cat_oa-carwatch_issue_0f91fced011e oa-carwatch_0_0f91fced011e_「東京ゲームショウ2018」で体験できるレースゲームなど紹介 0f91fced011e

「東京ゲームショウ2018」で体験できるレースゲームなど紹介

2018年9月21日 06:00 Car Watch

2018年9月20日 開幕

2018年9月20日~21日 ビジネスデイ

2018年9月22日~23日 一般公開日

入場料:一般(中学生以上)当日1200円、小学生以下無料


 9月20日に東京ゲームショウ2018が幕張メッセ(千葉県千葉市美浜区)で開幕した。20日~21日はビジネスデイ、22日~23日は一般公開日となる。一般公開日の入場料は、一般(中学生以上)が当日1200円で、小学生以下は無料。開催時間は10時~17時。

 東京ゲームショウは、来場者数が2013年から5年連続で25万人以上を記録している大規模イベントで、2018年は過去最大となる41の国と地域から668の企業と団体が出展。幕張メッセの1ホール~11ホールまで、すべてのホールにわたってブースが展開されるなか、クルマやそのほかの乗り物に関するゲームやVR体験を紹介していく。


 5ホールにブースを構えるオーイズミ・アミュージオ(ブース番号:5-S02)は、発売前のMotoGP世界選手権の公式ゲーム「MotoGP18」(9月27日発売)や、日本ではこれまで未発売だった「アセットコルサ アルティメット・エディション」(9月27日発売)、リアルライディングシミュレータ「RIDE 3(ライド スリー)」(2019年春発売予定)、10年ぶりのシリーズ最新作となるラリーゲーム「V-Rally 4」(2019年春発売予定)といったタイトルのレースゲームを出展。4タイトルすべてで試遊台を用意して、発売に先駆けてプレイ可能としていた。


 さらに、ブースにはRIDE 3にも登場するKTM「1290 SUPER DUKE R」の実車を展示。スペックボードに記載されているQRコードから詳細仕様の確認のほか、販売店の検索もできるようになっているとのことだった。






 8ホールでブースを展開するモンスターエナジーは、モトクロスレーシングジャンルの「Monster Energy SUPER CROSS THE OFFICIAL VIDEOGAME」の試遊台を設置。モンスターエナジーが協賛しているAMA スーパークロス選手権の公式ゲームをプレイ可能としているほか、モンスターエナジーの無料試飲も行なわれ、大勢の来場者で賑わっていた。



 7ホールの日本HPブース(ブース番号:7-C01)では、Windows版の「Forza Horizon 4」(10月2日発売)の試遊を実施。10ホールにブースを出展するJPPVR(ブース番号:10-W17)では、2輪車や4輪車に実際に搭乗してVRレースゲームが体験できた。また、同じ10ホールのシナスタジア、ティアフォー、トヨタ紡織が共同出展するブース(ブース番号:10-W12)では、未来のモビリティコンセプトカーを用いたVRデート体験や、AIを使ったボイスナビゲーターによる横浜市内の観光案内体験を実施していた。








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cat_oa-carwatch_issue_0f91fced011e oa-carwatch_0_94810823bb46_佐藤安孝の「SUPER GT 2019 岡山公式テスト」フォトギャラリー 94810823bb46

佐藤安孝の「SUPER GT 2019 岡山公式テスト」フォトギャラリー

2019年3月22日 22:26 Car Watch


 岡山国際サーキット(岡山県美作市)で3月16日~17日、2019年のSUPER GT開幕前の公式テストが行なわれた。

 テストの内容については関連記事の「目まぐるしく変わる天候に振り回されたSUPER GT 2019公式テスト。トップタイムは12号車 カルソニック IMPUL GT-R」ですでに紹介しているが、ここではテストで走行したGT500クラスとGT300クラスのマシンの写真を掲載する。

 画像をクリックすると、フルHD解像度(1920×1080ピクセル)で開くので、その迫力の写真を楽しんでほしい。また、拡大写真については、Tv(シャッター速度)、Av(絞り数値)などのEXIF情報を一部残してある。撮影時の参考にしていただければ幸いだ。

















































































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cat_oa-carwatch_issue_0f91fced011e oa-carwatch_0_f467c657f623_三菱ふそうとバーラト・ベンツをデザインするデザインセンターを公開 f467c657f623

三菱ふそうとバーラト・ベンツをデザインするデザインセンターを公開

2019年3月22日 21:33 Car Watch

2019年3月18日 公開


 三菱ふそうトラック・バスは3月18日、神奈川県川崎市中原区にある川崎工場第一敷地内の新社屋「プロダクト・センター」にあるデザインセンターを公開。ダイムラーAG デザイン代表のコードン・ワグナー氏と、三菱ふそう デザイン部長のベノワ・タレック氏がダイムラートラックのデザインについて説明した。

デザインする理由は、愛されるブランドを作りたいから



 デザインセンターの公開の前に、ダイムラーAG デザイン代表 コードン・ワグナー氏がダイムラーグループのデザインについて説明した。ワグナー氏は乗用車だけでなく、商用車についても担当している。

 ワグナー氏は「デザインセンターでは2030年くらいまでのことを考え、私たちは将来に生きていて、大きなタイムマシーンのようだ」とデザインの仕事を紹介。クルマだけでなく、未来の都市や発電をする高層ビルなどを示して「商品だけ作っているのではなく、全体のデザインアプローチをしている」とし、デザインをする理由として「最も愛される高級ブランドを作りたいから。これが私たちのデザインミッション」と説明した。

 トラックについては、乗用車と同時にインテリジェントソリューションとしてのトラックが必要とし、必要な要件をデザインに落とし込むことのほか、自動走行や将来に向けて空力をよくすることを挙げて、風洞実験を行なっていると説明。

 一方、バスについては、自動運転は比較的容易という考えを示し、「マッピングされ、低速なら自動運転のハンドリングはすぐに具現化される」と説明。実現した場合はバスで過ごすことから「公共輸送のコンセプトは、居場所になる」とした。

 さらに、三菱ふそうのデザインについては、「ヨーロッパ人から見れば日本のブランドで、日本のハイテクのトラックの会社。将来的なインテリジェントなトラックによってブランドを位置付けることができる」とした。

三菱ふそうはブラックベルトをヒーローとしたデザイン



 続いて、三菱ふそう デザイン部長のベノワ・タレック氏が説明した。タレック氏はフランス出身で、メルセデス・ベンツの乗用車と商用車のデザインマネージャーを経験し、2016年10月から三菱ふそうのデザイン部長を務めるとともに、ダイムラー・トラック・アジアデザイン代表も兼任している。

 タレック氏はデザインは「顔」だけでなく全体の経験とし、デジタル化やユーザーがトラックとやり取りすることもデザインだとした。

 三菱ふそうのブランドは戦略に基づいており、1つのキー要素を定め、キャビンやインテリアなどの周囲を固めていくという「ヒーローコンセプト」を採用していると説明した。そのコンセプトは車種によっても異なっており、それぞれの車両に応じて使っていくとした。

 また、クルマの顔となるフロントアイデンティティに触れ、「過去を見ると、アイコニックなトラックがあった。1963年の初代『キャンター』や、大型トラックの『Fシリーズ』ではデザインの統合が見られる。エンブレムがあって、クーリング(フロントグリル)があり、ヘッドライトが1つのエレメントとしてシンプルに表現されている。今はクルマが洗練され、こういったシンプルなものを作るのは難しい。ただし、これが1つのターゲットでもある」と過去の三菱ふそうのデザインを評価。

 その上で、三菱ふそうのブラックベルトデザインは「非常に強いグラフィックのメッセージで、本当に中心」とし、ブラックベルトをヒーローとして、すべてのラインがそれを支えているデザインだとした。三菱のスリーダイヤについてもブラックベルトの上のよいところに配置していると説明した。

 その一方で、デザインはなるべくシンプル化していきたいとの考えを示し、「今後はより多くの情報がタッチスクリーンに入っていくが、ボタンを押した場合、自然に出てくることが重要」と、インターフェースやインテリアのシンプル化に取り組む姿勢を示した。

 また、デザインの特徴についても「競合他社はアグレッシブだが、私たちはシンプル、エレガントで、スーパーハイテック商品。大きな機関車じゃないんです。ハイテクノロジーを考える。それを守ろうと思っている」とした。

デザインセンターではVRを活用する一方でクレイ職人も健在



 デザインセンターはプロダクト・センターの1階および2階に位置し、2階部分がオフィスで、1階と2階が吹き抜けになっており、大型トラックやバスも入る大きな空間となる。イベントを行なうこともできるほか、大型スクリーンを使って設計をすることもできる。

 デザインを担当するブランドは、ふそうブランドだけでなく、ダイムラー・トラック・アジアとして協業するダイムラー・インディア・コマーシャル・ビークルズのインド市場向けブランド「バーラト・ベンツ」の一部のデザインも行なう。

 デザイナーは、ワークステーションやタブレットで設計が可能。フリーハンドでスケッチなどを行なうほか、図にしていく作業もここで行なう。スクリーンに投影することもでき、大人数で見ながら作業を進めることもできる。

 トラックやバスはモデルチェンジ間隔が非常に長いが、細かな仕様変更や仕向地による仕様変更もあるほか、担当するバーラト・ベンツのデザインもあるため、ここでこなしている仕事は多いという。








 設計の一部にはVRを活用している。VR専用のスペースを用意しており、ここでVR空間に投影して設計内容を確認する。デザインをさまざまな環境に置いて確認するほか、ボディカラーの確認もできる。インテリアはVRでの確認が有効だという。バーラト・ベンツのデザインでは、インドと回線を結んでお互いに投影しながら作業を進めることもあるという。

 実際にVRの車両確認を試してみたが、非常に精巧で、エクステリアではクルマへの景色の映り込みまで細かく確認できる。インテリアについても同様で、位置関係なども分かりやすい。VRのスペースでは大型モニターにも映像を映し出しているが、実際のVR向けヘッドマウントディスプレイの映像はモニターの映像とは違って、リアルで動きも滑らか。インテリアの実装状態や、エクステリアの映り込みも非常によく分かるようになっていた。





 設計にはVRなどの最新技術を活用するが、やはり現物を作って確認することは重要で、粘土でクルマの形状を再現するクレイモデルも健在。設計には欠かすことのできないものだという。さらにクレイモデルから、より実車に近いハードモデルの製作も行なっている。








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cat_oa-carwatch_issue_0f91fced011e oa-carwatch_0_31460e6e05e9_【東京モーターサイクルショー 2019】ホンダの電動モトクロッサーやスズキ「KATANA」など、国内主要メーカー4社の見どころ 31460e6e05e9

【東京モーターサイクルショー 2019】ホンダの電動モトクロッサーやスズキ「KATANA」など、国内主要メーカー4社の見どころ

2019年3月22日 19:22 Car Watch

2019年3月22日~24日 開催

入場料(当日券):大人1600円、高校生500円、中学生以下無料


 3月22日、東京ビッグサイトで「第46回 東京モーターサイクルショー 2019」が開幕した。会期は3月24日まで。ここでは国内主要メーカー4社のブースの見どころと、気になるバイクアクセサリーの展示を紹介する。

ホンダは電動モトクロスのコンセプト車両などを発表




 本田技研工業は、パワートレーンに電動モーターを採用したモトクロスタイプの2輪車「CR ELECTRIC プロトタイプ」を初公開。また、同時に電動ビジネスバイク「BENLY ELECTRIC コンセプト」も発表した。いずれも詳細な仕様などは明らかにされていない。会期中、直接目にすることができるのはCR ELECTRIC プロトタイプのみ。とはいえ、見るからに軽量そうなその外観に引きつけられることは間違いない。





 そのほかの展示は、ほぼ現在販売中のラインアップそのままで、一見すると目新しさはない。ただ、エンジンまわりやフレームの細かい部分など、内部的にマイナーチェンジが施されているものが多いとのことで、ブースの説明員に話を聞くと面白い最新情報が聞けるかもしれない。





スズキは「KATANA」を前面に。ヨシムラもカスタム車両をさっそく展示



 スズキは、2019年に発売を予定している新型「KATANA」を複数台展示している。1981年に初代が発売された「GSX1100S KATANA」もすぐ近くに並べられ、旧世代と新世代の違いが明確に分かるようになっている。ブース内ではこのほか、実物のMotoGPマシンにまたがり、車載映像を見ながらレースを疑似体験できるコーナーが設けられている。行列必至のアトラクションなので、来場したら早めに並びたいところ。








 スズキつながりのヨシムラのブースでは、新型KATANAのカスタム車両をさっそく展示。特徴的な形状の「Slip-On チタン サイクロン」サイレンサーや、ラジエターコアプロテクター、ステップなど、KATANAをパフォーマンスアップ・ドレスアップするパーツの数々を見ることが可能だ。





「NIKEN GT」のほか「ゆるキャン△」の世界も垣間見られるヤマハのブース



 ヤマハ発動機のブースでは、前2輪の大型バイクのツアラー仕様「NIKEN GT」に、オプションアクセサリーを装着したモデルを出品している。アクスルプロテクターやハンドルバーガード、エアロサイドケースセットなど、NIKEN GTのマッシブなイメージを損なわず、ツーリングをより快適にするアイテムとのマッチングが見どころだ。




 その一方で、ゆるふわな雰囲気をかもし出すキャンプ場風のセットもブース内に設置している。女子高生がのんびりキャンプするさまを描いたアニメ・コミック「ゆるキャン△」をモチーフに、ヤマハが取り扱っている迷彩風カラーリングの2輪車や、アニメの登場人物が乗っていたスクーターをイメージした「ビーノ」を展示。キャンプなどのアウトドア向けに、同社のスポーツタイプの電動アシスト自転車と、それにフィットするモンベルのサイクルギアなども提案している。







カワサキブースにSBKチャンピオンマシンのベース車両「ZX-10RR」が登場



 カワサキは最新の大排気量2輪車を中心に、現行ラインアップの数々を揃えている。スーパーチャージドエンジンを搭載する「Ninja H2 SX SE+」、H2シリーズで最もパワフルな231PSを発揮する「Ninja H2 CARBON」、636ccのミドルスポーツ「Ninja ZX-6R」などを見ることが可能だ。





 また、2018年のスーパーバイク世界選手権(SBK)でジョナサン・レイがチャンピオンを獲得し、4連覇を果たした車両のベースマシンである「ZX-10RR」も展示されている。世界限定500台、シングルシート、マルケジーニホイールなど、特別な仕様の1台を間近で見ることができるチャンスだ。


会場でチェックしたい注目バイクアクセサリー


 2輪用ETC車載機で知られるMITSUBAが、2輪車専用ドライブレコーダーを展示している。ETC開発で培った防水、耐振動などの耐久性能に特にこだわって開発したという。制御用の本体と前後2台の小型カメラ、GPSアンテナがセットになったモデル(販売予定価格3万4800円)と、本体+カメラ2台のモデル(販売予定価格2万8800円)、本体+カメラ1台のモデル(販売予定価格2万2800円)の3タイプをラインアップ。2019年夏までに発売予定。





 カメラは1台あたり解像度200万画素、約162度の視界があり、前後に搭載することで真横以外を録画できる。キーオンで録画を開始し、キーオフで録画終了。手元スイッチも用意され、任意の場面で録画保存もできる。駐車時録画には対応しない。スマートフォンとWi-Fi接続でき、専用アプリでいつでも録画映像などを確認できるとしている。産業用途の高耐久SDカード(16GB)も付属し、「走行後に確認したら撮れていない」といったSDカード由来のトラブルを最小限にしているのもポイントだ。





 もう1つの注目アイテムは、バイクでもスマホのワイヤレス充電が可能になる「SP CONNECT」。防水性能を備えるワイヤレスチャージャーと、アタッチメント付きスマホケース、ホルダー用アームなど、多数のパーツに分かれた製品で、車両やスマホの機種に合わせてパーツを選ぶ形になる。



 アタッチメント付きスマホケースは機種別設計。これを装着した状態で、2輪車のハンドルなどに固定した専用ワイヤレスチャージャーに90度ひねる形で固定すると、5Wでワイヤレス給電できる。ワイヤレスチャージャーはUSB Type-Cポートを備え、モバイルバッテリーや車両側に別途用意したUSBポートなどから給電する。簡単にしっかり固定できるため、バイクだけでなく自転車などでも安全にワイヤレス充電できるようになるだろう。DAYTONAが代理店となり、4月末に発売予定。






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cat_oa-carwatch_issue_0f91fced011e oa-carwatch_0_834131fb88c5_ユピテル、「IT・IoT・AI」をテーマに研究開発する新拠点「ユピテル静岡研究所」竣工式 834131fb88c5

ユピテル、「IT・IoT・AI」をテーマに研究開発する新拠点「ユピテル静岡研究所」竣工式

2019年3月22日 17:39 Car Watch

2019年3月22日 開催


 ユピテルは3月22日、静岡県静岡市葵区に新設する「ユピテル静岡研究所」の竣工式を開催し、合わせて報道機関向けの内覧会を実施した。

 ユピテルといえば多彩なドライブレコーダーを扱うメーカーとして近年注目を集めているが、このほかにもポータブルカーナビやレーダー探知機、エンジンスターター、カーセキュリティなどのカー用品、ゴルフナビやGPSレシーバー、サイクルコンピューターなどのスポーツ用品をラインアップしている。


 4月15日にオープンするユピテル静岡研究所は、ユピテルとユピテルのグループ会社2社、ユピテルと以前から取引のある静岡県内の企業の計4社が集まる施設で、ユピテルでは主に施設2階のオフィスフロアを使い、愛知県岡崎市にある「ユピテル 技術・生産センター」やグループ企業の「ユピテル鹿児島」のスタッフ計10人前後が移籍して、ITやIoT、AI(人工知能)の開発を行なう。

 1階はユピテル以外の3社がオフィスとして利用するスペースに加え、ユピテル製品などを紹介する常設ショールームとなり、営業時間の10時~17時に一般公開される。また、ショールームエリアでは、JR静岡駅近くにあるユピテルの複合施設「ITパレット」で実施している小学生向けの「ロボット教室」をこちらでも実施したり、受け付け近くに設置したカフェスペースで発表会や製品体験会などを実施する予定になっているとのこと。

 なお、オフィスや開発エリアと一般公開エリアの区分は、入口に虹彩認証のロックを設置して入室を管理する。















出典: YouTube


















 竣工式では施主の代表として、ユピテル 代表取締役会長 兼CEO 安楽憲彦氏があいさつを実施。安楽CEOは新施設が小さな事故もなく無事完成したことについて施工業者などに深い感謝の意を述べたほか、ユピテルなど4社でスタートする“シズコンバレー”の構想に、大小を問わずさまざまなIT企業が参加してほしいとコメントした。

「ロボット教室に参加した子供から世界に技術発信する人材が生まれてほしい」と安楽CEO



 このほか当日は、ユピテルの安楽CEOに加えて静岡県 副知事 難波喬司氏、静岡市 経済局長 池田文信氏の3人によるトークセッション「しずおか発の次世代産業育成をめざして」を実施。

 ITやIoT、AIといった先進技術を扱うIT企業を静岡県に誘致することで、雇用の創出と次世代人材の育成などを進めていくというユピテルが掲げる構想「シズコンバレー」について対話形式で紹介する場となっており、この中で安楽CEOは、静岡県は日本の中心にあたるほか、ユピテルの本社がある東京 品川やユピテル 技術・生産センターのある岡崎市から新幹線や高速道路などを使って1時間ほどでアクセスでき、熊本にあるユピテル鹿児島からも飛行機を使って行き来できるといった地の利があると解説。


 シズコンバレーという名称にはシリコンバレーをお手本に、IoTやAIといったソフトウェア開発を中心に、生産設備などの大きな投資を不要としながら産業を育成していきたいとの思いを込めていることを説明し、「今までなかったもの、新しいものを創造していこう」との方向性を示した。

 このほかに安楽CEOは、2018年2月にオープンさせたITパレットは累計2500人以上が来場しており、小学生向けに行なっているロボット教室も、約230人の子供たちが簡単なプログラミングについて学んでいると紹介。このような場でIT技術に触れた子供の中から技術者として頭角を現わす人材が生まれ、静岡の地から世界に技術発信していってほしいとの期待を述べた。


 静岡県の難波副知事は、静岡県は「もの作り県」として有名だが、今後は新産業の育成も重要になっていると語り、そのためにIT、IoT、AIがキーになるとして、ユピテル静岡研究所はその狙いにまさに合致した施設だとコメント。シズコンバレーの構想を新産業育成に向けた発信源にしたいと語り、具体的に中心となる技術は5G(第5世代移動通信システム)やAI、準天頂衛星システムになるとの考えを示した。

 また、5GやAIなどを進めていく基礎になるIT技術はそれ自身が産業であることに加え、周辺を取り巻くさまざまな産業を活性化していく点でも重要だとした。そんなIT技術を進めていくためには、さまざまな人材から「ここに来たら面白いことがある」と思ってもらうことが先決で、ユピテルが手がけているような取り組みに静岡県としても着手し、若い世代の教育といった人材育成に向け、実際に予算も確保しているとアピールした。


 静岡市の池田経済局長は、静岡市では「海洋・エネルギー産業」「清水港・ロジスティクス産業」「食品・ヘルスケア産業」「観光・ブランド産業」「文化・クリエイティブ産業」の5つを戦略産業に位置付けているが、新産業、次世代産業を生み出すのは難しく、このためには地域の力を結集することが大事になると語った。

 その地域の力にあたるのは、地域で活動する企業や大学などで、静岡市としても産学連携に向けた「産学交流センター」などを運営しているほか、静岡県が運営している産業支援機関とも連携して、新産業の創出に向けたプラットフォーム作りに取り組んでいきたいとコメント。ユピテルのITパレットで進めているロボット教室について「小さいときから親しむことは非常に大切なこと」と評価して、将来的な産業創出に向けた人材育成につながり、この静岡一帯にさまざまな人が集まってくることが大きな意味を持つとした。

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cat_oa-carwatch_issue_0f91fced011e oa-carwatch_0_4d060e7d6a4b_【東京モーターサイクルショー 2019】日本特殊陶業、D形状の電極で加速時に約4.4mの差を実現。2輪車専用スパークプラグ「NGK MotoDX」 4d060e7d6a4b

【東京モーターサイクルショー 2019】日本特殊陶業、D形状の電極で加速時に約4.4mの差を実現。2輪車専用スパークプラグ「NGK MotoDX」

2019年3月22日 16:23 Car Watch

2019年3月22日 発表


 日本特殊陶業は3月22日、2輪車専用のスパークプラグの新製品「NGK MotoDX」を発表した。価格は2200円~2300円。4月中旬から順次発売する。

 MotoDXは外側電極の断面をDのような形状とする「D-Shape」を採用することにより、同社がこれまで2輪車・4輪車兼用の高性能スパークプラグとして提供してきた「イリジウムIXプラグ」と比較しても、始動性、加速性、燃費のいずれも向上。従来品のおよそ2倍のロングライフも実現した。


加速で4.4mの差。燃費も2.3%アップ


 新たな2輪車用スパークプラグであるMotoDXは、3月24日まで開催されている「第46回 東京モーターサイクルショー 2019」の同社ブースで発表された。従来のスパークプラグとの最も大きな違いは外側電極の形状で、これまでは長方形で混合気の流れを阻害する場合もあったところ、MotoDXでは断面を角の取れた「D-Shape」とすることで、混合気を効率よく火花ギャップに導くとしている。





 中心電極は、4輪向けの「イリジウムRXプラグ」にも採用されているルテニウム配合素材とし、長寿命化を達成。イリジウムIXプラグでは3000~5000kmが交換の目安としているが、MotoDXではその2倍近い8000~1万kmを推奨する交換目安とする。また、中心電極と絶縁体の隙間「サーモクリアランス」を拡大したことで、耐汚損性を向上させ、高い着火性能を維持するとしている。

 2輪車に最適化された数々の工夫により、30km/h~80km/hの加速において(250cc、2気筒)スタンダードプラグと比較して0.2秒、距離にして約4.4mの差が生まれるという。また、アイドル時の燃費も約2.3%アップするとした。発売当初のラインアップはサイズの違いにより8モデル用意され、日本国内専売となる。海外展開についても要望を見ながら今後検討していくとしている。









フィーリングに1番寄与するスパークプラグに、宮城光氏も「楽しみにしている」


 東京モーターサイクルショーでの発表イベントでは、同社取締役常務執行役員の松井徹氏と、同社自動車営業本部 市販技術サービス部 部長の鈴木徹志氏、そしてスペシャルゲストとしてモータージャーナリストの宮城光氏が登壇し、トークショーを行なった。


 松井氏はそのなかで「20~30代の若いスタッフが集まってこのプロジェクトを立ち上げた」と明かし、「国内の2輪市場は保有台数としては減っているが、(車両の)質はよくなっているのではないか。減っているのは50ccなど小排気量で、125cc以上は増えている。テクニックのある、違いが分かるライダーが楽しんでいると理解している」と述べ、若者からベテランまで、高性能を求めるライダーにマッチする製品であることをアピールした。


 鈴木氏は「特徴はすべて電極部に集約される。電極をラウンド形状にすることで混合気の邪魔をせず、流れを乱さない。断面積自体も小さくしていて、着火性能を上げているのに加え、燃え広がり自体も阻害しにくい」とし、D-Shapeが燃焼効率の向上に大きく寄与していると語った。


 ライダーとしての立場からコメントした宮城氏は、「すごい流速で入ってくる混合気、わずかなガスの動きを妨げることのないようにD-Shapeにして気流をうまく活かし、結果的に火炎伝搬をスムーズに行なう、という願いがこもったデザインだと思う。特に2輪車はエンジンが高回転。だからこそこういうところがすごく重要になってくるんじゃないか」と話した。


 また、「エンジンの3大要素は、いいガソリンがあって、いいコンプレッションがあり、いい火花を飛ばすこと。自動車と違って、僕らはオートバイのエンジンのフィーリングを楽しんでいる。(スパークプラグは)そこに1番寄与しているんじゃないかと思い、(MotoDX装着車に乗ることを)楽しみにしている」と付け加えた。


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cat_oa-carwatch_issue_0f91fced011e oa-carwatch_0_e9d91d778a3f_スバル、「オートモビル カウンシル 2019」に「アルシオーネ VX(AX9)」「レガシィ ツーリングワゴン(BF5)」出展 e9d91d778a3f

スバル、「オートモビル カウンシル 2019」に「アルシオーネ VX(AX9)」「レガシィ ツーリングワゴン(BF5)」出展

2019年3月22日 13:39 Car Watch

2019年3月22日 発表


 スバルは3月22日、幕張メッセ(千葉県千葉市)で4月5日~7日に開催される「オートモビル カウンシル 2019」で行なわれる国内メーカー共同企画に出展すると発表した。

 今回スバルは、トヨタ自動車が2018年のオートモビル カウンシルで掲げた「メーカーやブランドの垣根を越え、クルマを愛するすべての皆さまとともに、ヘリテージを尊び、人とクルマの未来を見据え、日本の自動車文化を育んでいきたい」という想いに賛同し、「百花繚乱 80’s」というテーマのもと、1980年代を代表する2台のスバル車「アルシオーネ VX(AX9型)」「レガシィ ツーリングワゴン 2.0ターボGT(BF5型)」を展示する。

 展示されるアルシオーネ VX(展示車は1989年式)は1985年に発売され、当時量産車として世界トップレベルの空力性能を誇った4WDツアラー。レガシィ ツーリングワゴン 2.0ターボGT(展示車は1990年式)は1989年に発売され、セダンの運動性能とワゴンの実用性を兼ね備え、ワゴンブームのきっかけとなったモデルとなる。

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cat_oa-carwatch_issue_0f91fced011e oa-carwatch_0_4984a527c287_メルセデス・ベンツ、BSG+48V電気システム採用で184PS/280Nmの「E 200 アバンギャルド」注文受付開始 4984a527c287

メルセデス・ベンツ、BSG+48V電気システム採用で184PS/280Nmの「E 200 アバンギャルド」注文受付開始

2019年3月22日 12:55 Car Watch

2019年3月22日 注文受け付け開始

721万円~893万円


 メルセデス・ベンツ日本は3月22日、新しいパワートレーンを搭載した「Eクラス(セダン/ステーションワゴン)」の「E 200 アバンギャルド」「E 300 アバンギャルド スポーツ」の注文受け付けを開始した。価格は721万円~893万円。納車は6月以降を予定している。

 E 200 アバンギャルドは、効率化と高性能化のための新技術「BSG(ベルトドリブン・スターター・ジェネレーター)」「48V電気システム」を採用した新型直列4気筒 1.5リッターターボエンジンを搭載。E 300 アバンギャルド スポーツは258PS/370Nmを発生する直列4気筒 2.0リッターエンジンを搭載する。

セダン


ステーションワゴン


 E 200 アバンギャルドに搭載される新しいパワートレーンは、単体で最高出力135kW(184PS)、最大トルク280Nmを発生する直列4気筒 1.5リッターターボ「M264」型エンジンにBSGと48V電気システムなどの新技術を採用して、効率性、快適性、高性能化を同時に実現。

 ベルトを介してクランクシャフトと接続されるスターターとジェネレーターを兼ねるモーターであるBSGと48V電気システムは、回生ブレーキなどにより発電した電気を約1kWhのリチウムイオン電池に蓄電し、必要に応じてクランクシャフトに対して最大トルク160Nmの動力補助を行ない、燃費低減効果だけでなく振動の少ないエンジン始動、滑らかで力強い加速、素早いギアシフトなど、パワートレーンの総合性能を引き上げることが可能。また、ウォーターポンプが電動化され、冷却能力を必要に応じて最適に調整することができるようになったことで、さらなる効率化が図られている。

 加えて、ターボチャージャーにはツインスクロールシステムを採用したほか、可変バルブタイミングを実現する「CAMTRONIC(カムトロニック)」も搭載して、状況に応じた最適な吸気を実現。熱膨張を考慮して、シリンダーウォールが底部に向けてやや広がる形に加工することで、ピストンが熱膨張した際の摩擦を低減する新技術「CONICSHAPE(コニックシェイプ)加工」をエンジン内部の摩擦低減対策として採用した。


 E 300 アバンギャルド スポーツは、排気量が2.0リッターのM264型エンジンを搭載。ツインスクロールターボチャージャーとCAMTRONICを採用し、従来のE 250と比較して、最高出力は35kW(47PS)向上した190kW(258PS)、最大トルクは20Nm向上した370Nmを発生し、低回転から高回転まで伸びやかな加速を可能とした。

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cat_oa-carwatch_issue_0f91fced011e oa-carwatch_0_80161c34be83_ポルシェ、SUV「カイエン」の新ボディバリエーション「カイエンクーペ」 80161c34be83

ポルシェ、SUV「カイエン」の新ボディバリエーション「カイエンクーペ」

2019年3月22日 12:16 Car Watch

2019年3月20日(現地時間)発表


 独ポルシェは3月20日(現地時間)、SUV「カイエン」のスポーティなボディバリエーションとして「カイエンクーペ」をラインアップに追加することを発表した。

 今回発表されたカイエンクーペは、まずは最高出力250kW(340PS)/最大トルク450Nmの6気筒3.0リッターターボエンジン搭載車、最高出力404kW(550PS)/最大トルク770NmのV型8気筒 4.0リッターツインターボエンジン搭載車の2モデルをラインアップ。

 前者は標準装備されるスポーツクロノパッケージによって、0-100km/h加速6秒、最高速243km/hを達成。オプションのライトウェイトスポーツパッケージを装備すると0-100km/h加速が5.9秒に短縮するという。また、トップエンドモデルの後者は0-100km/h加速3.9秒、最高速286km/hというスペックを誇る。


 エクステリアではカイエンよりも低いフロントウィンドウとAピラー、約20mm下がったルーフエッジを採用するとともに、再設計されたリアドアとフェンダーによってリアトレッドを18mmワイド化。全体的に力強い印象を高めた。

 また、ボディ後方では最新のカイエンターボで採用するアダプティブルーフスポイラーの進化版として、固定式ルーフスポイラーと新しいアダプティブリアスポイラーを組み合わせた。クーペモデルのシルエットとシームレスに一体化するこのスポイラーは、90km/hを超えると135mmまで展開してリアアクスルへの接地圧を高める効果を持つという。そのほか2.16m

2

の固定式パノラマガラスルーフが標準装備されるとともに、「911 GT3 RS」と同じく中央に窪みを持つ形状の「カーボンルーフ」をオプション設定している。




 インテリアではカイエンよりも30mm低く設定されたリアシートを採用し、後席乗員の頭上に十分なスペースを確保。ラゲッジスペースの容量は625Lで、リアシートを折りたたむと1540L(カイエン ターボ クーペは600L~1510L)まで拡張することができる。


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【GTC 2019】NVIDIA、ジェンスン・フアンCEO、質疑応答レポート

2019年3月22日 11:29 Car Watch

2019年3月19日(現地時間) 実施


 半導体メーカーのNVIDIAは、3月18日~3月21日(現地時間)に米国カリフォルニア州サンノゼ市にあるサンノゼ・マーキュリー・コンベンションセンターにおいてプライベートイベント「GTC」を開催している。

 会期2日目となった3月19日にはNVIDIA CEO ジェンスン・フアン氏による質疑応答が行なわれ、GTCで発表された各種の内容について報道陣からの質問にフアン氏が答えた。

リアルタイムレイトレーシングがグラフィックスの未来だ


──フアンCEOから冒頭にあいさつを

フアン氏:今回のGTCに会わせて、レイトレーシングをソフトウェアでサポートできるような発表を行なった(僚誌PC Watchの記事GeForce GTX 1060 6GB以上でもリアルタイムレイトレが可能にを参照)。

 より多くのユーザーにリアルタイムレイトレーシングが使えるようになるのはよいことだ。RTXの位置づけは、リアルタイムレイトレーシングを高速化するというものになる。DXRやUnreal Engine 4、そしてこのカンファレンスではUnityでRTXが利用できるようになったことを発表した。強調したいのは、次世代のゲーミングはレイトレーシングにあるということだ。

 データセンターに関しては、GPUの利用がさらに進んでいることを説明した。実際、TOP500の半分はNVIDIAのTesla V100になっている。今後もHPCの市場はスーパーコンピュータやエンタープライズにも巻き込んで成長していくだろう。データサイエンスは今後科学の発展にとって大きな要素になっていくだろう。

 我々はこのカンファレンスの前にMellanoxを買収することに決めた。現在のHPCには、スーパーコンピュータとハイパースケールという2つのタイプがある前者は大きなシミュレーションなどを1つのジョブとしてやる。後者は小さなジョブを多くのユーザーが同時に行なう。後者のデータセンターではDockerなどのコンテナーがサービスとして実行され、Kubernetesやオーケストラエンジンが他のサーバーと通信を行なって協調して実行する。そのようにデータセンターの内部で多くの通信が、機械間で行なわれている。我々はこれを東西の通信と呼んでいる。Mellanoxの技術はそうした東西の通信に役立つ。

 いずれにせよ、現在のボトルネックはネットワークだ。このネットワークがCPUに負荷をかけているが、Mellanoxの技術を活用することでCPUを負荷をオフロードすることができる。

──NVIDIAはGeForce NOWでストリーミングゲームに取り組んでいる。ストリーミングゲームは成功するか?

フアン氏:クラウドであればハイブリッドクラウドが優れていると考えている。誰もがすべてをクラウドでは編集している訳ではなく、ローカルでも編集している。ゲームも同じではないだろうか?我々はゲームでもハイブリッドなアプローチが正解だと考えている。120fpsで6msのレイテンシでプレイしたければローカルでとなる。eSportsなどはローカルが向いている。それに対して、それが問題にならないゲームもありそれらはストリーミングゲームに向いている。

 強調しておきたいのは、我々はゲームパブリッシャーとゲーマーの関係を壊すつもりはない。そのビジネスモデルには手をつけない。あくまで我々が目指しているのは、GeForceを持っていないPC、例えばmacや古いPCなどのユーザーがクラウドでGeForceを使う、それがコンセプトだ。

──GeForce NOWはいつから使えるようになるのか?

フアン氏:現在はベータとしてフリーで提供している。待機リストは100万ユーザーにもなっており、今後サービスの品質を確保したままコストを下げていくことが課題になるだろう。

 そうしたこともあり通信キャリア向けのバージョンとなるGeForce NOW Allianceを今回のGTCで発表した。日本、韓国などの通信キャリアとの契約を発表し、今後広げていく計画だ。第3四半期~第4四半期頃に立ち上げていくことになるだろう。

──昨年投入したRTXは足踏みしているように見えるが?

フアン氏:CUDAは我々のラインアップの上から下、Jetson Nanoのような小さなモジュールから巨大なデータセンターまで同じコードが使えるようになっている。他の半導体メーカーとは違って、我々のビジネスはチップを売るだけでは意味が無く、ソフトウェアとセットである必要がある。我々のビジネスは単にチップを売ることでは無く、コンピューティングプラットフォームを売ることだ。

 RTXはすでに成長している。最初の8週間で、Pascal世代よりも50%多く販売された。だが、それでも足踏みしていると言われてしまうのは何かと言えば、RTXは最初はハイエンドからスタートしたため、普及価格帯にまで降りてきていなかったからだ。今回ソフトウェアでの対応を発表したことで、上から下までRTXを利用できる環境が整った。

──業界では3Dスタッキングなどの採用がトレンドになっているが、NVIDIAの取り組みは?

フアン氏:我々はすでに3Dスタッキングの技術をTesla V100に採用している。V100では3Dスタックのシリコンを採用しているし、HBMメモリをスタックしている。3Dスタッキングの技術は3~5年前の技術で、我々はすでに採用している技術だ。我々も今後の製品でもMellanoxをダイに統合する時などに使うことになるだろう。それによりデータセンターをさらに小さくしていくことが可能になる。

──NVIDIAの競合他社、例えばAMDは7nmのプロセスルールを導入している。なぜNVIDIAは今回7nmの製品を投入しないのか?

フアン氏:7nmのプロセスルールはすでにファウンダリーから半導体メーカーに対して売っている。彼らが望む金額を払えばいつでも買うことができる。ではその7nmのウェハーを買うメリットはなんだろうか? 言うまでもなく性能と低消費電力だ。だが、我々はすでに12nm FinFETのプロセスルールで競合よりも高性能で低消費電力なGPUを製造することができている。我々のエンジニアが優れたアーキテクチャの製品を設計しているからだ。我々はそうした優れたエンジニアがより効率よい製品を生み出すことにフォーカスしており、追加のコストが必要なのにメリットがないことに支払いたい訳ではないのだ。Amazonでも高いモノを買ったら、その分特別な何かがあるものだろう?

──米国と中国の経済戦争は中国の規制当局によるMellanox買収の承認に影響を与えないのか?

フアン氏:承認については心配していない。我々の買収は、カスタマーのイノベーションを加速し、テクノロジーの進化を加速するモノであり、顧客のコストを下げることにつながるものだ。我々は楽観的に考えている。

──Mellanoxを購入するのに69億ドルという金額を支払うがそれに見合うものなのか?

フアン氏:Mellanoxは10年間我々のパートナーで、非常に優れたパートナーだった。すでに説明したようにデータセンターにはハイスピードネットワーキングが必要であり、そこに疑問はなく、彼らにはそれだけの価値がある。それはコストではなく、バリューだ。

──Mellanoxの買収で決め手になった要素は?

フアン氏:2つの理由がある。1つは自分では解決できなかったからであり、もう1つはほかの人には真似ができない価値があるからだ。我々もいいエンジニアを抱えているが、Mellanoxも彼らの強みではいいエンジニアを抱えている。

NVIDIAの自動運転はWaymoを上回ることができる



──今回のGTCではCUDA-Xについて説明がされた。汎用プロセッサであるGPUで、より多くの機能を実現していこうという意欲的な取り組みだと考えるが、当初はグラフィックス専用だったGPUを、AIにも対応できるように改良を加えてきたのが、NVIDIAのここ最近のGPUの進化の歴史だ。今度新しい領域のアプリケーションに対応するようにするためには、そうした改良を加えていくことになると思うが、簡単ではないと思う。その戦略について教えてほしい。

フアン氏:いい質問だが、GPUは汎用のプロセッサではない。GPUでワープロソフトを動かそうとすれば、とても遅くなり使えたものではないだろう。GPUはピークのスループットにフォーカスしている。その意味でドメインスペシフィックなプロセッサだ。我々はその課題に対して注意深く取り組もうとしている。そこを間違えれば、科学者にとって無駄な時間を過ごすことになるからだ。まさにそこのバランスをきちんととっていくことが私たちの仕事だ。そこに向けてきちんと戦略を立てて開発を行なっている。

──データセンターの拡張における限界とはなんだろうか?

フアン氏:素晴らしい質問だ。一番の問題はムーアの法則の終わりが来ることだ。これまではムーアの法則により、性能の向上と電力効率の改善を手にすることができた。しかし、それはソフトウェアとエンジニアでは解決できない。ムーアの法則が終われば、性能を上げるにはデータセンター全体の電力の枠を増やすしかないが、それは簡単ではない。そうなるとワークロードはスローダウンし、コンピュテーションは変わっていくことになるだろう。まさに我々が言っているアクセラレーテッドワークロードを増やしていくしかない。今の10倍の性能を実現するには、ソフトウェアのイノベーションが必要になる。

──NVIDIAはオープンソースの「RISC-V」に対しても貢献している。だが現在のTegraはArmベースだが、なぜRISC-Vへの貢献を行なっているのか?

フアン氏:Armは非常にいい仕事をしており、そのことに疑いはない。その一方で、RISC-Vは優れたアーキテクチャとコンパイラが提供されている。大きな違いはビジネスモデルの違いで、Armはライセンシングモデルであるのに対して、RISC-Vはオープンソースになっている。両者とも一長一短がある。そうした中でNVIDIAはDLAをオープンソースとして提供するなどの貢献を行なっている。なぜかと言えば、私が基本的に好きだからだ(笑)。

──先日米国のレポートでWaymo(ウェイモ、Googleの子会社になる自動運転のベンダ)はNVIDIAの自動運転よりも優れているという調査結果が発表されたが、NVIDIAはWaymoに勝つことができるのか? そしてNVIDIAの自動運転車はいつ登場するのか?


フアン氏:答えは明確にイエスだ!。我々はほかの企業とは違ったものを提供することを目指している。Waymoはロボットタクシーの開発にフォーカスしており、我々はロボットタクシーもターゲットではあるが、人間が運転する乗用車での自動運転両方をカバーする。我々のカーコンピュータはわずか21Wで、カメラだけで自動運転を実現することができる。それがトヨタが我々を選んでくれた理由だ。それだけでなく、乗客をモニタリングしてより快適にしたりもできるし、パーキングまで自動でできる。いつできるかだが、今年ではなくまだ数年かかるだろう。だが、来年になればさらに驚くようなものをお見せできると思う。

 自動運転車向けでもう1つ強調したいのは、シミュレーターの提供を開始したことだ。100%現実と同じクルマを、レイトレーシングやコンピューターグラフィックスを利用したリアルに近い環境の中で走らせることができる。例えば、多くの自動車メーカーが設計に使っているIPGのデータを作ってシミュレーター用の自動車を構築することができ、それは100%リアルなクルマと同じものだ。

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