中間選挙を11月6日に控え、政治的関心が高まるアメリカ。
セレブのみなさんも、テレビやSNSを通して、自分の政治的意思を発信しています。
みんな大好きテイラー・スウィフトは、中でも政治的関心が高いアーティストの1人。今までにテイラーが公の場で発した、彼女の政治的スタンスをまとめました。
2018年中間選挙では、民主党を指示を表明。
「11月6日に行われる中間選挙について、私はテネシー州で投票します。今まで、公に政治的意見を述べるのを渋っていたけれど、ここ2年の私生活で起きたこと、世界で起きたことを思うと、渋ってはいられないと思うようになりました。
私が投票するのは、この国の人々が求める、私が信じる人権を保護し、そのために戦ってくれる候補者です。私はLGBTQの権利をサポートします。性によっておこるいかなる差別も許容できません。肌の色による許しがたい人種差別も、未だ根強く残っていると思います。
肌の色、性別、愛する相手に関わらず、すべてのアメリカ国民の尊厳のために戦う意思のない候補者には投票できません。
テネシー州で上院議員に立候補しているのは女性のマーシャ・ブラックバーン氏。今まで女性議員に投票したことは多く、これからもそうしたい意思はあるものの、ブラックバーン氏を支持することはできません。米議会での彼女の投票記録には、鳥肌がたちます。
女性の賃金平等に反対票、スターカーやレイプ、家庭内暴力から女性を守るための『Violence Against Women Act』の再認証に反対票。企業は同性カップルを拒否する権利がある、同性カップルに結婚する権利はないというブラックバーン氏。
彼女の考えは、私の考えるテネシーの価値観とは異なります。私は、上院はフィル・ブリーディサン氏、下院はジム・クーパー氏に投票します。
みんな、自分の選挙区の候補者をきちんと知ろう! そして、自分の信じる価値観を最もサポートしてくれる候補者に投票しよう!
もちろん、価値観が100%同じ候補者を見つけるのは難しいと思いますが、でも投票はしないといけません。思いやりがあって、賢くて、冷静で、過去2年のうちに18歳になった人、今回の中間選挙で投票できます。意味ある1票を投じることができます。
まずは、選挙登録をすませましょう。テネシー州の登録締め切りは10月9日。ハッピー・選挙」
インタビューでオバマ大統領に投票したことを明かした。
「今まで、こんなに政治的決断に満足したことはありません。これが、私の初めての選挙で本当に嬉しい」
フェミニズムについて発言するようになった理由を問われて。
「今まで、フェミニズムの意味がようわかっていなかったんだと思います。私が育ってきたなかで、フェミニズムは生活に関わる問題じゃなかった。
『フェミニズムはよくわかんない』と言えていたのは、私が子どもだったから。
子どもから女性になって初めて、あらゆるところにある性別による差別、偏見がわかってきました。男性が炎上覚悟で意見を発すれば勇気がある、女性が同じことをすれば愚痴だ、やりすぎだと言われます。
女性批判は、生まれた時から刷り込まれているようなもの。だから、私にとってフェミニズムは最も重要な活動です、これからの公平な社会に必要なものです」
バーバラ・ウォルターズに、性差別、偏見について語った。
「男性が自身の体験をシェアすれば、勇気がある。同じことを女性がすれば、やりすぎだ、感情的すぎる、頭おかしいとまでいう。そんなジョークは古いうえに、ただの性差別です」
LGBTQコミュニティに向けてツアーでスピーチ。
プライド・マンスである6月に行われたコンサートで、LGBTQコミュニティにサポートメッセージを発信。
「自分の心に正直になる、誰を愛するか正直になる、それはとても勇気のある行動です。それが多様性ということ」
ヘイリー・キヨコを擁護、同性愛差別に語った。
「アートを通じて自身の恋愛について語る勇気あるアーティストは賞賛すべき。私は同性愛差別に直面したことはないけど、ヘイリー・キヨコはある。ゲイvs.ストレートの恋愛に偏見を持つ人を批判するのも彼女の権利」
#MeToo運動についての発言。
「勇気ある女性、男性の行動によって、いかなるセクハラ・パワハラも許されるものではないと、世間に知らせることができたと思う。
たとえ裁判を起こす経済力があっても、たとえ裁判に勝利しても、この種のことで、裁判を起こすのはとても孤独で疲れることだと思う。
職場でのセクハラ問題に対してかつないほど関心が高まっている今ですら、まだ声をあげることができない被害者は存在している」
March For Our Lives(銃規制デモ)をサポート。
「銃の脅威の中学校に行くなんておかしい。クラブも、コンサートも、映画館も、どんば場所も同じこと。March For Our Livesに参加する学生を支援するため、事件で心に傷を負ったひとたちのために募金をしました。パークランド高校の生徒、職員、被害者の友人や家族など、同じ悲劇が2度と繰り返されないよう声をあげた人たちに、とても感銘をうけました。」
性差別的ポストにいいね!した自身のダンサーを解雇。
解雇されたダンサーはInstagramにこう書いている。
「私のソーシャルメディアのポストに心ない内容があったことについて、お詫びいたします。ポストは私の意見の表れではないけれど、趣味の悪い内容だったと思います。
ポストを後悔しています、応援してくれるファンを裏切ったと思うとツライです。これからは、もっと思考や行動について深く考えるようにします。
考えの足りなかった行動を恥じるとともに、これからより良い人間になれるよう、今回のことがいい勉強になることを願います」
自身のセクハラ訴訟に関して。
「他の人だった可能性があるかを聞かれたテイラー『私のお尻をガッツリ掴んでました。確実に彼です』」
「『私に問題があったような流れには持って行かせません。だって、私に問題はなかったんですから』」
「セクハラの現場を直接見たかと問われたテイラー『(見れるわけない)おしりって体の後ろについてるんですけど』」
この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:soko / 編集:BuzzFeed Japan