中国の都市への警告か、放置されたシェア自転車の山々

2018年4月19日 05:45 Getty Images

修理場に積み重ねられた、壊れたofoのシェア自転車。北京、2017年3月29日。
Getty Images

ここ数年、中国ではシェア自転車のスタートアップがいくつも生まれた。スタートアップは「自転車版ウーバー」と呼ばれ、ユーザーはGPSを搭載した自転車のロックをスマートフォンで解錠し、乗り終わったら好きな場所に乗り捨てることができる。

だがスタートアップの数は多すぎ、需要は不足した。英ガーディアンは、2017年11月に第3位の規模のBluegogoが破綻した直後に、中国の都市でシェア自転車が山積みに放置されている様子を伝えた。無数の自転車の山の中には、大手のモバイク、ofo、そして破綻したBleugogoの自転車もあった。

その様子はまるで自転車の墓場。シェア自転車に多額の投資をしようとする中国の都市への警告のようだ。

ここ数年、中国の都市ではシェア自転車が急拡大した。

都市近郊に集められた各社のシェア自転車。浙江省杭州市、2017年9月7日。
Reuters


料金は30分あたり数円、他の国々の同様のサービスに比べると非常に安価。例えば、ニューヨークでは30分あたり3ドル(約320円)。

空き地に集められた自転車のロープをほどく作業員。福建省廈門市、2017年12月13日。
Reuters


いつでも利用できるよう、各社は都市に何千台もの自転車を配置した。

シェア自転車の山の前をシェア自転車に乗って通り過ぎる男性。福建省廈門市、2017年12月13日。
Reuters


だが、主に需要不足により、複数のスタートアップが破綻した。

放置された各社のシェア自転車。上海、2017年11月21日。
Reuters

Bluegogoは破綻後に声明を発表、同社CEOは拡大を急ぎすぎたことを謝罪し、「傲慢だった」と認めた。


放置された自転車が山積みに。中国のシェア自転車ブームと破綻の犠牲者たち。

空き地に山積みにされたシェア自転車。湖北省武漢市、2018年4月7日。
Reuters


業界の失速は、中国のシェア自転車の未来に疑問を投げかけた。

ラッシュアワーにシェア自転車で通勤する人々。北京、2017年3月27日。
Getty Images


最近まで、自転車は中国の一般的な移動手段だった。

文化大革命の頃の広東省、建物の壁一面に壁新聞が貼られている。1966年頃。
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1990年代中頃には、中国の自転車保有者は5億2300万人に達した。特に北京では人気が高く、保有率は100人あたり72台となった。

交通渋滞がひどい上海では、自転車は効率的な移動手段だった。1993年10月。
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出典:CityLab


だが21世紀を迎えると車がステータスシンボルとなり、反自転車政策が始まった。広州市では自転車レーンが車用に変更され、大連市は「自転車ゼロ都市」を宣言した。

空き地に山積みにされたofoのシェア自転車。福建省廈門市、2017年12月13日。
Reuters


自転車は急激に減った。個人使用の車が増え、二酸化炭素の排出量も増えた。

放置された各社のシェア自転車。2017年11月21日。
Reuters


自転車人気を取り戻そうと、ここ数年で約30社のシェア自転車スタートアップが生まれた。成功の程度には差がある。

ラッシュアワーに新しいシェア自転車をトラックから降ろすofoの作業員。北京、2017年3月28日。
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シェア自転車はどこでも乗り捨てできるため、ユーザーは時に住宅地、公園、店舗など便利な場所に乗り捨てる。ショッピングモールの前には乗り捨てられた自転車が約3メートルの山になっている。

ショッピングモールの前の自転車の山。
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2017年3月、中国政府はシェア自転車200台に1人のメンテナンス要員を雇うよう義務づけた。つまり、業界全体で1万5000人を新たに雇わなければならない。収益の圧迫につながる。

各社のシェア自転車。上海、2017年11月21日。
Reuters


自転車の山は、急速に成長し、衰退した業界の思い出……。

修理のために路上に並べられた自転車を動かすofoの作業員。北京。2017年3月29日。
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[原文:These photos of dockless bike graveyards should serve as omens for Chinese cities]

(翻訳:山口玲子、編集:増田隆幸)

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商社若手も転職市場へ。なぜ高給捨ててまで… 今週読むべき5つのニュース

【緊急レポート】ソフトバンク大規模障害は他キャリアでも起こりうる ── その原因にユーザーが学ぶべきこと

つながりにくくなるのは、設備側だけの問題ではない。
撮影:今村拓馬

12月6日午後に発生したソフトバンクの通信障害について、日付が変わろうとする23時過ぎ、その詳細が分かってきた。

発生時刻は6日午後1時39分ごろから午後6時4分まで。

ソフトバンクの説明では、全国のユーザーをカバーする東京センターおよび大阪センターに設置してあるエリクソン製パケット交換機全台数でソフトウェアの異常が発生したという。

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中国では結婚しても男女ともに姓が変わらないが、孟晩舟氏は両親の離婚で母方の姓を名乗っているため、任正非氏との親子関係は長らく知られていなかった。
REUTERS/Alexander Bibik

米中首脳会談で貿易戦争が“一時休戦”したかと思われた矢先、ファーウェイの孟晩舟(Meng Wanzhou)CFOがカナダで逮捕された。

ファーウェイ創業者・任正非(Ren Zhengfei)氏の長女でもある孟氏は、地味ながらも能力・人柄ともに高い評価を受けており、突然の逮捕に中国では怒りが渦巻いている。

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突然スマホがインターネットにつながらなくなったら……そんな時のために備えるべきことがある。(写真はイメージです)
撮影:小林優多郎

突如、スマートフォンがインターネットにつながらなくなったら。

NTTドコモ、au、そしてソフトバンクはそれらの不測の事態に備えてさまざまな施策を行っているわけだが、「完璧に安全」なシステムなどこの世には存在しない。しかし、ユーザー側があらかじめ備えておくことで、問題を回避したり、最小限にとどめられることもある。今すぐできる「オフラインサバイバル」の方法を伝授しよう。

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PayPayに対応する家電量販店では、20%還元を強くプッシュしている。
撮影:小林優多郎

「100億円あげちゃうキャンペーン」でここ1週間の話題を総ざらいしているヤフー&ソフトバンク連合の決済サービス「PayPay(ペイペイ)」。

同キャンペーン は100億円の原資が尽きた時点で終了と事前にアナウンスされていたが、12月13日にTwitter上に「PayPayの支払い20%還元キャンペーン、2018.12.13 23:59で終了」という情報が投稿された。

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就活生の人気企業ランキングでも、常に上位に位置する総合商社ですら、若手の流出に悩むのは例外ではない(写真はイメージです)。
撮影:今村拓馬

転職市場が活況となった2018年は、就活ではテッパンの人気企業とされてきた総合商社にも、異変が起きている。

グローバルにまたがる仕事、待遇やブランドの面からも、依然として入社希望者の多い商社だが、近年は、若手の転職希望者が増加。流出自体も増えていて、潜在転職希望者は相当数いるとみられる。高まる若手の転職熱の背景とは。

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※この記事は編集部で集計した週間PV数及び公開済みの記事の内容に基づき作成しています。

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ポルシェは素晴らしい! でもカップホルダーは?



なんてこった…。
Matthew DeBord/BI

・ポルシェのスポーツカーはスピードとハンドリングで有名。だが、カップホルダーについては知られていない。
・筆者は911に乗ったことがあり、カップホルダーについて知っていた。だから今回はボクスターに乗ってみた。
数年前、筆者はポルシェ911タルガ4Sを借りた。

ポルシェも参戦するIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権(WTSC)を観戦するためにニュージャージーからライム・ロック・パークまでドライブするのに最適な車で、週末を大いに楽しんだ。

911はドイツの自動車エンジニアリングの傑作。1963年に登場し、50年以上にわたって着実に進化してきた。素晴らしいスポーツカーが欲しいなら、この車以外、見る必要はない。

911と過ごすあらゆる時間で、このシンプルな真実を常に痛感させられた。

筆者は911を「人生をドライブする車」と呼んでいる ── もし生きるためにドライブし続けなければならないなら、迷うことなく911を選ぶ。

だが、50年にわたるポルシェのノウハウが真に現れているパーツがある。911のカップホルダーだ。

記事を読む前に、最近、筆者は911の兄弟車、ボクスターGTSを楽しんだことを伝えておこう。そこで再び、ポルシェがスポーツカーに装備したカップホルダーを目撃した。

おそらく、筆者の言いたいことは分かっていただけるだろう。

カップホルダーを誰が気にするだろう? なんたってポルシェだ。

とはいえ、気になる人がいるかもしれない。理由を見てみよう。

シートとシートの間のような、普通の場所にカップホルダーをつけて欲しい?

Matthew DeBord/BI


911ではもっといい場所、グローブボックス上部の細長いすき間に収納されている。

Matthew DeBord/BI


ホルダーはスイングするように出てきて、缶やボトル、カップなどあらゆるサイズの飲み物を固定するよう調整可能。

Matthew DeBord/BI


矢印の方向に動かして、ホルダーの大きさを調整する。

Matthew DeBord/BI


そう、真面目な話、この「現代的」なカップホルダーを気にするなら、あなたはポルシェ911の優良顧客ではないかもしれない。ポルシェのすべてが軽量化のためにデザインされている。そしてこの車でしか得られないもの集中していることに気付く。ドライビングだ! 私は本当にこの車を愛している。

Matthew DeBord/BI


ボクスターGTSはどうだろう?

Porsche


カップホルダーは同じ収納タイプ!

Matthew DeBord/BI


今回はさらに不安定なドリンクで試してみた。

Matthew DeBord/BI


正直なところ、誰もが「カップホルダーを使いながら」、0-60mphのテストをして欲しいと思っただろう。とはいえ、ボクスターは911と同様、素晴らしい車。もしも「本物」のカップホルダーが欲しいなら、ポルシェにはSUVや4ドアもある。

Matthew DeBord/BI


[原文:Porsche makes incredible cars — but some of its cupholders are almost useless]

(翻訳:Makiko Sato、編集:増田隆幸)

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ビル・ゲイツ、2018年厳選の5冊

Gates Notes LLC

・熱心な読書家でもあるビル・ゲイツはこれまでにも「年間のベスト本」を紹介してきた。
・2018年のお薦め本には、瞑想をテーマにした2冊、回顧録、シリコンバレーの注意すべきストーリー、そして無人兵器について考察する本などがあがった。
・ゲイツは2018年のお薦め本は贈り物に最適で、多くの人の心に触れるものと述べた。
マラリアの根絶や世界のトイレ事情の改善に奔走する多忙な人物としては、ビル・ゲイツの読書スケジュールはかなり驚異的。

マイクロソフトの創業者で現在はビリオネアの慈善家として知られるゲイツは週に1冊、年間で約50冊を読破することで知られている。

2018年もゲイツはオススメの5冊を厳選した。すべてノンフィクションだ。

ゲイツは過去にも多くの本を推薦しているが、2018年のオススメ本は、特に贈り物に最適と記した。無人兵器から瞑想まで、幅広いテーマの中には多くの人の琴線に触れる1冊があるはず。

「もし友だちや家族に間違いのないプレゼントを探しているなら、ここから選べば間違いない」とゲイツはブログに記した。

ビル・ゲイツ、オススメの5冊を見てみよう。


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Business Insiderの読者なら『Bad Blood』をよく知っているはず。セラノス(Theranos)についてのストーリーだ。

セラノスは血液検査のスタートアップ、そのテクノロジーが実際に機能しているかのように思わせて、投資家、患者、ビジネスパートナーを騙した。

エリザベス・ホームズ(Elizabeth Holmes)はわずか19歳で同社を立ち上げ、巨額の投資と世界的な名声を得た。

だが、セラノスは検査結果を偽造しているとウォール・ストリート・ジャーナルが暴露すると、実験ラボや検査センターは閉鎖に追い込まれた。ホームズと彼女の元ビジネスパートナーは詐欺罪で起訴された。

著者のジョン・カレイルーは2018年5月、セラノスがいかにして多くの人を騙し通したかをBusiness Insiderに語った。

「エリザベスは自分の会社がソフトウエア会社でないという事実を見失ってしまったと思う」とカレイルーは語った。

ゲイツはこの本を「セレブの美徳についての注意すべき話」であり、シリコンバレーのための教訓と呼んだ。


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ポール・シャーの『Army of None』はタイムリーかつ重要な問いを考察した。

「我々はコンピューターに従うべきなのか?」

敵の人間を殲滅するよう無人兵器をプログラムできる今、多くの人は将来、予期せぬ殺人が起こり、市民が犠牲になるのではないかと懸念している。

『Army of None』は、AIと人間の判断を組み合わせることを提唱した。AIが人の命を奪うことのないように。

ゲイツはこの本は欠かすことのできない1冊と語った。

「無人兵器について学ぼうという私の最初の試みは失敗に終わった」とゲイツはブログに記した。

「私が読んだ本は無味乾燥で、とても時代遅れに感じられた。そして数カ月前に『Army of None』を手に取った。これこそ、私が待ち望んでいた本だった」


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ネットフリックスのドキュメンタリー『ワイルド・ワイルド・カントリー(Wild Wild Country)』のファンなら、モルモン教徒の家庭で育ったタラ・ウエストーバー氏の回顧録『Educated』を楽しめるだろう。

幼い頃、ウエストーバーは世界の終わりが近いと信じる、陰謀論者の父親の影響を受けて育った。

17歳になるまで学校に行ったことがなかったにもかかわらず、ウエストーバーはブリガムヤング大学に入学できるほどの学力を身につけた。そして彼女はゲイツ奨学金を受け(ゲイツはこの本を読んで初めてその事実を知った)、ケンブリッジ大学に進んだ。

彼女の物語はトラウマ、別離、そして究極的には自己発見。

本書はまた、アメリカの二極化にも触れている。民主党支持者の多い州と共和党支持者の多い州、田舎と都市、そして大学進学者と学歴のない人たち。

ウエストーバーとの対談でゲイツがこのテーマについて聞くと、彼女は次のように語った。

「私は、教育を他人を服従させるための棍棒のように使う人がいること、あるいは教育を受けたことで傲慢な態度をとる人がいることを心配している。私は教育を連帯と均等のための素晴らしいメカニズムと考えている」


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ゲイツは、歴史家ユヴァル・ノア・ハラリの最新刊のタイトルは正確ではないと語った。

「本書には確かな教訓が散りばめられているが、ハラリは多くの場合、簡単に処方箋を提示するようなことはしていない」

そのかわり、本書はテロリズムや格差問題といった世界規模の差し迫った問題に直面した時、マインドフルネスと瞑想を行うことを勧めている。

ゲイツはいくつかの異論を唱えてはいるが ── 例えば、ソーシャルメディアは政治的な二極化を促進しているなど ── 人生の大きな困難の中で、心配事を和らげるというアイデアには賛成している。

ゲイツはまた、彼自身が人生の中で学んだことも紹介した。

「実際よりも、物事は良くなっている ── あるいは悪くなっている ── と考えて、自分に嘘をつかないように注意しなければならない」


Amazon

さらにゲイツがマインドフルネスをテーマに最後に勧めた本は、瞑想が集中力を高める強力なツールであることを研究に基づく証拠で提示した。

著者のアンディ・プディコムは仏教僧でHeadspaceの共同創業者。人気の瞑想アプリで、ガイドライン付きのエクササイズ、アニメーション、記事、動画を提供している。

ゲイツは、プディコムを自分を「懐疑主義者から物事を信じる人間に変えた人物」と呼んだ。ゲイツはプディコムに自分の家族に1日半の瞑想エクササイズを行って欲しいと依頼したことさえある。

「マイクロソフトを立ち上げた頃、瞑想していれば、どれほど集中力を高めることができたのか分からない」とゲイツは記した。

「しかし、結婚し、3人の子どもと、より広範にわたる仕事と個人的な関心事を持っている今、私のフォーカスを向上させる素晴らしいツールになっている」

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出典: YouTube

[原文:Bill Gates reveals his 5 favorite books he read in the past year]

(翻訳:忍足亜輝、編集:増田隆幸)

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仕事に行く必要ある? ライブ配信で月45万円稼ぐ25歳の言い分

2018年12月15日 07:00 YouTube/Jovan

25歳のニューヨーカー、ジョバン、ヒルは、ライブ配信を仕事としている。
YouTube/Jovan

・ニューヨーク・タイムズは、日常生活をライブ配信することで生計を立てている25歳のニューヨーカー、ジョバン・ヒルを取り上げた。
・ヒルは自分自身を撮影し、その中でポップカルチャーについてまくしたて、食事をし、マリファナを吸い、友だちと話をしている。そして多くの人がそれに対してお金を払っている。
・彼は時々、フォロワーにお金の心配を訴える。フォロワーは彼のライブ配信チャンネルやVenmoを通して月4000ドル(約45万円)以上を寄付している。
ソーシャルメディアの何百、何千もの熱心なフォロワーが喜んで寄付してくれるなら、それを利用しない手はないのではないか?

そう語ったのは25歳のニューヨーカー、ジョバン・ヒル(Jovan Hill)。最近、ニューヨーク・タイムズに、日常生活をライブ配信して生計を立てる人物として取り上げられた。

ヒルは、ネット上の熱心なパトロンたちから月4000ドル(約45万円)を超える寄付を受けていると語った。そこからブルックリンのアパートの家賃を払い、マリファナやビデオゲームや服を買い、母親の世話もしている。

ニューヨーク・タイムズによるとヒルは時々、ツイッター、ライブ配信アプリのペリスコープ、YouTuber向けのクラウドファンディングのパトレオン(Patreon)などで「ファンの競争心をあおる」、お金を得るために。

ある動画では「今日は全然お金がない。もし税の控除がしたいのなら、Jovan charityに寄付してほしい」と呼びかけた。

だがフォロワーはしばしば頼まれなくても一方的に、Venmo(個人間で送金できるアプリ)で寄付を送る。彼の動画に感謝の意を示しながら。その動画の中でヒルはポップカルチャーについてまくしたて、メンタルヘルスについて語り、食事をし、マリファナを吸い、友だちと話をし、近所を歩き回っている。

「彼の台本のないライブ配信は、躁うつ病に悩む20代の若者が奮闘する姿を見せている。家族からの経済的支援や普通の仕事もない中、なんとか意味のある存在であろうとする姿を見ることができる」とニューヨーク・タイムズは伝えた。

出典: Instagram

「これを自分の仕事にした」とヒルは語った。彼がフォロワーからの経済的サポートに頼るようになったのは2018年はじめから。テキサスの大学を中退し、ふとニューヨークにやってきた。一時期、映画館で働いたことはあった。だがオンラインでもっと稼げると気づき、辞めた。

「映画館で働く方が、部屋で1日5回ライブ配信するよりも稼げない」とヒルはニューヨーク・タイムズに語った。

「仕事に行く必要ある?」

ヒルはゲイ。インスタグラムでブランドや製品をプロモーションして何万ドルも稼ぐような人気インフルエンサーと似ていないことはない。彼は自分自身をブランド化し、「貧しいゲイの日常」をプロモーションしているとニューヨーク・タイムズは伝えた。そしてヒルは「クラウドファンディングを聴衆が参加する場」にしたと指摘した。

おそらくフォロワーは、彼の自虐的なユーモア、あるいはストレートな語り口に魅了されているのだろう。いずれにせよ、彼は多くの人に好かれているようだ ── そして彼自身それをよく分かっている。

12月9日、彼は自分自身が感じる不信感をツイートした。

「もし2010年に、自分がいずれ躁うつ病で大学を中退し、メンタルがやられていることをツイートしたり、カメラの前で大麻を吸うことでお金を恵んでもらうようになると知ったら、すぐにFBIに逮捕してもらうだろう」

現在、ヒルはカメラを片手に日常生活を記録しながら日々を過ごしている。

彼はお金を投資に回すことはしていないとニューヨーク・タイムズに語った。なぜならライブ配信仲間であるルームメイトと同様に「資本主義が嫌い」だから。

12月9日には、別のツイートもした。

「これまで受けた中で最も奇妙な『ヘイト』は、恥を知れというもの。だがなぜ家賃を払ってもらうことや大麻を吸うことを恥じないといけないのか」

[原文:'Why go to work?': A 25-year-old New Yorker gets $4,000 a month in donations from his social-media followers and says he makes more money livestreaming his days than he did working a traditional job]

(翻訳:仲田文子、編集:増田隆幸)

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アンチ結婚?早婚派?ミレニアルの「結婚観」をNewsXで激論!

出典: YouTube

突然ですが「結婚」に憧れってありますか?

働き方や生き方が今までになく多様になり、日本の晩婚化も進んでいく一方で、じつは「早婚願望」を持っている人も多いと言われる20代。

関連記事:学生時代の彼は手放さない——20代女子の早婚願望。おひとりさま時代に感じる結婚先延ばしリスク

11月23日放送のオンラインテレビ『NewsX』で、20代で独身の3人が「今の結婚観」をぶっちゃけた。

アンチ結婚!でも世代の流れは「早婚派」

結婚アンチの筆者(27)。
動画:Business Insider Japan

実は、この番組にも出演した筆者(西山)はアンチ結婚派です。

理由は「●歳までに結婚しないと……」と無意味なプレッシャーにさらされる人を少しでも減らすため。

あと、同性婚や夫婦別姓といった制度を認めていない日本の婚姻制度にもNOを突きつけるため、アンチ結婚派として活動しています。

けれど、ゲストの一人であり、子どもを産む前の若者に、子育て家庭に1日留学してもらう「家族留学」というプロジェクトなどを立ち上げているmanma代表の新居日南恵さんは、

「周りの20代の子に聞くとみんな『20代半ばで結婚して30歳までには子どもを産みたい』っていうんです、どこのスピーカーで流れて、すり込まれたんだろう?っていうくらい」
と語ります。マジか……。

新居さん自身もその感覚はわかるといい、

「『(結婚した男性が)20代は脳内の9割くらいを恋愛に使わなければならなかったけど、結婚したらそれを使わなくていいから、すべてを仕事に割ける』と言っていて。めっちゃいいなと思いました」
結婚って「内定」みたいなものだよね、という意見も。とりあえず選ばれておけばあとはやめてもいいし、「なんで内定持ってないの」という白い目でみられなくなる。うーんでもその生き方、息苦しくないのかな?

理想の家庭は「クレヨンしんちゃん」?

そもそも「ふつうの家庭」って何?って思うし、それが納得できるまでは結婚したくないと思う派。
Shutterstock/ Syda Productions

20代男性側の意見は?

リクルートに勤めながら、ニュースメディア「POTETO.media」の事業戦略室長も務める帆士(ほし)大貴さんは、

「一度結婚したら、家族のためにがんばらねばならぬ、というのが男の生き様」
「夫婦の財布も一緒にしたい。ブタの貯金箱みたいなのにお互いが稼いだお金をいれるのが(理想)」
と、一同驚きの古典的な結婚観。

理想の父親・夫はクレヨンしんちゃんの野原ひろしだそう。もう平成も終わるのに、なんでそんな考え方なの?と聞くと、

「一個上の先輩が起業して、ビジネスをやっているという話は聞くけれど、自分の周りの人たちがどんな結婚しているのかってほとんど知らないんですよね」
確かに、他の家族がどんな生活をしているのかはオープンには語られないですよね(こっちも聞かないし)。

ちなみに私はオランダに留学したことがあり、その時に友だちが「うちのママの元カレの家に今日は行くんだ!」とフツーに言っていたのでビックリした思い出があります。

LGBTQという言葉がこの10年ほどで急速に知られるようになって来たように、オープンリレーションシップや無性愛(性的な関係のない愛)など「愛し方の多様性」もこれから認められていくようになるでしょうか?

年収が低い方が家事をやるべきなの?

こんなこと言われたらキレるの確実。
参照:Business Insider Japan

長年結婚や働く女性についての取材を続けてきた、Business Insider Japanの浜田編集長によると、「年収を低い方が家事をするべきだ」という考えも根強いそう(これ、あるあるなんですかね)。

それなのに、女性の方が年収が高ければ男性が家事をやるかといえば、そういうわけでもない。

編集部でも先輩女子たちが「どっちが家事・育児やるか論争」を繰り広げるたびに、「あー、結婚したくないなー」と思ってしまいます。そもそも自分が家事、できないし。

一方で、働く女性の価値観も、一筋縄ではいかない問題が。

「女性でも、家族の大黒柱になって支える、という覚悟ができている人はなかなかいない。私も、自分の夫がもしフリーになると言ったら、動揺すると思う」
と浜田編集長からもホンネがちらり。

子どもが生まれると男女としての関係はなくなって、夫婦は「プロジェクトチーム」、子どもがいない時には家庭は「コワーキングスペース」みたいになるよ、と20代への具体的?なアドバイスも。

NewsX「ミレニアルの結婚のホンネ」、全編はこちらから!

出典: YouTube



今日12月14日は「2018年、ミレニアル世代に流行したもの」を徹底議論。

ゲストには、Business Insider Japan編集部の西山里緒(筆者)と、竹下郁子記者、そして『NEUT MAGAZINE』で編集長を務める、平山潤さん。

dTVチャンネルは、登録無料のdアカウントがあればどなたでも利用できる動画配信サービス。初回31日間は無料で視聴できるので(32日目からは月額780円税抜)、この機会にぜひご利用ください。

★dTVチャンネル「NewsX」の詳細はこちら!
(文・写真、西山里緒)

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ファーウェイ問題:中国メーカー排除方針の「誤解と解釈」を前総務政務官に聞く—— 経済と安全保障は分けて考えるべきだ

撮影:伊藤有

まさに各国を巻き込んだ米中冷戦の様相をみせはじめた「安全保障に関する中国メーカー排除」方針。日本政府も実質的な「中国メーカー排除」が念頭にあるという論調の報道は、12月に入って以降強まるばかりだ。

2018年初め、FBI(連邦捜査局)やCIA(中央情報局)、NSA(国家安全保障局)の高官は上院の情報委員会で、ファーウェイとZTEのスマートフォンに関して、アメリカ国民に二社の製品とサービスの利用を勧めないとする見解を示した。

政府が中国を問題視する根本的な理由は何なのか。そして、私たちが日常的に使うスマートフォンの風景や、日本経済はこの先どういう状況に入っていくのか。

その解釈を、前総務大臣政務官で、通信行政に詳しい衆議院議員の小林史明氏に聞いた。

世界で再燃する「サプライチェーンリスク」とは

衆議院議員で前総務大臣政務官の小林史明氏。元NTTドコモ社員でもあった経歴から、通信行政に詳しい政治家としても知られる。
撮影:小林優多郎

そもそも、なぜ日本政府はこのタイミングで、政府調達機器に関する基準の強化を図ったのか。日本政府はアメリカの要請に答えたのではないかという見解もあるが、小林氏は「もともと取り組んでいたが、改めて答えた形」と語る。

小林氏「時期についてはいくつかの観点があります。 1つは、2018年7月27日にサプライチェーンリスク(※)に関する閣議決定があり、きちんと強化していくという話は以前からありました。具体的に(国として)どうするということを世の中に伝えていくタイミングでした。
もう1つは、日本と各同盟関係にある地域との関わりです。安全保障上の情報をやりとりするために、お互い情報の管理は気をつけようと、やっているわけです。「特定秘密保護法」(2014年12月に施行)といったものがあって、この法律があるおかげで、各国と安全保障上の情報をやりとりできるようになっています。そのような関係の上で、最も重要な同盟国であるアメリカで今回のような(中国の通信機器メーカーに関する安全保障上の)懸念が出てきており、オーストラリアも合わせて行動を起こしている。国民も気になっており、海外の方々も注視している。そうした中で、“私たちもちゃんと(安全保障上のリスク管理を)やっている”と表明することは、とても大事なことだったと理解しています 」
サプライチェーンリスクとは:この文脈では、製品そのもの、または構成する部材メーカーや従業員が不正なプログラムなどを組み込むことによって発生する情報セキュリティー上のリスクのこと。

特定の企業ではなく、所属する国の法律が問題

ファーウェイと共に実質的な排除対象と言われている中国のZTE。
撮影:小林優多郎

また、菅官房長官は12月10日午前の会見で、今回の政府の方針について「特定の企業や機器を排除することを目的としたものではない」と話しつつも、報道は「実質的な中国排除」だという論調だ。

これについて小林氏は、異論をとなえる。

小林氏「もともとアメリカでも、政府調達の話になると、特定の国の製品の調達に対して議論になるものです。特定の企業や国にこだわって、排除するという話ではないと理解しています。 ただ、唯一ポイントがあるとすれば、その企業が所属する国の“ルール”というのは重要です。
中国では2017年に“国家情報法”というものを施行しています。これは、平たく言えば『中国国内外の組織に対し、必要があれば国に情報提供を求める』という法律です。今回報道に上がっているファーウェイやZTEもその対象になり得るわけです。 中国政府が何か情報が欲しいと言えば、彼ら(中国企業)が提供し得る状態にある、というのはかなりのリスクです。今回の件については、製品にバックドアがあるのかどうかという議論と、そういう法律を持っている、という、2つのリスクがあると思っています 」
「中国メーカーの製品にバックドアがあるのでは」という懸念は、アメリカ政府高官発言が起点になっている報道では、具体的な証拠が提示されないまま、議論が進んでいるように見える。小林氏はこう答える。

小林氏「米議会の報告書では『懸念を払拭するような事実は得られなかった』と記されています。 難しいのは、これは安全保障の話だということです。1億2000万国民のプライバシーの話ですから、私はしっかりと見ていくことが、国としての責任だと思っています。
先ほどお話しした2つのリスクのうち、製品自体の問題についてはファクトがない、という論点はあるし、私もファクトを見る必要はあると思っています。しかし、もう一方の法律の問題(中国の国家情報法の問題)は確実に残っている。そういう意味では、もし中国政府自身が、これは(国際世論の観点で)厳しい状況なのではないかと思うのであれば、その法律を見直していく、という方法もあり得ると考えます」
製品自体の安全性については、通信機材でいえば各キャリアも独自に相当綿密なリスク調査をした上で採用、あるいは導入検討をしているはずだ。にもかかわらず、今回の「中国メーカー排除」の論調のなかで、「自社の採用機材に問題はない」と表明しないのは、手のひら返しをしたようにも見える。これについてはこうコメントする。

小林氏「まず前提として、行政が民間に(中国排除を)求めたとは私は理解していないし、そうとも聞いていません。
ただ政府の調達の中に、“サプライチェーンリスクの管理はしっかりとお願いしますね”ということは書いてあります。一方、政府職員用の携帯電話があるわけではないので、民生用を政府側に提供する場合に、非常に気をつけなければいけない。そういう理由で今回、見直すという議論が出てきているのだと思います」
通信の観点で気になるのは、どの範囲までが「安全保障」の影響を受けるのかということだ。私たちが日常生活で使っているようなスマートフォンやWiFiルーターなどの端末にまで影響があるのだろうか。

小林氏「政府の人間が使うものであれば、端末まで入りうると思います。PCもそうですし、スマートフォンもそうです。ただ、個人向け端末に関しては、あくまで私個人の見方ですが、技術的懸念がないのであれば、問題ないだろうと思っています。
一方で、ネットワーク(基地局などの機材)に関しては、情報が集約される場所なので、おそらくその範疇(安全保障上のリスクの排除が必要)になってくると考えています」
日本企業を直撃する「中国ショック」

政府はどのような危機感を持っているのか。
撮影:今村拓馬

日本を含むアメリカ同盟国での中国企業排除の動きが本格化すると、その影響は実は日本メーカーにも及ぶ。たとえば、ファーウェイだけでも2017年度に国内80社以上のパートナー、日本からの調達金額は4916億円にのぼる。2018年度はさらに増えていると言われ、単純な「排除」で済むシンプルな問題でもない。

これについて小林氏はこう言う。

小林氏「たしかに、(日本企業における)中国とのビジネスは巨大で、ファーウェイだけに限っても数千億円規模の(国内)調達があるのは事実です。ですから、特定の企業だけを排除しているわけではないと伝えるのは大事なこと。“なぜなのか”をきちんと説明することが大切なのです。
加えて、国家間においては経済と安全保障の2つのレイヤーがあるわけです。安全保障の方が、より深いレイヤーと言えます。今回は安全保障のレイヤーで個人のプライバシーや情報を守るという議論です。
経済は当然、できる限りケアしますが、(安全保障上懸念がある製品を採用すること)それによって、たとえば国民の会話が流出する可能性があってはいけない。
(日本経済に対する)リスクはもちろん、政府全体に共有しているはずですし、我々政治家の側も認識した上で、それ(リスク)をどうコントロールするかが大事です」
時代はすでに“米中テクノロジー冷戦”に突入したと認識すべきだ

世界情勢は「次のフェーズに完全に入った」と話す小林氏。
撮影:小林優多郎

このままアメリカと中国の対立が進んで行くと、中国メーカーによる日本からの部品調達が難しくなるばかりか、例えば中国でアメリカの象徴であるアップル製品の不買運動が起こったり、それによって日本メーカーの部品の輸出にネガティブなインパクトを与えかねない。小林氏は「それこそが、まさにこれから考えていくべこと」だと話す。

小林氏「(いま起こっていることは)今、この瞬間だけの話ではない、ということをみんなで共有しなければいけないと思っています。
背景にある事実として、米中の“テクノロジー冷戦”がもう起こっている。この冷戦は恐らくこの先30年ぐらい終わらない可能性を考えるべきであり、その火蓋が切られたということを事実として認識しなければなりません。
なぜこんなことが起きたかと言えば、それはインターネットの普及によりデータや情報の価値というものが非常に上がりました。それと同時にトラスト、“信頼の価値”というものの非常に上がっています。
製品の性能とともに信頼性がある、この2つを合わせて初めて価値が高いと言える時代になってきています。
それは日本のビジネスの世界戦略でも同じことが言えます。(いま世界では)中国の覇権があって、アメリカはGAFAの覇権、そしてEUの(GDPRをはじめとする)データ経済圏がある。
その中で、日本はどういう経済圏に属するのか、それとも経済圏を新たに作っていくのか? 幸い日本は非常にトラスト性が高い社会であり、国です。それを活かして世界をどう包んでいくのかが大事で、まさにいま、その方法を考え直すタイミングに来ています」
信頼性を判断するには国際的な基準が必要になる
国際社会が米中テクノロジー冷戦の時代に進むのだとすると、「安全保障上、信頼性がある」と判断するための基準は、誰が、どのように作り出していけばいいのか。

小林氏「いまは日本としての判断で済むが、今後はおそらく、一種の“ブロックで区切られた世界”になっていく可能性があるわけです。そういった世界で製品を流通させるには、信頼性などを判断する“機関”や認証できる“仕組み”をつくっていく必要があります。今までは世界の協定の基準が物や人、サービスなどリアルの世界のものでした。けれど、これからは、データやテクノロジーをどう使っていくかを、協定として結んでいく必要があるのでしょう」
5Gへの影響は“時期”より“コスト”

次世代通信規格「5G」といままで利用されてきたLTE(4G)、3G、2Gのイメージの違いを示したドイツの通信事業者・T-Mobileによる展示。
撮影:小林優多郎

通信業界という意味では、日本は2019年に法人向け、2020年には個人向けの次世代通信規格「5G」の運用が予定されている。5Gは現在の4G通信ではできないさまざまなビジネスや課題解決の方法をもたらすのではと期待される。

政府調達の観点で中国メーカーからの調達を改めて見直すとすると、5Gのスタートへの影響はないのだろうか。小林氏は「5Gに関しては時期というより、コストの問題ではないか」と指摘する。

小林氏「5Gへの影響はなるべく出ないように、政府は協力するべきだと考えています。一方で、これは調達の工夫の世界なので民間の努力も必要です。
一番の問題は、時期より、おそらくコストでしょう。通信設備の性能に対するコストに関して、ファーウェイには優位性があるというのは聞いています。(仮に調達先に変更があるのであれば)本来想定していたコストでは運用できないということも起こりうる。そういった業界の声は、しっかりと聴いていきたいと考えています」
(聞き手・伊藤有、文・小林優多郎)

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450億円超! ボーイングの次世代フラッグシップ777Xベースのプライベートジェット

2018年12月14日 15:00 Boeing

ボーイング BBJ 777Xの予想図。
Boeing

・ボーイングビジネスジェットは12月10日(現地時間)、ドバイで開催されたミドル・イースト・ビジネス・アビエーション・アソシエーション・ショーで新しいプライベートジェット「BBJ 777X」を発表した。
・BBJ 777Xはボーイングの次世代大型旅客機777Xがベース。
・あわせて3社が手がけた内装コンセプト3案も発表。3社とはジェット・アビエーション、ユニーク・エアクラフト・デザイン、グリーンポイント・テクノロジーズ。
・ボーイング 777-8のカタログ価格は3億9490万ドル(約448億円)、777-9は4億2580万ドル(約483億円)。内装のコストは含まない。
・777-9は2020年、就航予定。777-8もそれに続く予定。
777Xはボーイングが開発中の次世代大型機。ワイドボディの777Xは同社の次世代フラッグシップ機となり、同社を象徴する747ジャンボジェットを置き替える。

そして今、777Xのプライベートジェットが登場した。

12月10日(現地時間)、ボーイングビジネスジェット(Boeing Business Jets:BBJ)はドバイで開催されたミドル・イースト・ビジネス・アビエーション・アソシエーション・ショー(Middle East Business Aviation Association Show:MEBAAショー)で「BBJ 777X」を発表した。

「我々の最上級顧客は、目的地に最高の空間に包まれ、快適にダイレクトに向かいたいと考えている」とボーイングビジネスジェットの責任者、グレッグ・レキシントン(Greg Laxton)氏はリリースで語った。

「新しいBBJ 777Xは、これまで他のどの機もなし得なかったことを可能にし、超長距離のVIPのフライトを再定義した」

1996年以来、BBJはボーイングの旅客機を世界中の富裕層向けに豪華なプライベートジェットに作り変えてきた。

BBJの販売数は多くはない。これまでのオーダー数は261機のみ。だがBBJが作り変えたプライベートジェットは空飛ぶアートだ。

777Xのみならず、ボーイングビジネスジェットは737、787ドリームライナー、そして747をベースにしたプライベート・ジェットを作っている。

BBJ 777Xを見てみよう。

BBJ 777Xは新しいボーイングの大型旅客機777Xがベース。

Boeing


777Xには777-8とより大型の777-9があり、BBJ 777Xはどちらもベースにできる。

Boeing


BBJ 777-8の航続距離は1万3400マイル(約2万1600メートル)、777-9は1万2700マイル(約2万400キロメートル)。ベースの旅客機よりも数千マイル遠くまで飛べる。

Boeing


BBJ 777Xは同社の最も航続距離が長いプライベートジェットとなる。シドニーからロンドン、あるいはシアトルからドバイまで飛べる。

Boeing


エンジンはGE製の巨大なGE9Xエンジン。競合エンジンよりも燃料消費量は5%少なく、排出ガスも極めて少ない。

Boeing


翼長は236フィート(約72メートル)、客室は全高7.9フィート(約2.4メートル)、全幅20フィート(約6メートル)近く。

Boeing


777-9は777-8よりも33フィート(約10メートル)全長が長い。777-8のキャビンの面積は3256平方フィート(約300平方メートル)、777-9は3689平方フィート(約340平方メートル)。広い郊外の家くらい ── 極めて豪華な郊外の家。

Boeing


ボーイングは3社が手がけた内装コンセプト3案も発表。1社目はジェット・アビエーション(Jet Aviation)、スタイリッシュなキャビン入口。

Jet Aviation


入口の右側には巨大なラウンジ。

Jet Aviation


スタイリッシュなダイニングルームもある。

Jet Aviation


バー。

Jet Aviation


キャビンの奥には大きなマスタースイート。バスルームとクローゼットを備える。

Jet Aviation


2社目はユニーク・エアクラフト・デザイン(Unique Aircraft Design)。キャビン入口。

Unique Aircraft Design


入口右側のオープンラウンジ。

Unique Aircraft Design


キャビンの奥にはダイニングルーム。

Unique Aircraft Design


入口のすぐ左にはオフィス。

Unique Aircraft Design


前方にはマスターベッドルーム。

Unique Aircraft Design


マスターバスルーム。

Unique Aircraft Design


最後の3社目はグリーンポイント・テクノロジーズ(Greenpoint Technologies)。キャビン入口。

Greenpoint Technologies


入口の右と左はラウンジ。

Greenpoint Technologies


ラウンジはさまざまな家具で仕切られている。

Greenpoint Technologies


メインラウンジの奥はゲスト用ベッドルーム。

Greenpoint Technologies


ソファもある。

Greenpoint Technologies


キャビンの一番奥にはマスタースイート。

Greenpoint Technologies


大きくて豪華なベッド。

Greenpoint Technologies


ベッドの裏側にはフルサイズのウォークインクローゼット。

Greenpoint Technologies


別カット。

Greenpoint Technologies


クローゼットのそばにはマスターバスルーム。

Greenpoint Technologies


独立したシャワーもある。フロアはストーン仕上げ。

Greenpoint Technologies


化粧台。

Greenpoint Technologies


内装の費用は不明。おそらく数億円はかかるだろう。

Boeing


777-8のカタログ価格は3億9490万ドル(約448億円)、777-9は4億2580万ドル(約483億円)。

Boeing


777-9は2020年、就航予定。777-8もそれに続く予定。

Boeing


[原文:Boeing just launched a new $400 million 777X private airliner, and it's a flying mansion that can go halfway around the world]

(翻訳、編集:増田隆幸)

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【開催間近!】副業・複業が気になる人必見!自分の人生を取り戻す究極の方法とは

(クリックするとイベントページに遷移します)

新しい働き方として、注目を集めている“複業”。副業を解禁する企業も珍しくなくなってきました。「やってみたいけれど何からすればいいのか」「始めた後に気をつけるべきことは?」……。そんな悩みや不安の声に答えるイベントを開催します。18日の開催まであとわずか。残席がわずかにありますので、ぜひこのテーマにピンと来た方は、こちらをご覧ください。

お申し込み・詳細はこちら
ゲストは、複業研究家でHARES CEOの西村創一朗さんと、2017 年に社員の副業を解禁したソフトバンクで人材開発部部長を務める杉原倫子さん。12月に初の著書『複業の教科書』を出版した西村さんは、「残念ながら複業の考え方は正しく理解されていない」と言います。本来あるべき複業の姿、また自分も周りもハッピーになる複業とはどんなものなのか。そして会社側からは社員の副業がどう見えるのか。人事部で社員の育成に関わる立場にある杉原さんにもうかがいます。

■イベント概要

・日時:12月18日(火)7:30-9:00
・場所:Book Lab Tokyo(東京都渋谷区道玄坂2丁目10-7 新大宗ビル1号館)
・参加費:1500円(ワンドリンク付き)、3000円(ワンドリンク、本1冊付き)
・主催:Business Insider Japan編集部
当日のプログラム7:30〜8:00・第1部・西村さんプレゼン「複業」・杉原さんプレゼン「人事から見た副業」・トークセッション(モデレーター:Business Insider Japan統括編集長の浜田敬子)8:00〜8:40・第2部・グループで感想シェア・登壇者とのQ&Aタイム8:40〜8:50・ネットワーキング
■登壇者のプロフィール

杉原倫子(ソフトバンク人事総務統括 人事本部 採用・人材開発統括部 人材開発部部長)



1997年、日本テレコム株式会社入社。保険代理店業務に従事した後、新規プロダクト開発および営業推進を担当。2003年に人事部門へ異動。人事制度全般の企画・運用や人事システム構築の統括を経て、2016年4月より現職。ソフトバンクユニバーシティ、ソフトバンクイノベンチャーなど、人材開発領域の各種施策を担う。

西村創一朗(複業研究家/HARES・CEO/ランサーズ複業社員/NPO法人ファザーリングジャパン理事)



1988年神奈川県生まれ。大学卒業後、2011年に新卒でリクルートキャリアに入社後、法人営業・新規事業開発・人事採用を歴任。本業の傍ら2015年に株式会社HARESを創業し、仕事、子育て、社外活動などパラレルキャリアの実践者として活動を続けた後、2017年1月に独立。独立後は複業研究家として、働き方改革の専門家として個人・企業向けにコンサルティングを行う。講演・セミナー実績多数。2017年9月〜2018年3月「我が国産業における人材力強化に向けた研究会」(経済産業省)委員を務める。プライベートでは3児の父、NPO法人ファザーリングジャパンにて最年少理事を務める。

お申し込みはこちら:実践・複業の教科書〜自分の人生を取り戻す究極の方法

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中国最速ユニコーンluckin coffeeが2億ドル調達。1年でスタバ脅かす1400店舗体制

luckin coffeeはスターバックスが開拓した中国のコーヒー市場に参入し、急速に浸透している。

2018年1月に1号店を出店し、わずか半年でユニコーン企業(評価額10億ドルを超える未上場企業)に成長した中国コーヒーチェーンのluckin coffee(瑞幸珈琲)が12月12日、愉悦資本(Joy Capital)、大鉦資本、シンガポール政府投資公社(GIC)などから2億ドル(約230億円)を調達したと発表した。今回の資金調達で、luckin coffeeの評価額は22億ドル(約2500億円)に達した。

luckin coffeeはスマホのアプリでコーヒーを注文し、店頭か配送で受け取れるコーヒーチェーンを展開。コーヒー豆や品質へのこだわりを動画などでアピールし、商品価格はスターバックスより1割ほど安い。

1年弱で1400店舗まで拡大したluckin coffee。

1月に北京で1号店を出店後、コーヒー文化が浸透している大都市のオフィス街を中心に出店を加速。現在は上海、広州など全国21都市で1400店舗以上を展開。「サードプレイス(第三の場所)」にこだわり、デリバリーに手を付けなかったスターバックスの隙を突いて、中国コーヒーチェーンで、同社に次ぐ2位の座をうかがっている。

luckin coffeeは7月に2億ドルを調達した際に評価額が10億ドルに達し、中国“史上最速”で、ユニコーン企業に名を連ねた。

一方で、luckin coffeeはクーポンの乱発によって顧客を獲得している面もあり、大量出店と併せ、資金面の負担の大きさが、頻繁な資金調達の背景となっている。銭治亜CEOは「黒字化は急がない」と強調しており、競争の激しいコーヒー市場でシェアを拡大し、知名度を上げるために、当面は大量クーポンの投下を続ける考えを示している。

(文、写真・浦上早苗)

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