育児に専念するために仕事を辞めたママの中には、子どもの成長とともに仕事をしたいと考える方もいらっしゃると思います。仕事をするためには外で働く方法のほかに、自宅で収入を得る方法もあります。家事や育児と両立しやすい在宅ワークをご紹介します。
アフィリエイトに挑戦
アフィリエイトとは、主に自分のブログや個人で開設したホームページ上で企業の商品を紹介し、それを読んだ人が購入や会員登録などのアクションを行うと、紹介した人に収入が入る仕組みです。ASP(Affiliate Service Provider)というアフィリエイト案件が集まっているサービスに登録して紹介したい商品を選び、自分の開設したホームページやブログなどで紹介します。初期費用がかからず、ホームページやブログを書く環境さえあれば誰でも簡単に始めることができます。多くの収入を得るためには、魅力的に商品を紹介する文章力のほか、こまめにサイトを更新したり、自分のサイトがよく読まれたりするような工夫が必要です。興味がある方は関連本などもたくさん出ていますよ。
オークションに出品
今はパソコンだけではなくスマホからも手軽にオークションに出品できるサイトがたくさんありますよね。ほとんどは利用料もかからず、売れた場合に手数料が発生するので、気軽に出品することが可能です。子育て中は子どもの成長につれて不要なものがたくさん出ますよね。発送などの手間をおしまなければ、不要なものを処分できてお金もいただけるというのは嬉しい限り。商品が魅力的に見えるような工夫や、丁寧なやり取り、発送などを心がけることが大切です。最近では、仲介サイトに物を送るだけで出品から購入者とのやり取り・発送までの全てを行ってくれるサービスもあるようです。
仕事の幅が広がるクラウドソーシング
2011年ごろから注目を集めているのがクラウドソーシングです。クラウドソーシングとは、インターネット上で仕事を依頼したい企業などが発注し、その仕事をしたい人が作業する仕組みです。仕事を依頼したい企業と仕事をしたい人のマッチングサービスを利用すると仕事を見つけやすく、「ランサーズ」や「クラウドワークス」といったクラウドソーシングサイトが有名です。
仕事内容は、デザインやシステム開発などの専門性の高いもの、決まったテーマや文字数の記事を書いたり翻訳したりするもの、専門知識などがなくてもすぐにできるデータ収集や単純な入力作業などさまざまなものがあります。中にはスマホでできるものもあるので、すきま時間に行うことができ、育児中のママもできる仕事もあります。
単価が安い仕事も多く、始めは多くの収入を得ることは難しいですが、続けることで実績や経験を積むことができます。一度仕事をすると、仕事の依頼者と受注者がお互いを評価する仕組みもあるため、評価が高くなればなるほど仕事の数も増える可能性があります。仕事を見つけやすく便利なクラウドソーシングサイトですが、仕事をして得た収入のうちシステム利用手数料として何パーセントかを引かれます。サイトによって手数料が異なるため、始める前に調べておくといいですね。
今はパソコンがあれば色々な方法で収入を得ることができるようになりました。始めは少ない収入でも、続けることで経験や実績になり、仕事をすることで育児や家事以外の情報に目を向けるきっかけにもなります。将来的に仕事に復帰するための足がかりとして考えてもいいかもしれません。何か仕事を始めたいとお考えの方は、選択肢の一つとして検討してみてはいかがでしょうか。
文・山内ウェンディ イラスト・春野さくら