アーティストが自分でブランディングする時代──LANDLORD川西連載 山口歴編

2018年9月26日 18:27 honeyee.com

LANDLORD(ランドロード)のクリエイティブディレクター、川西遼平が会いたいクリエイターのもとを訪ねるインタビュー連載。今回のゲストは、アーティストの山口歴(やまぐち・めぐる)。 2007年に渡米し、現在ブルックリン在住の山口。「時代や国を超え普遍的に存在する伝統的な“筆跡 / ブラッシュストローク”」という独自のスタイルが国際的に評価されており、ISSEY MIYAKE、NIKE、UNIQLOといった名だたる企業とのコラボレーションも行なっている。 そんな山口のブルックリンのアトリエを、自身もニューヨークに住む川西が訪問した。海外でギャラリー無所属のまま道を切り拓いてきた山口の生い立ちや、アーティストとしての生き方について聞く。


ギャラリーを介さずに直接作品を売る
川西 僕が歴くんについて面白いと思うのは、ギャラリーに所属せずに個人で淡々と作っているところ。アーティストのあり方として新しいと思っているんだけど。
山口 俺自身、どこに向かっているかはわからないんですけどね。ギャラリーがついてるから安心する時代じゃないかなって。
川西 ギャラリーに所属していないっていうことは、歴くんの絵を買おうとするなら、どうすればいい?
山口 基本的には、メール、インスタのDM、フェイスブックメッセンジャーの3経路。でも、ほぼメールかな。ダイレクトメールアドレスを公開してるから。で、こういうの作ってください、と言われて、納期どれくらいです、みたいな。

川西 いまどれくらい待ち?
山口 20人くらい待ってますね。
川西 マジで(笑)。
山口 すごい忙しくて(笑)。それって、これからやる2つの個展とはまた別なんですよ。
川西 これがニューヨークのアーティスト生活ってことか~。
山口 みんなはどうなんでしょう。俺は俺の生活だから。逆にみんながどうしているか気になる。今はソーシャルメディアも発展していて、自分でブランディングができますし、ギャラリー介さず直接作品を売って食っていける人も増えてきていると思います。逆に、遼平さんはそのあたりのこと、どう考えてます?
川西 僕? そうだね、最近はファッションもなんだけど、ブランドイメージで価値を作っていた時代がもう壊れかかってると思う。それが楽しいなと思っていて。これまでメディアを使ってやっていた価値付けが、今はもう裏側も見えちゃうじゃない?
山口 たしかに、明るみに出てますね。
川西 前は見る側と作る側の距離感がもっと遠かったじゃん。例えば、アーティストってすごく遠い存在の人で、自分たちとは違う世界で生きてきているように思えていたのが、ソーシャルメディアの登場でぎゅっと距離が縮まったでしょ。SNS上に出ているその人の日々の生活を見れば、ただ仕事としてアーティストやデザイナーがあるだけであって、他の人とあまり変わらねえぞって思える。幻想が生まれない。
山口 間違いない。裏側も全てが明るみに出るから、一昔前のジェネレーションの成功スタイルは変わってきてると思いますね。俺、アーティストとかデザイナーだったら、今は本当に誠実なやつが強いなと思う。

父親のすごさを思い知ったきっかけ
川西 もともとペインターには興味あったの?
山口 小一のとき親に絵画教室へ入れられたんだけど、描いているうちに楽しくなって。それからずっと好きでやってただけ。絵の具と長く触れてはいますね。
川西 お父さんはファッションデザイナーだったみたいだね。
山口 親父はオゾンコミュニティっていう会社の創設者のひとりで、副社長だったんですよ。北村信彦さんのヒステリックグラマーをやってる会社。その中に当時、オゾンロックスっていうブランドがあって、親父はそれを担当していました。北村さんは親父の後輩なんです。
川西 なるほど、ストリートお坊ちゃんだね。
山口 でも、子供の頃は親父のすごさをよくわかっていなくて。肩掛けバッグに体操着を入れるのが流行っていた時、当時好きだった女の子にヒステリックグラマーのバッグが欲しいって言われて、それをあげたんですよ。親父のコネを使って。それが初めて「親父すげえ!」って思った瞬間(笑)。それだけ影響力があったんですよね。
川西 その話、めっちゃいいね! 当時、お父さんの周りに面白い人が集まってた?
山口 俺が浪人中に親父の雑用みたいなことをしているとき、事務所に『DUNE』の林(文浩)さんがよく夜な夜な遊びに来ていて。親父と林さんで『ROCKS』って季刊の写真集を作ってた。ライアン・マッギンレー、ヴォルフガング・ティルマンス、フィル・フロストとかを載せていて。あの人たち、よく遊んでましたよ。90年代の感じで。林さんにも北村さんにもよくアドバイスという名の説教をいただいてました(笑)。

川西 お父さんからは影響受けた?
山口 アートも音楽も生き方も影響は計り知れないくらい受けましたね。ただカルチャーでは親父とは世代が違って、僕らは僕らのストリートがある感覚。雑誌で言うと『スマート』、『オーリー』、『サムライマガジン』、ブランドはマックダディ、スワッガー、リボルバーみたいな世代。恵比寿出身だけど、結局『ワープ』の付録の地図見て買い物に行ってた。
川西 そっか、鳥取出身の僕もまさにそんな感じだったな。修学旅行の時、原宿に来て店に並んだり。そういう当時のファッションやカルチャーで、今に通ずる影響を受けたものはある?
山口 良くも悪くもKAWSっすね。高校生の頃、展示がパルコでやってて、その時からずっとKAWSすげーなって思い続けてます。ずっと更新し続けて、毎日違うニュースがある感じだから。Instagram的っていうか、タイムラインみたいに絶対に飽きさせない。
川西 へえ、そこから影響受けてたんだ。

なんとなくカッコいい、がストリートアート
川西 その後、なんでニューヨークに渡ったの?
山口 さっき言ったKAWSもそうだけど、ストリートカルチャーが好きだったから。それなら俺はロンドンじゃなくてニューヨークかなって。
川西 歴くんはストリートアートなんだよな。ごめん、僕、ハイアートの勉強はしたんだけど、ストリートアートにあんまり詳しくなくて。ストリートアートっていうものを歴くんなりに説明してもらってもいいですか?
山口 ストリートアートとは……なんだろうね。逆に説明がつかないですよ。ストリート……ストリートでやってる奴が全てってところですかね。やってない奴は語れない。あとは、イリーガル性みたいなこと。
川西 そう、ハイアートとの違いはそこなんだよね。例えばラッパーって、どんなことで逮捕されて、刑務所から出てきて、こういう歌詞を歌ってます、みたいな価値の生まれ方があるじゃない? そういうことなんだよね。

山口 うん。何か付加価値があることで、カッコいいってなるんですよね。例えばFutura(Futura 2000。アメリカのグラフィティアーティスト)だったらMo’Wax(ジェームス・ラヴェルが92年に創設したイギリスのレコードレーベル。Futura 2000をアートワークに起用し、彼の躍進に一役買った)との関係性だったり。でもFuturaが東京藝大受けたら絶対に受からないじゃないですか(笑)。 周りのコミュニティだったり、音楽だったり、ファッションだったり、そういうの全て含めてストリートのカルチャーだと思ってます。
川西 裏にあるコンテクストが路上にあるんだろうね。どこ出身で、犯罪めいたところからどうのし上がってここまで来た、みたいなストーリー性。
“タグ付け”が自分の価値を高めていく
川西 アーティストとして食っていけるようになったのは何がきっかけだった?
山口 ガラッと変わったのはISSEY MIYAKEとコラボしてからですね。結局、人って何かの価値を借りて成長するんだと思います。例えば、ギャラリーに所属するとか、どこどこのブランドとコラボするとか。そういう引っかかり、誰かのタグ付けがないと、人から「良い」と感じられないんじゃないかと思う。インターネットやSNSの情報が多すぎて、鑑賞者も企業も「作品自体」を見ていないというか、本物がわかりづらいというか。最近、UNIQLOとコラボした後に、昔の友人たちから連絡が来たんです。それって嬉しい一方で、複雑な気持ちもあって。自分の中ではもう何年も前から同じスタンスで作品制作してるから。コラボは自分の中ではあくまでボーナスみたいなものなので、メインではないんです。でも今の時代のアーティストは、作品づくりだけでなく、そういうのが必要だし、SNSも含めたブランディングもコラボも、トータルした存在がアーティストだと思ってます。ブランドコラボがきっかけで自分の作品を知らない人たちに知ってもらえるのは、単純に嬉しいことです。

川西 イッセイミヤケとコラボしたきっかけは?
山口 予備校時代からの親友のつながりで紹介してもらいました。人の縁っていうやつですね。感謝しています。考えると、誰かが自分を見つけたり、フックアップしてくれたりしたことで、自分が生かされてきたんだな、と。でも、それってみんなそういうもんだと思いますね。絵だってそれを買ってくれる人がいるわけで。だから自分は生活できている。コラボだって誰かが自分を良いって推薦してくれたからできるわけだし。振り返ると、いまはひと通り昔自分がやりたいって思ったブランドとは仕事できました。
川西 まだまだでしょ。これで満足しちゃダメ!
山口 だから遼平さんに自分をディレクションしてもらおうかなと(笑)。ジェフ・クーンズもコンセプト考えたりブランディングするディレクターがいるらしいし。
川西 高いよー(笑)。ファッションブランドとコラボすると価値が高まるのは、オーディエンスの増え方が変わるっていうことかもしれないね。アートのビュアーとファッションのビュアーって違うから、コラボすることで周囲の視点をぐいっと曲げたり、広げたりっていうことができるようになる。次に、これはハニカムからの質問。「ファッションがアートを利用する、逆にアートがファッションを利用するという相互関係があると思いますが、ファッションとアートどちらが力関係で上にある印象ですか?」
山口 これは本当に難しい。どっちが上にもなったりするし……。

川西 僕なりの答えはあるよ。上と下っていう話は意味がないけど、ファッションの良さとアートの良さ、それぞれは説明できる。ファッションの良さは身近に着るっていう目的がある分、拡散能力が高くてメディア力があること。だけど、ファッションは今の時代性だとクリエイションのレベルを高める時間があまりない。一方、アートは突き詰めて深みを出せる時間軸で動いていて、それが良さ。だから、能力の違いをお互いに利用することには意味があるんじゃないかな。
山口 最近自分が思ったのは、そのバランスが上手くできてる人たちが、いま世に出てる人たちなんだなと。なんというか、言い方が難しいけど、いまは虚構の時代だから、SNSで嘘をつくのが上手い人達や、いろんな所とコラボしてなんとなくカッコいいという人たちが売れているという印象を受ける。さっきも言ったように、価値付けがないと人は良いって思わないから。みんな聴いてる曲を良い曲って思うみたいに、上澄みだけの瞬間的な軽い表現が今のトレンド。でも、そういった表現がどれだけ耐久性があるかはわからなくて、やっぱり最後には、中でもでも芯や軸がある人たちが残っていくと思う。

ブラッシュストロークはずっと格好いいとされているもの
川西 ブラッシュストロークになった経緯は?
山口 ブラッシュストロークはずっと昔からやってました。ゴッホの絵だって、書道だって、細かく分解して突き詰めていくとブラッシュストローク(筆跡)になっていくから、筆が生まれてから、これ自体の価値はずっと変わってないんじゃないか、と。僕は、長く残っているもの、ずっとカッコいいとされているものを軸として考えていて。時代を越えた表現を作りたいから。そこに新しい要素を入れていったら、流行り廃りじゃないものになるはずだ、って。
川西 具体的にはどこから引っ張ってきているの?
山口 (ゲルハルト・)リヒター(1932年生まれのドイツの現代芸術家)、白髪一雄(1924-2008年。具体美術協会、略称「具体」に所属した抽象画家)のフットペインティング。あとはゴッホとか。90年代に育ったので、小さい頃親に印象派の展示とかよく連れて行ってもらってました。その頃受けた衝撃を、いま表現として昇華してるのかもしれない。

川西 白髪さんっていうコンテクストは面白いね。テクスチャーのエグさがある。
山口 引き伸ばしてスクイーズする感覚というか。ナイフでスクイーズする感覚は、昔ダイチプロジェクト(アートディーラー、ジェフリー・ダイチによるニューヨークのアートギャラリー)で見たクリスティン・ベイカー(1975年生まれ。ニューヨーク拠点の画家)からも影響を受けてます。自分は、それに彫刻的な要素を入れる感じ。
川西 最近の歴くんのペインティングはフラットじゃないもんね。
山口 あと、ストリートアートのDELTA(Boris Tellegenの名でも知られる、オランダ・アムステルダムのグラフィティアーティスト)にも影響を受けていて。そして日本の書道。
見たことないものをアウトプットするにはインプットが必要
川西 読者の中にこれからニューヨークで活躍したいという若い子もいるかもしれないから聞くけど、どうやって這い上がっていけばいい?
山口 まずは好き嫌いせず、一流とされてるものからアンダーグラウンドなものまで、何でも見て吸収するのが大事だと思う。そして、アート以外でも音楽や映画、なんでも良いけど、自分の興味あるものは片っ端から見たほうがいい。センスって、インプットの集積の正しい組み合わせだと思っていて。何が正しいのかは、それこそ十人十色だと思うんだけど。それをどうやって格好いい、見たこともないものにアウトプットするかを考えて突き抜けた時に拓けるのがオリジナルな表現だと思ってます。本当にインプットが必要じゃないですか。遼平さんもインプットの時間が7年あったって言ってましたよね。そういう時間を作らないといけない。

川西 かなりインプットしてきた?
山口 今も毎日色々見てはいますね。 Instagramでもアート関連のアカウントはフォローして。でも、最近は昔ほど他人の表現と活動にあまり興味が無くなってきました。結局、自分自身を更新できるかだから、自分の新作にいつもワクワクしていたい。それが一番楽しい。
川西 じゃあ最後に、これからやりたいことは?
山口 壁画を含めて、ひたすら大きなものが作りたいですね。今月、ローワーイーストサイドのGR GALLERYでイタリア人のアーティストと二人展をやっていて、そこでも入り口に壁画描いています。10月の頭にブロンクスの自分のスタジオの下のスペースでも展示を予定しているので、みなさん来てください!

山口歴(やまぐち・めぐる)
1984年​、​東京生まれ。2007年に渡米、現在はブルックリン在住。 +81​ ​GALLERY NY​や東京​Hidari Zingaroなどで展示を行ったほか、SOGO HONGKONGの30周年記念アーティストに選出され​30​m ​のビルボードを飾る。ニューヨークでの​NIKE​​と​​NFL​とのスペシャルプロジェクトで作品を展示、rag & boneニューヨークのアート壁画、東京​ ​HHHギャラリーやセゾンアートギャラリーでの個展など国際的にも活躍の場を広げている。 2017年には​ ​ISSEY MIYAKE MEN​ ​とコラボレーションや、NIKE KICKS LOUNGE OMOTESANDOのウォールアートを発表。2018年、UNIQLOとコラボレーション。
■ニューヨークでの展覧会
Meguru Yamaguchi - Emilio Cavallini: Untainted Abstraction
会期:開催中~10月14日(日)
会場:GR GALLERY(New York, 255 Bowery)
http://www.gr-gallery.com/exhibitions/emilio-cavallini-meguru-yamaguchi/
■Instagramアカウント
https://www.instagram.com/meguruyamaguchi/
■公式サイト
http://www.meguruyamaguchi.com/
川西遼平(かわにし・りょうへい)
1987年鳥取県生まれ。2011年セントラル セント マーチンで学士号、2015年パーソンズで修士号を修了。同年、LANDLORD NEW YORKを設立、クリエイティブ・ディレクターに就任。
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Kick a Show参加のRemix曲も収録。話題の女性SSW、eillの1stミニアルバムがリリース!

2018年9月26日 13:19 honeyee.com

『MAKUAKE』
若干20歳の女性シンガーソングライター、eill(エイル)のデビューミニアルバム『MAKUAKE』が10月3日(水)にリリースされる。
中村アンが出演するPEACH JOHNのCMで、Seihoのトラックに乗せて流れるようなフロウと美しい歌声を披露したのが、実はこのeill。このCM以外にもSKY-HIのニューアルバムでの客演や、過去には清水翔太の作品にコーラスで参加するなどその実力はかねてより高く評価されており、これまでに発売した限定のデモCDは、渋谷、新宿のタワーレコードで異例のヒットを記録している。

eill(エイル)
そんな彼女が今回待望のデビュー作となる1stミニアルバムをリリース。15歳からJazz Barで歌い始めたという早熟のキャリアが物語るように、透き通るような声質によるスキルフルなボーカルワークは圧巻。殆どの楽曲で自ら作詞・作曲を手掛け、最新のR&Bシーンのトレンドを加味したトラックメイキングと、日本的な情緒も感じさせるグッドメロディを組み合わせたソングライティングのセンスも光る。また「ONE」と言う楽曲では、韓国の若手R&BシンガーK.vsh(キャッシュ)をフィーチャーして、今や確実に世界基準とも言える韓国のポップスシーンにしっかりと目配せするなど、ユースならではの瑞々しい感性が反映された一枚となっている。
なお、Kick a Showの参加でも話題となった「HUSH-MONJOE Remix-feat. Kick a Show」は、既に配信会社各社で発売中。さらに先行シングル「FUTURE WAVE」は本日9月26日(水)より配信発売される。

出典: YouTube

eill
『MAKUAKE』
発売日:10月3日(水)
品番:XQBZ-1039
価格:¥2,037
予約購入リンクはこちら
Tower Record
HMV
TSUTAYA
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Text: Tetsuya Sato

サンローランのポップアップストアが伊勢丹新宿店にオープン。エクスクルーシブアイテムも登場

2018年9月26日 10:27 honeyee.com

モーターサイクルジャケット ¥530,000

トレンチコート ¥320,000
SAINT LAURENT(サンローラン)は、9月26日(水)に期間限定となるポップアップストアを伊勢丹新宿店にオープンする。
今回のポップアップでは、同ブランドを象徴するレオパードプリントをライニングに使用いたトレンチコートや、シグネチャーともいえるモーターサイクルジャケットが登場。さらにレオパードプリントを施したヘアカーフストラップを、本体に贅沢にあしらったハンドバッグ2型を含めたエクスクルーシブなカプセルコレクションとして販売される。どのアイテムもSAINT LAURENTの真骨頂である、ラグジュアリーロックな佇まいを纏ったシックな逸品となっている。

モノグラム・サンローラン ベイビー・ダウンタウン・YSLカバ ¥200,000

モノグラム・サンローラン ベイビー・クラシック・YSLカバ ¥210,000
なお、会場は本館3階のセンターパークで、会期は9月26日(水)〜11月6日(火)までとなっている。

Text: Tetsuya Sato
 
SAINT LAURENT POP UP ISETAN,JAPAN
日時: 9月26日(水)〜11月6日(火)
場所: 伊勢丹新宿 本館3階=センターパーク/プロモーション
東京都新宿区新宿3-14-1
[問]イヴ・サンローラン
tel: 0570-016655
www.ysl.com

PICK OF THE DAY_ティファニーのブレスレット

2018年9月26日 10:00 honeyee.com

編集部が厳選したプロダクトを1日1アイテムお届けする[PICK OF THE DAY]。本日取り上げるのは、Tiffany & Co.(ティファニー)のブレスレット。

NYという都会的でエネルギッシュな街から着想を得たコレクション、ティファニー ハードウェアからブレスレットをピック。ボールやロックのモチーフをチェーンに組み合わせたデザインからは、モダニティに宿るパンキッシュな精神が垣間見える。シルバーの輝きと無骨なチェーンなどインダストリアルな意匠に対し、どこまでもエレガントな佇まいは凛とした女性の強さと美しさに相通ずるものがある。
Photo: Erina Takahashi
Styling: Yuto Inagaki
Text: Tetsuya Sato
 
¥152,000
素材: シルバー
カラー展開:18Kゴールド
[問]ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク
tel: 0120-488-712
www.tiffany.co.jp

W杯を通じて見る現地の風景。『SHUKYU Magazine』6号はロシアにフォーカスを当てた一冊

2018年9月25日 23:53 honeyee.com

『SHUKYU Magazine』“RUSSIA ISSUE” COVER
フットボールを軸とした様々な事象を多面的に考察するカルチャーマガジン、『SHUKYU Magazine』は、6号目となる“RUSSIA ISSUE”を発売した。
本誌は、W杯に湧くロシアの地を写真家の嶌村吉祥丸と共に訪れ、スタジアムに集まるサポーターや地元の人々、町並みなどを収めた美しいビュジュアルを中心に構成。さらにW杯を通して人種や移民問題などに加え、決勝戦におけるプッシー・ライオット乱入により図らずも露わになった同国の政治問題など、この世界を取り巻く社会的なテーマにも目を向けることで、専門誌とは異なる新たな視点の一冊が完成した。

『SHUKYU Magazine』“RUSSIA ISSUE”より

『SHUKYU Magazine』“RUSSIA ISSUE”より
なお、今号の発売と合わせてCITY BOYS FCとコラボレーションで製作した、ロングスリーブTシャツやソックス、キャップなどのオリジナルグッズも販売するようなので、こちらも併せてお楽しみに。

『SHUKYU Magazine』“RUSSIA ISSUE”より

『SHUKYU Magazine』“RUSSIA ISSUE”より
Text: Tetsuya Sato
 
『SHUKYU Magazine』vol.6“RUSSIA ISSUE”
価格: ¥1,500
B5版/128頁/英訳冊子付
発行: SHUKYU
価格: ¥1,500
ISBN: 978-4-9909249-4-2
shukyumagazine.com

「いま注目すべきファッショナブルな11人」とTENDER PERSON

2018年9月25日 18:47 honeyee.com

「いま注目すべきファッショナブルな11人」とTENDER PERSON
24歳のデザイナー、ヤシゲユウトとビアンカが手がけるTENDER PERSON(テンダー パーソン)。二人が文化服装学院に在学していた2014年にスタートしたこのブランドは、オンラインとオフラインを区切る意味もなくなった今の時代に現れるファッションのきらめきを、ただ呼吸するかのように自然に表現している。
これは、そんなTENDER PERSONと、東京のストリートファッションを出自とするスタイリスト・小山田孝司、フォトグラファー・三宅英正のコラボレーション企画。話し合いで名前が挙がった「いま注目すべきファッショナブルな11人」に、TENDER PERSONを着てもらった。原宿ファッションが一番熱く、オリジナルで、面白かった時代を、今、解釈し直したならば。
FASHON / FEATURE
25 Sep, 2018
photo: Hidemasa Miyake
styling: Koji Oyamada
text: Ryu Nakaoka
produce: Tender Person

TEPPEI/スタイリスト
https://www.instagram.com/stylist_teppei/
self styling: TEPPEI
「初めて『FRUiTS』でストリートスナップを撮ってもらったのがここです。20歳の頃で、古着屋のDogで働いていました。当時、『FRUiTS』や『TUNE』を見ていてた人たちがこういう企画をしてくれるのは感慨深いですね」

HYPRBMCAT/グラフィックデザイナー
https://www.instagram.com/hyperbeamcat/
「LEGENDA®というブランドでグラフィックデザイナーや映像制作をしています。好きなブランドは、M.Y.O.B NYCやRIPNDIPとかかな」

(左)
MATCHA/CANDYショップスタッフ
https://www.instagram.com/supercupmatcha/
「CANDYのいいところは、自由で、スタッフ自身が発信できるところ。今オススメのブランドは、KUDOSや99%IS-です」
(中)
minori/CANDYショップスタッフ
https://www.instagram.com/minorityjp/
「髪の毛はいろんな色にしていて、今の黄緑の前は青緑、その前はピンクです。映画が好きで、一番はやっぱり『ヴァージン・スーサイズ』」

Mars89/コンポーザー、DJ
https://www.instagram.com/_mars89/
「ホラー映画、SF映画、カルトムービーのサウンドトラックから影響を受けた暗めの音を作っています。最近新しいレコードが出ました。チェックしてね」
10/2(火) 解体新書 chain chapter 3 at Contact Tokyo
http://www.contacttokyo.com/schedule/解体新書/
10/10(水) BS0xtra at Contact Tokyo
http://www.contacttokyo.com/schedule/bs0xtra-5/
10/20(土) WWW & WWW X Anniversaries Local X World Errorsmith & Total Freedom at WWWX
https://www-shibuya.jp/schedule/009325.php

ヤシゲユウト/TENDER PERSONデザイナー
https://www.instagram.com/yashige_yuto/
「NASCAR(ナスカー)というアメリカのカーレースが気になっています。大量にステッカーが貼られている車とか、レーサーの服がイケてる。ということで19SSのテーマもレースにしました。今被っているキャップもそのシーズンの新作です」
BIANCA/TENDER PERSONデザイナー
https://www.instagram.com/bbbiianca/
「テンダーパーソンはデザインもパターンも二人で分担しながらやっています、植物だったら茎がヤシゲで花が私! 素材やプリントにこだわりがあるので、ぜひ実際に見てもらいたいです!」

吉倉あおい/女優
https://www.instagram.com/aoi_yoshikura/
「テンダーパーソンのヤシゲとはお母さん同士が仲良くて、同じ小学校の幼馴染です。衣装で協力してもらったり、まさか仕事で関わることになるとは(笑)。出演作『新宿パンチ』が12月1日(土)より公開です!」
映画『新宿パンチ』2018年12月1日(土)シネマート新宿ほかにて公開
http://shinjuku-punch.com/pc/index.html

SAMSON/学生・モデル
https://www.instagram.com/hermonsamson/
「4年前、スウェーデンから日本に来ました。今は東京モード学園でファッションビジネスを勉強しています。これから、XLARGE®の原宿店で働きます」

(座りの写真右)
KISHIRO/ミュージシャン
https://kishiroohno.bandcamp.com/album/no-flash-2
「アンビエント寄りな音楽を作っていて、DJとしても活動中。上のリンクは去年出した作品で、カセットは売れてしまったのですが、オンラインではダウンロードできます」
(座りの写真左)
長井大季/アーティスト
https://www.instagram.com/coinparkingdelivery_art/
「携帯で絵を描いています。作品名は“COIN PARKING DELIVRY”。学生時代、通学の電車の時間にやり始めて、今でも電車の中が一番集中できますね。企業ロゴなども手がけています」
TENDER PERSON
2019年春夏コレクション展示会
日時:10月2日(火)〜10月8日(月)
会場:東京都渋谷区神南1-10 テルス神南301
*中華料理店<天宝>の上

PARIYAが日本橋髙島屋 S.C.新館に新店舗をオープン!!

2018年9月25日 18:38 honeyee.com

9月25日(火)、日本橋髙島屋の新館として開業する「日本橋髙島屋 S.C.新館」の地下一階食料品フロアに、PARIYAが初のショートケーキ専門店「PARIYA SHORTCAKES(パリヤ・ショートケイクス)」を併設しオープン。

本店はPARIYAが展開している百貨店の「おかずが選べるお弁当」のテイクアウト専門店に、イートインスペースをプラスした百貨店新業態。一年を通して旬の素材を生かしたデリからお好みのデリ(メイン+サラダ+サイドディッシュ+ご飯)が選べるフードセットをイートイン、テイクアウトともにデリボックスで提供する。

また、PARIYAが15年前からクリスマスシーズンにのみ販売していたショートケーキをフィーチャーした初のショートケーキ専門店「PARIYA SHORTCAKES(パリヤ・ショートケイクス)」も併設。変わらないルックスと、乳脂肪分、甘みや食感のバランスを試作を重ねてアップデートしてきた「ストロベリークラシックショートケーキ」のほか、「モンブランショートケーキ」、「バナナキャラメルスカッチショートケーキ」、「ウォルナッツチョコレートショートケーキ」をラインアップ。1個用のオリジナルボックスも用意してあり、気軽に購入できるうえ、プレゼントにも最適だ。さらに、今後は季節に合わせたショートケーキも提供していくとのこと。東京の新たなグルメスポットになること間違いなしだ。
Text: Kohei Onuki
 
PARIYA 日本橋髙島屋 S.C.店
東京都中央区日本橋2-5-1日本橋髙島屋 S.C.新館地下一階
Tel: 03-6281-9602
10:30〜21:00
www.pariya.jp
@pariya_official

supremeへのアートワーク提供で話題のニック・アトキンスらによるグループ展がGALLERY TARGETで開催

2018年9月25日 16:08 honeyee.com

ラリー・クラークの「TOKYO 100」展や、写真家・渋谷ゆりの個展など刺激的かつ信頼のおけるキュレーションで定評のある原宿のGALLERY TARGETでは、ジェフ・ハラデイ、ザック・デビット、ニック・アトキンス、ピーター・パキンによるグループ展「ROID CYCLE」が現在開催中。
本展は、2017年にカナダのCRACK GALLERYで行われた「ROID CYCLE」を、GALLERY TARGETに会場を移して開催されるもの。4人のアーティストが1年間、家やスタジオに引きこもり描き続けた作品は、内面性、夢の光景、日常がテーマとなっており、それぞれ独自の視点から製作した立体物やドローイング、ペインティングなど様々な異なる手法を通して表現されている。ある種、閉ざされた空間での精神的な崇高さを追求する作業は、記憶や経験を自己処理出来るため、そこにはカオスなストリート、様々な経験、ある瞬間、それら全てが作品に濃密に反映されている。その上で「内」が必ずしも安全な場所ではなく「外」にも夢がありストーリーがある事を伝える展覧会となっている。

ピーター・パキン
ちなみに4人のアーティストの内、ニック・アトキンスは、ブルックリンにある地下鉄駅構内にあったアートショップ The Newsstandのプロデュースや、ZINEの発行、アパレル製作など多彩な活動で注目を集めるアーティスト集団・8 Ball Zinesの一員でもあり、supremeへのアートワーク提供などを行っている。

ニック・アトキンス
なお、会期は10月6日(土)までとなっているので、是非足を運んでみてはどうだろう。

ザック・デビット

ジェフ・ハラデイ
Text: Tetsuya Sato
 
「ROID CYCLE」curated by Crack Gallery
会期:9月20日(木)〜 10月6日(土)
会場: GALLERY TARGET
東京都渋谷区神宮前2-32-10
tel:03-3402-4575
開館時間:12:00〜19:00(日・祝日休廊)
www.gallery-target.com

旬のスタイル vol. 22

2018年9月25日 13:07 honeyee.com

ハニカムが送る、「旬のスタイル」連載(毎週火・金更新)。


ジャケット:NAPA BY MARTINE ROSE
ニット:Black Eye Patch
パンツ:JOHN LAWRENCE SULLIVAN
時計:A BATHING APE®
リング:AMBUSH®
シューズ:NEEDLES × TRICKER'S
ファッショナブルなヤンキー。花柄プリントのフリースや紫のニットパンツ、ローファーといった派手なアイテムを組み合わせて艶やかに。おまけにギラギラした時計とリングでとことんキメる。

ジャケット¥58,000/NAPA BY MARTINE ROSE(ディプトリクスtel:03-5464-8736)、ニット¥29,000/Black Eye Patch(コンコード ショールームtel:03-6434-7136)、パンツ¥38,000/JOHN LAWRENCE SULLIVAN(ジョン ローレンス サリバンtel:03-5428-0068)、時計¥45,800/A BATHING APE®(BAPE STORE® 原宿 tel:03-5474-0204)、リング¥46,000/AMBUSH®(アンブッシュ® ワークショップtel:03-6451-1410)、シューズ¥79,000/NEEDLES × TRICKER'S(ネペンテスtel:03-3400-7227)

「異なるものを見ている/同じことをしている」──写真家・濱田晋が提示する風景

2018年9月25日 10:07 honeyee.com

写真家・濱田晋が、作品集『Looking at different things / Doing the same thing』を10月1日(月)に発売する。また、出版記念の展覧会を9月27日(木)から30日(日)にかけて、神宮前の書店UTRECHTにて開催。
本作は、アートディレクター、グラフィックデザイナーの吉田昌平が主宰する「白い立体」が今秋立ち上げる出版レーベルの第一弾として刊行される。濱田がこれまで撮りためてきた写真作品のほか、ドローイング、立体作品をまとめた初の作品集となる。

タイトルは訳すと「異なるものを見ている/同じことをしている」になるという。この不思議な言葉でまとめられた本作を、編集者の林里佐子はこう表現している。
「写っているものは、履き潰されたスニーカー 、 何も語りかけてこない誰かの背中、薄汚れたカバン、どこかの家の窓辺、テーブルの上のコイン、つくりかけの陶芸──。 こうして並べてみると、どれも作品の主役にはならなさそうなものたちばかりだが、濱田の写真のなかではこれらはやはり 中心に位置付けられている。その写真にはまた、上がる/下がるという感覚も無い。写真のなかでは、東京タワーもス ケーターのスニーカーも等価となって、感覚的な平地が果てしなく続き、無限に広がっているように見える」
何でもないような、しかし、確かに存在する被写体たちが連なったこの作品集から立ち上がるのは、いったいどのような世界なのだろうか?
Text: Ryu Nakaoka
 
『Looking at different things / Doing the same thing』
写真:濱田晋
デザイン:吉田昌平(白い立体 )
発売:2018年10月1日
仕様:178 x 118 x 14mm / 190頁 / シリアルナンバー・ビニールカバー付き
定価:1,800円
出版:白い立体 ISBN 978-4-9910388-0-8
出版記念展覧会
会場:UTRECHT
東京都渋谷区神宮前5-36-6 ケーリーマンション2C
会期:9月27日(木)~9月30日(日)
営業時間:12:00〜20:00
http://utrecht.jp/
濱田晋オフィシャルサイト
https://www.shinhamada.com/