンバーたちの趣味をプレゼンする企画を放送する。(向原康太)

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cat_oa-rp92670_issue_a640d298e353 oa-rp92670_0_eb4e8f944c34_『Heaven?』活きるレストランという舞台設定 山本舞香らゲストのキャスティングの意味を探る eb4e8f944c34

『Heaven?』活きるレストランという舞台設定 山本舞香らゲストのキャスティングの意味を探る

2019年8月21日 12:20 Real Sound

 先週までの、つまり1クールの半分以上のエピソードを使って「ロワン・ディシー」のオーナーである仮名子(石原さとみ)から伊賀(福士蒼汰)といった従業員それぞれにフォーカスを当てた物語が展開されてきたTBS系列火曜ドラマ『Heaven? ~ご苦楽レストラン~』。その流れにひと段落がついたとなれば、必然的に次のステップへとドラマ全体が進まなくてはならない。

参考:ほか場面写真はこちらから

 20日放送の第7話では伊賀が「サービスマンとしての存在意義」を見つめ直すことをきっかけに、特定のお客様を特別扱いすることなく、すべてのお客様に誠実に対応するという“プロフェッショナル”への道の第一歩が切り開かれるエピソードとなった。毎週火曜日になると来る“火曜日の君”と従業員が呼ぶ常連客の香宮(相武紗季)や、上品な出で立ちでひとりでディナーを楽しむ古瀬(加賀まりこ)など、一通り従業員へのフォーカスが済んだことによって、より従業員と客が作り出す、“レストラン”を舞台にした物語としての様相が高まった印象だ。

 それに加えて、これまでのエピソードではあまり目立った印象がなかった、レストランの要である料理の存在も、シェフの小澤(段田安則)が“火曜日の君”のために新メニュー作りに没頭するというくだりで物語にしっかりと機能していることは見逃せない変化といえるだろう。また、伊賀が考える「緊急時に必要のない、余裕があってこそ成り立つ仕事」というレストランの位置付けを、仮名子が「現代人の劣等感」だと一蹴したり、小澤が「役に立たないことは悪いことではない」と否定するところに、第1話の際の当コラムで触れた「16年前に連載終了した原作の持つテーマ性が、現代にも通じる」部分を見ることができよう。生産性や合理性よりも、余裕をもって何かを楽しむことを尊重した方が、きっと人生は豊かになる。そういった考え方が失われがちな今だからこそ、この物語がドラマになったのだと改めて気付かされる。

 ところで、今回のエピソードのゲストとして登場した加賀まりこが演じている伝説の大女優・久世光代の代表作として、劇中に登場する架空の映画『楽しい夜をありがとう』(若き日の久世光代を演じているのが山本舞香というのも、なかなか興味深いキャスティングであったといえよう)。その作品について山縣(岸部一徳)が語る「名作映画」としての位置付けや、堤(勝村政信)が言う「平成生まれだと知らない」という年代感。そして「デートはしても手も握らせず、別れ際に投げキッスをする」という小悪魔的なヒロイン像に、加賀のキャスティングも相まって、これはもう『月曜日のユカ』を想起させられずにはいられない。

 『狂った果実』などで知られる日活の中平康監督が64年に手がけた同作は、横浜のナイトクラブで働く18歳の女性の姿を描いた青春映画の傑作で、加賀の小悪魔的女優としてのイメージを確立させた作品といえるだろう。そのヒロインがパトロンと逢瀬を重ねるのが必ず月曜日というのが同作のタイトルの由来となっているのだが、つまり加賀をキャスティングすることによって作られた同作へのオマージュが、エピソードの前半の軸となった“火曜日の君”という呼び名にも込められているというわけだ。  (文=久保田和馬)

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