先日、アイドルグループ「9nine」が「重大なお知らせ」を緊急生配信すると発表。一部のファンを「まさか解散では...」と不安にさせた。
結論から言えば、生放送で発表されたのは約1年ぶりとなる配信シングルの決定で、ファンを安堵させた。
今回は該当しなかったが、アイドルグループの解散は突然やってくる。
ファンを前にしたイベントやライブ中の発表だけでなく、公式サイト、ブログやSNSとネットを通しての発表も多い。
ファンのトラウマになっている「大切なお知らせ」
Twitterの場合、ツイートにはあえて「解散」との言葉を入れず、当たり障りのない「お知らせ」文言だけを入れ、リンク先の公式サイトで解散を知らせるケースもよく見られる。
このため、良いニュースではと思ってリンク先に飛び、解散やメンバーの卒業を知りショックを受けるファンも出てくる。
一部のアイドルファンの間では「大切なお知らせ」とついた発表の場合はグループの解散など悪いニュース。逆に「重要なお知らせ」とある場合は、ファンにとっては良いニュースとの法則があるのではと噂されている。
実際、「重要なお知らせ」だった9nineのケースではグッドニュースだったが、果たして、本当に法則通りなのだろうか。
ここ数年の間に解散したアイドルグループ50組の発表の言葉を調べてみた。
解散の際のお知らせでもっとも使われていた言葉は、予想通り「大切なお知らせ」。
「アイドルネッサンス」や「PASSPO☆」など、調査した50組中16組がこの言葉と共に解散を発表している。
男性アイドルでも、ファンクラブ会員に「関ジャニ∞」渋谷すばるの脱退を知らせるメールでは「大切なお知らせ」とされていた。
「大切なお知らせ」の次に使われていたのがシンプルな「お知らせ」。昨年活動を休止した「閃光ロードショー」など8組が使用していた。
続くのがグループ名を使った「◯◯に関するお知らせ」で、昨年解散した「℃-ute」や2015年に活動休止した「Berryz工房」など、ハロー!プロジェクトのアイドルは解散やメンバーの卒業の際、この言葉を使っている。
一方、良いニュースの場合に使われているとされた「重要なお知らせ」の場合でも2017年3月に解散した「Especia」など4組のグループで使われていた。
割合としては少ないが、油断は大敵のようだ。
ちなみにアイドルだけでなく、バンドでも「大切なお知らせ」と解散を発表するケースは多い。