Googleが中国・北京をAI研究センターの拠点として選択したことが報じられています。多くの自社サービスへのアクセスが国内でブロックされている中での決断です。
==Googleを阻み続けたGreat Firewall
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中国には、Great Firewall(グレート・ファイアウォール)と呼ばれるインターネット情報検閲システムがあり、海外のソーシャルメディアやメッセージングアプリなどへのアクセスがブロックされることで知られています。
Googleの最も大きな製品である検索エンジンや、YouTube、Gmailもすべて中国政府によりアクセスが規制されています。
2010年に中国を事実上離れたGoogleでしたが、7億3千万人のインターネット人口からなる巨大な市場を無視することはできないと、中国国内で再び居場所を確保するための道筋を模索していたといいます。
==首都北京に人工知能研究センターを設立
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Google傘下のAI開発企業であるDeepMindが、中国政府と組んで人間vs.人工知能の碁対決フェスティバルを5日間にわたって開催するなど、Googleは中国進出への努力を続けてきました。
そして今回、北京が1,500億ドル(約17兆円)規模のAI産業の構築を目指すと発表してからわずか数カ月後、Googleの北京での人工知能研究センター設立計画が明らかになりました。
Googleの新しい研究センターは、中国のAI分野で世界を率いるという目的の大きな助けになることが予測されます。研究施設の研究者は、すでに中国で働いているGoogleの研究者にサポートされるとのことです。
自社の研究を進めるだけでなく、Googleの人工知能研究センターは、AIの会議やワークショップ開催のための資金援助を行なうなど、AI研究コミュニティのサポートも積極的に行なっていくことが期待されています。
Source:Google via CNN Tech
(lexi)